「ひざまずいて手を取って……お次は?そう───つまらないのね」
プロフィール
キャッチコピー | 至上の愛をレースへ… 絶世独立、頂点に咲く魔性の華 |
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誕生日 | 4月9日 |
身長 | 165cm |
体重 | 嫉妬する程に理想的 |
スリーサイズ | B87・W57・H90 |
靴のサイズ | 左右共に24.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | 油絵、ヨガ、撮られること |
苦手なこと | 造花、電子レンジ |
耳のこと | マッサージは耳の先までしてもらう |
尻尾のこと | いつでも滑らかな流線型 |
家族のこと | 庭に植えた蝋梅は家族のお気に入り |
ヒミツ | ①ヴィンテージの眼鏡を持ち歩いている / ②よくスマホを放って出かける |
自己紹介 | 私を知りたい?ならばターフへどうぞ。メジロラモーヌ…私の総てがそこに在るわ |
CV | 東山奈央 |
畏れすら感じるほどの美貌と妖艶な立ち居振る舞いは、まさに魔性。
数多の存在を虜にする彼女がすべてを捧げ、愛を貫くのはレースにのみ。
何人たりとも間に入ることはできない。
(公式ポータルサイトより)
概要
メジロラモーヌは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬『メジロラモーヌ』をモチーフとする。
メジロ家のウマ娘の一人で、メジロアルダンの姉。史上初のトリプルティアラウマ娘であり、「メジロの至宝」と称えられる。
この作品では珍しく名前の公開から発表までの間が長かったウマ娘であり、ゲーム版において彼女の存在が明かされたのは、2021年11月19日実装のメジロドーベルの育成ストーリー内。同じメジロ家の一員であるメジロブライトもドーベルの育成ストーリーで初登場したが、ブライトの場合は実装前日に公式サイトでシルエットが公開されるなど登場が仄めかされていたのに対し、ラモーヌは完全なサプライズでの登場であり、多くのユーザーに衝撃を与えた。
2022年2月8日実装のメジロアルダンの育成ストーリーでは姿は見せないものの本人が登場。その後、長らく続報がなかったが、同年11月5日開催のライブイベント『ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE』のDAY1にて初めて立ち絵が公開され、公式ページにも追加された。
トリプルティアラを達成したことに強い矜持を持っているためか、トレセン学園の生徒会長であるシンボリルドルフでさえ萎縮するほどの威圧的なオーラを常に放ち、多くの人間やウマ娘に恐れられると同時に意図せず魅了し狂わせてしまう掴み所のない人物。
しかし、妹であり最大の理解者であるアルダンから見た人物像は「誰よりもターフを深く愛し、レースに対しても常に直向きで、走ることを純粋に愛している」というもの。
実際、「ターフの上こそが一番自分が輝き、至上の愛を届けられる場所」と公言してはばからないほどレースに対しては並々ならぬ思い入れがあり、メジロ家のファンに配布するカレンダーでは毎年ラモーヌの写真はターフに立つ勝負服姿となっているほどである。
このレースに対する価値観に加えてプライドの高い性格もあってか、他のウマ娘に対しても自分と同じような熱量と実力を求める傾向にあり、競走相手がそれに見合った実力を持ち合わせていなかったり出し切れていなかったりしていると判断した場合は「つまらないのね」などと吐き捨て、厳しく突き放してしまうこともある。
こうしたこともあってか、普段は他のウマ娘とつるむことは少なく、トレーナーや目上の人物相手に物を試すような言い方をしたり、ありきたりな質問しかしないマスコミの記者たちを袖にするなどを小悪魔のような振る舞いも目立つ。
ただし、これらの小悪魔的な言動もその並々ならぬ直向きさや情熱によって突き動かされた結果によるものである。
