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赤のセイバーの編集履歴

2024-03-08 13:08:31 バージョン

赤のセイバー

あかのせいばー

『Fate/Apocrypha』に登場するセイバーのサーヴァント。

二度というな。次に女と呼べば、オレは自分を制御できん


プロフィール

真名モードレッド
クラスセイバー
性別女性
身長154cm
体重42kg
スリーサイズB73 / W53 / H76
出典アーサー王伝説
地域イギリス
属性混沌・中庸・地
イメージカラー
特技奇襲
好きなもの勝利・栄光・名誉・父上(Apo)、ドライブ(FGO)
苦手なもの敗北・失墜・無視・父上(Apo)
嫌いなもの父上(FGO)
天敵キングアーサー
ILLUST武内崇(原案)、近衛乙嗣(Apo、FGO)
CV沢城みゆき
甲斐千尋

ホムンクルスとして生まれ、あらゆる出来事が疾風のように過ぎる彼女の寿命は短い。


概要

Fate/Apocrypha』に登場するセイバークラスサーヴァント

聖杯大戦において、ユグドミレニア一族に対抗するために「赤」の陣営として魔術協会に雇われたネクロマンサー獅子劫界離によって円卓の欠片を触媒に召喚される。


真名

モードレッド


アーサー王伝説における円卓の騎士の1人にして、不義の息子、モードレッド

異母姉モルガンアーサー王を陥れるための駒として、魔術によってその血を引く者として産んだとされる「クローンホムンクルス」。しかしモードレッド自身はアーサー王を尊敬し、それが父であることを誇りに思っており、モルガンの思惑通りには行動せず、父に認められる立派な騎士であろうとした。円卓の騎士としては発声すると性別がバレるからかほぼ喋ることはなく(同じ理由で人前で兜を外すこともなかった)、周囲からは「寡黙のモードレッド」と呼ばれていた。


だが一向に父への反逆心を見せない彼女に業を煮やしたモルガンは、彼女に出生の秘密を伝える。ホムンクルスであるためモードレッドの成長は早いが短命であり、また予言によりブリテンを滅ぼす宿命を背負っているという事を。これを受けた彼女はアーサー王に出自を明かし、自身を後継者として推すも、王は後継者としても息子としても彼女を受け入れることを拒否した。


(これに関しては『Apocrypha』における回想と王自身の性格を見据えて考えると、モードレッドの存在を認められなかったと云うより、「竜の因子」という到底人の手には余る力を受け継ぎ「理想の王」かつ「人とブリテンの守護者」として全ての責務を背負い込むという使命の重さと、それを全うするにあたって誰にも理解されず孤独な戦いを強いられようとも、たった一人で立ち向かい耐えられるだけの覚悟、そして何より「自分が理想とする国(ブリテン)と王の在り方」という未来さえも無く、ただモルガン(母親)に『そう言われたから』という漠然とした感情と思想だけで行動しているに過ぎない彼(彼女)には今の時点でそれ等が足りているとは全く思えず、後継者どころか王としてもまだ未熟過ぎるから応えられない……という意味合いがあった可能性が高い)


そんな王の態度に現時点では何も知らない(理解出来ていない)モードレッドは裏切られたと(勘違いして)絶望、遂にモルガンに与する。彼女は諸侯を率いる戦場のカリスマとなった。彼女の命を燃やし尽くすような苛烈な戦い方は、他者を狂気のように戦場へと駆り立てたという。

最期は伝説の通り、カムランの丘にて相討ちになる形で王の槍に倒れた。この相討ちは既に瓦解しつつあったブリテンにトドメを刺す結果となり、ブリテンは完全崩壊を迎えたのであった。


人物

センシティブな作品


一人称は「オレ」。いわゆるオレっ娘で粗暴な男性口調で話す。

物々しい鎧に身を包んだ20にも満たない少女剣士。アーサー王と似た顔立ちだが、モルガンの因子が混じっているためアホ毛は無く、外見ではっきり判断出来る程度の差異はある。

見た目はどう見ても女性にしか見えないのだが、女扱いされると怒る。だからと言って男扱いしても怒る。同様にアーサー王の事も褒めようが貶そうが怒るという大変面倒くさいお方。


