ゲームのドラゴンクエストシリーズに派生、登場している技、呪文も多くある。
本家にもいくつか逆輸入されたものもある。
呪文
- ラナ
天候操作呪文。その初歩の「ラナリオン」を、ダイの「ライデイン」習得に利用している。
元ネタはゲームに登場する昼夜逆転呪文「ラナルータ」(作中では、昼と夜を逆転できるほどの高度な呪文として紹介されている)。
ラナリオン自体はドラゴンクエストモンスターズシリーズにて、悪天候と良天候を入れ替えるプレイヤー特技として採用された。
フレイザードの必殺技「メラゾーマ」を指1本から1発ずつ、合計5発を同時に放つ技。
禁呪法に近い荒技で、体に大きな負担がかかる。
- ベタン(重圧呪文)
局地的に高重力を発生させて相手を押し潰す呪文。マトリフのオリジナル呪文。
後に『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』に相手の最大HPに応じて定量のダメージを与える呪文として登場、上位呪文に「ベタドロン」が登場した。
- ドルオーラ(竜闘気砲呪文)
「竜の騎士」だけが使える最強の呪文。竜の口の形に組み合わせた両手の中で、魔法力を用いて竜闘気を超圧縮し、放出する。
- マホイミ(過剰回復呪文)
生体を過剰に活性化させ破壊することでダメージを与える呪文。「かつては高位の僧侶や賢者が対モンスター用の切り札として操っていた」とされ、劇中では既に使い手のいない呪文となっている。
『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 イルの冒険・ルカの旅立ち』では仲間一人にMPを分け与える呪文として登場、上位に「マホリク」「マホイズン」がある。
分け与える量は消費したMPより少ないため、自分に使っても損するだけである。
- トベルーラ(飛翔呪文)
魔法力の放出により宙に浮かぶ、または飛ぶ呪文。「ルーラ」の応用。魔力が続く限り、どこまでも飛翔することができる。
- リリルーラ(合流呪文)
洞窟や迷宮で逸れた仲間と合流できる呪文。「ルーラ」が物理的に飛行して高速移動するのに対し、こちらは間に壁があろうと異次元空間からだろうと構わずテレポートする。
- リリル(捜索呪文)
洞窟や迷宮で逸れた仲間を捜索する呪文。仲間がいる方角を示し、導いてくれる。
※勇者アバンと獄炎の魔王にて登場
- メドローア(極大消滅呪文)
マトリフが編み出した呪文。
正(メラ系)と負(ヒャド系)の熱エネルギーを操作する魔法力をスパークさせることで、触れるもの全てを消滅させる効果を持つエネルギーに変え放つ呪文。飽くまで氷と炎の魔法力を組み合わせているだけであり、呪文そのものを合体させているわけではない(二つの呪文を同時に使っているわけではない)。
「マホカンタ」等で反射されると、自分のみならず味方も消滅してしまうリスクがある。
効力がやや異なるが、『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 イルの冒険・ルカの旅立ち』や『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』等ナンバリング以外の派生作品にも登場している。
『ドラゴンクエストⅪ』にてついにナンバリングに登場を果たすこととなった。
- マホカトール(破邪呪文)
退魔の呪文。外部からの邪悪な者の侵入を防ぐ。
アバンは剣の鞘で地面に魔法陣を描きデルムリン島を丸ごと覆ったが、ポップは砕けた杖『マジカルブースター』の魔法玉のかけらを並べてブラス一人を囲うのが精一杯であった。
- ミナカトール(大破邪呪文)
最強の破邪呪文。マホカトールの強化版。
アバンの使徒5人が心の力を解放することで「アバンのしるし(輝聖石)」を輝かせ、彼らが円陣を組んで五芒星の角となることで発動する。
魔王軍の本拠地である「移動要塞・大魔宮(バーンパレス)」突入の切り札として使用された。
- マホプラウス(集束呪文)
自分に向って使用された呪文を受け止め、それを自身の呪文に上乗せして放つ。
ザボエラが使用し、劇中ではサタンパピーの「メラゾーマ」数十発分を集束して放った。