同じメジロ家であるメジロドーベルからの人物評にも違わない優れた洞察力を持ち合わせており、併走中にアルダンが迷いを見せて油断した際にはその心境を見透かし隙を突いたこともある。
アルダンとの普段の姉妹関係は良好であるが、アルダンには自分に対して抱えているコンプレックスを早いうちに克服することを強く望んでおり、そのためには時に実の姉妹を超えたライバルとして厳しく接することもある。
同じメジロ家のドーベルからも「全てを見透かされそうな感じがして気楽に話しかけられない」と評されてはいるが、ラモーヌは自身を目標に時には物怖じせず意見を申すドーベルへ大きな期待を寄せているらしい。
また、数少ない対等に渡り合えるミスターシービーも「ラモーヌは誘い方次第で何とかなる」と評しているように、他のウマ娘と一切関係を持つことを根本から嫌っているわけではない。実際、食堂が混んでいるときにオグリキャップたちから相席を求められた際はあっさり承諾しており、また、ルドルフがトウカイテイオーやツルマルツヨシと同席した際もテイオーたちに鷹揚に接している。
レースがある日は「いつまでもレースの余韻に長く浸っていられない」という考えから、レース後はトレセン学園を出て一人で夜景を楽しむのが習慣であるが、門限を越してしまうことが多いため、しばしばルドルフを困惑させている。
寮のルームメイトはシンボリクリスエス。他のウマ娘とつるまないラモーヌと口数が少ないクリスエスという組み合わせのため、普段会話することは少ないものの、不必要に他人に干渉しないラモーヌの姿勢にはクリスエスから好感を持たれている模様。
名前が公開されている競走ウマ娘での姉妹関係はビワハヤヒデとナリタブライアン姉妹以来二組目。(※名無しの競走ウマ娘では、サクラバクシンオーの妹の例などがある。)
容姿・デザイン
モデル馬の異名である『魔性の青鹿毛』に違わず、妖艶で大人びた風貌をしており、頭頂部から左方向に流れる白メッシュのあるシニヨンの髪型と右目下の泣きぼくろがトレードマーク。左耳に耳飾りをつけている。
ゲーム版にて2023年2月24日追加のSSRサポートカードのイラストで勝負服の一部が公開。7月21日、3Dの勝負服が実装された。
ゲーム版でのユニット名は「オニキス・ライン」。ちなみにオニキスとは実在する鉱石の名称であり、石言葉では「成功」「厄除け」「秘密」を意味する。
漫画版
ウマ娘シンデレラグレイ
直接の登場はないものの三章にて名前だけ登場。
当時は公式からの発表前だったため配慮したと思われる。
ゲーム版
「どんなに熱く燃え上がろうとも、余韻は夜に溶かさなきゃ。……愛に過去は邪魔だもの」
先述の通り、メジロドーベルの育成ストーリー内にて存在が判明。
アルダンの育成ストーリーでは、「メジロの至宝」である姉と比較され続け、それを乗り越えようとするアルダンの姿が描かれる。回想シーン等にはラモーヌ自身が登場していて、本人の姿は一切映らないが台詞もある。
ウマ娘ストーリーや育成ストーリーの中には
- アルダン同様にラモーヌも幼い頃に脚元不安を抱えつつ、それを払拭
- デビュー戦で20バ身差圧勝
- マルゼンスキーに迫るタイムをジュニア級で記録
という、ラモーヌの史実エピソード(後述の競走馬メジロラモーヌの項目参照)もしっかり盛り込まれた。
また、アルダンの最後の目標レースとなる秋の天皇賞を見守るメンバーの中には姿を見せない謎の人物の台詞があり、ラモーヌの存在を匂わせていた。
リリース2周年となる2023年2月24日にはSSRのサポートカードとして初実装され、2周年イベントやサポカイベントを除けば3月10日に実装されたダイイチルビーの育成ストーリーが姿を見せての初登場となった。
同年10月19日には育成ウマ娘として実装。
育成ウマ娘
- ☆3[オニキス・ライン]メジロラモーヌ
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
97 | 88 | 89 | 83 | 93 |
+15% | +0% | +0% | +0% | +15% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | F |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
