概要
日本のコラムニスト、ジャーナリスト、タレント、写真家、コメンテーター。
週刊文春の記者を務めその後コラムニストに転身、辛口コメンテーターとしても評価される。
来歴
昭和35年12月6日生まれ。兵庫県伊丹市出身。実家は開業医。
高校時代は生徒会長を務めていたが、本人曰く勉強は苦手であり、特に数学と英語は下から3番目という成績だったといい、そのため大学受験では現役時代に筑波大学医学部の受験に失敗、その後浪人して早稲田大学文学部に合格し入学( なお、同時に慶応大学の法学部に合格している要である )。
大学入学及びその後のごたごたのため大学生時代は親からの援助を打ち切られ、家庭教師や土方などのアルバイトで自活していた。ちなみに少女漫画研究会に所属していた。
またこの時小説家を志望しており、在学中からフリーランスのライター等として活躍し、大企業の管理職レベルの収入を得ていたとされる。
昭和60年に卒業後、電通に入社したが数ヶ月で退職し、文藝春秋社に入社。編集者および週刊誌の記者などを務め10年以上勤務していた。
マルコポーロ事件( 文芸春秋社が発売していた男性向けビジュアル月刊誌、マルコポーロにてホロコーストを否定する内容の記事を掲載したことによりユダヤ人団体が歴史修正主義として抗議、雑誌は廃刊、関係者が処分された事件 )をきっかけに干されてしまい、それがきっかけとなり文藝春秋社退社後はフリーランスの編集者、コラムニスト等としてやっていくことになる。
政治思想
一見右派的な発言が多く、やしきたかじん氏から「めちゃめちゃ右翼やん」と言われたことがある。
ただし反利権政治という観点から、そして長年政権与党であったため組織の硬直化が発生し政治手法も陳腐化したと思われていた自由民主党に極めて批判的であり、「自民党が政権に返り咲いたら日本から出ていく」とまで発言するほどであった。
ところが2009年から2012年にかけての民主党政権時代における民主党の数々の不手際および醜態を目の当たりにしたため、その後に関しては民主党( 現・民進党 )に極めて批判的なスタンスを採っており、「民主党が政権をとる前に、あれだけ民主党に加担し、擁護し続けたのは自身の経歴における最大の恥。」とまで発言。
特に福島第一原子力発電所の事故に関する菅直人元総理大臣の責任については、逮捕に値すると言うほど極めて批判的である。
ただししかし、先述の通り、辻元清美氏とは未だに親交がある。
ちなみに再登板後の安倍晋三首相についてはその政治手法と政治手腕は支持している。
なお、保守寄りではあるものの、脱原発を主張している。
コメンテーター
かつては『たかじんのそこまで言って委員会』など多くのテレビやラジオの番組にレギュラー出演していたが、どうも現場に口を出すようで、平成25年にそこまで言って委員会を降板させられてから徐々にメディアへの露出が減り、現在ではレギュラー出演している番組は存在しない。
趣味、嗜好
日本酒、ボクシング、阪神タイガース、株、フィリピン、タイ王国、カメラ、地学( 地震、火山等 )、鉄道、軍事、米倉涼子、桑田佳祐、水曜どうでしょう、ももいろクローバーZのファンである。
なお自分の興味のない人物・アーティストを全否定する傾向がみられ、批判を受けることも多いが、炎上芸とまではいかないようである。
また、「獣に人権はない」が持論であり、文芸春秋社時代の女子高生コンクリート詰め殺人事件加害者少年らの実名報道などもその持論の表れであるといわれる。
交友関係
漫画家の西原理恵子氏とは週刊文春の編集者時代に知り合った。なお、西原氏いわく「挨拶の時にホモをカミングアウトされた」というが、真実かどうかは確証は持てない。
また、親しい政治家としては田中康夫氏( 小説家、政治家。元新党日本代表、長野県知事。現在は日本維新の会所属 )、小沢一郎党首、辻元清美議員など。なお辻元議員とは早稲田大学の卒業生であるが、同年代ではあるが学部は異なるものの先輩にあたる。彼女が逮捕された際には「くだらない男とも切れろ」と彼女の交友関係を含めた苦言のコメントを出していた。
訃報
以前より酒飲みであることを度々ネタにしており、15歳からすでに飲酒していることも公表していた。
文藝春秋をクビになる前は幻覚が出るほど飲んでいたことさえあったという。
一時期うつ病になって酒を控えていた時期もあったがいつしかまた飲酒を再開しており、2018年8月にアルコール性劇症肝炎を起こし入院。一時退院し10月に仕事復帰していたが、同年11月28日に死去した。享年59(満57歳没)。
関連項目
外部リンク
twitter:https://twitter.com/u_katsuya