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デジモンゴーストゲームの編集履歴

2023-02-26 18:42:35 バージョン

デジモンゴーストゲーム

でじもんごーすとげーむ

『デジモンゴーストゲーム』とは、デジタルモンスターのアニメ作品。

ヤツらは、君のそばにいる…


概要

2021年8月1日のデジフェス2021で発表された新作アニメ。

2021年10月3日から放送。TVシリーズとしては『アプモン以来5年ぶりの完全新作アニメであると同時に令和最初のデジモン新作アニメ。


シリーズが連続して放映されるのは『デジモンフロンティア』以来で、キャラクターデザインはかつて『デジモンアドベンチャーVテイマー01』を連載していたやぶのてんや

バンダイの育成ギア『バイタルブレス』シリーズと連動しており、劇中で「デジヴァイス」として登場する。


キービジュアルやOPから感じられるおどろおどろしい雰囲気や、時間が奪われミイラ化していく人間が描かれるなど、タイトルに違わぬホラーテイストが感じられるのが特徴。

これまでのアニメシリーズが「怪獣もの」の一面を押し出していたのに対し、その前に「怪奇」「ホラー」を置く作風としており、制作陣曰く、様々なホラー映画のパロディが詰め込まれているとのこと。

それを彩るナレーション「ゴーストナビゲーター」として、俳優の竹中直人が出演している。5月8日の放送では、実際に竹中氏本人が顔出しで総集編を解説した。


主要の6人を演じる声優はいずれもデジモンシリーズ経験者である他、ゲストキャラやデジモンの声を当てる声優もシリーズ経験者が多く、前作前作『デジモンアドベンチャー:』からの続投者も多い。その一方、デジモンシリーズ未経験者の声優も積極的に起用している。

またおなじみの進化バンクも、最新の演出ながら初代並にコンパクトとなっている。


2022年3月には東映アニメーションへの不正アクセス事件によって制作の遅延が発生。20日からは第1話を皮切りに当面の間「デジモンゴーストゲームセレクション」を放送、同年4月17日より新作エピソードの放送を再開。

前作『アドベンチャー:』同様に放送期間は1年を超えているが、前述の一件が放送期間・話数にどのような影響を与えたかは、公表されていないため不明。


逃走中グレートミッション』に後を託す格好で2023年3月26日放送分を持って終了し、前作と合わせて2シリーズ・3年間放送されたデジモンシリーズのアニメは再び休止期間に入る見込み。


あらすじ

新しいテクノロジーが発展した、ほんの少し先の未来。

そんな中SNSでは、「ホログラム・ゴースト」と呼ばれる真偽不明の怪奇現象の噂が飛び交っていた。


中学1年生の「天ノ河宙」は、父が残した「デジヴァイス」という謎のデバイスを起動したことで、普通の人には見えない未知の生き物「デジモン」たちの姿が見えるようになる。


父から預けられたやんちゃな「ガンマモン」と出会ったその日から、宙は様々な怪奇現象に巻き込まれ、仲間たちとともに、デジモンたちが生きる不思議な世界に足を踏み入れていく。


人間の時間を盗む「口縫い男」や、夜な夜な徘徊して人間をさらう「ミイラ男」。

ホログラム・ゴーストは、すぐそばで私たちを狙っているのだ。

ここから先は、誰も知らない世界の裏側の物語。


主な登場人物

3!2!1!