B | A | A | E | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
G | A | A | F |
サポートカード
- SSR[燦爛]メジロラモーヌ
リリース2周年となる2023年2月24日に追加されたSSRサポート。タイプは賢さ。実装時点でタイプ別と総合の両方で最高クラス性能というキタサンやシービーのSSRに匹敵する異例の待遇となった。具体的には
・無凸で完凸賢さSRよりステ値上昇幅が上&固有効果でトレーニングボーナスが4~20%
・3凸で賢さボーナス+2、完凸するとスキル習得コスト減が最大のレベル+4に
・習得できる金スキルが出番の多いマイルと中距離で発動するものなので汎用性良好
弱点としては『固有効果発動の条件が速度上昇スキルの習得で1個につき+4%』なので他のサポカが潤沢でないと真価を発揮できないところなのだが、プレイし始めたばかりでもなければ速度スキルは2,3個は習得するはず、すなわちボーナス8or12%にはなるので十分実用の範囲内なので致命的な欠点にはならない。
…と、その後述される史実の完全無欠の如き強さと汎用性からレンタル市場にあっという間に広まってしまい、キタサンやクリーク並みに借りられやすいカードの一つとなっている。
2024年1月時点で当カードに練習性能で勝っているものは[かっとばせー!ですわ!?]メジロマックイーンSSRのみであるものの、並び得る性能のカードもいくつか存在する他、良くも悪くもスキルの内容が中距離・マイルに特化しているため他の距離、特定の脚質では他のカードの方が良いとされるシチュエーションも散見される。
メジロラモーヌ本人はこれを使えないという大きなハンデを背負うことになっている。幸い、上記のマックイーンの他元々賢さは優秀なSSRが多く実装されているタイプであるため、編成次第では十分カバー可能。
ちなみに、テキストにある植物名は全て勝ち鞍由来である。「菊」だけマイナーなレース。
- SSR[冬溶かす熾火]メジロラモーヌ
タイプはパワー。上述の通り[燦爛]が非常に優秀でありパワータイプ自体を使わない傾向にあるラークシナリオでは話題にならないが、こちらもトレーニングによるステータス上昇量はパワータイプの中ではトップクラスである。
また、[絢爛]と比べてより中距離に特化したスキル構成となっている。
競走馬「メジロラモーヌ」
その美しき黒い流線形。
嫉妬すら追いつかない。憧れすら届かない。
その馬が、史上初の三冠牝馬になることを、まだ誰も知らなかった。
魔性の青鹿毛。その馬の名は…「メジロラモーヌ」。
《2012年JRACM「桜花賞」より》
「Queens of 1986」
1986年を思い返す時、僕らはきっとキミを思い出す。
史上初の三冠牝馬。その偉大な記録は勿論だけれど
まぶたに焼きついた、あの華麗な走りが、鮮やかに
浮かび上ってくるだろう。1986年、キミはここにいた。
《JRA「ヒーロー列伝」より》
完全無欠
時間も場所も
相手が誰であろうと
そんなことは関係ない。
与えられた仕事を
完璧にやり遂げて
そのひとつひとつを
つよく印象に残す。
そう私の名は
ミス・パーフェクト。
何事にも手を抜かない女。
《「名馬の肖像」2019年エリザベス女王杯》
1983年生まれの青鹿毛の牝馬(86世代)。父モガミ、母メジロヒリュウという血統の持ち主で、半弟に1989年高松宮杯を制したメジロアルダン(父アスワン)がいる。
父のモガミはダンシングブレーヴなどを輩出したことで名高いフランスの名種牡馬・リファールの産駒の一頭。初年度産駒の一頭であるシリウスシンボリが東京優駿(日本ダービー)を制したことで注目を集めていた。ラモーヌはそのモガミの2年目産駒の一頭であり、その活躍によりモガミは人気種牡馬としての地位を確立、以後多くの重賞馬・GⅠ馬を輩出して成功を収めることとなる。
