曖昧さ回避
- MARVEL出版のコミックに登場するヒーローチーム。→本項で説明。
- 1を原作とする、2012年公開の映画→アベンジャーズ(映画)
概要
「地球最強のヒーロー達」の異名をとる、アメコミを代表するヒーローチーム。
「それぞれ違う能力を持ったヒーローたちが協力して戦う」というコンセプトのもと、すでに個別で(独立して)活躍していたヒーローたちによって結成。以来、マーベル・ユニバース最大のヒーローチームとして人気を博し、現在に至る。
その性格上、ライバル会社であるDCコミックのヒーローチームであるジャスティスリーグと何かと比較されることが多い(ちなみに、2003年にはまさかのクロスオーバーが展開された)。
チームとしての特徴は「ヒーローだったら誰でも加入できる」という点で、家族ぐるみのファンタスティックフォーやミュータント限定のX-MENとは違い、メジャー・マイナーを問わず様々なヒーロー・ヒロインが在籍経験を持つという拡張性の高さがウリ。現行チームにはスパイダーマンやウルヴァリンも加入している。
なお、2012年公開の実写映画版『アベンジャーズ』はコミックスを原作としつつも、マーベル・シネマティック・ユニバースことMCUの一環として、設定やストーリー展開は独自のものとなっているが、同作が世界的にヒットして以降は、国内外を問わずこの映画(MCU)版の設定を踏襲する事が多くなっている。pixivにおいても、アベンジャーズのキャラクターのイラストやファンアートを投稿する際には、実際に演じた俳優をモデルに描くことが非常に多くなっている。
また、映画(MCU)版における演者などについての情報は、(個別ページがないファルコン以外、)それぞれの該当ページを参照されたい。
主なメンバー
ビッグ3
チームの中核を成し、俗に「ビッグ3」と呼ばれる。日本語で言えば「三傑」とでも言えようか。
ちなみにアイアンマンとソーはチームの創設メンバーで、キャップは初の加入メンバーである。
映画(MCU)版でも、この3人はフェーズ1から登場しているベテランであり、彼ら自身の映画シリーズが公開された。(いずれも、三部作となっている。詳細については、アイアンマンとソーはそれぞれのページ、キャプテン・アメリカはMCUの子記事を参照されたい。)もちろん、『アベンジャーズ』シリーズにも登場している。
ビッグ3以外のメンバー
アントマン(ヘンリー・“ハンク”・ピム)
創設メンバーである生化学者。物質の大きさを変える特殊な粒子を発見し、これを用いてヒーロー活動を開始。縮小時は「アントマン」、巨大化時は「ジャイアントマン」などのように、何度も名前やコスチュームを変えている。後にワスプと結婚するが、精神を一時的に病んだ際に離婚した。なお、精神状態が回復してからは、復縁とまではいかないものの、以前のような関係に修復している。
また、「アントマン」の名前を襲名した人物はハンク以外にも存在し、その辺の詳しい説明は上記リンクを参照されたい。
映画(MCU)版では、2015年に『アントマン』として公開されたが、主人公はハンク・ピムではない。その辺の詳細も(やはり)上記リンクを参照されたい。
ワスプ(ジャネット・ヴァン・ダイン)
ワスプはハンク・ピムの恋人。ハンクから縮小化薬・虫の翅に似せた飛行ユニット、体内電気を凝縮して打ち出す武器(バイオスティング)などの装備を貰った「世界最小のヒロイン」。彼女も創設メンバーの一人であり、アベンジャーズの名付け親でもある。ディスク・ウォーズ:アベンジャーズにもメインヒロインとして登場した
その際、「なんでワスプがメインでいるのにハンクも一緒に出してあげなかったの?」と思ったファンもいたかもしれないが、ハンクも中盤に登場。そこで「チームを離れた理由」などが明らかとなった。
MCUでは、2代目ワスプである娘のホープ・ピム(MCUではホープ・ヴァン・ダイン)がメインで登場。『アントマン』に出る予定だったのだが、映画の製作が遅れた結果、キャラクターとしては登場したものの、ワスプにはならなかったが、ポストクレジットシーンでワスプになることが示唆された。その後『アントマン&ワスプ』において、ホープはワスプとなった。『エンドゲーム』にも登場し、『アントマン』第3作『クォンタマニア』にも登場予定。
なお、ジャネットも登場するが、ワスプとして活動するのは回想シーンのみ。
