「おっタマげたな! こりゃタマらん!」
「龍の道に生き…龍の道を進む!私がやらねば誰がやる!」
プロフィール
出身 | ??? |
---|---|
年齢 | 地球人換算で40歳 |
誕生日 | 9月9日 |
星座 | ???(作中世界では何座なのか判明していないが、我々の世界では乙女座になる) |
血液型 | O型 |
一人称 | 僕ちん(シリアスな場面では『私』を用いる) |
CV | 神谷浩史 |
スーツアクター | 日下秀昭 |
テーマソング | リュウコマンダー龍の道 |
概要
龍の獣人の姿をした、キュウレンジャーの司令官(コマンダー)。
しかしながら史上最強の適当男のにおいを漂わせるようなチョイ悪系おやじで、荘厳な姿や肩書とは裏腹に一人称に「僕ちん」を用いる事もあったりと非常に軽く陽気な性格(真面目な時は「私」口調になる)。
ピンチの時でも「了解」という台詞は少し固いという理由でずっと代案を考えていたり、どうでもいい発言をしたりと度を過ぎて適当で、よく秘書官のラプター283を怒らせたり呆れさせたりしている(ちなみに思いついたのは「オッキュー」というセリフであった。軽い)。
本編ではSpace.3から登場。宇宙を旅してきたらしく、数々のスキルキュータマをお土産にオリオン号に帰ってきた。
Space.4ではラプターに桃を買いに走らせている(しかしラプターが買ってきたのは桃の缶詰めだったため食べるのに苦労し、結局その後スパーダがケーキに使用した)。
前述のようにどこかから大量のキュータマを入手してきたり、ラプターがワシキュータマに選ばれるのを見越した上で非戦闘要員だった彼女を惑星チキュウに買い物に行かせるなど、何か色々と知っている様子も垣間見せるが、突っ込まれても「知らないよ。僕ちん」とシラをきっている。
戦士としての隠された姿
イカーゲン・マーダッコのコンビとは因縁があるようで、キュウレンジャーに「もしも出会ったら戦わずに逃げた方がいい」と語る程に恐れている模様。
彼ら絡みの話でふざけた事は一度も無く、遭遇した際はすぐ撤退するよう命令を出したり、別の作戦を遂行しているメンバーに対して作戦を中止させ、イカーゲン達に襲われたメンバーの救出を優先させる程である。
Space.8では、地球上に五芒星を描くように配置されているモライマーズを優先的に破壊する「スターダスト作戦」と、ラシンバン座系惑星ジーシャックに封印されているラシンバンキュータマを回収する作戦を立案。
珍しくまともな作戦を立てていたが、民間人の救出よりもモライマーズの破壊の方を優先する発言をしたためスパーダに怪しまれる。
加えてダイカーン・メシウバインダベーに苦しむ住民を発見したスパーダが「飢えている人を見捨てたくない」と自己主張して作戦から離脱したため焦りを見せるなど、いつもは飄々としている彼らしくない様子も見られた。
そして悪い予感が当たり……スパーダ離脱によって生じた隙をつかれて、惑星ジーシャックに赴いている怪盗BN団とチャンプ以外のメンバーはイカーゲンとマーダッコに全員敗北。
止むを得ず自ら出撃しリュウバイオレットへ変身して二人と互角の戦いを繰り広げ、ラッキー達を逃がす隙を作ったが間もなく時間切れとなり、単身救援に駆けつけたスパーダをみすみす目の前でさらわれてしまう。
オリオン号に帰還後はスティンガーによってオリオン号に保護された小太郎をあしらいつつ、ラッキー達に何故自分がイカーゲン達を恐れているか…その理由、そして自身の過去を語る。
司令の過去と画竜点睛
かつてリベリオン総司令官ビッグベアの下でリベリオンの一員として戦っていたショウは、救世主であるキュウレンジャーが見つからない状況を憂いて、スキルキュータマで疑似的にキュウレンジャーに変身できるシステム(イカーゲン達曰く「偽者」)を搭載したリュウツエーダーを独断で開発し、時間制限というデメリットを抱えながらジャークマターと戦っていた。
しかし、それによって逆にドン・アルマゲにショウの存在を危険視され、リベリオンを壊滅させる刺客としてイカーゲンとマーダッコが送り込まれ、大勢の仲間が次々と殺されていった。
ビックベア自身は、不完全なシステムで戦うのを危険視してショウに出撃禁止命令を出すも、ショウは命令に背いてリュウバイオレットとなってイカーゲンらと戦うが、時間制限で変身が解けてしまい絶体絶命に陥る。そこに駆けつけたビッグベアはイカーゲンとマーダッコの攻撃で受けた体の損傷を顧みず2人を捕縛し、ショウを逃がすために自爆装置でイカーゲン達を巻き込んで自爆してしまった。