白い流星が映える美しい青鹿毛の馬体の持ち主として名高かったが、幼駒時代は後脚に難があった上性格的にも大人しく、決して周りからでは大きな期待を抱かれていたわけではなかった。しかしメジロ牧場での育成で文字通り馬が変わり、父譲りの激しい気性も表に出てくるようになった。
馬名は冠名とアルプス山脈の高峰「ラモーヌ(Aiguille de L'Amône)」に由来するもの。ちなみに幼名は「俊飛」。
- 2歳(旧3歳)
1985年10月13日、小島太騎手を鞍上に、東京競馬場の新馬戦(ダート1400m)で大差勝ち、というド派手なデビューを飾った。「大差」とは着差が10馬身以上開いたことを示すが、このレースでは約20馬身もの差がついていた。
2戦目は終始引っかかりっぱなしで4着に敗れる。
3戦目から柏崎正次騎手に乗り代わり、400万下「寒菊賞」を勝利。
GⅢ「第2回テレビ東京賞3歳牝馬ステークス(現フェアリーステークス)」(芝1600m)を連勝。
柏崎騎手と共に重賞初勝利となったが、その勝ち時計は1:34.9という凄いものだった。当時JRAの芝1600mで1分35秒を切った2歳馬はウマ娘でもおなじみのマルゼンスキー(76年朝日杯3歳S・1:34.4)、後に当時のレースレコードでダービーを勝つコーネルランサー(73年ひいらぎ賞:1.34.6)の2頭だけ(共に中山競馬場)。この2頭は牡馬であり、2歳牝馬では初の領域であった。突出した一部の馬たちを除き基本的に牝馬と牡馬の力の差が現代よりずっと大きい時代だったことも考えれば、どれほどの衝撃だったかは想像に難くない。
年末にはJRA表彰で最優秀3歳牝馬に選ばれた。
- 3歳(旧4歳)
年明け1月のGⅢ「デイリー杯クイーンカップ」では単枠指定の1番人気となるが、激しくイレ込んでしまい4着に敗れた。
河内洋騎手へと乗り代わりとなり、桜花賞トライアルのGⅡ「報知杯4歳牝馬特別(現報知杯フィリーズレビュー)」(芝1400m)。
逃げていたチュウオーサリーをクビ差で差し切って勝利。ここからラモーヌの連勝街道が始まった。
初のGⅠ挑戦となる「第46回桜花賞」(芝1600m)では単勝1.6倍の一番人気で単枠指定。
追い込みをかけて差し切り、力の違いを見せ牝馬一冠目を戴冠。
中2週でオークストライアルのGⅡ「サンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(現フローラステークス)」(芝1800m)に出走し、初対決となったライバルのダイナアクトレスを直線であっさり交わし、1馬身半の差をつけて完勝。
本番のGⅠ「第47回優駿牝馬(オークス)」(芝2400m)では2馬身半差をつける圧勝で牝馬二冠達成。「トライアル勝ち馬は勝てない」と言うオークスのジンクスを初めて覆してみせた。
河内騎手はレース後のインタビューで「テスコガビーを超えたと思う」とラモーヌを絶賛した。
夏はメジロ牧場でのんびり休養していたが、挫跖(硬いものを踏んで蹄内部が内出血を起こす)でレース復帰が予定通り行かず、牝馬三冠目トライアルのGⅡ「関西テレビ放送賞ローズステークス」までずれ込んだ。レースでも今までのように圧勝とは行かず、2着と叩きあってクビ差での辛勝。
そして当時の牝馬三冠最終戦となる3歳(旧4歳)限定GⅠ「第11回エリザベス女王杯」(当時芝2400m)に出走。単枠指定の1番人気単勝1.3倍、2番人気ポットテスコレディが13.9倍と、もはや誰もがラモーヌの勝ちを確信していた。
ラモーヌは淀の下りを利用して早めにスパートを仕掛け、直線で逃げるマチカネエルベを交わして先頭に立ち、後続を千切っていく。ゴール直前では脚色が鈍り、終始2番手につけていたスーパーショットが二の足を使って猛烈に追い込んできて苦しい競馬となったが、なんとか半馬身振り切って史上初の牝馬三冠を達成した。
そして北野ミヤオーナーの意向通り、引退レースとしてGⅠ「第31回有馬記念」に出走。主に牝馬限定戦を走り続けたメジロラモーヌにとってはほとんど初めての有力牡馬との対決となったが、直線でフレッシュボイスやスダホークと進路がかち合って前が塞がる不利を受けて9着に敗れる。勝ち馬は同期のダービー馬ダイナガリバーだった。