性格は自信過剰で好戦的という、良くも悪くも裏表のない不良気質の強い人物。

基本的には大雑把で自分本位な言動であり、乱暴かつ攻撃的という振る舞いをするが、無責任というわけではなく、心を許した相手には気の良い悪友や懐いた大型犬の様に接してくる。また、根っからの反抗期でもあるため反骨心が強く、権力者に対しては割と反逆したがる。


騎士として教育を受けたため礼儀作法自体は身に付けており、絵に書いた騎士のように丁寧に振る舞うことも可能。父に対しても丁寧な言葉を用いる……が、感情が爆発するとこの限りではない。


戦いにおいては暴力至上主義で、基本的に強引で滅茶苦茶な戦法を好むため、それに巻き込まれるマスターの獅子劫は度々命の危険を感じており、共闘したサーヴァントも苦言を呈している。

同時に「勝てば官軍」主義でもあり、卑怯な戦術や相手への侮辱なども平気でやるような所が目立つ一方、無関係な民草を犠牲にするのは嫌い、魂喰いもせず、それを行うサーヴァントや悪を憎む高潔な騎士としての一面も強い等、英霊に相応しい精神は間違いなく騎士王から受け継いでいる。


人間を「状況次第で善にも悪にもなる少しばかり賢いだけの獣に過ぎず、我欲に駆られ行動し、受けた恩は忘れ、恨みはいつまで経っても忘れない」と認識しており「守ってやる価値は銅貨一枚もない」とまで吐き捨てているが、実際には自虐が混じっている他、人間の善性自体を否定しているわけではない事がわかる(この点は『FGO』第1部最終章で明確になっている)。また、最終決戦の混乱に乗じてちゃっかり聖杯を掠め取るつもりでいる腹積もりだったり、生前でも諸侯を言い包めて反乱を成功させているなど、普段の暴れん坊な人物像に反し、頭の回転や勘の良さもかなりのもの。いざという時にはそれらの機転や判断力で危険な状況をうまく切り抜けることもある。


モードレッドセンシティブな作品


実体化を好んでいて、非戦闘時は獅子劫に買わせた私服で過ごしているが、その格好は男装ではなく、へそ出しのチューブトップに真っ赤なレザージャケットと結構な露出度である。なお、服を選ぶ基準は「動きやすいかどうか」なので、他人から女性と見られるかどうかは特に考えていない。

この私服姿は『FGO』と『Apo』のコラボイベント『Apocrypha/Inheritance of Glory』にて、イベント限定礼装トゥリファスにて』で登場し、復刻開催時にはモードレットの霊衣『トゥリファスの記憶』として操作キャラの方もこの服装になれるようになった。この他『Apocrypha』アニメ版ではハーフアップ姿を披露。髪が伸びた分、印象が変わり可愛らしさが増している。


父に対する愛憎が具現化した宝具『我が麗しき父への叛逆』には強い誇りを持っており、それを凌がれた時は強い怒りをあらわにした。というのも彼女の世界は全て父であるアーサー王を中心に回っており、彼女が騎士になったのも裏切ったのも全て父の気を引くためであり、ある意味究極のファザコンといえる。ギャグ作品ではそこら辺の心情が露骨に強調されている。


そんな彼女の聖杯への望みは「選定の剣への挑戦」。彼女は「オレが引き抜けないはずがない!」と豪語しており、剣を引き抜く事こそが「アーサー王に認めてもらう」証だと考えていた。

しかし、黒のライダーから「暴君か名君か、どんな王になりたいのか」と問われた事で、その答えを持たない事……父に拒絶された真意の一端に気付かされてしまう。その場では「名君だ」と誤魔化したものの、この件により改めて「自身が望む王の姿」について考えさせられる事になる。


能力

戦闘では、王剣『クラレント』を主武装とした剣術で戦う。

剣士としての能力は非常に高く、型に嵌らないラフスタイルな剣術を操る。

ケンカ蹴りや飛び蹴りをかまし、肘打ちや膝蹴りは当たり前、挙げ句は剣をぶん投げ刺さった相手を圧し斬るなど、瀬戸際で「剣術」と言い得るが内容は喧嘩殺法も同然の格闘術である。


そんな獰猛さの一方で、直感的に危ないと感じた場合には一歩引いて警戒する慎重さも併せ持っており、「剣士」のクラスに相応しい、全ての能力が極めて高く安定感のあるサーヴァント。

また、放出する魔力は赤い雷のエフェクトで表現されている(ただし、雷の逸話はない)。


余談だが、後述の『FGO』では竜特性を持っている事が判明している。

高い『魔力放出』スキルを持つのも父上の竜の因子を受け継いでいるからであろうか?


