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ワーム(仮面ライダーカブト)の編集履歴

2021-01-16 12:51:31 バージョン

ワーム(仮面ライダーカブト)

わーむ

仮面ライダーカブトに登場する怪人の種族。本作の敵対勢力。

概要

7年前(1999年)に落下した渋谷隕石と共に地球へ襲来した謎の地球外生命体。

サナギ体から成虫形態へ二段階の成長を行う特性を持ち、何故か成虫は、地球に棲息する昆虫類・クモ類等の節足動物に似た外見・能力を持つ。


サナギ体では一般人の振るう武器でも対抗できるが、これが成長を遂げると成虫になり、クロックアップの使用が可能となる。また、成虫の各個体はクロックアップ能力以外にも、それぞれに(近縁の生物のそれと酷似した)固有の戦闘能力を有しており、サナギ体とは比較にならないほどの強さを発揮する。


更に、恐ろしいのが人間に擬態する能力であり、襲った人間の一切の記憶や人格・性癖・果ては内部構造や所持品まで完全にコピーし、コピー元の当人を殺害して入れ替わり、人間社会に紛れ込むという、非常に厄介な性質を持つ(ただしワームの体温は通常の人間よりかなり低いため、サーモグラフィーによるある程度の認識は可能。また、匂いや肌質といった部分まではコピーできない模様)。しかも、擬態した後も人間を襲い続けている。胎児すらコピーして繁殖に応用できる為、繁殖力は群を抜いて高い。しかも侵略する星の文化を学習する手段としては時間も掛からない為、非常に合理的である。もしも、(ニチアサの様々な制約を取っ払って)本気で侵略してきた場合、ライダー史上でも上位の厄介な種族になると見受けられる。


尚、擬態された人間が生きていた場合、謂れの無い罪で周りから疑われる羽目になるケースが多く、食い逃げなどの軽犯罪ならまだマシで、殺人の場合は無実やアリバイを証明するのは難しい。これを利用して悪事を張り巡らせるワームもしばしばいる他(アキャリナワームなど)、ワームの擬態能力を利用する人間も確認できる。(フォルミカアルビュスワームレプトーフィスワームなど)


ただし、擬態対象の人間の意志があまりに強い場合は自身がワームであることを忘れてしまうこともあり、この状態はある意味で、ワームの肉体が人間の意識に乗っ取られた状態となる。

人間達も終盤からは新たに開発したアンチミミック弾などで擬態を暴くなど、徐々に擬態対策が生まれつつある(ディケイドでは『光家秘伝笑いのツボで笑った方が本物、泣いた方が偽物という方法で区別されていた)。


ワーム自身は非常に凶暴な生命体だが、蜂や蟻などの社会性の昆虫よろしく、同種族と連携を組む社会性を持ち合わせており、似たモチーフのワームが群れたり、上級クラスの甲殻類系ワームは強力な配下を多数従えている。ただし、和を乱す個体は同種族であっても容赦なく粛清の対象となる。(ウカワームが該当。)


成虫には様々な個体が存在し、番組後半では海に棲む甲殻類や、節足動物ではない貝類に似た姿の者も登場した。この事からモチーフはカエルや蛇等の脊椎動物を除いた『虫偏』が付いた無脊椎動物がモチーフになっている事が分かる。いわゆる『蟲』である。


異種類にネイティブが存在するが、人間との共存を望む者もいるネイティブとは異なり、ワームの攻撃性は非常に強く、さながらウイルスの様に同族以外の種族を根絶しようとする。


外的要因で死亡すると、特徴的な爆音と共にワームと同じ色の炎を上げて爆死する。


なお、ワームのデザインは仮面ライダー剣でも名を馳せた、クリーチャーデザインに定評のある巨匠・韮沢靖氏が担当している。

セミなどポピュラーな昆虫は意図的に外されている為、本作で初めて怪人のモチーフとなった生物も多い。


ちなみに共通の隠しモチーフとして髑髏が採用されており、これは擬態する人間のDNAをスキャンする際のエラーのイメージとして髑髏を採用したとの事。


ネイティブ

詳しくはネイティブ(仮面ライダーカブト)の記事へ


一覧

以下、()内は類似生物。






※上記の個体以外に『小説仮面ライダーディケイド』にはの姿をしたワームと黒と白のストライプ状の模様と異様に長い触角が特徴のワームが登場しており、どちらもカブトの『ライダーキック』を受け倒されている。


その後の登場

別世界が舞台の『仮面ライダーG』では、犯罪組織シェードによって改造された改造人間という設定で登場する。


また、平成ライダー最終作の『仮面ライダージオウ』カブト編では、かつて渋谷に出現した時と同様、地球に無数に飛来した隕石から新たなワームの勢力が登場するようになり、元ZECTメンバー達とジオウとの共闘が描かれる。


ワームを乗せた隕石が次々と飛来するようになったのには、カブト編より前のキバ編で宇宙からやって来た謎の仮面ライダーと何か関係があるのではと推測されているが…?


余談

『仮面ライダーカブト』は仮面ライダー誕生35周年を記録して創られた作品だが、石ノ森章太郎による漫画版の『仮面ライダー』では、ショッカー怪人バッタの改造人間であるライダーを「虫けら(ワーム)」と吐き捨てるシーンがある。

なお、この漫画版ライダーを原作とした実写映画『仮面ライダー THE FIRST』も『カブト』と同時期に放映されており、『カブト』第14話では『FIRST』の主人公が1シーンだけカメオ出演している。


なぜ地球外生命体であるワームが地球の節足動物に似た姿なのかについては、昆虫が宇宙から飛来したとする昆虫宇宙起源説から来ていると推測するファンもいる。


関連タグ

宇宙人 仮面ライダーカブト 虫人 ライダー怪人


仮面ライダーG

仮面ライダーディケイド

仮面ライダージオウ


ファントム ロイミュード仮面ライダーウィザード仮面ライダードライブに登場する怪人。人間の姿と記憶をコピーし成り変わる点が同じだが、ワームのようにコピー元の自我の影響を受けることは少ない。


T-1000:こちらも同じく、姿、声などをコピーし、コピーした人を殺害すると言った点では共通している。ただしこちらは本人の記憶・知識まではコピーする事は不可能。


エボルト:こちらも地球外生命体。『ジオウ』で隕石突撃の際にビルドアーマーが使用されたのも恐らくコイツへのオマージュ。


ダークフォールネガティブシンジケートニチアサ同期の敵対勢力。


魔化魍→ワーム→イマジン

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