※親記事は後述事情でワーナーブラザーズにしております。
概要
1992年、アメリカのミッドウェイゲームズ社(2009年に倒産、倒産後の買収により現在はワーナーブラザーズが権利を保有している)からアーケード版でデビュー。
タイトルのMORTAL KOMBATとは『死闘』の意味である。本来の綴りは『MORTAL COMBAT』なのだが下記する理由で「C」を意図的に「KILL」の「K」に変えている。
シリーズ1作目からFATALITYの存在で一躍有名になり、こんにち、アメリカ、ヨーロッパでは新作が出るたびミリオンヒットをたたき出すというビッグネームになっている。
ちなみに日本ではグロすぎるなどの理由であまり人気が出なかった。
……とはいえ日本でも愛好者は少なからず存在し、MKシリーズ愛好者たちのことをモータリアンと呼んでいる。
ちなみにFATALITYの日本語版は「究極神拳」。某世紀末格闘漫画のアレに似ている気がするが誰も気にしない。
このFATALITYは1作目からかなり強烈なものがそろっており、特にサブゼロの脊髄ぶっこ抜き(英名Spine Rip)は当時人権保護団体や合衆国上院議会でも取り沙汰され、エンターテインメントソフトウェアレイティング委員会(ESRB)の設立の一因となった伝説を残している。
なお過激なFATALITYばかり目に付くゲームだが他にもレントゲンのような映像で相手の骨や内臓を粉砕する演出が入るX-RAY MOVE(いわゆる超必殺技)を始め、そもそも通常攻撃からして急所貫通など常人なら死に至りそうな攻撃をするなどオーバーなゴア表現がこれでもかと言うほど詰め込まれている。
近年は格闘ゲームとしての完成度も高くなり、EVOを始め各国のeスポーツシーンにその名が出てくるようになった。動画サイトでその内容を見ることもできるが大抵の場合FATALITYをはじめとした残虐描写はカットされてないため検索したり、閲覧する際は要注意。
初期のグラフィックは実写取り込みという手法を用いている。日本ではほとんど用いられなかった手法であるが、アメリカではよく使われていた。
シリーズ
※モータルコンバットはスピンオフ作品も何作か出ているがここでは主に正規シリーズのみを挙げている。
モータルコンバット
シリーズ1作目なので操作性やゲームバランス等で荒削りな部分も目立ったが、このころからすでにシリーズの基盤は出来上がっており、FATALITYの演出も当時としては強烈なのがそろっていた。とりわけ上記したようにサブゼロが披露した背骨ごと相手の首を引っこ抜くFATALITYが様々な方面から叩かれてしまい、家庭用に移植されたときには規制(特にスーパーファミコン版)がかけられた。(メガCD版を除く。)
尚、AC版は1993年3月にタイトーが正規輸入代理店となって日本のAC市場で稼働が開始されている。(※日本での正規輸入は『Ⅱ』まで。『3』、『UMK3』、『4』のAC版は一部の基板業者から並行輸入の形で入ってきたものが事情を知る極一部の店舗だけで稼働していた。)
アメリカのストロング国立演劇博物館が毎年選定する「ビデオゲームの殿堂(World Video Game Hall of Fame)」にて、2019年の殿堂入り4作品の1つに選ばれている。
モータルコンバット2
FATALITYの数が増え、演出も強化された。そしてステージの仕掛けを使って止めを刺すStage FATALITY、相手を赤ん坊の姿にするBabality、相手を虐殺せず、逆に友好を示すFriendshipが追加された。
移植作はどれも表現(主にグロ方面)やサウンド云々が一長一短なものばかりだったが、後々発売されたPS2/Xbox用ゲーム「モータルコンバット・ショウリンモンクス」にてついに完全移植が実現した。
ちなみにSFC版(日本国内版)では血の色が緑に変えられ、FATALITYの際モノクロになるが逆にこれはこれで生々しさが増しているとの評。SNES版はこれらの表現変更はない。
モータルコンバット3
スコーピオンやキタナなど色違いキャラがリストラされた。(サブゼロはマスクを取っただけ。)そのかわりにサイボーグや悪霊などの新キャラが登場。また前作の演出がいろいろ言われたのか露骨な人体欠損シーンが控えめになってる。
因みに、日本語版のナレーションには声優の麦人氏を起用している
アルティメットモータルコンバット3
前作でリストラされたキャラが人気キャラばかりだった故、リストラキャラを復活させ配信されたアップデート版。通称『UMK3』。
今作もさまざまな機種に移植されたが特に問題作になったのがゲームボーイアドバンス版で、グラフィックこそ綺麗なものの、敵は容赦なくガンガン攻めてくるのに対し、プレイヤーは少ないボタン数で「どないせいっちゅーねん!」という状態に陥り、海外のゲーム雑誌Electronic Gaming Monthlyにて0点評価を受けた。
因みに同じく任天堂ハードになるDS版では良移植と好評である。
モータルコンバット・トリロジー
トリロジーという名が物語るようにこれまでの3つの作品の集大成である。実写取り込みのモーコンはこれが最後(外伝作を含めれば『ミソロジー・サブゼロ』が最後。)であり、同時に日本での家庭用ゲーム機版の発売もこれが最後になった。
ハードはPlayStationとセガサターンとNINTENDO64((他にWindows/MS-DOS版やTiger Electronicsのハードである「R-Zone」や「Game.com」版も存在する。但し後者2つは完全に劣化移植版である。))。
PS/SS版とN64版で内容が若干異なっている。
PS/SS版はキャラクターが多く、演出も豪華だがロードが長く多い。シャン・ツンの変身でフリーズすることもある。(開発側もこれを見越していたのかオプションで制限することができる。)
N64版はロード時間は皆無でフリーズも発生しないが容量の関係上若干キャラが減っており、音質も劣化している。
豪華さと快適さで一長一短になっているのでどっちをとるかはプレイヤー次第。
モータルコンバット4
シリーズ最後のアーケード版となった。
実写から3Dポリゴンに変更された。それに伴い表現の露骨さも緩和されたのか、脊髄ぶっこ抜きなど過激なFATALITYが復活した。またステージも2Dから3Dになったことで爆発の演出などが強化。
画面に血糊やちぎれた生首が飛ぶのは印象的。
本作もNINTENDO64とPlayStation、Windowsに移植されているが、「トリロジー」とは違いプリレンダリングムービーやロード時間の有無を除けばハードごとの差はほとんど無い。
モータルコンバット・ゴールド
ドリームキャストにて発売されたMK4のアップデート版。開発期間が短かったせいか初回版はバグまみれだったがその後発売された通称「赤ディスク」で概ね解決された。(完全ではない)
GD-ROMの容量を活かし、キャラクターが何人か追加された。
モータルコンバット・デッドリーアライアンス
PS2、Xbox、GCにて発売された。画質が急激に向上し、実写取り込み時代よりも挙動がリアルになった。デッドリーアライアンスとはモーコン界の二大悪役シャン・ツンとクァン・チーが同盟(アライアンス)を組んだというもの。FATALITYは1人1つずつになったがグラフィックの向上も相まってか今作のFATALITYはどれもインパクトが強烈である。(特にソニアとサイラックス)
日本でも発売される予定があり、無双シリーズ等で有名なコーエーがローカライズする予定だったが、過度な残虐描写故か、結局は発売中止となってしまった。
ゲーム中で手に入る「Koin」を使って隠しキャラクターやステージ、ギャラリーモードで見る資料などをアンロックするモード「Krypt」が追加された。
中でもそこで手に入れることが出来るネタ動画「Cooking with Scorpion」は必見である。
モータルコンバット・ディセプション
前作と同じくプラットフォームはPS2、Xbox、GC。FATALITYが1人2つに戻り、Stage FATALITYも復活した。(ただしとどめ扱いではなく、即死トラップ扱い。)
1ラウンド目からいきなり相手をローラーにぶち込んでミンチにしようがマグマに突き落して骨ごと消し去ろうがマッチポイントでなければ次のラウンドは普通に行われる。(相手も何事もなかったかのように復活する)
又、PSPでこれをアレンジ移植した『Mortal Kombat:Unchained』がリリースされている。
モータルコンバット・アルマゲドン
PS2とXbox、そしてWiiで発売。
これまでのキャラクターを全員参戦させた集大成。
それだけでなく、キャラクタークリエイト機能も搭載し、自分の作ったキャラクターで遊べるようにもなった。
しかしその反面FATALITYはクリエイトFATALITYというコマンドを打ち込むことで腕を引きちぎったり臓物を引き抜いたりという全員共通のものになってしまった。
シリーズファンからは物足りない、地味といった印象だが、上記した部位切断や大量出血、内臓描写はしっかりとあるため慣れてない人が見るとやっぱりキツい。
Wii版はWiiリモコンを使ったモーションコントロールに対応。もちろんGCコントローラやクラシックコントローラーにも対応している。。
因みにトリロジーのN64版に登場したカメレオン(♀)はWii版のみに登場。任天堂が関わっている訳ではないようだが…(因みにN64に出ていないカメレオン(♂)はWii版を含む全機種で出ている。)
モータルコンバットVS.DCユニバース
PS3、Xbox360で発売。ミッドウェイゲームズとしては最後のシリーズ作。
スーパーマンやバットマンなど日本でも知名度が高いDCコミックスのキャラクターと夢の競演。一見スピンオフに思われがちだが、れっきとした正規シリーズ作品である。