『FGO』では、赤雷を纏わせたクラレントによる剣撃を主体としつつ、先述した魔力放出による飛び蹴りや剣の投擲も見せる。また、宝具の限定開放と思しいビームサーベルも披露する。


ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
獅子劫界離B+ABBDA
藤丸立香B+ABBDA

最優のクラスたるセイバーに恥じないパラメーター。

唯一のネックである幸運は、やはり生まれ落ちた星の悪さゆえか。


保有スキル

対魔力(B)セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。詠唱が三節以下の魔術を無効化。大魔術、儀礼呪法などを以っても、傷付けるのは困難。
騎乗(B)セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。Bランクでは、幻獣・神獣ランクを除いた全ての獣、乗り物を自由に操れるレベル。
直感(B)戦闘時に常に自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。オルタ未熟な騎士王と同ランク。
シガレット・ライオン(B+)「直感(B)」が変化したスキル。英語で直訳すると「獅子の煙草」となり、聖杯大戦時のマスターを連想させる粋な名称となっている。
魔力放出(A)武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、それを瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。謂わば魔力によるジェット噴射。かの騎士王と互角に打ち合う程の力量を持ち合わせている。
赤雷の騎士(A+)「魔力放出(A)」が変化したスキル。詳細不明。
戦闘続行(B)往生際の悪さを示したスキル。致命傷を負ってもなお戦闘行為を可能とする。聖槍で貫かれてもなお諦めず、騎士王に致命傷を与えた。
カリスマ(C−)軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。希有な才能。モードレッドの『カリスマ』は、体制に反抗する時にその真価を発揮する。マイナスが付いているのはそれ故と思しい。
不貞隠しの兜(EX)シークレット・オブ・ペディグリー。後述する通り本来は宝具。

宝具

不貞隠しの兜(シークレット・オブ・ペディグリー)

  • ランク:C(スキルとしてはEX)
  • 種別:対人宝具(自身)
  • レンジ:0
  • 最大捕捉:1人

モードレッド鎧ver


出自を隠すためにモルガンから与えられ、正体を明かすまでかぶり続けた兜。

装備している限り、固有スキルや宝具といった固有の情報はマスターでも見ることは出来ず、剣の意匠や戦闘での印象から正体を想起することも阻害する為、真名を推理することすら出来ない。

また、装備中は若干ではあるが、毒などの外部からの干渉を阻害する能力も持つ。


詳細は該当記事を参照。


燦然と輝く王剣(クラレント)

  • ランク:C
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:1
  • 最大捕捉:1人

モーさん最終再臨記念


「我は王に非ず、その後ろを歩む者。彼の王の安らぎの為に、あらゆる敵を駆逐する!『燦然と輝く王剣(クラレント)』!!」


主武装である「如何なる銀より眩い」と称えられる白銀の剣。

通常はこの状態で戦闘を行う。元は王の戴冠式の為にウォリングフォードの武器庫に保管されていた剣であったが、それをモードレッドが叛乱を起こした際に奪い取り、カムランの戦いにおいて使用した。アーサー王の『勝利すべき黄金の剣』と勝るとも劣らぬ値を持つ宝剣であるが、モードレッドが本来の担い手の了承なくこの剣を強奪したため、ランクが低下している。


第1部6章『神聖円卓領域 キャメロット』では『我が麗しき父への叛逆』の詠唱に「星の怒り」が含まれており、神造兵装である可能性があるが、現在に到るまでそこら辺の掘り下げはない。なお、同章では上述のエピソードとモードレッドが獅子王側の騎士となった事からベディヴィエールからは「汚れた聖剣」と称されている(つまり、元々は聖剣の一種であったらしい)。