ショウ自身は何とか生き延びることはできたが、自分の単独行動が原因でリベリオンを壊滅させてしまったことは悔やんでも悔やみきれず、大切な仲間をこれ以上失いたくないと、キュウレンジャーを仇敵であるイカーゲン達となるべく戦わせないようにしていたのだ。
語り終わった直後にイカーゲン・マーダッコから「スパーダを助けたければ全員で来い」とのビデオメッセージを受け、スパーダ救出作戦の決行を宣言。
しかし翌日、宇宙の希望であると同時に大切な仲間であるキュウレンジャーを巻き込むまいと抜け駆け、感づいて追いついたラッキーも「じゃんけんで勝ったら連れて行く」と騙してグーパンチで鳩尾を突いて気絶させ、一人でスパーダ救出に赴く。
インダベー達を蹴散らしスパーダを救出するも、やはり待ち伏せていたイカーゲンとマーダッコに襲われ、それでも「仲間を見捨てられない」というスパーダに「絶対に死ぬな」と命令して共闘するも、実力差を埋められず窮地に追い込まれてしまうが、追いついた残りのメンバーに救われ窮地を脱する。
イカーゲン達と戦わせないために気絶させたにもかかわらず、駆け付けたラッキーに対し「どうしてここに来た!」と問うが、逆にラッキーは司令の胸ぐらを掴み、大きく叫ぶ。
ラッキー「いつまで一人で戦ってるつもりだ! 司令は昔、リベリオン最初の戦士だったかもしれない。でも、今は違う!俺たち9人がいる。司令も加わりゃ10人だ!……ってことは、伝説よりもすげぇって事だ!司令と俺たちで伝説を超えるんだ!!」
そうラッキーから説得された直後に、キュウレンジャーとショウ司令のキュータマから放たれた眩い光から巨大な龍が出現。
龍からの問いかけに対し、「9人の伝説の救世主と共に戦いたい。ジャークマターの支配から宇宙を解放する為に!」と答えたショウの手に持つリュウキュータマに龍の力が流れ込み、チェンジキュータマへと変化。新たなる姿リュウコマンダーへの変身を可能とした。
バイオレット時から二人相手に互角であった戦闘力が更に向上、しかも「偽者」でなくなった事で時間制限を克服した為に、終始マーダッコを圧倒しドラゴクラッシュで彼女を撃破する。
ヒカエオローで巨大化したメッチャツヨインダベー・ムッチャツヨインダベーも、新たに出現したリュウボイジャー単機で撃破した。
帰還後はチーム名を、「宇宙戦隊ジュウレンジャー」に改称しようとしたがあっさりと却下されたり(四半世紀前の戦隊の名前と被ってしまう。さらにいえば『デカ(deca=「10」)』という表現も名に付く戦隊が既にいるので使えない)、窓の外を眺めながら亡きビッグベア総司令に語りかける渋い締め方をしようとしたのに、小太郎とハミィの喧嘩に巻き込まれるなど散々であったが、いつもの調子に戻ったようだ。
ショウもないテキトーぶり
平和を切実に願う歴戦の戦士としてのカッコよさと、ちゃらんぽらんなダメ親父っぷりが同居するショウ・ロンポー司令官。
親しみやすく戦力としても一流であり、他のメンバーが苦悩していた時は冷静な大人として導いてくれる良き上司である……のだが司令官なのに作戦立案能力が無く、参謀としては全く当てにならないという欠点を持っており、メンバーが度々命令無視を起こしてしまうカリスマの低さにも繋がっている。
そもそも上記の経緯を見れば分かると思うが、彼は本来の総司令官であるビッグベアが戦死した為に、急遽彼の代わりとして司令官に就任したに過ぎず、ドギー・クルーガーや賢神トリンといった過去作の番外戦士に変身する獣人司令官達とは違って、司令官としての経験も浅く元々強いカリスマ性などがあるタイプでもない(カリスマ性や人を纏めて指揮する能力については、むしろ後に現れた追加戦士の鳳ツルギの方が明らかに上である)。ぶっちゃけ戦闘面についても、最後まで他のメンバーより頭一つ抜きんでた強さと存在感を見せていたドギーやトリンに対し、ショウは初登場当初こそ圧倒的な実力を見せていたものの、初戦以降はイカーゲンにも普通に圧倒されるようになり(相手がショウという事で、初戦では本気を出していなかったのかも知れない)、それ以降は例年の追加戦士や、本作の殆どの戦士同様に露骨にインフレに置いて行かれてしまっており他のメンバーが救世主として成長していきツルギは大統領クラスのリ-ダ-シップで皆を引っ張りラッキーは堂々とたる王様として成長していったこともあり「自称救世主の引退の時は近いかもしれないねえ…」と心境を吐露してた。