格闘センスもモーコン勢と比べて遜色ないものになっている。
今回はスーパーヒーローが出演するだけあってか、低年齢層でも問題なく遊べるようにするためかゴア描写を極限まで抑えている。(モータルコンバット一番の目玉を取り除くことになるので本来ならあるまじきことなのだが…)
FATALITYも例外ではなく、露骨な部位切断及び大量出血、内臓描写は無い。(一応バラバラと白骨化はあるのだが前者はカチカチに凍らせた後砕くもので、後に破片は跡形もなく消える。後者は内臓が露出することなく一瞬で白骨化する。)
またDCコミックスのヒーローキャラの決め技は相手を殺さないヒロイック・ブルータリティという独自技になってる。(モーコンキャラ、DCコミックスの悪役キャラは容赦なく相手を虐殺する。もちろん相手が世界的なヒーローであろうがお構いなしに殺る。)
ESRBはT(13歳以上推奨、およそCERO:B~C相当)とシリーズのなかでは低い。ただし日本未発売。
後にこの作品をベースに「Injustice:Gods Among Us」が開発された。
モータルコンバット(モータルコンバット9、モータルコンバット2011)
PS3、Xbox360にて発売。2009年のミッドウェイゲームズ倒産後、ワーナー・ブラザースがIPや資産を含め買収したことから、本作からは旧ミッドウェイでモータルコンバットシリーズの開発に関わっていたスタッフの大半がそのまま引き継がれた形で、ワーナー・ブラザース傘下に作られたNetherRealm Studiosが開発を担当している。
タイトルが1作目と同じだが今作のテーマは原点回帰。
今までのシリーズでごちゃごちゃになったストーリーを再構築。矛盾を撤廃。
そしてバトルも実写時代と同様2D(正確には「グラフィックは3Dだがシステムは2D」といういわゆる「2.5Dスタイル」)になった。
前2作で不満が出ていたゴア表現も歴代シリーズ最強かつ最凶クラスになって復活し、世界中のモータリアンから歓喜の声が挙がった。
また2012年には20周年記念として追加コンテンツをあらかじめ全部収録した「Komplete Edition」とWindows(PC)及びPlayStation Vitaの移植版が発売された(これらは後発であるため最初から「Komplete Edition」の形で発売されている)。
ゲストキャラとして「GOD OF WAR」のクレイトス(PlayStation系列のみ)、「エルム街の悪夢」のフレディ・クルーガーとそれぞれゲーム、映画のビッグスターが参戦しており、原作の雰囲気を出しつつも他のファイターに勝るとも劣らない戦いっぷりを見せてくれる。因みに両名ともそういう系の作品出身故か、「DCユニバース」の頃とは違いFATALITYを決められるとしっかりと黒焦げになったりミンチになったりする。
Video Game Awards 2011にて、ベスト格闘ゲーム(Best Fighting Game)を受賞した。
モータルコンバットX(エックスもしくはテン<10>)
2015年4月15日発売。
ハードはPS4、XboxOne。そしてSteamよりパソコン向けに配信中。
モバイル向けゲームはAndroidとiPhone向けに日本でも配信中。日本でモーコンが正式に出るのは実に「トリロジー」以来となる。
基本無料。対象年齢17歳以上。
「9」の二十数年後の世界が舞台である。
PS4世代のマシンパワーを最大限に発揮しており、キャラクターのモデリング(乱闘すると汗をかく)はもちろん飛び散る内臓や血しぶき等が非常にリアルに描写されている。
ただそれゆえにかつて発売予定だったPS3版とXbox360版はどうしてもハードスペックが足らず、発売延期の末最終的には発売中止となってしまった。
ベイバリティなどユニーク要素が減ってしまったものの、相手の体力ゲージが残りわずかの時に特定のスペシャルムーブを出すとフェイタリティのようなとどめが発生する新Brutality(ブルタリティー)が追加されてより格闘ゲームとして洗練された形になった。
DLCとしてかつて『デッドリーアライアンス』にてその奇抜過ぎる戦い方が話題になったボー・ライ・チョーと、なぜか体操選手のようなアクロバティックな戦い方をする『4』のターニャが参戦した他、『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズ、『悪魔のいけにえ』のレザーフェイス、『プレデター』のプレデター、『エイリアン』のゼノモーフと日本でも名の知れたホラー/SF映画界のビッグスター達が参戦している。
2016年3月に過去に配信されたDLC(kombat pack2含む)と新たに配信されたスキンなどがすべて収録されている大型アップデート版「モータルコンバットXL」がXboxOneとPS4の二つのハードで発売された。
PC版については遅れて2016年の10月に発売されたのだが、コンソール版の『XL』発表当時はPC版は対象外とされており、無印版の発売当初から起きていた不具合や脆弱性の問題もあって、PC版を買っていたモータリアンを激怒させてしまった。
現在では『XL』の発売と同時に修正パッチも配信されているため特に問題にはなっていない。
前作に引き続きVideo Game Awards 2015にて、ベスト格闘ゲーム(Best Fighting Game)を受賞した。
モータルコンバット11
米国時間の12月6日に開催された「The Game Awards 2018」にて発表。
2019年4月23日に発売予定で対応ハードはPlayStation 4/Xbox One/PC/Nintendo Switch。
モーコンの新作が任天堂ハード向けにリリースされるのは実に「アルマゲドン」以来となる。(HD作品では初)
この作品も版権ゲストがT-800やロボコップ・ジョーカーにスポーンと充実。フレンドシップも追加コンテンツで復活。
登場キャラクター(MK~MKT)
一部物語に関してのネタバレ要素を含んでおります。
モータルコンバット
シリーズ通しての主人公。
中国拳法の最高秘密結社である「白蓮(→White Lotus Society)」のメンバー。
ライデンに導かれて魔界の侵攻から地球を守るためにモータルコンバットに参戦する。
頻繁に発する怪鳥音や、武器としてヌンチャクを使用する事など、ブルース・リーからの影響がうかがえる。
シリーズを通して第二の主人公。
地球を守護する雷の神であり、リュウ・カンらを導き魔界の侵略者と戦う。
基本的に善人だがシリーズの幾つかで度々闇堕ちしており、どうあがいてもダークサイドになる運命を持つキャラクターでもある。
(もしくは「ソーニャ・ブレイド」)
米軍特殊部隊(Special Forces)中尉。犯罪組織「黒龍会」の首領であるカノウを追いモータルコンバットに参加する。発音は「ソニア」よりも綴りどおり「ソーニャ」に近い。Xモバイルでは「ソーニャ・ブレイド」となっている。2ではカノウと共にシャオ・カーンに捕らわれの身となるが、ジャックスによって救出された。アニメ版ではトラブルメイカーでかなりお転婆な女性であったが、4では比較的落ち着いた女性になっている。
粉をキスポーズで吹きかけることによって相手をひるませたり、燃やしたり吐血させるフェイタリティーが特徴。
Xでジョニーと結婚、後記のキャシーを産むが仕事を優先したのとジョニーとの波長が合わなかったためか後に離婚。親権はジョニーに渡ったようだがジョニーとは何度か撚りを戻したりしている。キャシーは直属の部下になっていて時々辛辣な言葉を投げるものの、母としての気持ちは忘れていない。
海外のウェブドラマ『モータルコンバット レガシィ』では最初のエピソードにジャックス、カノウと共に登場し、モータルコンバット参戦の経緯が詳しく描かれている。黒龍会が関与する謎の計画「サイバー・イニシアティブ」を調査するためにアジトに潜入するものの、カノウに捕らえられる。その後、自身を救出しにやってきたジャックスと合流し脱出するというカノウとの因縁が語られている。
犯罪組織「黒龍会(Black Dragon)」の最高幹部。
米軍からの追跡を逃れるうちにシャン・ツンの元に辿り着き、魔界側に身を寄せる事となる。
設定上の名前は加納だが、発音は完全に「ケイノー」である。
国を追放された日本人という設定であったが、後に東洋人である事自体が無かったことになっている。
バタフライナイフを使った接近戦、投擲が得意な他、
身体を丸めて敵に勢いよく突っ込む突進技を持つ。
また、顔の右半分を改造しており、右目からレーザーを放つこともできる。
『モータルコンバット レガシィ』にも登場。人体をサイボーグへと改造し兵器化する計画であるサイバー・イニシアティブを調査するために黒龍会へ潜入したソニアを捕らえ、助けに来るであろうジャックス達を待ち伏せして一網打尽にしようとする。その際ジャックスと一騎打ちになり、右目を潰されてサイボーグ化に至る。後のエピソードでは燐塊によるサイバー化計画を総帥と共に監督する立場を見せている。
ディズニーアニメ映画「シュガー・ラッシュ」では悪役グループの一員として出演している。
場所は物語の主人公の二つとなりで間にゾンビが座っていて、ついうっかりゾンビの心臓をもぎ取りフェイタリティしてしまう。何故出られた。
中国の忍者組織「燐塊(Lin Kuei)」に所属する、凍気を操る忍者。
組織からシャン・ツン暗殺の命を受けモータルコンバットに参加しが、トーナメントで対戦したスコーピオンにより殺害された。
MK2以降は弟の『カイ・リャン(Kuai Liang)』がサブゼロの名前を受け継いで参戦している。
