概要
機械帝国ブラックマグマの先兵として送り込まれるロボット生命体の総称。
名称は「〇〇モンガー」で統一され、機械原素体と動植物の生命などを合成させて作り出す。
物語前半は「機械生命体」だったが、後半以降は単に「モンガー」と呼ばれるようになった。
極めて獰猛な性格であり、与えられた作戦を実行する程度の知能はあるが、作戦遂行よりも破壊活動を好む個体もいる。
要塞鉄の爪からの指令電波によって体内の巨大化システムが起動し、「巨大モンガー！」と叫びながら巨大化する。
基本的にサンバルカンの必殺技「（ニュー）バルカンボール」を受け敗北した際に巨大化するが、作戦の遂行上でいきなり巨大化する個体もいる。
なお巨大化時には、歯車やモーターなどが駆動する映像を、機械生命体の体内メカ描写として挿入しており、「機械の怪物」というイメージを強く打ち出していた。https://twitter.com/i/status/1505461096312090624
この映像は、別作品からの流用である。下記余談も参照。
一覧
| 名前 | モチーフ | CV/人間態 | 登場話 |
|---|---|---|---|
| ジムシモンガー | 地虫 | 大宮悌二 | 1 |
| シーラモンガー | シーラカンス（ディニクチス） | 依田英助 | 2 |
| ナウマンモンガー | ナウマンゾウ | 〃 | 3 |
| トリモンガー | 鳥（翼竜） | 大宮悌二 | 4 |
| マジンモンガー | 魔神 | 〃 | 5 |
| キカイモンガー | 機械 | 〃 | 6 |
| ヤキュウモンガー | 野球 | 依田英助 | 7 |
| ムゲンモンガー | 円空仏 | 〃 | 8 |
| サソリモンガー | サソリ | 〃 | 9 |
| クモモンガー | 蜘蛛 | 〃 | 10 |
| シダモンガー | シダ | 〃 | 11 |
| ダイヤモンガー | ダイヤモンド | 〃 | 12 |
| アイアンモンガー | マグマ、日本地図 | 〃 | 13 |
| アルマジロモンガー | アルマジロ | 〃 | 14 |
| タイムモンガー | 時計、ユニコーン | 〃 | 15 |
| トビバコモンガー | 跳び箱 | 〃 | 16 |
| ガスモンガー | 毒ガス(ガスマスク) | 〃 | 17 |
| カメラモンガー | カメラ | 〃 | 18 |
| ガマモンガー | ガマガエル | 〃 | 19 |
| レスラーモンガー | レスラー | 〃 | 20 |
| イソギンモンガー | イソギンチャク | 〃 | 21 |
| カブトガニモンガー | カブトガニ | 〃 | 22 |
| オオダコモンガー | タコ(潜水服) | 〃 | 23 |
| タガメモンガー | タガメ | 〃 | 24 |
| ウミヘビモンガー | 海蛇(ヤマタノオロチ) | 渡部猛 | 25 |
| ハラペコモンガー | 鍋、料理 | 〃 | 26 |
| エイリアンモンガー | 蚊 | 〃 | 27 |
| クリスタルモンガー | 結晶 | 〃 | 28 |
| バラモンガー | 薔薇 | 瀬能礼子/森永奈緒美 | 29 |
| バッファローモンガー | バッファロー | 依田英助 | 30 |
| カミナリモンガー | 雷神 | 〃 | 31 |
| ペッタンモンガー | 顔 | 〃 | 32 |
| カニモンガー | 蟹 | 西尾徳 | 33 |
| ノロイモンガー | 切支丹服(天草四郎) | 依田英助 | 34 |
| ゴキブリモンガー | ゴキブリ | 神山卓三 | 35 |
| サターンモンガー | 悪魔 | 依田英助 | 36・37 |
| トーテムポールモンガー | トーテムポール | 〃 | 38 |
| ムカデモンガー | ムカデ(芋虫) | 〃 | 39 |
| コウモリモンガー | コウモリ | 井上三千男 | 40 |
| チャガマモンガー | 狸(分福茶釜) | 神山卓三 | 41 |
| ドラゴンモンガー | ドラゴン | 依田英助 | 42 |
| メカメカモンガー | コンピュータ(そろばん、電卓) | 西尾徳 | 43 |
| ムササビモンガー | ムササビ(パイロット) | 依田英助 | 44 |
| ボクサーモンガー | ボクサー | 西尾徳 | 45 |
| シノワナモンガー | 罠(猟師) | 依田英助 | 46 |
| ファイターモンガー | アメフト | 西尾徳 | 47 |
| ミイラモンガー | ミイラ | 依田英助 | 48 |
| イナズマモンガー | イナズマギンガー | 渡部猛 | 49 |
| ハナビモンガー | 花火 | 依田英助 | 劇場版 |
その他
余談
デザインは野口竜氏を筆頭に久保宗雄氏、渡部昌彦氏、島野公氏が担当している。
機械的なメタリックな身体に組織名でもある黒色とマグマの赤色のパーツをあしらったものが多い。
初期4体は「古代生物の機械化」というコンセプトであり、名前は分りやすいものに変更されている（ジムシモンガーは明言されていないが、ウミサソリのような古代甲殻類がモチーフのようである。尚、NG稿には恐竜モチーフのものもあった）。
ムササビモンガーは着ぐるみ造形担当の品田冬樹氏、野口氏の没後に製作されたスマホモンガーはさとうけいいち氏がデザインしている。
『ブラックパンサー（アメコミ）』の登場人物にキルモンガーという本作の機械生命体を彷彿とさせる名称のキャラクターが存在するが特に本作との関連性はないはずである。
上記の「巨大化時の体内メカ描写」として挿入される、歯車などの機械装置駆動シーンは、東映の特撮作品「ロボット110番」の主役ロボット、ガンちゃんの体内メカ描写シーンの流用である。