ハルク(ブルース・バナー)
実は創設メンバーの一人。元々ソーの義弟である邪神ロキ(後述)が彼をけしかけて悪事を働こうとした事がきっかけで、アベンジャーズが誕生した。……のだが、チームと折り合いがつかなくなりチーム結成の次の号で早くも離脱した。
映画(MCU)版では、フェーズ1において単独作品である『インクレディブル・ハルク』が公開された他、『アベンジャーズ』シリーズや『マイティ・ソー/バトルロイヤル』に登場している。(一応、『アイアンマン3』にも登場自体はしている。)
ただし、『アベンジャーズ』シリーズでは2回とも暴走する展開がある。特に2作目の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では南アフリカでアイアンマン(ハルク・バスター)と大立ち回りを繰り広げた際、街に甚大な被害をもたらしてしまい、その自責の念からなのか、チームを(少なくとも一時的には)離脱している。(『マイティ・ソー/バトルロイヤル』では、その後のハルクが登場している。)
従姉妹のシーハルクもメンバーだが、彼女の方が在籍期間が長い。
ホークアイ(クリント・バートン)
サーカスで育ち、そこで無類の弓矢の腕を身につける。
短気で無鉄砲で自信過剰のきらいがあり、リーダーのキャップに突っかかることも。スーパーパワーは全くないが、弓矢の腕前と矢の先端に仕込んださまざまなギミックで戦う。
映画(MCU)版ではさすがに原作のような奇抜な格好はしておらず、普通の傭兵のような出で立ちをしている。『マイティ・ソー』に「S.H.I.E.L.D.」の一員として登場した後、『アベンジャーズ』シリーズや『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に登場した。
スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)、クイックシルバー(ピエトロ・マキシモフ)
マグニートーの実の子供たちである双子の姉弟。かつては「ブラザーフッド・オブ・イビルミュータンツ」のメンバーだったが、マグニートーのやり方についていけなくなり、脱退。アベンジャーズに参加した。
姉のワンダは「ヘックスパワー」と呼ばれる魔法の様なパワーを使うが、近年その能力を暴走させ、チームを一度壊滅させたり、地球上から90%以上のミュータントの能力を奪い去ったり(『ハウス・オブ・M』)で、かなり情緒不安定。弟のピエトロは音速で走る。髪色は父親譲りで、(割と重度の)シスコン。
映画(MCU)版では『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のラストシーンにてバロン・ストラッカーと共に初登場。ここでは、ヨーロッパの小国であるソコヴィアの出身であり、紛争により両親を失った後、ストラッカーに拉致され、彼によってロキの杖(インフィニティー・ストーンの1つである)を用いた人体実験を受けた結果、超能力者となったということになっている。
2015年公開の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で本格的に参戦。当初は敵として登場するも、終盤にはアベンジャーズと和解して共闘し、ウルトロンを倒すことに成功する。しかし、クイックシルバーはウルトロンの凶弾に倒れて死亡してしまい、スカーレット・ウィッチのみが新メンバーとして加入することとなった。
その後、ワンダは『アベンジャーズ』シリーズ、『キャプテン・アメリカ』シリーズに登場。2021年にはヴィジョンとのW主演ドラマ『ワンダヴィジョン』が配信された。
また、クィックシルバーのみ、『X-MEN:フューチャー&パスト』及び『X-MEN:アポカリプス』にも登場している(上の画像)。ただ、MCUとX−MENユニバース(「X-MEN」の映画化シリーズ)は(配給会社が違うので)世界観の繋がりが無く、別のキャラクターとなっている。ちなみに、『フューチャー&パスト』ではマグニートーの実の息子という設定には触れられなかったが(しかし、劇中のエリック/マグニートーとの会話ではファンがニヤリとするセリフがある)、続編である『アポカリプス』にて本人の口から親子関係が明言された。ただし、マグニートーはその関係を知らず、クイックシルバーも彼から事情を聴いたミスティークも今のところその事実を伝えていない。