ちなみに兄の本名は『ビ・ハン(Bi-han)』。
初代MKとMK2では単なるスコーピオンの色違いであり、兄や弟と全く外見に変化がなかったが、3以降に大幅な差別化されるようになった。
彼の初代Fatalityは脊髄ごと首を引っこ抜くという凄まじいもので、人権保護団体から攻撃の対象となり、北米のレーティング審査機関である『ESRB』の設立のきっかけにもなったいわくつきの技である。
過去にサブゼロ(兄)に一族もろとも殺害された忍者。
生前は日本の白井流という組織に属していた。
灼熱の炎とスピアー(ハープーン)を駆使して闘う。
マスクの下には燃えさかる髑髏そのものの顔が隠れており、炎を吹き付けて相手を焼き殺すフェイタリティを持つ。
技にクセが少ないためシリーズを通して扱いやすく、初心者向けのキャラクターである。
ちなみに、ハープーン使用時の声は製作スタッフのエド・ブーンによるもので、以降の3D作品にも採用されている。
海外ではサブ・ゼロとスコーピオンのライバル関係に人気が高く、セットで扱われることが多い。
ハリウッドの映画俳優だが、類稀なる格闘センスの持ち主。
ジョニー・ケイジは芸名であり、本名はジョン・カールトン(John Carlton)。
出演作のアクションはCGやスタントを使用せず、全て自らが演じており、その証明のためモータルコンバットに参加した。
映画版やストーリーモードなどでは、典型的なコミックリリーフキャラクターとして登場しており、特に「9」以降はその設定がより顕著に表れてくる。
2では必殺技を使った際、本来は緑色で表示される残像が赤色になるバグがあったが、後に赤い残像で攻撃する技として公式に採用された。
また金的攻撃を持っており、相手をひるませることができるが、女性キャラには効かないので注意が必要。
9以降では金的攻撃が復活し、女性キャラにも効くようになっている。
レプタイル(リープテイルかラプタイル)
爬虫類から進化した種族の最後の生き残り。
口から吐く酸で相手を溶かしたり、環境に擬態して姿を隠す技を持つ。
長い舌を使い、相手の頭や身体を喰らうFATALITYは彼を代表するものの一つ。
種族の復活と繁栄を成就するため、シャオ・カーンやシノックに仕えていたが、最近ではコータル・カーンの部下として所属している。
魔界(Outworld)からやってきた、ショカン族と呼ばれる四本の腕を持つ半龍人の王子でシャン・ツンの家来。
年は2000歳。
MK1で中ボスとしてプレイヤーに立ちはだかる。
500年前に開催されたモータルコンバットでクン・ラオ(Great Kung Lao)を倒した実力者。
俳優による実写取り込みのキャラクターが登場する初代MKでは、ゴローのみクレイモデルによるストップモーションによる実写が採用されている。
人気があるためか、4やディセプション(GC版のみ)、Unchainedにも登場。4やXではキンタローの技も使用する。
9ではキンタロと共に中ボスとして登場し、基本的にCPU専用ではあるが特定のモードで限定的にプレイヤーキャラとして使用ができる。
Xでは初回予約特典キャラとして登場。性能はボスキャラ時代よりはだいぶ抑えられている。予約特典以外ではDLCとしても購入できる。
11でも彼のステージ「Goro's lair」の背景にて登場するが、なんとも変わり果てた姿になってしまっている……
初代MKの最終ボスであり、格闘家を集めてモータルコンバットを開催した張本人。
デッドリーアライアンスでも、ボスキャラクターの一人として登場している。
正体は少林寺の破戒僧であり、妖術師としてシャオ・カーンに仕えている。モータルコンバットで魔界側が勝利し続ければ、エルダー神との契約により地球はシャオ・カーンの手に落ちることになっていた。
初代においては老人の姿をしていたが、2でシャオ・カーンからより若い肉体を授けられる(しかし、アルマゲドンのOPムービーではゾンビ版リュウ・カンによって再び老人の姿に戻される描写があるがゲーム中では若い姿のままである)。
後のシリーズではシャオ・カーンを裏切り、クァン・チーと手を組むなど作品の重要人物である。
他のキャラクターに変身出来る能力(『デッドリーアライアンス』以降『9』で復活するまで封印していたがデッドリーアライアンスではオープニングデモでクン・ラオに変身していた)があり、トリロジーでは約35キャラに変身可能だった(それぞれ個別にコマンドが割り当てられている。因みにレインに変身するとバグる)。
しかし、CD-ROMメディアの場合、変身するたびに(CPU側の変身であっても)長いロードが発生し、ゲームが一時中断されてしまうというシステム上の問題があった(PS版3およびトリロジーでは、オプションでシャン・ツンの変身を制限することができる)。
9ではストーリーモードの中盤でシンデルに吸収されてしまい、Xにはプレイヤーキャラとしては登場しないが、アーマックの個別エンディングで彼から大量の魂を吸い取り復活する描写がある。
また、コスチュームチェンジにより若年期と老年期の姿をそれぞれ使うことができ、若干掛け声も異なる。(声優は同じ)
11ではDLC限定キャラクターとして参戦。
実写版モータルコンバットでシャン・ツン役を演じたケイリー=ヒロユキ・タガワによるモデリングを採用し、勝利演出などにオマージュが盛り込まれている。
対戦相手の姿を真似る変身能力の他にも、歴代忍者の技を使うようになった。
モータルコンバット2
少林寺の武闘家であり、500年前にゴローによって殺されたグレート・クン・ラオの末裔。
先祖の汚名をすすぐためにクン・ラオの名を継承している。
少林拳を体得している他、大きな刃が付いた山高帽を武器とする。
リュウ・カンの親友であり、良きライバル関係でもある。
フルネームはジャクソン・ブリッグス(Jackson Briggs)。
米軍特殊部隊少佐で、ソニアの上司に当たる。
鍛え抜かれた身体による殴打や投げ技を数多くもつ。
2でのフェイタリティは両腕を力任せに引っこ抜くという荒業で、1のサブゼロの脊髄抜きと同様、人権保護団体の間で問題になった技であり、3Dポリゴンになる4までは登場しなくなった技。
3では魔界の戦士に対抗するため、腕をサイボーグ化している。
Mortal Kombat: Special Forcesでは主役を務めた。
デッドリーアライアンスからはサブマシンガンを装備している。
9のストーリーモードでは、アーマックに両腕を粉々(もしくは引っこ抜かれた)にされたためサイボーグ化するという事にされている。後にシンデルにより殺害される。
Xでクァン・チーの手によりレヴナント化したものの、後にライデンらにより生き返る。やがて黒人の女性と結婚し、娘のジャッキーを授かる。辛い経緯からかスペシャルフォースから離れて農村暮らししていたところ、ソニアとジョニーに説得されてクァン・チー討伐の参謀として再びスペシャルフォースに戻る。
『レガシィ』にも登場。そこではカノウによって捕らえられたソニアを救出するために部隊と共に黒龍会に乗り込み、カノウを倒しソニアと合流。だがカノウの部下が投げた手榴弾の爆発によって両腕を大きく損傷し、腕をサイボーグ化するという経緯になっている。
魔界の遊牧民族である『Tarkatan(タラカタン、日本では飢刃一族)』の戦士。
大きく裂けた口と鋭く並んだ牙が特徴。
脅威的な戦闘能力を持ち、両腕に鋭利な刃を備えており、人体を容易く切り裂いてしまう。
ミレーナとは友人関係にあるが、ディセプションで決別する。
クン・ラオとは因縁関係がある。
Xのストーリーモードでは「9」の五年後時点でデ・ボラとの闘いで敗れてストーリー中にFATALITYを受けてしまう。
また、ディセプションのコンクエストやShaolin Monksでは同族が多く登場している。
シャオ・カーンの娘であり、魔界のプリンセス。
カーン直属の側近暗殺者として活動している。
実質的なヒロインであり、リュウ・カンとは恋人同士である。
鉄扇を武器にしており、舞踏を彷彿とさせるような接近戦をこなす他にも、回転させて風を巻き起こしたり、投擲して遠くの敵を殺傷する技を持っている。
また、相手にキスして破裂させるフェイタリティを持つ。
技の範囲が広く、使い勝手の良いキャラである。
(もしくはミレーナ)
キタナの双子の妹とされていたが、実態はシャン・ツンが作り出したキタナのクローン人間。
タラカタンの遺伝子が組み込まれている為、口がバラカのように裂けており、普段はマスクで隠している(Xでは口の形が変わり中央に人間の唇があり、そこから両端に裂ける形になった)。
その裂けた口を活かしたフェイタリティを数多く持ち、相手を丸ごと飲み込み骨にして吐き出す、釘を口に含みマシンガンのように吐き出すなどの技を使う。
武器は釵。
登場当初はキタナの色違いだったが、4以降衣装の違いが顕著になり、ディセプションではかなりギリギリの服装で登場している。
特にMK9のチャレンジタワー(300階)をクリアすると手に入る、ストーリーモードで登場した時の包帯コスチュームなんてほぼ全裸。
Xのストーリーではシャオカーンの後を継ごうとするものの、コータルカーンが徐々に勢力を拡大したためお尋ね者になる。
コータルカーンを殺害するためバラカとアーマックを引き連れるのだが、アーマックが裏切ったため失敗。後にレイン、ターニャ、カノウを引き連れ再び戦いを挑んでいる。
その後コータルの命でデ・ボラに処刑されるのだが、その際の処刑方法がモーコンとして見てもかなりエグいものになっている。
常に周囲に煙を発する「燐塊」の忍者。
2で隠しキャラとして初登場し、特定の条件を満たすことで出現、戦うことができる。
早歩きからの投げを繰り出すなど抜群の性能を誇っている。
3以降は肉体がサイボーグ化され、地球一つを破壊するほどの爆弾を搭載するロボット忍者となった。