年末の表彰では「トウメイ以来25年ぶりの牝馬の年度代表馬に」との声もあったが、ラモーヌを破ったダイナガリバーが選ばれ、ラモーヌは最優秀4歳牝馬を受賞。
翌1987年2月8日、東京競馬場で引退式が執り行われた。
同年末、史上初の七冠馬シンボリルドルフとともに顕彰馬に選出される。
通算成績:12戦9勝 4着2回 着外1回
生涯獲得賞金:3億300万円
史上初「牝馬三冠」と当時の日本新記録「重賞6連勝」を達成し、牝馬の生涯獲得賞金記録を塗り替えた女傑。三冠目が「エリザベス女王杯」だった時代の三冠牝馬は彼女だけ。また、トライアル全勝の三冠牝馬も史上唯一である。
- 引退後
引退後は故郷のメジロ牧場で繁殖に入る。シンボリルドルフとの交配で生まれた"十冠ベイビー"メジロリベーラ(牝馬)など期待は高かったのだが受胎率も仔出しも悪く、障害オープンの勝ち馬メジロラスタバン(父タニノギムレット)が目立つ程度と活躍馬には恵まれなかった。
そして2005年9月22日、老衰のため死去。
- メジロラモーヌの牝系子孫達
彼女の血はメジロリベーラを通して牝系子孫に受け継がれ、曾孫のフィールドルージュが「川崎記念」でGⅠ級競走を制覇。
さらにメジロライアンとの間に生まれた牝馬メジロルバートの孫(ラモーヌの曾孫)グローリーヴェイズが香港の国際GⅠ香港ヴァーズを2回(2019年、2021年)制している。
史実で対戦経験があるウマ娘
強調はメジロラモーヌが先着したレース。◎は勝鞍。
〈※〉はシンデレラグレイのオリジナルウマ娘。
- 86世代(同期)
・ダイナムヒロイン(※ダイナアクトレス)…86年サンスポ4歳牝馬特別◎
余談
初出時の考察
前述したようにドーベルの育成ストーリーでは名前のみが登場し、姿は見せない…という前例のない登場であった。
諸事情によりゲーム本編に実名を登場させられないウマ娘をストーリーへと組み込む場合は、元の馬名を多少変えて曰く有りげにモブウマ娘として登場させたり、名前を出さずに話題にした上で史実での情報を付与して仄めかしたり、史実で血縁者や親戚にあたるウマ娘が代役を務めたりといった手法がとられる。
そのため、明確に名前が出されたメジロラモーヌについてはいずれ本格的にゲーム内に姿を現すのではないかと考えられていた。
作中に名前が登場する以前のメジロラモーヌ(ウマ娘)タグ
元はオリジナルウマ娘のタグとして機能していたため、オリジナルデザインのウマ娘としてのメジロラモーヌも見られる。
三冠牝馬をモデルに持つウマ娘
これまでも二冠牝馬をモデルに持つウマ娘は3人(メジロドーベル、カワカミプリンセス、ダイワスカーレット)いたが、三冠牝馬をモデルとしたウマ娘は2022年7月のデアリングタクト発表までは1人もいなかった。
そのデアリングタクトも「史上初の無敗三冠牝馬」という歴史的快挙を成し遂げた肩書きがあるため、ジェンティルドンナの名前がアニメ3期で登場した2023年10月までウマ娘に登場している三冠牝馬はどちらも競馬史に残る歴史的快挙を成し遂げた2頭という恐ろしい状態となっていた。
また、メジロラモーヌの時代の三冠目は当時3歳牝馬限定戦だったエリザベス女王杯であるため、厳密に2022年現在の制度で牝馬三冠を成し遂げているウマ娘はデアリングタクトのみ。
一方、エリ女を三冠目とした三冠牝馬はウマ娘関係なしにメジロラモーヌただ一頭(後述の「西の一等星」を含めてラスト一冠のみ逃すという惜しいとこまで行った競走馬は3頭いるが)。
なお、桜花賞とオークスの牝馬二冠を達成した正規ウマ娘もこの2人のみ(先述のメジロドーベルとカワカミプリンセスはオークスと秋華賞、ダイワスカーレットは桜花賞と秋華賞の二冠)。なお、牡馬モデルであればクラシック路線の初めの二冠のみを取った正規ウマ娘は割と多い(トウカイテイオー、ミホノブルボン、ドゥラメンテなど)。
モブウマ娘も含めるならば、ラスト一冠で東の一等星に敗れた「西の一等星」がモデルと思しき娘(ユキノビジン育成シナリオのハープアルファ、アニメ2期のペラ)もいる。
ちなみに、完全な偶然ながら育成キャラとしての実装の数日前に新たな三冠牝馬が誕生した。
めじろらもーぬさんじゅうななさい?