メインキャラクター

本作の主人公。皆から頼りにされるしっかり者の男子中学生。

探究心が強く、デジモンの世界にも惹かれていく。


本作のヒロイン。SNSでも人気を博している、活発で社交的な女子中学生。

自分探しに余念がなく、何にでも首を突っ込みたがる。


海外の大学院を飛び級で卒業したという、天才肌な男子中学生。

不遜な性格だが、同時にかなり臆病な面も。


パートナーデジモン

宙のパートナーデジモンで、頑強なボディが自慢。

何にでも噛み付くやんちゃ者で、好奇心も旺盛。


瑠璃のパートナーデジモンで、結構な大柄。

温厚かつ大人っぽい性格で、デジモンの事にも詳しい。


清司郎のパートナーデジモンで、半流体の体を持つ。

気位の高い女王様気質で、清司郎を怖がらせるのが趣味。


その他は、デジモンゴーストゲームの登場人物一覧を参照。


用語

デジモン達が人間界で引き起こす、常人には理解不能な怪奇現象。デジモンの多様性に比例する形で、その動機や被害度も千差万別。

詳細はリンク先を参照。


本作のデジヴァイスで、アニメでは初の腕に巻くタイプ(もちろん普通に腕時計としても使える)。

従来の様にパートナーデジモンを進化させられる他、本作特有の様々な機能を備えている。なお、セイバーズ版の様に話の途中でアップデートされた。

詳細はリンク先を参照。


  • 宙のデジモン調査ファイル

第33話から追加された、各話に登場したデジモンを紹介するミニコーナー。物語内でアンゴラモン等が解説した際に表示されていたデジモンデータ画面をコーナー化したもの。


前作『アドベンチャー:』の類似コーナーでは光子郎が単独で行っていたが、今回は宙・瑠璃・清司郎・アンゴラモンの掛け合い形式で、宙&アンゴラモンが解説→瑠璃orジェリーモンがそのデジモンに関係する都市伝説などを話す→清司郎が怖がって締め、の流れが基本。


今作では初代デジモンアナライザー以来できちんと「データ/ウィルス/ワクチン/フリー/ヴァリアブル」の属性が表示され、『:』で「???」と分類不明にされていた「アーマー体」や後で追加された「ハイブリッド体」もしっかりレベル欄に書かれている。


作風

「メインキャラ3人のパートナーがワクチン、データ、ウィルスに分かれ、主役格がウィルス」「現実世界が主な舞台で、そこに実体化するデジモンたち」など、幾つかの過去作、特にテイマーズXW3期との共通点が多々見られる。


ただし物語の進行度は前作の『デジアド:』以上に遅く、専ら人間界を舞台とした1話完結式の日常(?)回ばかりなのが特徴。

放送期間の二年間で敵対キャラの再登場はあれど、縦軸の組織・黒幕と呼べる存在は一切登場せず、それに比例する形で多くの謎も未回収のままだった。


今作のパートナーデジモンは必殺技名を叫ばず、かわりに人間側が技名を指示し、初めて技を発動させた時は人間側のキャラの頭の中に技名が浮かび上がる演出が入る。他のデジモンは当初は必殺技の名を叫ばなかったが、第3話以降から普通に叫んでいる。


また『デジモンクロスウォーズ』程ではないが、今作は人間側の主要キャラが殆どいない分、パートナー以外の仲間デジモンの頭数が多めで、状況次第では頼もしい支援をしてくれる場面も多い。


前作から引き続き、今作ではデジモンの公式設定の再現率が高く、長年披露していなかった能力を今作で初めて披露した者や、元ある設定が別の形で活かされている者も多い。

あくまで多いだけでアーマー体ハイブリッド体は一個人として普通に登場するし、ガンマモンを始めとして設定とアニメ内が全く異なるなどのケースもあるが、これまでのアニメ作品はデジモン図鑑と比較した設定の改変、敵という立場ゆえに設定とまるで違うような扱いも珍しくなかったためデジモンを掘り下げることのできる作風の強みともいえる。


デザインも公式絵寄りにリファインされている事がしばしば(マジラモンの色が初登場作から元に戻っている、ムシャモンの鎧の造形が細かい、カルマーラモンの左目のメイクがなくなっている、ダークナイトモンが公式絵基準になった等)。

また、怪獣並みに巨大なサイズとして登場させる事が多かった従来と比べ、現実味があるサイズに設定されている個体が多く、今作の作風と相まって人間界の身近にいるモンスターだと言う毛色がより際立っている。


同時に各話のゲストデジモンを少数に絞った事で今まではモブ同然だったり、スポットが当てられる機会が少なかったデジモンの活躍の場がぐっと増えている。中には『02』の劇場版「デジモンハリケーン」基準のデザインで登場したアンティラモンや、ほとんどがオクタモンのオブジェだったフジツモン等の意外なデジモンや、設定の都合上メディアでの登場が難しいとされていたデジモンの登場も積極的。