サイボーグ時のコードネームは"LK-7T2"。
9において時間が遡ったことにより人間の姿に戻る。
頭巾を脱いだ美男子ぶりも披露している。
前作より煙を強調した技やフェイタリティが追加された。
キタナの友人。
キタナと同じくシャオ・カーンの側近暗殺者であったが、親友であるキタナのためにシャオ・カーンを裏切った。
棒術による接近戦の他にも、ブーメランを用いて遠くの敵を攻撃する術を持つ。
2では、スモークと同様隠しキャラクターとして登場している(SMのお姉さん)。グラフィックはキタナ・ミレーナの色違いであり、キタナと同じく武器として鉄扇を使用し、飛び道具が全く通用しなかった。以降の作品はこの飛び道具が通用しない状態を再現した技がある。
全身漆黒の謎の人物。
その正体は1でスコーピオンに殺害されたサブ・ゼロの兄が悪霊となって蘇った姿。
UMK3で初めて使用キャラとなり、ワープ投げを初めとした数多くの凶悪な必殺技が与えられ、かなりの強キャラとなっている。
彼の名前の由来は記事内項目、または下の『小ネタ・豆知識』を詳細。
鉞(まさかり)は担いでない
2の中ボス。ゴローと同じく、魔界のショカン族の戦士。虎の様な姿を持つ獣人で、リュウ・カン等に倒されたゴローの復讐に燃える。名前の元は金太郎。2のみ彼の攻撃を喰らうと背景の観客席から歓声が起こる(シャオ・カーンも同様)。登場作品によっては弁髪になっている。
Xのコミックでシーヴァと共に敵と戦っていたが三人がかりで襲われ首を捥がれて死亡した。
2、3、DCユニバース、ショウリンモンクス、9のボスキャラクター。
髑髏のマスクが付いた兜を被り、身体の各所にプロテクターを付けた筋骨隆々の巨漢で、魔界の支配者。
キタナの故郷であるエデニアを力ずくで支配しており、シャン・ツンを利用してモータルコンバットを開催させた黒幕である。
非常に高い攻撃力と防御力に加えてガード破りや投げ封じなどラスボスにふさわしい凶悪な強さを誇っている。
3以降は巨大なスレッジハンマーを武器としている。
ディセプションで元から魔王であったわけではなく、かつてはオナガの側近であった事が判明する。
アルマゲドンでは激戦に生き残り、最終的にライデンをも打ちのめす。そのことが9のストーリーへと繋がっていく。
モータルコンバット3(アルティメット モータルコンバット3含む)
シャオ・カーンの妻であり、キタナの実母。かつてはエデニアという魔界と同じ領域に存在する世界の女王であったが、エデニアがシャオ・カーンによる侵略を受け、夫であるジェロッドは殺害されて自身はシャオ・カーンの妻にさせられた。その後死亡したとされていたが、カーンの地球侵攻のためにクァン・チーにより復活させられ、さらにカーンの忠実な妻として洗脳されてしまう。
本作でシンデルはキタナとの邂逅により正気を取り戻し、以降はシャオ・カーンと対立する事になる。だが9での歴史の再構築により正気を取り戻す経緯が無くなり、復活させられて以降は終始シャオ・カーン側の戦士として活動。娘であるキタナが人間界に味方していたため彼女と決別し、シャン・ツンを吸収して強大な力を手に入れ、人間界側で奮闘する戦士を瞬く間に蹂躙している。
Xでは、クン・ラオやリュウ・カンと同じくレヴナントになってクァンチーの配下として暗躍。プレイアブルから外されているものの、ストーリーモードなどで戦闘できる。
宙に浮いたり、叫び声で発する音波で相手の肉体を破壊する事ができる。
ゴロー、キンタローと同じショカン族の女戦士。かつてはシャオ・カーンの配下にいたが、後にシャオ・カーンに反旗を翻し地球の戦士たちに味方した。
MK3のエンディングでシャオ・カーンとモタローを暗殺している。
女性キャラの中では1番声が低く、アーケード版、SS版、DS版UMK3で使用可能。
かなりギリギリの服装である。
9ではシャオ・カーンへ反抗することはなく、終始忠実な魔界の戦士として活動している。
9のエンカウントボイスで「ショカン族のために!」と言っているのだが、シーヴァがシャオ・カーンの手下であるため「シャオ・カーンのために!」とも聞こえてしまう。
(もしかしたら本当にそう言っているのかもしれない。)
ちなみに彼女はボスキャラではなく普通のプレイアブキャラクターとして使うことができるのだが、
あまり使い慣れてない人はジャンプ技でごり押す人がいるのではないだろうか。
シャオ・カーンの地球侵攻により混乱した市街地の治安を守るために出動した暴徒鎮圧部隊の生き残り。
フルネームはカーティス・ストライカー(Kurtis Stryker)。
人外な外見・能力を持つキャラクターが多いこのゲームにおいて、特殊警棒やスタンガン、サブマシンガンやグレネード(MK9ではマグライトも使用)といった近代武器を使用し、超能力的な技を持たない稀有な存在。
アルマゲドンでは、容姿が大幅に変わっており近未来の警官のような姿で登場していたが、9においては現実的なデザインに戻っている。
Xでもレヴナントとして復活したものの、ストーリーモード後半では見られなくなる。
レガシィにも登場しているが、ほとんど活躍していないため彼の存在に気づく人はおそらく2話のラストがほとんどだと思われる。後にレガシィ2にて活躍するものの、人外的な能力を持ったキタナなどに翻弄されてしまう。
「燐塊」によって肉体を改造されて作られたサイバネティック忍者第二号。
サイボーグ時のコードネームは"LK-4D4"。
プレデターの如く左腕の自爆装置を使い、相手もろとも自爆するフェイタリティがある。
後に「燐塊」から抜け米軍特殊部隊に参加、ソニア・ジャックスとともに魔界と戦う。
ちなみに改造前は黒人の男性(アニメ版では東洋人)であり、GOLDのエンディング、およびデッドリーアライアンス、アルマゲドン、9の別コスチューム、レガシィでこの姿を見る事が出来る。
体内に爆弾、ネット状の拘束型エネルギー弾、回転鋸等多彩な武器を内蔵しており、デッドリーアライアンス以降のシリーズではパルス・ブレードというライトセーバー風の武器を装備している。
小ネタとして、9の砂漠のステージの端っこあたりに埋まった状態の彼が低確率で出現する。
(3の砂漠ステージの背景ネタを元にしている)
サイラックス同様、「燐塊」によって作られたサイバネティック忍者第一号。
サイボーグ時のコードネームは"LK-9T9"。
サイラックスやスモークとは違い自ら進んで燐塊のサイバー化を志願しており、それだけ燐塊に忠誠を誓っている。
MKGのエンディングで、ソニア、ジャックス、サイラックスの三人をミサイルで虐殺しているする程、三体の中で最も冷酷な性格。
サイラックス同様、体内に武器(主にミサイル)を内蔵しており、アルマゲドンでは二刀流でパルス・ブレードを操る。
彼の素顔は9で確認出来、東洋人であることが明かされた(アニメ版では黒人)。
『レガシィ』でも登場。
燐塊の忠実な忍者としてサイボーグ化を受け入れる。
彼のデザインは"9"におけるサイラックスの色違いである。
精霊の力で戦う、ネイティブアメリカンの戦士。
自身の聖地を守るために戦う。
普段は歴史学者として働いている。
トマホークや、光の弓を武器とする。
モータル・コンバット アドバンスでは垂直ジャンプ攻撃の当たり判定がおかしく、数回ヒットになる。彼もジョニー・ケージと同じくトマホークを振り上げる必殺技を使ったとき、本来は緑だが赤くなるバグがある。
職業は大学教授らしい。
アニメ版ではキバというオオカミのペットを飼っているエンジニアになっている。
他の作中とは違い、大学教授らしい頭脳派で常識人。
また、9で復讐に燃えるスコーピオンに「復讐心を捨てた」と言っており、彼が復讐をしようしていたのは『アメリカ』で、彼はインディアンの末裔である。
後に悲しい結末を迎える。
Xでは序盤でクァンチーにレヴナントとして復活されている。
二本のフック・ソード(鈎)を武器にする地球人。
元「黒龍会」の幹部であり、カノウとは旧知の仲。
シャオ・カーンの地球侵攻で魔界の軍勢に炎で焼かれたため、素顔は爛れ呼吸器官に障害を負い、常にマスクと生命維持装置を着用している。
高速移動能力を持っており、相手をすれ違いざまに回したり、フックソードに引っ掛けて振り回したりする。
アーマック(エルマック)
戦いで死んだ戦士の魂の集合体と言われる、サイコキネシスを操る戦士。
元はバグから登場したキャラクター(詳しくは下の小ネタ・豆知識から)。
MK3~トリロジーまで、およびShaolin Monksではカーン側の戦士であったが、ディセプションでは魂の呪縛が解け、ケンシと共に地球の戦士達に協力する。
しかし、歴史の再構築がされたMK9以降はその描写も無くなり、終始シャオ・カーンやコータル・カーン配下として戦う。
エデニア界出身でハーフゴッド、ハーフエデニアンの忍者。
Xのアイコンなどでレインの通称としてハーフゴッドが使用されている。
水や雷を操る力を持つ。
プレイヤーキャラクターとして使用できるのはSFC版UMK3、MKTからであるが、その以前にアーケード版のUMK3のデモ画面のみに登場していた。
ヒットすると一定時間相手を十字キーでコントロールできる技や、蹴り飛ばした相手が逆の画面端から飛んで戻ってくる技など、個性的な技が多い。
また、無限コンボを成立させやすいため、かなりの強キャラである。
MK9ではDLC限定キャラクターの一人として登場、水と雷を操る技は健在の他、新たに一時的にガード不能になる代わりに攻撃力をアップさせる技を引っさげてきた。
勝利ポーズが実写投影時のレプタイルだったりする。
XではストーリーモードにCPU専用キャラとして登場。技自体は9がベースとなっており、ストーリーモードなどで戦闘相手となる。
ターニャのエンディングでは散々な扱いをされている。