我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)

  • ランク:A+
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:1~50
  • 最大捕捉:800人


「ふん、それじゃあ蹂躙するか!」

「是(これ)こそは、我が父を滅ぼし邪剣(じゃけん)――『我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)』!!」


彼女が持つ父への憎しみにより『燦然と輝く王剣』が血に染まった邪剣へと変わった姿。こちらを発動する場合『不貞隠しの兜』は外す必要があり、兜をしている間は本来の姿を保っている。


真名解放によって剣から赤い雷撃を放って一直線に攻撃する。これはクラレント本来の機能である「王の威光を増幅する能力」と彼女自身の魔力放出を組み合わせた応用技。彼女にとって父の名を冠したこの宝具は誇りを超え、ある種の怨念と化している。またアーサー王を害したエピソードゆえに、モードレッドの手で発動されるこの剣は「聖剣」ではなく「魔剣」と化している。


詳細は該当記事を参照。


他作品での活躍

コハエース

なんだかんだでよく出るようになった追加レギュラーキャラ。

今作においての愛称「モーさん」は型月ファンの間にもすっかり浸透したが、「モーさんは『コハエース』時空のモードレッドのみを指し、通常時とは別枠」という見解も見られる。


万年反抗期のファザコン娘として、ひたすら青セイバーに構い倒している困ったちゃん。もはや反抗期設定どこいったというレベルのパパっ子だが、肝心のアーサー王からは塩対応。しかし某ネズミの国には連れて行ってもらえたらしい。やったね!そして父上をディスる赤セイバーとは犬猿の仲。しかし桜セイバーはその戦闘における考え方から「母上」と慕い超懐いている。


性別はガッツリ女の子だが「息子」。そしてアーサー王も女性だが「父上」。これは暗黙の了解、絶対の不文律なのでツッコんではいけない。モーさんは誰が何と言おうと息子なのだ。

まぁ後々ややこしい事が起きてしまうが……


Fate/Grand Order

第1部4章『死界魔霧都市 ロンドン』と共に実装。レアリティは☆5。

同章のキーパーソンも務めており、主人公の味方となってくれる。魔霧より出現した『はぐれサーヴァント』であり、この時代の碩学者ジキルとともに致死性の不可思議な霧『魔霧』の謎を追っている。ロンドンを古式に則り「ロンディニウム」と呼び、ロンドンを浸食する魔霧に対して「俺のモノに勝手に手を付けた(父であるアーサー王の治めたブリテン≒自分“だけ”が壊していいもの)」という、なんともモーさんらしい捻くれた理屈からロンドンの救済を決意した模様。


ちなみにこの状態、及びカルデア在籍時の彼女は『Apocrypha』での記憶を有しているらしく、ストーリー中で再会したフランケンシュタインシェイクスピアについて言及している。その影響から性格もかなり丸くなっている様で、特にフランのことは妹のように可愛がっている。


第1部6章『神聖円卓領域 キャメロット』では敵側として再登場。獅子王に仕える遊撃騎士として主人公達と敵対する。別個の召喚であるためロンドンでの記憶は引き継いでおらず、また性格もかなり剣呑。ここでは言動や父への心情を見るに『Apocrypha』の影響はない様子。


正式に聖都への滞在を許可されないものの、生前願っていた「憎まれたまま父王に仕える」という望みのままに敵対勢力の殲滅を行う。故に民草であっても殲滅を命じられれば容赦無いために、百貌のハサンをして「狂っている」とまで言わしめた(これがギフト「暴走」の影響によるものかは不明である)。西の村での戦いではカルデア陣営に追い詰められ、ギフトを全解放して自爆を試みるが、アーラシュに勇士としての誇りが欠けていると指摘されると、自分の身柄を見逃してもらう代わりに撤退を選んでいる。約定は違えない辺り、騎士としての矜持は残っていると思われる。