前作は言葉を話さないデジモンが多かったのに対し、今作は従来通り殆どが普通に人間の言葉を話せる理性がある。例外もあるが続投したデジモンには「前作で活躍の場が少なかった」「言葉を発さなかった」デジモンが選出されている傾向がある。


主題歌

デジモンゴーストゲームの楽曲一覧を参照。


余談

何気にパートナーデジモン全員が浮遊・飛行能力を持っており、その進化系は陸海空それぞれに特化した進化をしている。


今までの作品に比べると、幼年期究極体、ハイブリッド体のデジモンの登場が抑えられている。究極体は回想でプラチナヌメモン、ハイブリッド体はギガスモンが初登場だが、幼年期は第61話でのツメモンが初登場でなんと究極体よりも遅い(近年の作品で早い段階で究極体が登場する事が多かったので、今作の登場率はシリーズを通して比較的普通。だが、幼年期が最終盤まで出ていなかったのは非常に珍しい)。

なお、本作ではデジモンデータ画面を除くと、デジモンの進化レベルについては作中で一切触れられていない(なお、ハイブリッド体(ビースト)はハカメモバイタルブレスと同じく完全体相当の模様)。

そして究極体の正式登場は、久々の出演となったピエモンが先陣を切った。


作中では都市伝説では済まないような実害の出ているかなり大規模な事件が多発しており、新島さんなど過去にホログラム・ゴーストの被害にあった人物が、後の話でそれに言及することは全く無いのが少々不自然だったが、ギュウキモンの回でバクモンが「記憶も少し弄っておいた」と言っていたため、もしかしたら他の事件もバクモンがアフターケアをしていた可能性がある(セイバーズの記憶消去装置の立ち位置)。

もっとも、メタ的に見れば6期鬼太郎のように話数によって認識が変わるようなある種のパラレルワールド気味で一貫した設定や描写がないだけの可能性もある。


時折、これまでのデジモンアニメシリーズを意識したような展開や演出がなされることがある。


なお、これまでのシリーズで「デジヴァイス」を育成ギア化した事は何度かあったが、『アドベンチャー』〜『セイバーズ』までの作品では究極体ネタバレしてしまうという事が度々あった(『テイマーズ』や『セイバーズ』の場合はOPのシルエットで登場を予告していたが)。

本作のバイタルブレスはDimカードによるある種のDLC制を採用していながら、主役三人のパートナーの進化系で発表されたのは完全体までであり、究極体は既存デジモンで構成されている。

おそらく、デジヴァイスが『デジヴァイスバースト』などの後期仕様を販売したように、今後の商品展開で発表されるのかもしれないが…。

上記の通り玩具で完全体はネタバレしていたものの、実際にアニメ本編に登場するまでオープニングのアニメーションには映らないようになっていた。


ルーチェモンも今作では何かに関わっているのではという推測もある。(オープニングのシルエットデジモンはただの演出と語られているが、パートナーデジモンとブラックテイルモン以外を除くと、シルエットが無いのはルーチェモンだけ)


デジモンドリーマーズ

本作と同時期に最強ジャンプで連載中の漫画作品。

作者はやぶのてんや。「ゴーストゲーム」とは登場人物が異なるオリジナルストーリーであり、デジモンシリーズの漫画オリジナル作品は「デジモンネクスト」以来13年ぶり。


登場人物


関連タグ

デジモン 2021年秋アニメ ゴースト

心霊現象 ホラー 都市伝説

ホログラム

公式サイト


  • 妖怪ウォッチシャドウサイド:ストーリーとしては、これのデジモン版。宙役の田村氏は主要キャラの声で出演しており、作風の割にあまり敵を屠らない点も同様。
  • 6期鬼太郎:ダーク&ホラー重視という点から、キャッチフレーズや雰囲気が酷似している。ガンマモン役の沢城氏は主人公の声で出演している。


  • ONEPIECE:今作に出演する一部の声優が共通。
  • 銀魂:この作品に登場した声優が多く登場している。
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