ザボエラ自身が使える呪文にしか適用できないが、「自分に向けられた呪文を集束する」ので味方だけでなく敵が使った呪文を集束できるとも捉えることができ、攻防一体の使い方も可能な強力な呪文。
必殺技
アバン流の最高の技。
武器を逆手に持ち、腰を捻りながら落とした構えから放たれる破壊力抜群の一撃。
またこの習得に必要な技である
アバン流刀殺法大地斬/海波斬/空裂斬とアバン流槍殺法地雷閃/海鳴閃/虚空閃
の記事がある。
十字の中心に闘気を一点集中、これを一気に放出して敵を殲滅する技。
本編では『グランドクロス』として登場し、呪文だったり特技だったりと扱いが時々変わるほか、ゾンビ系の敵に有効な場合もある。
ヒュンケルの技。武器を持つ手をドリルのように高速回転させ敵を一気に貫く。
『最強剣』の異名をとる竜騎将バラン最大の必殺剣。
『ドラゴンクエストⅧ』からはギガスラッシュの上位特技として登場するほか、『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』では「伝説の勇者」のとどめの一撃として登場。
『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタの不思議な鍵』からは派生版の「ギガクロスブレイク」がある。
バランのギガブレイクとアバンのアバンストラッシュ(ブレイク)を組み合わせたダイ最強の必殺剣。
ブロキーナが編み出した武神流最高奥義。
ホイミと武神流拳法を併用し拳打が炸裂する瞬間に呪文を発動させ、生命体に致命的なダメージを与える、上記のマホイミを再現した技。
- 猛虎破砕拳
閃華裂光拳と並ぶ、武神流最強の技。
全闘気を集中した拳の一撃で、相手を打ち砕く。
- 土竜昇破拳
武神流奥義の一つ。ブロキーナの技。
高く跳び上がってから両腕を地面に叩きつけ、地面を打った衝撃波を操り敵の足元を爆発させる技だが、劇中ではブロキーナのスタミナ切れで不発に終わった。
- 窮鼠文文拳(きゅうそぶんぶんけん)、窮鼠包包拳(きゅうそくるくるけん)
文文拳は腕を高速で振り回し、殴りかかる技。その威力は岩をも砕くと言うが、チウは腕が短いのでめったに相手に当たらない。ブロキーナがチウ用に考えた一番簡単な技らしい。
包包拳は体を丸めて回転しながら相手に体当たりを食らわせる技で威力はなかなか高い。突進技であるため回避された場合や相手の形状次第ではかなりの危険も伴う。
腕に闘気を集中させ、前方に闘気の渦を放つ。ダイ達の仲間になった時、バダックの勧めにより「獣王会心撃」と改名。
「獣王激烈掌」は、左右で異なる回転を持つ闘気の渦に相手を挟みこんで捻じ切る闘気技。その威力は、超金属(オリハルコン)をも捻じ切る。後にドラゴンクエストモンスターズシリーズに登場するが、「獣王げきれつしょう」と表記されている。
ロン・ベルクが極めた魔界最強の剣技の奥義。全力を込めた二刀で敵を十字に切り裂く。ただし凄まじい技の反動があり、武器と共に両腕も使い物にならなくなる。
- 超魔爆炎覇(ちょうまばくえんは)
超魔生物化したハドラーの技。腕に仕込まれた覇者の剣を使用している。
- 闘魔傀儡掌(とうまくぐつしょう)
手から糸状の暗黒闘気を出し、それにより文字通り相手をマリオネット(傀儡)のように操ったり動きを封じる。
- ノーザングランブレード
ノヴァの技。上空に飛び上がり、落下力を加えた全力の闘気剣の一撃を敵に見舞う。
ラーハルトの技。超高速回転させた槍から真空波を放つ槍術奥義。
- カラミティウォール、カラミティエンド、天地魔闘の構え
バーンの技。カラミティウォールはエネルギー衝撃波を壁にして前方に放つ防御技。カラミティエンドは闘気を込めた手刀による強力な一撃。天地魔闘の構えは「天」(カラミティエンド)、「地」(フェニックスウイング)、「魔」(カイザーフェニックス)の三動作を一瞬で繰り出すカウンター技。
その他
掛けられた者の時間を停止する極めて高度な技。詳細は個別記事参照。
- 破邪の秘法
魔法力を極大系まで増幅させる秘法。
自分以外の呪文を封じ、更には戦闘能力を大幅に下げる結界を展開する戦法。
詳細は個別記事を参照。