概要
氷河期(新生代)の世界を生きる哺乳類達を描く物語である。2002年に『アイス・エイジ』、2006年に続編の『アイス・エイジ2』、2009年に3作目の『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』、2012年に4作目の『アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険』、2016年には5作目の『アイス・エイジ5/止めろ! 惑星大衝突』が公開された(但し、4作目以降は日本ではこれまでのシリーズとは異なり劇場公開されず、オリジナルビデオとしてBlu-ray・DVDが発売された)。そして2022年、ディズニープラスオリジナル映画として新たに『アイス・エイジ/バックの大冒険』(6というナンバリングはされていないため外伝のような扱いになる模様)が配信された。
また、2024年11月10日に『アイス・エイジ6(仮題)』が制作されていることも出演声優であるレイ・ロマーノ、クイーン・ラティファ、ジョン・レグイザモらが出演するPVによって発表された。
登場キャラクター
マニー(マンフレッド)
CV:山寺宏一
本作の主人公で、オスのケナガマンモス。動物達が揃って南へと移動する中、何故か独り北へと歩き続ける。前述の行動が示すように、いかにも気難しい性格で仲間達に強く当たるが、要所要所で情け深い一面も覗かせる。当初は常に孤独で居ようと思っていたが、シドやディエゴ等の仲間達との出会い、旅路は彼の心境に大きな変化をもたらすことに。(しかしやはり冷酷な性格は治ることなく続いていき、これがきっかけで大事になることも。一方間抜けな一面もある。)
シド
CV:太田光
仲間から見捨てられ、挙句の果てにブロントテリウムやエンボロテリウムのタンポポサラダを台無しにしたことによって、命を狙われたところをマニーと出会う。一行ではお調子者で三枚目なボケ役。当初はマニーとディエゴに煙たがられていたが、緊迫した雰囲気のマニーとディエゴの間に彼の存在があったのは大きく、ディエゴもそのことを続編であるアイスエイジ2で言及している。オオナマケモノだが運動神経は良く、劇中ではフットボールやアイススケート、スノーボード等を披露。
ディエゴ
CV:竹中直人(1〜3)&石塚運昇(4、5)&白熊寛嗣(6〜)
群れのリーダーであるソトの命令で原始人の赤ちゃんを狙う。マニーとシドから赤ちゃんを奪うため、原始人の群れへの案内役と称して旅に同行する。初登場時はいかにも冷徹でシリアスなキャラに見えたが、旅を続けていく内にコミカルな面が露出していく。元々情のあるところが彼の本質だったのか、旅を続けるにつれ、親しくなっていく仲間達に次第に罪悪感を抱き、自身の目的を告白し、ソト達に戦いを挑む。
スクラット
CV:クリス・ウィッジ
ドングリが大好きな、リス。シリーズ通して、物語本編とは無関係(※)なところに登場してはギャグを披露するコメディリリーフ。ドングリに対するその執念は並大抵のものではない。
(※)ストーリー中では本編とほとんど関わらないが、彼の行動によって結果的に本編の流れに大幅な影響を与えてしまうことがある。
エリー
CV:優香
第2作目から登場し、悩むマニーの前に姿を現したメスのケナガマンモス。一風変わった事情を持つ。オポッサム(フクロネズミ)のクラッシュとエディを実の兄弟のように慕う。クラッシュとエディの家族と共に行動していたため自分もオポッサムだと信じ込んでいたが、マニー達と行動をともにしているうちにケナガマンモスとしての自覚を取戻す。彼女にもマニーと似た過去の秘密がある。融通のきかないマニーに対してブチ切れて、旅の途中で大喧嘩してしまうが最終的には和解し恋が芽生える。
クラッシュ&エディ
第2作目から登場したオポッサムの兄弟。ケナガマンモスのエリーを姉と慕う。ディエゴやシドにちょっかいを出したことがきっかけで、エリーと共に、三匹の旅に同行する。いろいろな経験を通し、最終的に三匹と完全に和解。
バック
CV:岩崎ひろし
第3作目から登場した隻眼のイタチで、冒険家。相当な変わり者だが協力的。シドを探しに地底世界へやってきた一行のガイドを務める。自分の片目を奪った肉食恐竜の牙から作ったナイフを愛用する。
第6作目では彼が主役である。
登場する恐竜及び古生物
「アイス・エイジ」(第1作)
「アイス・エイジ2」(第2作)
- キタオポッサム
- テラトルニス
- メトリオリンクス
- プリオサウルス
- プラティベロドン
- エウケラテリウム
- エピガウルス
- オオツノジカ
- ガストルニス
- プロトプテルム
- ヒタキ
- ホルメシナ
- ヨツユビハリネズミ
- フンコロガシ
- カリコテリウム
- アルゲンタヴィス
- ネオクヌス
「アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの」(第3作)
- ティラノサウルス
- モモンガ
- イタチ
- バリオニクス
- シンテトケラス
- アンキロサウルス
- ブラキオサウルス
- ハーパクトグナトゥス
- パキケファロサウルス
- イグアノドン
- ケントロサウルス
- トリケラトプス
- アーケオプテリクス
- トロオドン
- ケツァルコアトルス
- グアンロン