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基礎データ
全国図鑑 | No.0087 |
---|---|
ジョウト図鑑 | GSC:No.177 HGSS:No.179 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.266 |
アローラ図鑑(USUM) | No.116 |
英語名 | Dewgong |
ぶんるい | あしかポケモン |
タイプ | みず/こおり |
たかさ | 1.7m |
おもさ | 120.0kg |
とくせい | あついしぼう/うるおいボディ(第4世代から)/アイスボディ(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう1/りくじょう |
進化
パウワウ→ジュゴン(Lv.34)
概要
第一世代から登場している古参のポケモン。パウワウの進化形。ラフレシアなどと同様に元ネタそのまんまな名前を持つポケモンの一匹。
しかし実在のジュゴンと違い体はスマートで、寒冷地に暮らしているようだ。どちらかと言えば、イルカやシロイルカなどに近い体型である。尻尾は方向転換に役立つように、体は水の抵抗を受けない流線形に進化した。あしかポケモンなのにジュゴンである、あしかなのに。
冷たい海を好み、海底でも地上でもよく眠る。寒さに強く、むしろ寒いほど元気になる。
寒冷地に住むがヨワシを食べに温暖な地方にもやってくる。夜行性のポケモンで狩りは基本的に夜に行うらしいが、アローラ図鑑曰く食後には海岸で日光浴もするらしい。
昼に狩ってるのか夜に狩ってるのか謎。真っ白な体は冬の海での保護色になっているのだが、如何せん、暖かい地方に来た場合は天敵に襲われやすくなっているような気もしなくはない。
角に対して記述されることはないが、アニメや漫画、ポケモンスタジアム等で見る限り、れいとうビームは角から出る。また、氷山に佇んでいる姿を昔の人は人魚だと誤認したらしい。なお、実在のジュゴンも人魚と誤認されていたという通説がある。
ゲームでの特徴
進化することでこおりタイプが追加された。
初代では四天王カンナの先鋒としても有名で、初見でレベル56をいきなり繰り出してトレーナーの恐怖を誘う。カンナ自身の実力も相俟って印象に残りやすい。
ふたご島で野生個体をツモっておくと割と即戦力として役立つ。自身の強化版と言えるラプラスと異なりレベルがそこそこなので育成の手間を考えればこちらに分がある。
色違いは全ポケモン中トップクラスと言っていいほど分かりづらい。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 90 | 70 | 80 | ※ | 95 | 70 | 405 |
第2世代から | 90 | 70 | 80 | 70 | 95 | 70 | 475 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
初代同複合タイプ比較
パルシェン | 50 | 95 | 180 | 85 | 45 | 70 | 525 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ラプラス | 130 | 85 | 80 | 85 | 95 | 60 | 535 |
同期のポケモン達と比べ控え目な能力値で、100を超える能力が一切ない。加えて第2世代でただでさえ微妙だった「とくこう」が削られる羽目に。
その為パワー不足の感が否めず、みず・こおりタイプの中ではマイナー扱いだが、特性が存外優秀で、天候「あめ」「あられ」に対応する他「あついしぼう」なら耐性が増える。
「アクアジェット」、「こおりのつぶて」、「ねこだまし」など妙に先制技が多く、複合タイプ両方の先制技を揃えられるのは珍しい。
この他「ほろびのうた」「アンコール」「かなしばり」「なかまづくり」などでのサポートが充実しており、「ぜったいれいど」も覚えられる。戦術次第でかなり柔軟に動けることだろう。
ダブルバトルではその豊富かつ独自性のある補助技があり滅びの歌などを使うパーティではしばしば採用されたりもする。
なお、みずタイプだがレベルアップで覚えるみずタイプの特殊攻撃技が「しおみず」のみであり、当然この技がない初期などの作品では一切覚えなかった。
使用トレーナー
ゲーム版
- カンナ:四天王(カントー)
- ヤナギ:ジムリーダー(ジョウト)
- カスミ:ジムリーダー(カントー)
- エリカ:ジムリーダー(カントー)※1
- ハチク:ジムリーダー(イッシュ)
- レイナ:ジュゴンマスター
※1:ポケモンスタジアム2
アニメ版
- スイート(ミュウツーの逆襲)
