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通常のサンドパンは「サンドパン」を参照

基礎データ

全国図鑑No.0028
アローラ図鑑(SM)No.252
ウラウラ図鑑(SM)No.124
アローラ図鑑(USUM)No.329
ウラウラ図鑑(USUM)No.150
ヨロイ島図鑑No.169
キタカミ図鑑No.117
ブルーベリー図鑑No.156
英語名Alolan Sandslash
分類ねずみポケモン
タイプこおり / はがね
高さ1.2m
重さ55.0kg
特性ゆきがくれ:天気が「あられ」「ゆき」のとき、このポケモンに対する技の命中率が0.8倍になる。また、「あられ」のダメージを受けない。先頭にいると、雪が降っている場所での野生ポケモンの出現率が0.5倍に下がる。
隠れ特性ゆきかき:天候が「あられ」→「ゆきげしき」のとき、「すばやさ」が2倍になる

進化

初期最終
アローラサンドアローラサンドパン(こおりのいしを使用)

カントーのすがた

タイプじめん
せいべつ50%♂・50%♀
たかさ1.0m
おもさ29.5kg
特性すながくれ:天候が「すなあらし」の時にこのポケモンに対する技の命中率が0.8倍になる。 / いわ・はがね・じめんタイプ以外でも、この特性であれば「すなあらし」のダメージを受けなくなる。 / 手持ちの先頭に置くと、砂嵐の吹いている場所では野生のポケモンが出現しにくくなる。
隠れ特性すなかき:天候が「すなあらし」の時に自分の「すばやさ」が2倍になる。または「すなあらし」のダメージを無効化する

これまで確認されていた姿。サンドパンを参照

概要

第7世代『サン・ムーン』から登場する、アローラ地方の環境に適応するために姿を変化させたサンドパンのリージョンフォーム。正式名称は「サンドパン(アローラのすがた)」。

進化する事で、の表皮はでコーティングされた鋭いつらら状のトゲに変化し、爪もカギヅメ状に変化している、この爪のおかげで氷山でも滑ることはなく、敵に襲われた時は雪に体を潜り込ませ、背中のトゲだけを出して身を守る。棘はとても鋭く、刺さると大穴が開くと同時に凍傷になってしまうという恐ろしい代物。

Newポケモンスナップ』の描写から、グラエナですらアローラサンドパン相手には分が悪いと諦める程。

巨大な鋼と氷のトゲを背負っているため、従来のサンドパンに比べスピードが遅く動きも鈍い。しかし積雪地帯ではカギヅメを使って雪を掻き分ける事で素早く移動できる。そのスピードはどんなポケモンにも遅れを取らない。

この移動の際の雪しぶきや朝日を受けて棘が輝く様は美しいことで有名で、サンドパンが住む雪原へ足を運ぶカメラマンが多いが、山奥に住んでいるため遭難しやすい。そのため許可なく入山することは禁止されている。

ゲームでの特徴

SMUSUM

Let's Go!ピカチュウ・イーブイ

ソード・シールド

  • DLC『鎧の孤島にて通常種共々解禁。ヨロイ島での任意イベント「ディグダ探し」でアローラディグダを30匹見つけ、一礼野原にいるディグダのトレーナーから隠れ特性のアローラサンドを貰う事ができる。

スカーレット・バイオレット

性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
アローラ75100120256565450
原種75100110455565450
増減±0±0+10-20+10±0±0
  • タイプは進化前と同じく「こおり・はがね」の複合。攻撃面では半減が被る噛み合わせの悪さ、防御面ではほのお・かくとうと複数のメジャーな4倍弱点を抱え、いわ耐性を持たずほぼ単はがねの劣化、と双方においてあまり優秀とは言い難い組み合わせ。
  • 一応、はがねとの複合もあってか、耐性に乏しいこおりタイプの中では一番半減できるタイプが多い。またすなあらしあられ両方のダメージを受けないという利点もあるがそちらはマンムーアマルルガの存在がちらつく。
  • 特性は通常・隠れ共に天候依存であるため、霰パ以外に投入すると死に特性になる点も注意したい。アローラキュウコンの方は自分で発動できるのだが……。
  • 図鑑の説明とは異なり素早さは65のまま。元々使われることが少なくただでさえ低めの特攻が-20され、防御・特防が+10されやや耐久寄りの能力に変わった。原種の無駄が削減された種族値配分と言えるが、前述の通り耐性があまりよろしくないため、全体的な防御性能は原種より低めだったりする。一応、原種と違い毒を浴びたり氷漬けにはならないので、どくタイプとの戦いは若干原種より有利である。
  • 基本的な戦い方としては特性「ゆきかき」を活かしたアタッカーが一番分かりやすいだろう。原種の性質を引き継いでじしんを覚えられるので、苦手なほのおタイプに一矢報いることもできる。
  • 地味にオーロラベールも覚えられる。一応ダブルでなら張るチャンスはあるだろうか。
  • いずれにせよ前述の炎と格闘が4倍なので、ゆきかきやオーロラベールをもってしても特に加速する軍鶏等は天敵なので過信はしないように。