余談になるが、『エイジ・オブ・ウルトロン』のアーロン・テイラー=ジョンソンと『フューチャー&パスト』でのエヴァン・ピーターズは『キック・アス』で主人公とその友人役で出演しており、それぞれ同じキャラクターを演じるという珍現象が起きた。
また、クイックシルバー役のアーロン・テイラー=ジョンソンと、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンは、2014年公開の映画『GODZILLA』では夫婦役で共演していたりする(さらに突っ込んだ所では、「ゴジラがマーベル・ユニバースのニューヨークに上陸した際に、アベンジャーズと戦った事がある」)。
ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)
ロマノフ王朝の末裔。かつてはロシアのスパイだったが、ヒーローに転身した。
オリンピック選手並みの身体能力、スパイとしての経験、さまざまな装備を仕込んだ手首の“ウィドウズバイト”などを駆使して活躍している。
映画(MCU)版ではスカーレット・ヨハンソンが演じている事で有名。『アイアンマン2』に登場して以来、『アベンジャーズ』シリーズや『キャプテン・アメリカ』シリーズに登場。2021年には単独主演作『ブラック・ウィドウ』が公開された。
(ちなみに、原作では「ウィンター・ソルジャー」だった頃のバッキー(キャップの相棒)の教官だったと言う過去があるが、映画(MCU)版では彼とは面識がなく、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では逆に命を狙われることになってしまった。)
ブラックパンサー(ティ・チャラ)
アフリカの架空の国家であるワカンダの国王。マーベルの黒人ヒーロー第1号。
国での王務をこなすかたわら、暇を見つけては渡米し、アベンジャーズの一員として戦っている。常人離れした身体能力とジャングルで鍛えた格闘センスを持つ。また、天才工学者としての一面もあり、チームが乗る「クインジェット」の設計を行った。尚、嫁はX-MENのストーム。
映画(MCU)版では『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にて彼の出身地であるワカンダ王国がヴィブラニウムの産出国として登場したほか、彼の宿敵であるクロウも先に登場した。ブラックパンサー自身も2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に登場し、2018年には単独作である『ブラックパンサー』が公開された。
ヴィジョン
ウルトロンによって作られたアンドロイド。
機械であるにもかかわらず、自己犠牲の精神と優しい心を持っているため、ウルトロンを裏切ってアベンジャーズに加入する。スカーレット・ウィッチとは、機械と人間の壁を越えて結婚していたが、彼女の能力の暴走により死亡してしまう。現在はちゃんと(?)復活した。それどころか、最近出た個人誌の中では自分の分身を作って疑似家族とし、ワシントンD.C.郊外の住宅地に引っ越してきた。
映画(MCU)版ではシリーズ2作目である『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で登場し、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にも登場した。『エイジ・オブ・ウルトロン』において、ある人物達が、ウルトロンが作っていたボディー(その直前に奪取した)にある存在のデータをインストールすることで誕生した。
Ms.マーベル(キャロル・ダンヴァース)
クリー人のヒーロー、キャプテン・マーベルの能力を授かったスーパーヒロイン。
MCUでは単独作『キャプテン・マーベル』でデビュー。『エンドゲーム』にも登場し、他の「マーベル」の名を冠したヒーローとの共演作『MARVELS』が公開予定。
ファルコン(サム・ウィルソン)
演:アンソニー・マッキー/日本語吹き替え:溝端淳平(『ウィンター・ソルジャー』~『エンドゲーム』)
キャプテン・アメリカの相棒を長らく務めた黒人青年。