概要にもあるように『魔性の青鹿毛』の名に違わない妖艶さと大人びた風貌ゆえに、二次創作では「高等部には見えない」「OGのライトハローより年上に見える」「人妻」「家元」「未亡人」「違法熟女」などと言われネタにされている。ある意味でマルゼンスキーやスーパークリーク等とは別ベクトルで大人っぽいウマ娘とも言える。
関連イラスト
関連項目
ウマ娘プリティーダービー ウマ娘プリティーダービー(ゲーム)
同じメジロ家のウマ娘
メジロアルダン(ウマ娘):史実の半弟であり、同じ奥平真治厩舎所属。河内洋騎手を鞍上に高松宮杯を勝利したほか、デビュー戦の鞍上がラモーヌの重賞初制覇時の鞍上である柏崎正次騎手であった。
メジロライアン(ウマ娘):同じ奥平厩舎所属で、担当厩務員がラモーヌと同じ小島浩三氏。1999年と2003年にライアンとの間に2頭産駒がおり、うち牝系の子孫にグローリーヴェイズ(香港ヴァーズ2勝)がいる。また、柏崎騎手は新馬時代のライアンにも2度騎乗している。
メジロパーマー(ウマ娘):ラモーヌ・アルダンの母とパーマーの父が姉弟にあたる。それもあってか、前髪のメッシュの形状が似ている。
メジロブライト(ウマ娘):河内騎手を鞍上にGⅠを初制覇した繋がり。
メジロドーベル(ウマ娘):メジロ家のくくりではラモーヌを除いて唯一の牝馬モデルのウマ娘。
メジロマックイーン(ウマ娘):モデル馬が共にJRAの殿堂入りを果たしている。
ウマ娘シンデレラグレイに登場済の同期
アキツテイオー:モデルはニッポーテイオー。リファール系繋がりでもある。
ムーンライトルナシー:モデルはムーンマッドネス。
その他の同期
メジロデュレン:メジロマックイーンの半兄。菊花賞と有馬記念を制す。『ウマ娘シンデレラグレイ』に彼がモデルと思われるウマ娘が登場しているが、名前は伏せられている。
ダンシングブレーヴ:キングヘイローの父。KGⅥ&QES、凱旋門賞等GⅠ4勝の欧州最強馬。『ウマ娘プリティーダービースターブロッサム』に彼がモデルと思われるサンダンスブレイズが、アプリ版のプロジェクトL'arcにも同じく彼がモデルと思われるリガントーナが登場している。
主戦騎手・河内洋繋がり
奥平真治調教師繋がり
血統繋がり
<リファール系繋がり>
※上記のレリックアース(レガシーワールド)、アキツテイオー(ニッポーテイオー)、ダンシングブレーヴを除く。
シリウスシンボリ(ウマ娘):モガミ産駒繋がり。史実ではシリウスが1歳年上。
ツインターボ(ウマ娘):父父リファール。
キングヘイロー(ウマ娘):上記の通りダンシングブレーヴ産駒で父父リファール。
カワカミプリンセス(ウマ娘):上記のキングヘイローの産駒。曾祖父(父父父)がリファール。
ハルウララ(ウマ娘):上記のニッポーテイオーの産駒。曾祖父(父父父)がリファール。
<その他>
ダイタクヘリオス(ウマ娘):母父ネヴァービート繋がり。
史実での交配相手
※ライアンを除く。
シンボリルドルフ(ウマ娘):1990年に産まれた仔は十冠ベイビーとして話題になった。
エルコンドルパサー(ウマ娘):2002年に産駒を出産。なお、この年にエルコンドルパサーは7歳で夭折した。
タニノギムレット(ウマ娘):どういう訳か波長が合い、会話が成立する相手。ギムレットを「可愛いひと」と呼び、直接誕生日を祝いに行く程に交友は深い。史実では2004年に産駒メジロラスタバンを出産。翌2005年にラモーヌが死去したため、最後の交配相手となった。
トリプルティアラ(三冠牝馬)繋がり(史上7頭)
ジェンティルドンナ(ウマ娘):現時点では名前のみ。奇しくもかつてのラモーヌの状況と同じである。
泣きぼくろがあるウマ娘繋がり
ある意味表裏一体な関係