3の中ボスで、ケンタウリアン族と呼ばれる半人半馬の魔人。
ゴロー等、ショカン族とは対立している。
3〜トリロジーは地上でアッパーを喰らってもダウンしないうえに飛び道具系の攻撃をはね返す特性を持つ(トリロジーでは近距離で飛び道具を打たれると跳ね返せない)のでゴロー、キンタローよりも強い。
3では山羊のような二本角を持つケンタウロスに近い姿だったが、アルマゲドンではサテュロスのような半獣人の姿になった。
これは、ショカン族によって呪いにかけられたためである(実際には、モデリングの問題で四本足を表現することが難しく、開発者が「登場させない」か「形を変えて登場させる」かを議論し、最終的に登場させることに決めたことが理由である)。
またゴロー、キンタローなどの中ボス格キャラクターの中では唯一クリエイトフェイタリティーが通常キャラクターの順序であり、また格闘スタイルも一つのみで武器持ちのスタイルが無いなど、他の中ボスキャラクターと比べるとかなり冷遇されている。
名前の由来は桃太郎。
間違ってもきび団子はくれない。
9にもストーリーモードに登場するも、ライデンによってあっさり倒されている。
モータルコンバットトリロジー
リープテイルとは異なる爬虫類の種族。
各ラウンド毎にランダムでサブ・ゼロ、スコーピオン、レプタイル、スモーク(人間)、ヌーブ・サイボット、アーマック、レインの男忍者シリーズいずれかのキャラクターの必殺技等の性能がセットされる(どのキャラクターがセットされたかは服の色でわかる)。
尚、PS版には登場するもののN64版には登場しない。
アルマゲドンでは上記のような仕様は無くなり、独立したキャラクターとなっており、男忍者シリーズの一部技を使う。
忍刀を装備しており、半透明の肉体を持つ。
常に装束のカラーが変化しているのが特徴。
上記のカメレオンとは異なり、こちらは雌(女性)。各ラウンド毎にランダムでキタナ、ミレーナ、ジェイドの女忍者シリーズいずれかのキャラクターの必殺技等の性能がセットされる(どのキャラクターがセットされたかは名前の色でわかる)。
唯一、シリーズ集大成作品であるアルマゲドンに全機種登場しないキャラクターで、Wii版にのみ登場。これは彼女が「トリロジー」にて任天堂ハードのN64版のみに登場し、PS版には登場しなかったため。雄と同じく、アルマゲドンでは独立したキャラクターとなっているが、女忍者シリーズの技を使うことが出来る。
レプタイルと利害が一致し、共闘する。
登場キャラクター(MK4~MKA)
モータルコンバット4
国を裏切りシャオ・カーンによる侵攻に手を貸した、エデニアの女戦士。エンディングではリュウ・カンを罠にはめるなど、当初から悪女のイメージが前面に押し出されていた。ディセプションでは瞳が無く、顔が凶悪化している。
Xではストーリーモードにて登場し、ミレーナやレインと協力関係にある。
また、DLCキャラとしても登場しプレイヤーキャラとして使うことができる。その際には個別エンディングで協力関係にあったレインを裏切っており、その悪女ぶりは健在。
リュウ・カンと同じく「白蓮」のメンバー。
腕に白いタトゥーを施している。
逆立ちしながら攻撃する技を持っている。
妖術師。堕落の神を崇拝する「The Brotherhood of the Shadow」のリーダー。
シノックに協力するふりをして彼が作り出したアミュレットを奪う。
その後、シャン・ツンと「死の同盟(デッドリーアライアンス)」を組み、リュウ・カンとシャオ・カーン(偽物)を殺害する。
また、スコーピオンの家族や一族を滅ぼした張本人でもある(そのためかスコーピオンが絡むエンディングでは地獄に落とされたりと悲惨な目にあう)。
4では相手のフェイタリティをそのまま真似るフェイタリティを使う。
デッドリーアライアンスではボスキャラクターの一人として登場する。
Xのストーリーモードではシノックを裏切ることなく、忠実なしもべとして登場する。
ファンからは「9」にゲストとして登場しているクレイトスに似ているとよく言われている。(主に真っ白の肌、半裸、タトゥー、禿げ頭の部分が。)
黒龍会のメンバーの一人。
カノウの右腕的存在で彼と似た技を持っており、改造手術を受けてないのに目からビームを放ったり、上司直伝の心臓抉りを使う。
シノックを倒す為、一時的にソニアと共闘する。
ライデンの弟で風の力を操る神。
ライデンを尊敬している。
好きな食べ物はスポンジケーキ。
Xでも漫画版やストーリーモード序盤で登場する。
操作キャラとしては扱えない。
相変わらずライデンの二番手であり、度々ライデンに振り回されている。
後にどうなったかは不明。
明確には『Mortal Kombat Mythologies:Sub-Zero』においてボスキャラとして出現していたが、当時名前が存在しておらず、『Wind God』としか呼ばれていなかった。
ライデンに似た意味不明の叫び声が特徴。
シャオ・カーンの部下。
『The Brotherhood of the Shadow』の一員でもあり、魔界の支配者になる計画を立てる。
ワープしながら攻撃する必殺技が強力である。
『レイコ』は日本では女性の名前だが、このレイコは男性である。
服装がスコーピオンなどの忍者集団に似ている。
ちなみに4のエンディングでは彼のみ一言も喋っていない。
Xのコミックでは、ハヴィックに襲い掛かるが油断したところを彼の体が腐敗(?)する攻撃を受たあげく両眼を潰され首を捥がれて死亡した。
ライデンと同じ古代神で、本作のラスボス。
強力な力を持ったアミュレットを作りだし、地球を支配しようとするがライデンに阻止され地獄へ堕ちる。その後、クァン・チーの協力を得て地獄界を手中に収めた。
モータルコンバットデッドリーアライアンス
盲目の戦士。
アーマックの命を救い、洗脳を解いた礼としてサイコキネシスの極意を教わった。
名前の元は剣士。
主な攻撃方法は剣術による斬撃だがこれにテレキネシスを絡めることで遠距離の敵を斬ったり、自身の分身を作り出しての連撃も可能。
9では通常ストーリーには一切登場しなかったものの、DLCキャラとして復活。
Xでは通常キャラとしてカムバック。
20年の歳月が経ちひげが生えている。
サブ・ゼロの愛弟子で、凍気を操る女忍者。
凍気を放つつららの様なヘアスタイルと、忍装束から覗かせる横乳が特徴。
後に師匠であるサブ・ゼロを裏切ることになる。
Xではストーリーモードのイベントシーンにのみ登場。
独断でサブ・ゼロと話し合っているスコーピオンに襲い掛かるが、サブ・ゼロに凍結させられる。
その後のストーリーモードには登場しないが、生死は不明。
MK11でサイバネティック忍者として再登場。
前々作のサイバーサブゼロと同じ性質を受け継いでいる他、氷で武器を形成したり、文字通り頭を使って戦う。
魔界の住人だが、死の同盟に立ち向かう地球側の戦士たちを指揮する。
酔拳の使い手と同時に、嘔吐や放屁といった下品で汚い技を持っているが、どこか憎めないキャラではある。
ディセプションのシュジンコウの師匠でもある。
名前はスペイン語で酔っ払いを表すborrachoから。
9においてはライデンとリュウ・カンとの会話の中にのみ登場している。
Xでもストーリーの部分でのみ登場していたが、XLにてプレイアブルキャラとして復活した。
ウエストを少し絞ってきたものの、体重を活かした戦法と下品な技は健在で、新たに相手を嘔吐させるフェイタリティやブルタリティなどを引っさげてきた。
顔が若干引き締まってお調子者の雰囲気はなりを潜め、シリアスな雰囲気を醸し出すようになった。
人間時のスコーピオンにちょっと似ている。
ボー・ライ・チョーと同じく、魔界の出身。
クァン・チーとシャン・ツンに部下を惨殺された過去を持つ。
「黒龍会」の前身である「Red Dragon(日本語名はおそらく「赤龍会」)」の一員。
カバルの武器であるホーク・ソードと、フックのついたゴムのような武器を持つ。名前の由来はスペイン語で邪悪を意味するmalvadoから。
Xのコミックでは訓練中(?)のキャシーとジャッキーに襲い掛かるがジャッキーに捕まり、キャシーに自分の武器であるのホーク・ソードでとどめを刺された。
コウモリのような翼を持つセクシーな女吸血鬼。
自分の住む世界と魔界を結びつけたクリスタルを探すため、サイラックス、レプタイルと共闘する。
他のキャラと違いどの勢力にも属さない中立派。
ス・ハオ(ハス・ハオ)
「Red Dragon」のメンバーの一員。
人民帽を思わせる帽子を被った軍人風の大男で、マバドの部下。
胸にレーザー光線を発射する装置のついたペースメーカーを装備している。
Xのコミックでは赤龍の仲間と共にケンシを追い詰めるが、スコーピオンによって胸の機械を潰された後パンチで頭をぶち抜かれ死亡した。
11ではエロン・ブラックのエンカウントシーンで彼の首が登場する。
冥界(Netherrealm)に住む鬼。
仮面を被り、周囲には飛び道具でもある無数の蝿が飛び回っている。
右手に金棒を装備しており、攻撃スタイルによってはミイラの様な素顔を見せる(アルマゲドンではこの演出は無くなっている)。
性格はお調子者である。
同作に登場しているモロクとは同業者、クァン・チーに騙されモロクと共に彼を追っているキャラクターである。
Xのコミックではクァン・チーに襲い掛かろうとするも、モロクがキタナに首を切り落とされたことに気付いたが直後にクァン・チーに吸収され死亡した。
シークレットキャラクター。
全身を炎に包んだ謎の人物。
その正体は、テイヴンとディーゴン(後述)の母デリアによって生み出されたクリーチャー。
武器は装備しておらず、フェイタリティも持っていない代わりに、三つの格闘スタイルを持つ。
オナガの奴隷にされ、オナガの卵の守護をさせられていたらしい。