ハーレムの黒人牧師の息子として生まれるが、暴動で父を失い、母も強盗に殺されたのをきっかけに乱暴な人柄に変わってしまう。その後、カリブの孤島でキャップとスカルが争っている最中、スカルはキャップに対する獅子身中の虫とするべく、コズミックキューブでサムの性格をかつての理想主義に燃えるものに戻して彼をキャップの許へ放った。
肉体的には訓練を受けた通常人の域を出ないが、ブラックパンサーの設計したソーラーエンジンを搭載した飛行スーツを身に付け、高速飛行を可能とする。銃器類のほか、原作では「ケーブル・クロー」を使用する。また、初代であるサムの後継者もけっこういる。なお、レッドウィング(後述)は本物の鷹であり、ファルコン自体も鳥との交信能力を持っている。また、キャップの代わりに新しく「キャプテン・アメリカ・ファルコン」として、翼を備えたキャップになったこともあったりする。
映画(MCU)版では『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』にて初登場。元落下傘部隊の退役軍人で、「S.H.I.E.L.D.」に追われる身となったキャップとナターシャを匿った後も、彼らをサポートして事件の解決に貢献するなどして活躍した。
その後も、『アベンジャーズ』シリーズ、『キャプテン・アメリカ』シリーズ、『アントマン』などに登場。2021年にはバッキー・バーンズとのW主演ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が配信された。
- 上記以外にも(一時的に在籍していた者なども含めれば)、様々なメンバーが存在する。
主なヴィラン(悪役)
ロキ
アズガルドの支配を企むソーの義弟。上述した様に兄・ソーをハルク、アイアンマンといった他のヒーロー達らを引き合わせて同士討ちさせるつもりだったはずが、作戦が裏目に出てしまい、逆に退治されてしまう。これがアベンジャーズ結成のキッカケとなった。(原作コミックより)
映画(MCU)版では、『マイティ・ソー』シリーズに登場する他、『アベンジャーズ』でのヴィランでもある。……のだが、段々とコメディリリーフ的な役回りを増えている。詳しくは、上記リンク先を参照。
征服者カーン
タイムマシンを操る未来人。原作コミックでは、ファンタスティック・フォーとも対戦している。時間どころか並行世界をも自在に移動し、数多くの便利アイテムを手にしている。しかし、そんな時空移動を繰り返すあまり、何人もの並行世界の同一人物が生まれ、その内の殆どと敵対するという、数奇な運命を辿りまくっている。
MCUではフェイズ4のスーパーヴィランとして登場することが明らかになっている。
また、『テン・リングスの伝説』では、同作のヴィランであるシュー・ウェンウーの通り名の1つに“マスター・カーン”というものが存在していたことが語られる。
ウルトロン
Dr.ピムが開発したロボット。しかしながら、邪悪な意思に目覚めてしまい、造物主に反旗を翻した。倒されてもバージョンアップを重ねては、ハンパじゃない頭数で勝負してくる厄介な相手。当初のドラム缶にローラー、アームを括り付けたという不細工なスタイルから人間形態へと改造強化した。
映画(MCU)版では、2015年の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にヴィランとして登場した。ただし、経緯が原作と異なり、ハンク・ピムがまだ登場していなかった事もあって、別の人物達がその役回りを担当した。
マスターズ・オブ・イーヴル
何度かアベンジャーズと激突しているヴィランチーム。
時期によって「第○期」と記載される。
バロン・ハインリヒ・ジーモ
ナチスの天才科学者。キャプテン・アメリカの宿敵だった、初代マスターズ・オブ・イーヴルのリーダー。後に、息子のヘルムートも第4期のリーダーとなった。
映画(MCU)版では『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に登場。事件を裏で操る黒幕として描かれるが、設定などは原作とは大幅に異なっている。(名前もバロンではなく、息子のヘルムート・ジモの方である。)
魔神サノス
1990年代CAPCOMより出された『マーベルスーパーヒーローズ』のラスボスといえばお分かりか?