与えられたギフト(専用状態強化)は「暴走」。

毎ターンチャージゲージがMAXまでチャージされるというもので、早い話が毎ターン全体攻撃のクラレントがカッとんでくるというぶっ飛び振り。と言ってもMAXチャージが行われるのは敵の行動終了後なので自分のターンの間に呪術や吸血などでチャージゲージを削ってしまえば発射できなくなる(ただし、『不貞隠しの兜』で再チャージして撃たれる可能性あり)。また威力もやや控えめで、ちゃんと育っているアーチャーやルーラーなら即死はしない程度の威力となっている。


2016年水着イベント『カルデアサマーメモリー』では、サーフボードを駆るライダーとして登場。


第2部3章『人智統合真国 シン』では、カルデア所属のサーヴァントの復活組第1弾として再召喚される。霊基トランクの記録により、かつてカルデア側のサーヴァントとして戦った際の記憶をそのまま引き継いでいる。「叛逆三銃士」と銘打たれてスパルタクス荊軻と共に召喚に応じた。


第2部5章後編の『星間都市山脈 オリュンポス』では先にオリュンポスに侵入していた破神同盟の一人として登場。既にオリュンポスの神によって消滅させられていたため、人工知能のアバターの一人として言葉を遺している。なお、宝具で分かる通り彼女も「雷」を操るものである。


なお、ボイス追加後のエクストラアタック時のセリフ「take that you fiend!」は「これでも喰らいやがれ!」という意味で、TRPG『トンネルズ&トロールズ』からの引用だとか。


ゲーム上での性能

最大ATK11723
最大HP14680
カード構成Buster:2/Arts:2/Quick:1
宝具カードBuster
スキル1魔力放出(A) / 自身のBusterカード性能をアップ(1T)
(強化後)赤雷の騎士(A+) / 自身のBusterカード性能をアップ(3回)&Busterカードのクリティカル威力をアップ&攻撃力をアップ(各3T)
スキル2直感(B) / スターを大量獲得
(強化後)シガレット・ライオン(B+) / ↑+自身のBusterカードのスター集中度をアップ(1T)&クリティカル威力をアップ(3T・3回)
スキル3不貞隠しの兜(EX) / 自身の弱体状態を解除+自身の防御力を大アップ(1T)&NPを増やす(+20~30%)
宝具敵全体に強力な[アーサー]特攻攻撃+自身のNPを少しリチャージする

スキルは、アルトリアと同系統のスキルであるが、異なるのは、「カリスマ」が「不貞隠しの兜」になっている点。概念礼装と合わせれば宝具の早期解放が可能な他、弱体解除でデバフから回復したり、土壇場で守りを固めて粘る事にも使えるため、小技が利く便利スキルと言える。また、スキル強化の繰り返しによって「Buster専門のクリティカルアタッカー」としての側面も得ている。


総じて、真価を発揮するのは因縁のある対アーサー王戦であるが、Busterアタッカーとしてバランスの取れた能力による手堅さも併せ持っているという、彼女らしい性能で纏まっている。

ライバルとなるのはジークフリート及びシグルド。というのも、『Fateシリーズ』におけるアーサー王は「竜の因子を持つ」という設定から竜種に属するため、必然的に特攻範囲で劣る。

前述したBusterクリティカルや宝具のリチャージ効果などで差別化したい所。


後にコラボイベント『Apocrypha/Inheritance of Glory』の真っ最中であった2018年5月1日より、バトルキャラグラフィック、モーションと宝具演出のリニューアルが予告なしで行われた。

余談であるが、実はこの日については原典の『アーサー王伝説』におけるモードレッドの誕生日だという。公式が意識して合わせたのか、それとも偶然だったのかは定かではない。


人間関係

生前

アーサー王

実の父親にして、親愛と憎悪を向ける主君。

『Apocrypha』終盤での経験から父上への気持ち自体には整理をつけることができたが、面と向かってだとまだ素直になれない様子。また、文中の独白から彼女の苦悩を理解していなかったわけではなかった事を窺わせている。ギャグ作品では割と仲良し(?)。ところどころで自身をアピールする一方、アーサー王からは塩対応で返されるのが定番。まあ、是非もないね。