つまり彼もまだまだ成長途上のキャラクターなのである。
以下は、そんな司令のおとぼけな面の一覧である。
space.3~5
- ラッキー達が敵側に付いていたスティンガーとの交戦でピンチに陥る中、新しい掛け声をどうするか考えていた。
- スティンガーが司令に送り込まれたスパイである事を自ら明かした後で「すっかり忘れてた☆」とのたまう。
※ただし上記2つは、スティンガーのスパイ諜報を成功させる為にわざとやっていた可能性が高い。
space.10
- ナーガが気絶しているのが発見された際、名探偵を気取り「何者かが何らかの方法でオリオン号に侵入し、何らかの方法でキュウレンジャーの誰かと入れ替わり、何らかの方法でナーガを攻撃、何らかの方法で制御を乗っ取った」という極めて漠然とした推理を披露。
- 結局推理の締めを「キューレットで当たった人物が犯人の変装」という運任せの方法で決めようとするが、当たったのは自分のキュータマだったため縛り上げられてしまった(ナーガが気絶していたのも結局は単なる事故だった)。
- ダイカーン・モズマの手によって太陽に接近し、蒸し焼き状態となったオリオン号の中で「焼きドラゴンになっちゃう~!」と悲鳴を上げ、「オリオン砲発射準備!太陽をぶっ飛ばせ~!」と正義の司令官にあるまじき発言を行う。ラプターに「そんな兵器ありません!」とつっこまれても「じゃあ作って~!」と無茶ぶりを重ねていた(ちなみにこの「オリオン砲」、約20話後のSpace.33で本当に実現させてしまった)。
- 幽霊となったビックベア総司令が、地球でラッキーの説得によりショウの評価を改めている裏で「誰か~!助けて~!!」とあまりにも無様な姿を晒す。
- ラッキー&小太郎がビッグベア総司令を連れて帰還した際には何事も無かったかのように「全て私にお任せを」と総司令に対して胸を張って答えたため、メンバーからは呆れた目で見られてしまった。
space.13
- 小太郎たち若者が張り切って戦闘を行う中、腰痛を理由に一人看板の裏でサボろうとした(直後に襲撃が入り失敗に終わったため、キレて反撃を開始)。
space.14
- ダイカーン・ユーテルジャンの気を引くための方法を、傍にいたラプターのセリフから連想した思い付きで決めまくる。最終的にガルが女装するというカオスな状況を作り出してしまい、ラプターに「ガルを女の子にしてどうするんですか~!!」と掴みかかられてしまった(しかも「意外とかわいいよ!」と余計な高評価まで付け加えた)。
space.17
- ダイカーン・シャイドスが支配する暗黒ドームの対抗策として、本部から届く予定の「ヒカリキュータマ」の存在を皆に教えるが、メンバーが期待を膨らませる中「光るかどうか…分かんないケドね☆」と台無しな補足を付け加え、皆をズッこけさせた(ちなみに実際の効果はかなりすごかった)。
- キュータマ転送も封じられたドーム内にいるラッキー達にヒカリキュータマを直接届けるべく、カメレオンボイジャーが侵入時に掘った穴をリュウボイジャーで通って行こうと考える。本人としては「細長いからいけるっしょ」という公算だったのだろうが、ものの見事につっかえて身動きが取れなくなってしまい、自身は終盤まで参戦できなかった(ヒカリキュータマ自体は何とかラッキーに渡せた)。
- シャイドスが倒され巨大化するとほぼ同時にゴリ押しで穴を突破。状況が飲み込めないままノリでリュウテイオーを編成し、シャイドスにとどめを刺した。
space.22
- オリオン号で作戦会議中、ホウオウソルジャー=鳳ツルギが宇宙空間であるにもかかわらず単身オリオン号に接近し窓をノックするが、窓がちょうどショウの背後にあった為に中々気づかず、メンバーに何度も「後ろ後ろ!」と促されてようやく気づいた。
- ツルギによるキュウレンジャー戦力外通告をあっさり承諾し、「御供にシェフと秘書をどうぞ」とスパーダとラプターを差し出す(とはいえ実際は監視目的で、内心では見返す機会も窺っていた)。
space.24