マーベル・シネマティック・ユニバースことMCUでも、『アベンジャーズ』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で(毎回ちょっとした出番ながらも、)度々登場し、物語を裏で操る黒幕として描かれている。『アベンジャーズ』シリーズ3作目の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にて、いよいよ本格的に登場し、全宇宙を巻き込む惨劇を引き起こし、21世紀におけるダース・ベイダーともいえるほど有名な悪役となった。
アイアンパトリオット
『シークレット・インベージョン』事件により英雄となった初代グリーンゴブリンことノーマン・オズボーンがアイアンアーマーを装備した姿。他のヴィラン達を引き連れて、新生アベンジャーズ(通称:ダークアベンジャーズ)を結成する。
映画(MCU)版では『アイアンマン3』に登場するが、大分設定が変更されている。
ドクター・オクトパス
スパイダーマンの宿敵。アイアンマンやキャプテン・アメリカとも闘った。アルティメットスパイダーマンではロキやヒドラと手を組んでスパイダーマンとアベンジャーズを苦しめた。
MCUでは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でヴィランとして登場予定。
その他のキャラクター
ニック・フューリー
アメリカの秘密組織である「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の長官で、眼帯がトレードマーク。原作コミックスでは白人男性。
映画(MCU)ではサミュエル・L・ジャクソンが演じており、黒人である。(アルティメットバージョンでは黒人で、映画(MCU)版のはそれが基となっている)
ジャーヴィス
元々はスターク家の執事であり、現在はアベンジャーズの本部の執事を務めている
映画(MCU)版では、当初トニー・スタークの人工知能として登場していたが……。
サンダーボルツ
1990年代にオンスロート事件で行方不明になったアベンジャーズに代わって登場したヒーローチーム。キャプテンアメリカの戦友だった「シチズンV」と同名の戦士がひきいている……と、言うのは表向きで、実際のメンバーの大半はバロン・ジーモ2世率いるマスターズ・オブ・イーヴルが姿を変えたものであった。ジーモ2世が逮捕された後は、ホークアイがリーダーをやったりと様々な経緯を得てチームの大半が様変わりしたが、現在はレッドハルクが取り締まっている。
ただし、現行チームのメンツが復讐の精霊のバイク乗り、私刑執行人、あと赤いアイツなど、一抹の不安を覚える連中ばかりである。(原作コミックより)
アルファフライト
ウルヴァリンが過去に所属していたチーム。カナダ版アベンジャーズ。
詳しくはウルヴァリンの項を参照されたい。
別バージョン
アルティメッツを参照
what if版
1950年代の、マーベルのキャラクターで構成されたパラレルワールドのアベンジャーズ。
メンバーは全て、50年代のSF短編や秘境もの、スパイものなどのコミックに登場したキャラクターたちである。
- 3-Dマン:本名ハル・チャンドラー。兄のチャックの姿がメガネに焼き付き、それを呼び出して合体、超人的なパワーとスタミナを持つ3-Dマンに変身する。作品として出たのは70年代で、後付で50年代に活躍していたと設定された。
- マーベルボーイ:本名ロバート・グレイソン。ナチスからロケットに乗り逃走し死亡した科学者の息子。天王星に辿り着き、そこで暮らすエターナルズにより育てられ、飛行能力と超感覚を身に付けたのちに地球に帰還。正しき事のために自身の力を用いるように。
- ヴィーナス:オリュンポスの神々の一員だったが、その地位を捨て、自分の力を多くの人々のために役立てんと人間界に降り立った女神。人間の感情の起伏をコントロールできるが、私利私欲のために用いないよう誓っている。
- ゴリラマン:本名ケン・ハル。アフリカを探検中に、未知の力で半分人間、半分ゴリラの怪物に変身してしまった。ゴリラの巨体と怪力を持つが、人語を解し、人の頭脳も同時に有する。
- ジェーン・オブ・ザ・ジャングル:本名不詳。ジャングルの秩序と平和を守るジャングルの女戦士で女神。ジャングルを乱す悪漢と戦う。
- ヒューマン・ロボット:本名無し。もとは製造時に細工され、創造主を含む人間を殺してしまったロボット。海に自ら飛び込み機能停止していたが、ヴィーナスらにより再起動。人語を解し理解する。ロボットゆえの鋼鉄製ボディと怪力が武器。