モルガン

実の母親にして、自身を円卓に送り込んだ元凶。

アーサー王を貶める道具として産み出され使い潰された人生だったため、非常に嫌っている。しかし、結局はその母の思惑通りアーサー王に反逆し円卓を崩壊させてしまった(さらに言うとアーサー王に嫌われたのは、当初自分が敵対するモルガンの血を引いている所為だと捉えていた部分もある。この辺も異父兄姉達4人が皆円卓に選ばれている事から分かる様に完全な思い込みである)。


モードレッドはアルトリアのクローンではあるが、母親(にして似た顔)であるモルガンの因子も混ざっている影響か、髪質や顔立ちはアルトリア・モルガンどちらとも差異が出たもの。


ガウェイン

同じ母から生まれた異父兄であり「忌々しい優等生」。

原典における描写の通り、最後にはモードレッドが彼を討ち取る。

その全方位イケメンドッグっぷりにちょっとイライラする。ガレスがいなかったら喧嘩売ってた。

『FGO』では仲は悪いが、他の騎士がいないと口煩い兄貴として接してくるらしく、やはり苦手。


ランスロット

父を侮辱した相手。彼と王妃ギネヴィアとの不貞を暴いたことにより、ブリテンは崩壊を始める。

生前の彼はモードレッドの性別を知らなかったため、カルデアで再会した時には驚いていた。

なお、原作者がサーヴァントを「戦闘機」と例える『Fateシリーズ』において、実際に劇中で戦闘機(ランスロットはF-15J、モードレッドはMiG-21)を駆る姿が描写されたサーヴァント同士。


アグラヴェイン

異父兄であり、同じくモルガンによって送り出された刺客。接点があまりあった訳ではないので親しくはなかったが、なんとなく気を使われていたのは察しているので、アグラヴェインはいいヤツ。たぶん。原典では円卓の調整役だったディナダンという騎士を彼の協力を得て殺害している。


ガレス

異父姉。ガウェインやアグラヴェインと違って姉モード全開であり、態度の悪いモードレッドを口煩く叱っている。喧嘩もするものの仲は良い方らしく、なんだかんだで彼女の言に従っている。


トリスタン

生前の同僚の1人。反乱を起こす前に脱退した。

嫌ってはいないが、彼のマイペースぶりに振り回されることが多く「ポンコツアーチャー」呼びしている。また、アロハ服時に引き連れている鶏に自身の名前をつけられたためキレた。


パーシヴァル

生前の同僚の1人。反乱を起こす前に死別した。

当時のモードレッドは兜で素顔(と性別)を隠していたため、カルデアで再会した際は名乗るまで気付いてもらえなかった模様。彼の気配は「爽やかな風」に例えており、好意的な反応。


ベディヴィエール

『FGO』の第1部6章では主人公に味方し獅子王と敵対した彼を、反逆者の一人として始末しようとする。彼の騎士としての力量が自分や周りの騎士達より劣っていることを馬鹿にしていたが、自身が切望した「アーサー王の最期」を見届けた彼に、羨望と嫉妬の眼差しも向けている。

カルデアに召喚後はアーサー王に対する心の整理ができている状態なので6章ほど態度は厳しくなく、彼の銀の腕を格好いいと評し、貸してくれとねだるなど、関係は良好な様子。


ギャラハッド

『FGO』の第1部6章ではマシュの中にいる彼の残り香を感じ取っており、獅子王の招集に応じず、叛逆者側に付いた事に対して疑問を感じる一方、彼の高潔さを思い出して納得している。曰く「今のアーサー王に正面から文句言えるのはテメエぐらいだろう」との事。どうやら彼の清廉潔白さには一目置いていたようだ。同じ悩みを抱えていた兄を慕っていた事もあるのかもしれない。


マーリン

円卓組の例によって信用していない相手。

なお『Apocrypha』では赤のアサシンとの対決の際に見た、選定の剣に挑戦する幻覚(白昼夢?)に登場しており、選定の剣を抜く事を渋ったモードレッドに話しかけていた。


Fate/Apocrypha

獅子劫界離

契約したマスター

サーヴァントとの信頼関係を第一に置いていた彼とは文句なしのコンビであり、彼の実力と人柄双方に信頼を寄せている。彼の人柄や外見年齢差からか、主従関係よりは若干親子感が出ている。