アルマゲドンでは最終ボスとして登場し、外見が怪物のような姿になった。
体格も大きくなった為技のリーチが大幅に伸び攻撃力も上昇したが、格闘スタイルが1つのみになりブレイズにフェイタリティを決めることは出来なくなった。
ダメージを受けると血では無くマグマのようなものが飛び散る。
強力すぎる力を持つモータル戦士達を止めるための存在と同時に、強大な力の源として描かれており、アルマゲドンにおける各キャラクターのエンディングは彼を倒すことで強大な力を得るというものが大半を占めている。
実はデッドリーアライアンス以前にMK2のPitステージの背景に登場しており、緑のボトムスを穿いたリュウ・カン(海外ファンからは『hornbuckle』と呼ばれる)と戦っている。
シークレットキャラクター。
モーションキャプチャを担当し、2までのライデンを演じた俳優でもあるスタッフをキャラクター化。
全身に電球を装着している。
ブレイズ同様、三つの格闘スタイルがあり、武器、フェイタリティは持っていない。
冥界の鬼。
ドラミンとは違い、人型ではなく化物に近い姿をしている。ダウンさせる事はできない。
CPU専用キャラクターで、中ボスとして登場。モロクに勝利すると専用の演出で倒れるため、フェイタリティを決めることは不可能(プレイヤーキャラとして登場しているアルマゲドンでは可能)。
Xではクァン・チーのエンカウントシーンで首を切り落とされた状態で登場しており、コミックでは地獄でハヴィックの頭を潰したクァン・チーと遭遇しドラミンと共に襲い掛かろうとするが、配下にいたキタナに首を切り落とされている事実が判明(エンカウントで自分がやったぞ感出してたクァン・チーは何だったのか)
モータルコンバットディセプション
コンクエストモードの主人公。エルダー神を復活させるためと信じ、数十年にわたりさまざまな世界を旅し、「カミドウグ」を集める。
しかし、神と信じていたものの正体が実はオナガであり、全て集まった「カミドウグ」を奪われてしまう。
初めは必殺技とフェイタリティを持たないが、特典を開放していくにつれ、スコーピオンのハープーン、アーマックのサイコキネシス等、多種多様な技やフェイタリティを覚える(ハープーン使用時にはスコーピオンの決め台詞である「Get Over Here!」も口にする)。
名前の由来は日本語の主人公。
元「The Brotherhood of the Shadow」のメンバー。
外見は白い笠を被った人間の女性に見えるが、地獄界出身の悪魔。
藁人形を使ったフェイタリティを持つ。
ダイルウ(ダイロウ)
元Orderrealmの守護兵。
弁髪の武道家といった風貌の男。
濡れ衣の罪によって家族を失う。
ダリウスのレジスタンスに合流し、ホタルの暗殺を狙う。
余談だが、前作デッドリーアライアンスのKrypt(隠し要素)で見ることができるコンセプトアートでは、未使用キャラとして収録されている。
ダリアス(ダリウス)
スキンヘッドで黒人の男。
Orderrealmで圧制に抵抗するレジスタンスのリーダー。
相手の両腕と片足を頭部にくっつけるフェイタリティを持つ。
魔界(Chaosrealm)出身の怪僧。
首を180度に回したり、上半身のみ回転させて攻撃するなど奇妙な技が多い。
鼻から口までの皮膚が存在せず、骨が露出しており、初期設定では腕などの皮膚も無い状態だった。
モーニングスターを武器とする。
Xのコミックではかなり核心的な人物となっている。
白井流を襲撃してきたところをスコーピオンによって首を捥がれるが上記の通りほぼ人間ではないため普通に生きていた。
しかし、スコーピオンに地獄に連れていかれクァン・チーに頭を潰された。
Orderrealmの守護兵の隊長。
Orderrealmの発展のため、オナガに手を貸す。
レイコ同様、女性の名前の様だが男性である。
緑色の派手な鎧を着ており、薙刀が武器。
名前の元は昆虫の蛍。
ツインテールの女戦士。
テロリストに武器を売って暮らしていたが、女性であることがばれて組織から逃げ出す。
その過程でカバルに出会い、「黒龍会」のメンバーとしてスカウトされた。
ジャレックと同様に技がカノウに似ている他、ソニアの技も使用する。
その名の通り背中にコブラが描かれた、白い拳法着を着た金髪の青年。
『黒龍会』のメンバーの一人で、かつては悪名高いストリートギャングだった。
性格はかなり好戦的で惨忍であるが、エンディングでは間抜けな一面も。
余談だがストリートファイターのケン・マスターズに酷似している。
Xではコミックにも居なかったがカノウとエロン・ブラックとのエンカウントボイスで名前が登場する。
オナガ(オウナーガ)
ディセプションの最終ボス。
長年の間、卵として眠っていたが、レプタイルの肉体を媒介にして復活したドラゴンの王。
コンクエストモードではDamashiと名乗ってシュジンコウに近づき、「カミドゥグ」を集めさせる。
ラスボスだけあって強いが、ステージ内にある「カミドウグ」を取る(触れる)事によって、一時的に怯ませる事が出来る。
前作デッドリーアライアンスの溶岩地帯のステージでは、卵にオナガの幼体らしきものが登場している。
かつては魔界の支配者であったが、当時側近だったシャオ・カーンに毒殺されている。
そのためか、かなりカーンに怨みを持っており、アルマゲドンのオープニングでは最終戦争そっちのけで拉致したり、エンディングでカーンに重傷を負わせた後止めを刺さずに地下牢に幽閉し、シャン・ツンとクァン・チーに拷問を命じるほどである。
名前の由来は王蛇(日本語の王と、サンスクリット語で蛇を意味するナーガ)。
モータルコンバットアルマゲドン
コンクエストモードの主人公。
エデニアの守護者である神アルガスと、強力な妖術師である母デリアの間に生まれた半神。
顔に龍の刺青を持つ。
「Red Dragon」の創立者でテイヴンとは血を分けた実の兄弟。
彼の弟にあたるが、テイヴンよりもかなり早くに目覚めていたため、肉体的には兄より年上という状態になっている。
両親を殺したため、テイヴンに追われる。
クァン・チーの部下で、彼女も地獄界(Netherrealm)出身の悪魔。
Mortal Kombat Mythologiesとゲームボーイアドバンスで発売されたTournament Editionという作品に登場した。
同僚であるJataaka、Kiaの二人と行動をしていたが、後にクァン・チーの元を離れ、サブ・ゼロと行動を共にする事になる。
ちなみに、Mortal Kombat Mythologiesでは敵キャラとして登場するが、彼女を倒した際にフェイタリティを使用するかしないかで途中のストーリーに若干の違いがある(フェイタリティを使用しないとクァン・チー戦の最中にサリーナがサブ・ゼロを助けに来た後、専用ムービーが流れる)。
Xではストーリーモードのイベントシーンにのみ登場。人間界側と協力関係にある。
シークレットキャラクター。
4で各キャラクターを外皮が溶けたグラフィックで使用することが出来たものを、アルマゲドンで独立したキャラクターとして採用。
左目が飛び出しており、黒いレスラーパンツを穿いている。
歩く度に地に血の跡を付け、そのくせレスリング等の身を削ぐような体術を用いるという若干心臓によろしくないキャラクター。
また、自分の頭を投げつけたり、大きな肉切り包丁を武器として使う。
登場キャラクター(MK9~)
モータルコンバット9
コードネーム"LK-52O"
『MK 登場人物』にも少し紹介している。
ライデンが歴史改変をした影響でスモークのサイバー化を防ぐことができたがその代わりにサブ・ゼロ(弟)がサイバー化の運命をたどってしまった。
人間時のサブゼロと違うところは人間時に使っていた氷の刀が大剣になってたり自分を凍らせて攻撃した相手に反撃したりと少しグレードアップしたような感じになっている。
同じような部分としては氷の球を発射して敵を凍らせたりスライディングを使ったりしている。
相手の後ろに瞬時回り込んだり敵を凍らせる爆弾を出したりとサイラックスの要素をもっている(セクターの要素はほとんどない)
ラダーモードのエンディングではほかのキャラクターとは違い一切ナレーションが入っていない。というより説明不要。
次回作のモータルコンバットXのDLC(完全版のXLは最初からいる)に登場するトライボーグにセクター、サイラックス、スモークの三人以外にサイバーサブゼロが追加されており、彼以外の形態でブルータリティを決めることでも登場する。
Xのコミック版で実は9の戦いで機能停止していただけだったらしくクァン・チーに人間の姿に戻された
PS3/PSV版のみ収録されている、『ゴッドオブウォー』からのゲストキャラクター。
おなじみの双剣『ブレイズオブカオス』による接近戦の他、ゴッド・オブ・ウォーに登場する様々な武器で戦う。
彼専用のフェイタリティや、ラダーモードのストーリーも完備されている。
DLC限定キャラクターの一人。
鮮血のように赤い装束とポニーテールを持ったクノイチで、シャオ・カーンによって幾多の戦士達の血の集合体として造られた。
小刀や苦無による白兵戦の他、自身の血を用いて戦う。
また、倒した相手の血を吸収することで力を得ている映写がある。
案自体はMK2からあったものの、プレイアブルキャラとしては本作が初。
ちなみに最初に彼女が公開されたのはコミック版である(詳しくは『小ネタ・豆知識』のアーマックの由来を詳細)。
また、Xのコミック版にも出番こそあったがほとんど活躍しない
DLC限定キャラクターの一人で、映画『エルム街の悪夢』からのゲストキャラクター。原作中での場面をモチーフにしたフェイタリティを使用する。
モータルコンバットX
フルネームはカサンドラ・カールトン・ケイジ。ジョニーとソニアの娘。
