ヒスイダイケンキ
ひすいだいけんき
基礎データ
概要
『ポケモンLEGENDSアルセウス』にて登場したポケモンで、ヒスイ地方の過酷な環境に
タイプはあくタイプが追加され、ゲッコウガ以来となるみず・あく複合の御三家となった。
従来のダイケンキと比べて貝殻の鎧が黒色に変化し、禍々しい赤色の模様が入っている。
至る所が曲がりくねって刺々しく、原種の威風堂々したものから邪悪な鎧を着込んだ黒騎士の様な印象となった。また、髭が通常よりも長い上に爪が真っ赤に染まり、瞳の色も濃くなった。
原種と同じく前腕に備える「アシガタナ」を用いての戦闘も可能だが、原種のそれとは違いフランベルジュのようなギザギザとした刀身を持つものとなっている。
元のダイケンキが94.6kgだったのに対し、ヒスイダイケンキは58.2kgと極端に軽くなっている。
外見上、ダイケンキの体格としては原種よりもやや筋肉が落ちた(よく見ると胸の厚みが違う)程度の違いしか見られないため、身に纏っている貝殻が軽い材質のものに変わっているのだろうか。
あくタイプに違わず、勝つためには手段を選ばない非情で冷徹な性格に変貌。普段は鳴き声ひとつ出さず静かにしているが、敵が近づくと目にもとまらぬ速さでアシガタナを突きつける。
そのアシガタナの構え方も変わっており、原種が順手なのに対してこちらは逆手へと変化した。
戦闘においても不意打ちや騙し討ちといった武士道もへったくれもないダーティーな戦法を得意とするようになり、剣術も一刀にて斬り伏せる従来のスタイルから、怒涛の連撃で斬り刻む荒々しいスタイルへと変化した。
その剣技は幾重にも押し寄せる千重波に喩えられ、餌食になった者は長い年月のあいだ傷が癒えなくなってしまうという。
ヒスイジュナイパーやヒスイバクフーンと違い、この姿に変わった理由は特に明かされていないものの、元のダイケンキの戦い方を考えれば何となく察しはつくだろう。
なお、色違いの個体は黒い貝殻の鎧が白くなって原種の通常色に近い色合いになるため、従来の
ダイケンキが歴戦の古強者になったようなかんろくポケモンの名に恥じぬ雰囲気に変わる。
ゲームにおける特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ヒスイ種 | 90 | 108 | 80 | 100 | 65 | 85 | 528 |
原種 | 95 | 100 | 85 | 108 | 70 | 70 | 528 |
変化分 | −5 | +8 | −5 | −8 | −5 | +15 | ±0 |
ステータスは原種の攻撃と特攻を入れ替えて耐久面を削り、素早さに回した形となっている。
本作のリージョンフォーム及び追加進化組は素早さが下がっているポケモンがほとんどであるが、ダイケンキのように原種よりも素早くなる例は珍しい。
微妙だった素早さがそこそこの数値にまで上昇したのは朗報。攻撃面に関しても、元々物理技の方が豊富だったダイケンキにとっては此方の配分が噛み合っている。
ヒスイバクフーン同様、複合タイプの追加によって原種よりも対応範囲が広がっている。
通常技に降格した「シェルブレード」に代わる新たな専用技「ひけん・ちえなみ」を習得した。
攻撃した相手に数ターン継続ダメージを与え続ける技となっている。また、シェルブレードと同様に「きれあじ」で威力が上がるのも嬉しいところ。
なお、この技を繰り出す際のモーションはダイケンキファン必見のカッコ良さ。
「サイコカッター」「つばめがえし」「どくづき」などを伝授出来るので苦手タイプへの対抗手段も多い。ただし特殊技に対しては非常に脆いので無理は禁物。
他の御三家のように爆発力のある技は覚えないので、「ひけん・ちえなみ」の追加ダメージが地味にありがたい事も多々ある。
派手なパワーは無いが、全体として原種と同じく堅実な性能に纏まっていると言えよう。
性格は物理攻撃を補強しつつ堅実に攻め込めるいじっぱりやようきが人気。
LEGENDSアルセウスでは特性の概念がなく、特殊攻撃でも火力が出た為ひかえめやおくびょうで育てる人もいたが、現在では後述の隠れ特性も相まって先述した2つの採用率が高い。
第9世代
SVにて判明した隠れ特性は新特性「きれあじ」。ヒスイダイケンキに採用される技が軒並み強化
されるので、げきりゅう以上に強力。特にシザリガーと違い、タイプ一致技以外も強化されるのは大きな差別化要素となる。
専用技の「ひけん・ちえなみ」の追加効果にも変化があり、元々あった追加ダメージの効果は