彼との交流は本体に刻まれるほどにモードレッドに重大な影響を与えたようである。


ジーク

黒のライダーとの戦闘中に不意打ちを受けて、一度絶命させた相手。

彼が復活した後に黒のセイバーの力を引き出した後は激戦を繰り広げる事に。

彼がセイバーの力を引き出し少しずつ強くなりつつあることや父の名を冠する宝具で殺せなかった事から、自らの手で殺すことを決心した。しかし後に戦況や彼の事情を考慮して止め、共闘関係を結ぶ。同じホムンクルスとして思う所があったのか、彼を散々に罵倒したセレニケの首を撥ねた。


奇しくも、自分の行う選択に迷う姿は異なる世界の聖杯戦争に参加した父の姿を思わせる。


黒のライダー

彼の性別に気づいていないため「雌犬」と呼ぶ。素の戦闘能力で大幅に彼を上回っている事や彼の持つ宝具の危険性を直感で察知して確実に回避出来る事から、戦闘では優位に立てる相手。

初対面時には円滑にコミュニケーションが取れていたが、黒のセイバーの最後を嘲笑ったり、戦う力のないジークを一度殺す等、騎士道精神に反する行いを連発した事で強い敵意を抱かれていた。

結果的にセレニケから救ってくれた事もあってか、ジークに倣って一応和解した。


和解後は王を志すモードレッドに対して、「志す王の姿」という問いをぶつける。


黒のバーサーカー

敵対し打ち倒したバーサーカー。

その時は彼女を弱いと挑発していたが、実は「作られた生命」という似た境遇なので内心気になる所もあったらしく、『FGO』で再開してからは何かと世話を焼き、友人関係を築いている。


ルーラー

黒のキャスターとの戦いで招集された際、ちゃっかり彼女の保有する令呪一画を貰う交渉を取り付けた。ジャンヌ・オルタ幕間では彼女を「人間要塞突撃鋼鉄ゴリラ」呼ばわりしていたことが発覚しており、そのことを知ったジャンヌは内心怒り心頭であった。


赤のアサシン

一応同陣営なのだが相性は最悪で「クソババア」「カメムシ女」等と呼んでいる。

己の母と同じ匂いを持ち、その笑みも退廃的な雰囲気も癪に触る相手。マスターであるシロウも含めて「奸物」と見なしており、聖杯戦争序盤からいずれは敵対するであろうことを確信していた。


Fate/Grand Order

藤丸立香

この世界で契約したマスター。

自分が守ってやらないとどうにもならんと思っている一方で、初めて共闘した第1部4章では「地に足のついた弱さ」「担ぎがいのある阿呆」と称するなど、彼/彼女の人間性をかなり評価している。


ヘンリー・ジキル

第1部4章で同陣営として協力。大抵「もやし」と呼んでいる。

それ以降もイベントや幕間の物語などで時々二人で出演している。真面目な優等生と彼に絡みながらも懐いているヤンキーのような関係であり、微笑ましいやり取りも見られる。


アルトリア・リリィ

未熟な頃の騎士王。「年下の父上」というロジックエラーを引き起こしそうな彼女だが、他の父上と違って向こうの面識がなく、純粋な性格もあって関係はとても良好。お互いに懐いている。

リリィの服装を気に入り、同じものを買う予定。ガーリーなデザインだがいいのか?


アルトリア・オルタ(槍)

期間限定イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』で親子役で共演。

アルトリア達の中でもモードレッドをちゃんと実子と認知しており、イベントで絡むと高確率でモーさんのテンションが高い。ただ、カルデアの槍のオルタとの関係性は不明。

第2部5章後編でも同じ陣営(破神同盟)で戦っていたことが判明している。


ナイチンゲール

期間限定イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』で親子役で共演。彼女の(お仕置きも兼ねた)治療でトラウマを植え付けられたが、それが"思いやるが故の行動"と理解しているので苦手だが母親として慕っている。ただ、カルデアのナイチンゲールとは基本的に接点がない。