第8世代

  • しかしこれはあくまで机上論での話であり、現状スピードおばけのドラパルトや全ポケモン中最速のレジエレキ、ダイジェットを起点にした超火力アタッカーが蔓延する対戦環境では、たとえゆきかきが発動しても元の素早さがそこまで高くないAサンドパンには厳しいと言わざるを得ない。ダイマックス技の仕様上、天候を上書きされやすいのもネック。
  • ついでに言うならトリプルアクセルの命中率は90、しかも一撃毎に命中判定があるので、全弾命中率は73%とかなり不安。もう一つの教え技である「アイアンローラー」も単純な威力自体は高いが、こちらは当該項目を読んでの通り、クセが強過ぎてダイマックス技のベースにしないと扱いづらい。
  • それだけでなく今作では先制技のこおりのつぶてをはじめ、前作までは使えたアクアテールやつばめがえし、果てにはオーロラベールといった有用な技の大半を失っているために大幅な弱体化を食らっていると言わざるを得ない。
  • 因みに何故かレコードでどくづききゅうけつを覚えられるが、採用価値はないに等しい。それらを念頭に置いた上で活躍させたい。

番外作品

ポケモンGO

  • フレンドから贈られるギフトに入っている7kmタマゴからアローラサンドを孵化させ、それを進化させることでのみ入手が可能。もちろん進化前共々野生の個体は存在しない。アローラサンド自体がリージョンフォームの中では比較的入手しやすいこともあり、入手難易度はやや低め。
  • ステータス面では中堅どころで、こおり・はがねの複合であるため、原作同様、かくとう・ほのおには滅法弱い(一応、ほのおタイプにはゲージ技の「じならし」で一矢報いることはできるかもしれないが、正直その程度では焼け石に水である)。
  • 一方でくさ・こおり・ドラゴンには、はがねの複合であることが功を奏して割といい勝負ができることが多い。とはいえ弱点がメジャーどころなので、不意の不一致サブ技には注意したい。
  • シーズン15にてドリルライナーを新たに習得し、強化となった。これにより、トリデプスと草タイプの組み合わせを崩すことがより可能になった。しかし、これまでもトップクラスの強さを誇ったチャーレムが環境でさらに暴れることになってしまった。

ポケモンマスターズ

  • ダイゴ(シーズン20)&アローラサンドパン
    • 2020年8月にダイゴ(シーズン20)のバディで実装。「つららおとし」と「つららばり」の2ウェポン持ち。バフは「プラスパワー」と命中率と急所率を上げるトレーナー技「クールに行こう!」がある。トレーナー技は天候があられ時には急所率を追加で2段階上げる効果もある。
    • 最大の特徴としてパッシブスキル「B技後あられ化」によって半永久的に天候をあられ状態にすることが可能。「あられ時威力上昇5」も持ち合わせ、バディストーンボードにもあられ関連のパネルがいくつか存在するため、あられパでは必須の存在となっている。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • SM80話
    • 洞窟内の氷の城を棲みかにしているアローラサンドのぬしが、リーリエシロンのサポートでバンギラスを撃退後にマーマネのデンヂムシが見つけたこおりのいしに触れた事で進化し、リーリエに『コオリZ』を与えた。
  • SM125話
    • 回想で登場。
  • SM129話
    • 別個体が登場している。