「場にまきびしをばらまく」というものに変わった。あくタイプの技は無効化する手段が無く、
動けさえすればどんな相手にも必ず追加効果の発動まで約束されているのが魅力。
もちろん元の「まきびし」と同様に設置は3回まで重ねがけが可能であるため、相手が浮いていなければ単にコレを撃ち続けるだけでも後続のポケモンに圧がかかっていくのも嬉しい。
対戦を考えると、最早みず・あく複合としての役割が期待されていないゲッコウガとは戦い方で
別の道を歩んでいるため、シザリガーやサメハダーが比較対象となり得るが、どちらも出禁なのであまり同タイプのポケモンを意識する必要はない。
(しかし前者は『ゼロの秘宝』に含まれる『碧の仮面』で再登場することがPVにて判明した。)
特性により「シェルブレード」や「アクアカッター」、専用技の「ひけん・ちえなみ」、相手の能力変化を無視して攻撃できる「せいなるつるぎ」等様々な切断技が強化されるので原種が獲得できなかったみずタイプとしてはやや珍しい技を覚えるという個性が技範囲の広さと火力を両立させた形になった唯一無二のポケモンになるとして注目が集まっている。
原種のダイケンキと比べると気持ち少し脆い点とあくタイプの弱点を持つ以外の全ての部分が殆ど上位版と言って差し支えない。尚テラスタルを使用したら防御面のタイプの条件は同じになってしまうので防護面は同じで攻撃面は完全上位互換。原種は泣いて良いかもしれない。
使うとすれば「とつげきチョッキ」型が1つの型として考えられる。HB特化させた上で「とつげきチョッキ」を持てば、安定して「ひけん・ちえなみ」での場作りができる。「きれあじ」のおかげで攻撃の努力値を削ってもある程度の火力が期待できる。
最大のネックは、9世代でヒスイダイケンキへと進化が出来ないこと。現状の進化条件が「ヒスイ地方で進化」である都合上、どうしても一度ヒスイ地方への輸送が必須になってしまう。これにはもちろんポケモンHOMEを経由してポケモンLEGENDSアルセウスへと移動した上での進化が必須となるため、ソフトを持っていない場合は買うか、持っている人に預けて頼んで進化してもらうなどしないといけない。
次いでもう一つの問題は隠れ特性持ちのミジュマルorフタチマルを用意しなければならないことだったが、こちらも2023年3月下旬~4月上旬にかけて配信されたテラレイドバトル「最強のダイケンキ」で入手できる原種ダイケンキが隠れ特性持ちの個体であるため、これを元手に孵化厳選すればかなり手軽に調達することができるようになった。レイドに挑戦できなかったorクリアできなかった場合でも、運が良ければマジカル交換で孵化余りが流れてくることもあるので、こちらの敷居は大きく下がったと言えるだろう。
シリーズ4環境で解禁されると、性格がいじっぱりかようきで「きあいのタスキ」や「とつげきチョッキ」でとにかく対面性能を高めたアタッカー型が一定数使われるように。テラスタルはかくとう対策のフェアリー、かくとうを半減できる上にフェアリーにも耐性のあるどく、一致技の遂行力を意識したみずがメイン。
余談
元々、ダイケンキが侍をモチーフにしていたこともあってか、今作の和風なリージョンフォームとシナジーが良く、それでいて原種のイメージから離れない程度のアレンジであった為か、ヒスイのすがたの中でもかなりデザイン面での評判が良い。
ちなみに、シルエットが判明する前は二足歩行になるのではないかという予想も散見された。
今までみずタイプ「が」変化したリージョンフォームなら居たものの、みずタイプ「の」リージョンフォームはヒスイダイケンキが初。
2022年2月28日に実施された無料アップデート「ヒスイの夜明け」にて追加された『大大大発生』においてフィールド上に直に野生出現するようになったが、設定を反映してか、今までのダイケンキのイメージを覆す俊足で主人公の周りを駆け回り襲ってくる。
本作ではつれあるきが出来ない為、ここに来て漸く判明した要素と言えよう。
関連タグ
LEGENDSアルセウス ポケモン一覧 ミジュマル フタチマル
0502.フタチマル→0503.ダイケンキ/ヒスイのすがた→0504.ミネズミ
水御三家・最終形態
進化前が原種仲間
その他
ファン間での推測に留まるが、モチーフの一つとして説が挙げられている新撰組の副長。
ヒスイ地方のモデルである北海道、函館の五稜郭にて最期を迎えた「侍」であり、その手段を選ばない苛烈な戦いぶりが近似している。