アーサー・ペンドラゴン

別世界の父上。直接の父親じゃない事もあってか割と気安く「男の父上」と呼んで慕っている。

ただし友達を紹介しようとお茶に誘った際無視されたことは気に食わなかったらしく「落とし前をつける」口実でジキルにくっついて来た。彼からの反応は「可愛らしい」との事(あちらのモードレッド本当にこちらのモードレッドが可愛く見えるぐらいの狂人である)。


エルキドゥ

彼の幕間で「父上」と「性別」に並ぶモードレッドの地雷である「モルガン」の話題をある意味最悪な形で踏み抜かれ、戦闘中でも軽口を絶やさない彼女が無言で殺しにかかる程に激昂した。

マスターの仲介と同行したレイシフトを経て和解し、前述の問いに返答を返している。


異聞帯のモルガン

汎人類史とは別の歴史を辿った母上。

自身の子供であるガウェインらと明確に区別されており、「出来の良い駒」などと称されている。

こちらのモルガンは異常なまでのコミュ障だったことが発覚した為、母子の軋轢にも「モードレッドの欲した愛とモルガンの与えた愛が違った」可能性が推測されている。


マイルームの特殊会話では、モルガンが主人公を夫/妻と呼ぶ様子を目撃し、マスターと系図上親子になると気づき「メチャクチャ嫌!」と叫ぶモードレッドが見られる。一見軽いノリで描かれているが、紙マテリアルでは「(モードレッドがモルガンを見ると)悲しみとも怒りとも諦めとも取れぬ顔で黙って去っていく」との記述があるため、やはり彼女なりに色々と思うところはある模様。汎人類史の母本人ではないことである程度の線引きができているのが救いか。


妖精騎士トリスタンバーヴァン・シー

血の繋がりはないものの新しく出来た兄妹であり、末っ子扱いだったモードレッドにとってようやく姉行為が出来そうな妹。しかし「母に愛されなかった実子」(と思われている)であるモードレッドとは真逆の「母に愛された養子」である為相性は最悪だと思われる。


余談だが、カルデアに召喚されたモードレッドは自分に対応する妖精騎士(所謂「妖精騎士モードレッド」)がいないことを口では否定しつつもメチャクチャ気にしていた


???

異聞帯にてモードレッドの『ブリテンを破滅させる者』という役を演じた者。


余談

元々は男性という設定だったが、『Apocrypha』に出るに当って著者の東出氏が「(男の娘系だと)アストルフォと被る」と提言し、それを奈須武内両氏が受け入れた事で女性となった。

ただし、男性である世界線も引き続き現存はしている模様である。


様々な場所で「アーサー王に愛憎を向ける不義の息子」と紹介されているが、『Apocrypha』にてその(一方的な)わだかまりは解消し、自身の感情と真の願いに納得している。『FGO』第1部4章やマイルームでも聖杯大戦の記憶を保持している事が窺えるため、彼女は自身の憎悪に折り合いをつけた模様。ただし「父上に認めてもらいたい」「父上を越えたい」「納得はしたけどやっぱムカつく」といった燻りは残っているため、他の聖杯戦争にて対峙した際は一直線に襲い掛かるとの事。ギャグイベントにて絡む際も、素直になれない面倒臭い反抗期のような態度で接している。


アニメ版『Apocrypha』では専用BGMを貰っており、その名も「The Knight of Rebellion」。不穏さを漂わせるトーンで始まり、終盤に向けて徐々に荒々しくなっていくストリングスとドラムスが彼女の戦いぶりとささくれだった複雑な心情を思わせる特徴的な曲である。



後に『FGO』でも『Apo』コラボで通常戦闘BGMとして採用されている。


『Apocrypha』の最終決戦で突入に使用したMiG-21近代化改修型「ランサー」は、ルーマニア空軍が運用する複座練習機型とあることからおそらくMiG-21UM「ランサーB」だと思われる。

なお、作中で彼女が「ランサー」の名を嫌ってこの機に付けた「セイバー」についてはその通りの公式愛称を持つ戦闘機も現実に存在する。ただし舞台となるルーマニアでは運用されていない上に、設定年代の西暦2000年代にはスーパーの付く後継機まで含めてもうとっくの昔に退役している機体であったため、登場は難しかったと言わざるをえない。実に残念である……


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