- ネイモラ・ザ・シービューティー:アトランティス人と地上人との混血である女性戦士。ネイモア・ザ・サブマリナーの従妹で幼馴染。ネイモアが地上でナチスと戦っているのを知り、自分も地上に出て戦うように。水中での活動と怪力、足首の翼での飛行能力を有する。
- ジェイムズ・ウー:本名同じ。中国系アメリカ人のFBI捜査官。中国系ヴィランのイエロークロウと対決した。
- スワン:イエロークロウの孫娘。祖父の悪事を嫌い、ジェイムズに情報を流していた。
- イエロークロウ:マンダリンなどと同様、東洋の暗黒界にその名をとどろかせている。本アベンジャーズのメインヴィラン。常人を遥かに超えた精神力を有し、精神感応による幻惑術の他、マーシャルアーツなどの格闘術も得意とする。他にも、サイボーグモンスターや最新鋭の装備で武装した軍隊も所持。ドゥームなど他のヴィランとも敵対しており、シールドなどとも戦った。
メディア展開
映画
MCUもしくはアベンジャーズ(映画)を参照。
アニメ
最新のものでは2010年秋よりディズニーXDにて始まった、
「アベンジャーズ 地球最強のヒーロー(The Avengers: Earth's Mightiest Heroes)」がある。日本では2011年7月18日よりディズニーXDで放送開始。
オープニング主題歌がアメリカ版のオープニング映像と、メロディに日本語の歌詞で再録音したものを使用しているのだが、「アベンジャーズ、結集(AVENGERS ASSEMBLE)!」の部分が、「アベンジャーズ、撤収!」にしか聞こえないと一部で話題に。いや、撤収されたら困るんだが。
(ちなみに余談ではあるが、実写版で「アベンジャーズ、結集!」と最初に言ったのはトニー・スターク……ではなく演者のロバート・ダウニー・Jr.である(しかも本来の意味が『撮り終わったから飲みに行こうぜ!(要約)』という))
2014年4月2日より、テレビアニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』がテレビ東京系列にて放送開始。
アニメーション制作は日本の老舗制作会社東映アニメーション。詳細は該当記事参照のこと。
2016年10月4日より、2013年5月26日からディズニーXDで放送しているテレビアニメ『アベンジャーズ・アッセンブル』がテレビ東京系列で放送。
実写映画版のアベンジャーズをベースとしており、『アルティメットスパイダーマン』、『ハルク:ザ・スマッシュヒーロー』、『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』と世界観を共通する。
2017年夏より日本制作の『マーベル フューチャー・アベンジャーズ』がDlifeにて放送予定。こちらの作品は一部キャスト及びスタッフはディスクウォーズと共通だが、アニメーション制作はマッドハウスに変更されている。
フューチャー・アベンジャーズは後に10月からはTOKYOMXでも地上波放送が決定しており、時間帯は月曜午後7時30分~放送。
ゲーム
1991年にデータイーストから「キャプテンアメリカ アンド ジ・アベンジャーズ」のタイトルでアーケード版が発売。
日本では売れなかったがアメリカでは好評で、本作が売れたおかげでボーナスが出せたと言う逸話も。
ちなみにマーベル系のゲームでは唯一ヴィジョンが使える。
以降もアメリカではアベンジャーズ以外のヒーローも含め多くのアメコミゲームが開発されているが、日本で翻訳・発売されているものは少ない。
2013年発売の「LEGO マーベル スーパーヒーローズ」は、アメリカでの発売から1年以上経ってから日本語で発売された。
LEGOなのでデフォルメされているが、総勢100名を超えるキャラクター数は圧巻の一言。
また、2016年発売の「LEGO マーベル アベンジャーズ」では、タイトル通りアベンジャーズを題材としており、映画版のストーリーを再現した内容となっている。
アベンジャーズ関連のキャラクターが大幅に増え、また「スペリオルアイアンマン」や「女性ソー」といった原作コミックスにおける新キャラクターも登場する。
その中にはソーと同じ姿と能力を持つロボット「ラグナロク」や、絶大な力を有するスーパーヒーロー「セントリー」等、映画(MCU)版の今後の展開を予期させるキャラクターも。
アベンジャーズをフィーチャーしているためか、スーパーヒーローズでは登場していたスパイダーマンやウルヴァリンらは今回未登場。
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エイジ・オブ・ウルトロン:MCUでの『アベンジャーズ』シリーズ第2作目については、こちらを参照されたい。
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