ストーリーモードでは主人公的な存在。終盤に父親譲りの潜在能力を発揮する。
戦闘中は常にガムを噛んでいたり、戦闘前にイヤホンで音楽を聴いているなどかなり「イマドキ」の女子であり、態度も悪い。(因みに聞いている曲はモータルコンバットのテーマ曲)X-Rayやスペシャルムーブで父親譲りの金的攻撃ができ、X-Rayは男相手に行うと『相手の股にあるあの玉と思われるものを潰す』といった衝撃的な技を繰り出す。勿論女性相手には『そのようなもの』はないので潰す演出は無いが、同じように痛がる。相手の顎を切り裂き一緒に写真を撮り、SNSにアップロードするというブラックなフェイタリティをもつ。
コミック版でジャッキーとビーチの別荘(?)で修業していた。気分転換のために街の各闘技場を訪れキャシー自身も出場することになり、対戦相手はまさかのフロストであった。
何とかフロストを撃退したが直後に黒龍会が現れ慌ててジャッキーと逃げたが魔界のポータルに入ってしまった。
フルネームはジャックィーン・ソニア・ブリッグス。ジャックスの娘でキャシーの親友。
彼女自身に特別な腕力はないため腕にガントレットを装備してジャックス並みの腕力を発揮している。
コミック版でポータルの先に待ち構えていた黒龍会にキャシーとともに捕まり、森を歩いていたら黒龍会と赤龍会との戦いにまきまれ黒龍会側にいたエロンに協力のために拘束を解かれるが、エロンを殴り飛ばし逃走する。
ケンシの息子で、ハンゾウ(スコーピオン)の弟子であるシライ流忍者。
タケダが名前。
ケンシのテレパシー能力も引き継いでいる。
一部のコスチュームではスコーピオンのような骸骨のマスクをつけている。ストーリーモードではやたらとジャッキーにアプローチをかけている。
はたしてその結果は…
コミック版では主人公となっており、スコーピオンと共に旅をしている。
クン・ラオのいとこで、元盗人であった少林の弓兵。
自分勝手で生意気な性格。
ストーリーモードでは同性愛者であることを思わせるような発言をしているが後に脚本担当のツイッターによりほぼ正式にゲイであることが発表される。
コミック版では数コマの登場しかなく、メインの4人はおろかXの新キャラクターすべて含めても殆どかかわっていない。
魔界の侵略によって統治された種族『オシ・テック族』で、シャオ・カーンの亡き後、魔界の皇帝として降臨している。
アステカ部族をイメージしたようなキャラで、武器に黒曜石の剣を用いたり、太陽の力を借りて攻撃する技を持つ。
また、戦闘前と中距離ワンセットKO、およびフェイタリティ無しのKOで自分の手を短刀で切ったりする他、コマンド技の中に自らの胸を短刀で切るものがある。
そのコマンド技で自滅するとブルタリティを発生させることができ、トロフィー/実績の獲得条件のひとつになっている(もちろん敗北扱いになるが)。
シャオ・カーンに王国を襲われた種族の一つで、後に魔界で反シャオ・カーンの国を作ったがショカン族率いる皇帝軍と戦い撃退に成功した。
魔界の侵略によって統治された国、Arnyekに住んでいる『Kytinn(カイティーン?)族』で、虫などを操る女。
コータルの側近だが他には知らない策をかけている。
全体的に蟲注意なキャラクターで、芋虫から蜂のようなものなど、彼女のいたるところから蟲が這い出てきて、さらにエンディングはかなりえげつない内容となっている。
コミック版では一族を救うためにミリーナに頼むが嫌がらせを受ける。
シャオ・カーンの死後コータル・カーン側についた。
コータル親衛隊の一員。
フェラーが小柄な女性キャラで、トールが大柄な男である。シリーズで二つ目にタッグチームを組むキャラクター。
フェイタリティを当てられる際には、フェラーが転がり落ちてしまうので、実際にはトールにしかフェイタリティを決めることができない。
コミック版でミリーナ達に捕まっていたところをコータル・カーンに助けられ以降皇帝側についた。
エロン・ブラック(エルロン、アーロン)
コータルに雇われた傭兵。
マカロニウェスタンを彷彿とさせる外見で、二丁拳銃を使いこなすガンマン。
魔界の住人ではなく、人間界出身。
多彩なガンアクションと懐に忍ばせた小道具で戦う。
シノックがアミュレットに地球のエネルギーを吸収し自らの体に取り込み、怪物へと変貌した姿で、本作の最終ボス。通常のシノックとは違い、プレイヤーキャラとして使うことはできず、強力なガード不能の火炎放射を放つ技を持つ。
倒されるとアミュレットを抜き取られて粉々に砕け散るが、ラダーモードの一部のエンディングではシノックに戻っていて、この演出の辻褄が合わない。
DLC限定キャラクター。
岩石や結晶、果てはマグマなどを操る土忍者。
黒龍会の関係者でもある。
エンディングではカノウの命令でシノックからアミュレットを奪い取る目的を果たし、ライデンやフウジンなどの神に匹敵する力を手に入れた。
コミック版では反皇帝勢力として戦っている。
元はスピンオフ作品『モータルコンバットスペシャルフォース』に登場した敵キャラクターの一人で、その頃の外見はスコーピオンに似ていた。
また前作9のVita版では一部のモードのみ限定で使用することができたが、完全なプレイアブルキャラになるのは今作が初であり、外見と技共に他の忍者キャラ達と差別化がはかられた。
映画『13日の金曜日』よりゲスト参戦した、DLC限定キャラクター。
お馴染みのホッケーマスク姿で登場し、ナタによる殺しも健在。
スタイルによっては倒されても体力を少し回復し復活するものもある。
個別エンディングでは冥界(Netherrealm)の支配者となったリュウ・カンに利用されそうになるが、逆に彼を惨殺してしまう。
映画『プレデター』シリーズよりゲスト参戦した、DLC限定キャラクター。
プラズマキャニスターやアームクローなどの武器はもちろん、捨て身の自爆は健在、それで相手を殺すとブルタリティが発動する。
また、FATALITY無しで勝利すると対戦相手から脊髄をぶっこ抜き、それをトロフィーにする映写がある。
個別エンディングではシノックからアミュレットを奪いパワーアップし、あらゆる世界を侵略していった。
映画『エイリアン』シリーズよりゲスト参戦した、DLC限定キャラクター。
バラカの体内に寄生していたエイリアンが成長した姿であり、鋭利な牙や腕のブレードなど、Tarkatanの身体的特徴を受け継いだかのような容姿を持つ。
技も腕のブレードを使ったり斬撃技や、フェイスハガーをけしかけたり、体液を使って相手をじわじわと弱らせたりなどエイリアンらしい技を使用して、戦闘相手を翻弄させる。
通常勝利時やブルタリティでチェストバスターを寄生させるシーンもあり、特定のキャラでそれをやると身体的特徴を受け継いでくる(ジェイソンにやるとホッケーマスクを被る等)。
また、ゼノモーフであるが、作中ではエイリアンと呼ばれている。
映画『悪魔のいけにえ』よりゲスト参戦した、DLC限定キャラクター。
原作と同じく金槌とチェーンソーが武器。
衣装チェンジはないものの、戦闘スタイルによって衣装が変わるユニークなキャラ。
DLC限定キャラクター。
スモーク、サイラックス、セクターのデータ、そして前作MK9に登場したサイバーサブゼロの能力を持つ謎のサイバネティック忍者で、彼らとは別の存在。
基本は灰色のボディーだが、サイラックスやセクターなどの姿にも変身する事ができ、さらに三体に分裂する事も可能。
戦闘開始前のイントロでも三体のサイバネティックス忍者が一体に統合される演出が入る。
モータルコンバット11
時を操る女神。
既に女性初のラスボスと言及されている。
シノックやリュウ・カンと取引をしているが…
クロニカの忠実なしもべ。
色黒のスキンヘッドの大男で、体中に亀裂のようなものが走っている。
ブリンクなどを使用して時空を操ったり、砂を大きな物体に作り替えることが出来る。
首を切られても生きているなど、不死を匂わせる演出がうかがえる。
セトリオン(セチュリオン)
クロニカの娘であり、シノックの兄妹にあたる神。
四大元素(火、水、風、土)と植物を操る力を持つ。
フェイタリティでは地球よりも大きくなり、宇宙からの息吹で相手を木っ端微塵にするという正しく『神』らしいフェイタリティをする。
魔界軍に属する人外の男。
一見ショカン族のように見えるが、実はもう二本腕を備えており、その手で大事そうに鞄を抱えている。
交戦時に死体の手から豪華そうな指輪をくすねたり、しこたま金貨を溜め込んでいたりと、名前に違わぬ『収集家』ぶりを見せる。
4本の腕を操りククリナイフやショーテルによる接近戦の他、鉄球やランタン、薬品入りの瓶などの様々な道具やお宝を駆使した変幻自在の戦法をとる。
本作のBGMを担当している実在のDJ。
厳密には新規のキャラではなく、アップデートでサブゼロのスキンの一つとして実装された。能力はサブゼロと変わらないが、音声はヴェガス氏本人がアフレコしている。
DLC限定キャラクター。
映画『ターミネーター』シリーズより参戦した、スカイネット製の殺人マシン。
アーノルド・シュワルツェネッガーのフェイスモデルを使っており、最新作をベースとした壮年の姿をしている。
M1887をベースに、さまざまな銃火器を駆使して戦い、ワープ技として転送装置(未来から現代に送り込まれるヤツ)を持つ。
また、X-RAY攻撃やFATALITYを受けると金属骨格が確認できたり、KOされるとエンドスケルトン姿となって復活する技を備えていたりなど、様々な原作リスペクトが見受けられる。
FATAL BLAW時のコラボ元リスペクトは必見。
また、戦闘前の掛け合いには、ターミネーター2含むシュワルツェネッガー出演作のオマージュが盛り込まれている。
DLC限定キャラクター。