- フクショーグンの一人・テッチュウとの戦いで、互いを犠牲にさせまいと張り合うラッキーとツルギを前に「じゃあ僕ちんが」と何となく言ってみた結果どうぞどうぞされてしまった(しかし単身でテッチュウの相手は出来、ラッキーとツルギがギャブラーに取り込まれたスティンガー達を救出する時間稼ぎに成功した)。
space.25
- 惑星トキのゼンマイを巻きに向かった際、時間の歪みからビッグベア総司令が現れ、自身の服装も総司令の生前のものに変化。最初は総司令に挑もうとしたが元々しがらみも確執もなかったせいか、いつの間にやらその場で酒を酌み交わし談笑していた。その後ナーガをおぶってきたバランスに促されて(司令の持ってた酒はバランスがおいしくいただいた)ゼンマイを巻き、消えていく総司令を敬礼しながら見送った。
space.27
- オリオン号内部に侵入したインダベーを捕まえようとしてギックリ腰になってしまい、インダベーを取り逃がしてしまう。その後の戦闘でも無理に体を動かしすぎた為にギックリ腰が酷くなってその場から動けなくなってしまった(無理をして戦闘しようとした為にラプターも「話聞けよ…」と静かにキレていた)。
Space.38
今回はSpace.10以上にポンコツぶりが目立っているが、一応活躍もしていた。
- 自分よりもジャークマターを知るツルギと、故郷・惑星カイエンとアスラン王の一件でカリスマが身に付き始めたラッキーのリーダーシップを見て「僕ちん、最近空気みたい……」とぼやく。
- インダベー99人斬りの試練にて一人余裕をこいてちんたらしていた結果、ぶっちぎりの最下位(撃破スコア5体)に終わる。
- だるまさんがころんだ対決で、止まった瞬間ギックリ腰を発症しコケそうになり、ナーガの超能力で止められ難を逃れた。
- ダンス対決で『キューレット・ザ・チャンス』を披露しようとしたが、再度ギックリ腰を発症し棒立ちのまま動けず戦力外に。
- 二人ずつのチーム分けをする際「僕ちんと組みたい人は手を挙げて~!」と名乗りを上げたが、ツルギ以外はとっとと行ってしまった。
- 最後のクレー射撃対決にて、本来の彼なら余裕だったのだが、上記のダメージと自信喪失が尾を引き外しまくってしまった。
- 普段の言動が理由でメンバーから今ひとつ信頼されていない事を逆手に取り、土下座して許しを請い、ツルギを売って皆を慌てさせるという奇策で、見事に敵の隙を付いた。
- 勢いを取り戻した事で調子に乗り、ノリノリで某世紀末漫画やアクション映画の真似をしながら戦い、しかも波動拳まで本当に撃った。
このテキトーさが目立つ一方で、スランプからネガティブな思考に陥ったラッキーを諭す、危険を顧みずに感情任せに行動を起こそうとしたスティンガーを一喝したりと人事面ではキチンと司令らしい事もしている。
因みに、指令と言うポジションである為か、ラッキー不在の場合はキュウレンジャー全体の名乗りである「究極の救世主!宇宙戦隊」の部分を名乗る事がラッキーに次いで多く、ほぼ必ず担当している(それ以外ではスティンガーが担当した程度で他のメンバーが担当した事はほぼ皆無である)。
プロデューサーの望月卓は「真面目な人物が適当な性格を装っているのではなく根が適当」とショウ司令の性格を位置付けており、演じる神谷氏もこの話を受け「いい加減な言動の方が本来のショウ司令官の性格で、戦士や大人としての姿はリベリオンの戦士として戦っていく中で身につけなくてはならなかった物である、という解釈で演じている」と各種インタビューで語っている。
最終決戦後
キュウレンジャーの司令官をスティンガーに任せ、リベリオンの総司令に就任した。
『VSスペース・スクワッド』ではハミィと交戦した結果負傷し戦線離脱してしまった。
『スーパーヒーロー戦記』ではラプターと共に南総里見八犬伝の世界で登場。彼が使用する武器のリュウツエーダーは杖型のロッドライフルであり剣ではないが、この作品では八剣士の一人として登場した。
よくよく見ると集団戦の場面でリュウタロスを肩車しているシーンがチラっと映るが、司令の腰が心配である。(紫の龍モチーフ、声優が演じるキャラかつ中の人達が特撮ラジオをやっているコンビつながりかと思われる)
余談
名前の由来は言わずもがな中華料理の小籠包(ショウロンポー)。
作中にも小籠包が存在しているようでスパーダが料理人らしく反応していたが、それに対して飽くまでも「ショウ・ロンポー」であると区切りを強調して念押ししている。