- サクラ
- カンナ(無印99話)
- ヤナギ(無印236話~)
- ゴウ
漫画版
- カンナ(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
- サービス開始時から実装されているポケモンの1匹。進化元のパウワウの出現率が巣を除けば低めなので、入手率はそこそこ高め。
- みず・こおりの複合は現状ライバルが多く、ラプラスとトドゼルガが鎬を削り合う状態になっており、残念ながらジュゴンが使用される機会はあまりない。技の構成が2者と被ってしまい、独自性を発揮しづらいのもネックである。
- 2018年2月11日以降は不定期でレイドボスにも選ばれている(ランクは★★)が、こうした事情もあり人気があるとは言い難い。
- シーズン15から「ドリルライナー」を使えるようになったことで採用率が一気に上がった。優秀なデバフ技である「こごえるかぜ」も使える優秀なポケモンである。
『ポケモンマスターズ』
- ヤナギのバディで実装。メインストーリーWPM編8章をクリアすると仲間になる。当初はパウワウで、特定のレベルと進化石でバディーズエピソードのバトルをクリアするとジュゴンに進化する。
『Newポケモンスナップ』
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
- ゴウのジュゴン
- CV.うえだゆうじ
- 新無印10話でカイリューの島へ渡るためにゲットされたゴウ初のこおりタイプ(なお1度ではゲットできておらず、ゲットできるまでボールを投げ続けていたためカイリュー用に用意していたボールまで使い切ってしまった)。
- カイリューの島へ向かう途中で嵐に巻き込まれ一度はゴウとはぐれてしまったが、偶然にもカイリューの島に流れ着いてゴウの元に戻った。
- ♀の別個体やサクラビスに惚れるなど、惚れっぽいところがあるが必ず失恋する(後者はハンテールとサクラビスが恋人同士だった為)。
- 水中移動要員として使われる事が多く、第15話ではマンキーが池の中に落としたカラカラの骨を拾ったり、第46話ではギャラドスによって川に流されたサトシとゴウを助けようとしたり、ポケモンマリンアスレチックではゴウのパートナーとして選ばれたり、第85話ではタマンタと共にキングドラを探そうとしたりしている。
- ホシガリスが原因によるポケモンフーズが無くなった事件ではポケモンたちの喧嘩にメノクラゲたち共々巻き込まれるも、マユルドを助ける為にメノクラゲと共に「れいとうビーム」で池を凍らせた。
- 第84話ではパッチルドン、レジーナのグレイシア(ミーチェ)、サトシのウオノラゴンと共に氷の遊園地を作っている。
〈ゲストなど〉
- スイートのジュゴン
- 劇場版『ミュウツーの逆襲』にスイートの手持ちとして登場。水中にいた為にミュウツーに捕まってしまうが、サトシにより助けられる。
- サクラのジュゴン
- ハナダ美人4姉妹の長女でカスミの長姉・サクラのポケモンで登場。当初はパウワウであったが、無印61話でムサシのアーボックとのバトル中にジュゴンに進化した。
- カンナのジュゴン
- 無印99話で試合で使用している場面が描写されている。
- ヤナギのジュゴン
- 無印236話から登場。サトシ達を襲った赤いギャラドスを「れいとうビーム」で退け、その後サトシのゴマゾウとバトルした時はあっけなく氷付けにした。
- 無印238話のジム戦で使用し、サトシのヒノアラシと対決。屋内プールであるフィールドを使い、水に潜って攻撃をかわしながら攻撃するが、サトシは何とヒノアラシを水の中に潜らせてジュゴンを攻撃するという奇抜な戦法を取り、ジュゴンは敗北する。
- DP89話
- ポケモンサマーズクールの3日目に湖の水ポケモン達を観察するプログラムでサトシが観察して絵を描いた。
その他
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 1話:冒頭で登場
『薄明の翼』
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 第2章でカンナの主力で登場。こおり技をひとたび放てば辺り一面を凍らせる事ができ、凍らせた地面を滑走することで、水中並みの速度で移動する。更に「れいとうビーム」とパルシェンの「とげキャノン」を合わせると強力な「氷のミサイル」という合体技ができる。
『山下たかひろ版の4コマ漫画』
- ダジャレ大好きジュゴンとしてレギュラー入りをしている。ジュゴンはじゅごーーい!(すごーい)
- 何と最新作のスカーレット・バイオレットではさむいギャグという技が本当に実装されてしまった。
余談
関連イラスト
関連タグ
0086.パウワウ→0087.ジュゴン→0088.ベトベター/アローラのすがた