The Walking Deadなどのアメコミ作品を手掛ける出版社ImageComics社の看板キャラ。
アメコミ作品、スポーンの主人公。
特徴的な変幻自在のマントを使った攻撃や、代名詞の鎖を使った攻撃。さらに数秒間姿を消すなど原作を知っている人なら尚面白い攻撃や演出もある。
DLC限定キャラクター。
dcコミックの代表作の一つバットマンシリーズに登場しアメコミ史上最も有名な愉快犯にして悪のカリスマ。
外見はアメコミ版の服装で登場。
ジョーカーらしさ全開のトリッキーかつふざけている攻撃が特徴。
DLC限定キャラクター。
1987年に公開された映画、ロボコップシリーズの主人公。
1987~1993年に公開されたオリジナルシリーズのデザインを採し、マスクを外したマーフィ巡査の顔もオリジナル初期2作のピーター・ウェラーが協力してモデリングされている。
DLC限定キャラクター。
1982年公開の、シルヴェスター・スタローンの代表作ランボーシリーズの主人公。
外見は初代、1982年版のランボーの姿で登場。
罠を使った攻撃や、ゲリラ戦術を駆使した攻撃が特徴。
ちなみに、声優はシルヴェスター・スタローン本人があてていることが開発者のTwitterで判明している。(T-800の声は本人ではなく、本人に近い声優があてているとのこと)
登場キャラクター(NPC)
グレート・クン・ラオ
初代からシリーズの所々で登場するが、一番めぼしいシーンはアニメ映画版、9、X、11である。
初代から500年ほど前にシャン・ツンにより地球は危機に瀕していたが、グレート・クン・ラオがモータルコンバットに勝利したことによって地球は救われている。しかしその50年ほど後にゴローに敗れ、殺される。
500年の後クン・ラオは彼の精神を引き継ぎ、グレート・クン・ラオもその魂をクン・ラオに宿した。11では彼の力により実体化することが出来る。
ドラマ版モータルコンバットコンクエストにもクン・ラオという名前の人物が主人公であるが、ゲーム版におけるこのグレート・クン・ラオを指している。若い男性で、最愛の彼女の死を乗り越え物語を通して成長していく様子を見せる。
フォックス
Xのコミック版のオリジナルキャラとして登場。黒人で丸刈りの少年であり、白井流の人間。
タケダのライバル的な立ち位置で入りたてのタケダを打ちのめしていたが数年修業したタケダと再戦した際にほぼ互角の戦いとなり、焦燥心からカミドゥグに魅入られる。自分の顔の皮を剥いだ後、スコーピオンとタケダ以外の白井流の仲間を大量虐殺した。
タケダを武器庫に連れていき吊るされたスコーピオンの元に合わせ、タケダにスコーピオンを殺すように命じるもののタケダは拒否したためタケダとスコーピオンを襲う。後にタケダに真っ二つにされ死亡した。
小ネタ・豆知識
特殊な英文
ゲームのタイトル『Mortal Kombat』は本来英語では『Mortal Combat』と綴るのが正しいのだが、このゲームにおいては「C」で始まる英単語は先頭のCの文字を「K」に差し替えられて表記する(例:Conquest → Konquest、Coffin → Koffin、Continue → Kontinue、Combo → Kombo 等)。
これの理由は『KILL』(殺す/KOROSU)の『K』から来ていると思われる。
ちなみにこの捩りの発案者はピンボールデザイナー兼シャオ・カーンの初代声優のスティーブ・リッチーである。
トッシーおじさんの正体
アッパーを当てた際に、稀に「トースティー! (Toasty!) 」というボイス(シリーズによって若干変わる)と共に画面右下から謎の男性が現れることがあるが、彼の正体はサウンド担当のダン・フォーデン(→Dan Forden)。日本語話者の耳には登場する際のボイスが「トッシー!」と聞こえることから「トッシー」または「トッシーおじさん」と呼ばれている。因みに一部の移植版では裏技を使うと違うものになる。
近年ではバタートーストがプリントされているシャツを着て登場することがある。
ヌーブ・サイボットの由来
Noob Saibot(ヌーブ・サイボット)という名前は製作スタッフのエド・ブーン(→en:Ed Boon)とジョン・トビアス(→en:John Tobias)の2人の苗字を合体させ逆さまにしたもの(BoonをひっくりかえしてNoob、TobiasをひっくりかえしてSaibot。2つを足してNoob Saibot)。
アーマックの由来
初代モータルコンバットにおいて、カラー情報のバグでリープテイルの表示の際にソニア・ブレードの2Pカラーが読み込まれることで緑色が赤く変色して表示される現象があった。プログラマーのエド・ブーンがバグであることを認めず「あれは隠しキャラクター、Ermac(Error Macro の省略)だ」と呼んでいたのがアーマックの元の由来。
続編の2でスモーク、ジェイドの台詞やエンディング後のメッセージでアーマックの存在は否定されたが、UMK3で正規のキャラクタとして採用されることとなった。なお、似たような話で2にスカーレット (Scarlet) という名の赤い女忍者が存在するという噂も立った。スカーレットは実際のゲーム上では存在しないが、コミック版においてアーマックの恋人として登場する(後に9のDLCキャラクターとして使用可能となった)。
コミック版モータルコンバット
米国で発売されたコミック版には本編のゲームには登場しない、前述のスカーレットやハイドロ (Hydro) と言う液体化するサイバネティック忍者等、オリジナルキャラクターが多数登場する。サブ・ゼロとスモークの友情関係など、ゲーム本編に継承されていった設定も多い。また、アニメシリーズもコミック版を元にして制作されている。
Xでも再び書籍化販売された。全3巻。こちらはXの話が始まる前の話で、呪われたカミドゥグを封印するため旅に出たスコーピオンとタケダがメインで構築されている。何故キャシーとジャッキーがスペシャルフォースに入ったのか、あのキャラはなぜXで出ないのかなどもこの漫画で分かるようになっている。
映画版モータルコンバット
一部ゲームとは異なる設定がある(シャオ・カーンとライデンが兄弟等)。ストーリーは1と2がベースとなっており、1から3までのキャラクターが登場。正し、映画には登場しないキャラクターもいる。
アニメ版モータルコンバット
2~3にかけての話で、前途のコミックが原作。子供向けなのかグロテスクなシーンが殆どない。
基本的にはリュウ・カンら地球の戦士たちが、魔界(Outworld)と繋がっているポータブルを敵を成敗しながら消していく話。尚キャラクターの設定が本編とは若干異なる点が多い。
因みにゲームではMK4以降に登場したクァン・チーはこの作品がデビュー作である。
ドラマ版モータルコンバット
舞台は1より500年前。主人公はグレート・クン・ラオ。
タージャやシローといった仲間と共に異界の問題を解決していく話。時代もあり女性人がセクシーでお色気シーンも少し入っているが話は純正統派である。ヌーブ・サイボットやミレーナが出てきたりキタナがグレート・クン・ラオと恋人同士手前までなるなどゲームとは矛盾した内容も多く、途中打ち切りの為最後は全員皆殺しなど唐突で伏線が回収できていない点も多い。
「9」の完全版及びVitaへの移植
「9」のオリジナルの発売から1年後に発売されたKomplite editionは、いわゆる完全版+αである。
既存のダウンロードコンテンツがあらかじめ全て収録された上で、ゲームモードや独自衣装の追加などが施されている。
Vita版の特徴としては、据え置き版のほぼすべての要素に加え、Vitaのタッチスクリーンや加速度センサーを活かした「BONUS CHALLENGE TOWER」(例として戦闘中にパンパンに膨れ上がるプレイヤーキャラクターの頭をタッチスクリーンでつつき、破裂させないように気を付けながら敵を倒すというものがある。)や「TEST YOUR SLICE」が追加されており、据え置き版以上にボリューミーな内容になっている。
また、一部のコマンド(フェイタリティ含む)が変更されている。
しかし、(PS3とのマシンスペックの差ゆえに当然と言えばそうなのだが)グラフィックが据え置き版からかなり簡略化されており、グラフィック重視の人にはあまりお勧めできない。ただ据え置き版で使われているUnreal Engineはしっかりと使われており、その甲斐あってかVitaソフトの中では綺麗な方である。
9のフェイタリティがあまりにも衝撃的過ぎたため検索してはいけない言葉に見事仲間入りした。
X以降のシリーズではグラフィックの大幅な向上も相まって更にグロテスクな描写となり、ますます検索してはいけない言葉と化してしまった。
その事もあってか、あのWikipediaの項目にも「暴力的、猟奇的な記述あり」と注意書が載せられてしまっている。
ナレーター
かつてはラスボスとなるキャラクターが大会を主催しているという設定上、シャオ・カーンの項目で記述したようにラスボスの声優がナレーターを兼任している時期があった。
現在では別々になっているものの、シリーズの作風ゆえにどのナレーターも一人の悪役のような雰囲気を醸し出している。特に「9」以降のナレーターを勤めるJamieson Priceが演じる不気味かつイーブルな数々のナレーションは必聴である。
因みにラスボスがナレーションを兼任するのはシャオ・カーンの他に「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズのマスターハンド辺りが有名。(どちらも最終決戦時は台詞が変化する。)
また、11ではある条件を満たすとクロニカ(Jennifer Hale)とシャオ・カーン(Ike Amadi)の声をナレーションとして選ぶことができるようになる。