space.31にて本来は生存するはずであったオライオンが自分達に関わった事で死亡した為、キュウレンジャーの歴史を守るべく過去に残り、その後space.33にてコールドスリープと言う形で現代に戻ってきたことから、年数の程は不明だが現在は初期より加齢していると思われる(最もドラゴンをモチーフにしたキャラクターは大概長寿設定である事が多い為、長命の種族であれば彼が当初は元の世界に戻らない事を前提に過去に残る事に一切躊躇しなかったのも頷ける)。
前作『動物戦隊ジュウオウジャー』には多くのスーパー戦隊で見られる司令官ポジションのキャラが無く、サポートキャラも常に居なかった(森真理夫は終盤まで事情を知らない保護者の扱い)事から、前々作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』以来の司令官キャラ復活となった(ただし上記の通り、過去作の獣人の司令官キャラ達と比較すると、明らかに若くて未熟な面が目立つ等の相違点がある)。
なおニンニンジャーにおける伊賀崎好天は司令官というより師匠、烈車戦隊トッキュウジャーにおける車掌も支援者という立ち位置であり、戦隊メンバーの上に立ち彼らを導くという純粋な司令官キャラは4年前の獣電戦隊キョウリュウジャーのトリン以来と言えるかもしれない(後の10人目の戦士という共通点もできる)。
『キュウレンジャー』エンディング曲「キュータマダンシング!」では、井上望氏と共に作詞を担当している。
声を演じる神谷氏は仮面ライダーシリーズで何度か出演を果たしているが、スーパー戦隊シリーズへの出演は初。
ただし顔出しでは、獣電戦隊キョウリュウジャーのED『みんな集まれ!キョウリュウジャー』で鈴村健一氏と共に「けんいちくんとひろしくん(38)」の名義で投稿し採用された経験がある(そもそもこの2人は東映特撮専門ラジオ番組『仮面ラジレンジャー』のMCであるが、プライベートで投稿しており番組企画ではなかったようだ)。
また鈴村氏は特撮界ではリュウタロス(仮面ライダー電王)役として有名だが、神谷氏も『電王』10年目にして同じ龍モチーフ、しかも同じパーソナルカラー(紫)のキャラを演じる事となった。ちなみにspace.9でリュウキュータマから現れた紫の龍の声も神谷氏である。
神谷氏はかつて司令官役を演じるにあたって「ドギー・クルーガーと同じ方向性で行くのなら、(自分と同期の友人である)稲田徹には勝てない」と語っていたが、実際に演じる事になったショウ・ロンポーは、ドギーとは異なる形で"強さ"と"信念"と"ユーモア"を兼ね備えた魅力ある司令官となっている。
また神谷氏はオファーを受けた際に何故自分が司令官役なのか分からず、望月Pに「単に神谷浩史の人気が欲しかったのか、それとも神谷浩史なら演じきれると思ったのか」と質問した事を明かしている。これに対する望月Pの答えは「神谷浩史なら任せられると思った。その上で神谷浩史の人気も欲しかった」というものだったという。
ちなみにspace.3において「了解」に代わる台詞を考えていた時「ロジャー!」を「論外」と切り捨てるという楽屋オチの一コマがあったが、space.18(スペース・スクワッドコラボ回)にて当のドギーがゲスト出演した際は「オッキューは論外だろ…」と楽屋オチ返しをされている。
前作の『動物戦隊ジュウオウジャー』の声優キャストに「ジュウオウジャー楽しいです」と言っていたらしい。
関連イラスト
関連タグ
ドギー・クルーガー、マスター・シャーフー、賢神トリン:いずれも獣人タイプの司令官。ドギーとトリンは同じく彼等自身も番外戦士に変身して戦う。
アンドロメダ瞬:5年前のニチアサ中の人繋がり。狙ったのか誕生日設定が一緒。
ドラムス:同じく宇宙モチーフの1時間違いの世界の龍の姿をした獣人。中の人はこの戦隊でナレーション・各種アイテム音声を担っている。
ドラゴン紫龍:竜座の青銅聖闘士。紫色の竜。
ミハエル・ブラン:終盤での行動、展開が似ており、かつ中の人繋がり。
トラファルガー・ロー:同社の裏番組の同じ声の戦士。
ドラゴンモンガー:スーパー戦隊シリーズでは初となる龍モチーフの戦隊怪人だが、人間大戦で撃破された時に「こりゃたまらん!」と同じ台詞を言った。
アスク:カジュアルながらも威厳ある竜繋がり。ただ、『神竜』を名乗るもフォルムは竜ではなく牛である。
門藤操←ショウ・ロンポー/佐久間小太郎/鳳ツルギ→高尾ノエル