基礎データ
全国図鑑 | No.0141 |
---|---|
ジョウト図鑑 | GSC:No.223 HGSS:No.228 |
アローラ図鑑(USUM) | No.230 |
カンムリ雪原図鑑 | No.126 |
英語名 | Kabutops |
ぶんるい | こうらポケモン |
タイプ | いわ / みず |
たかさ | 1.3m |
おもさ | 40.5kg |
とくせい | すいすい / カブトアーマー / くだけるよろい(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう1/すいちゅう3 |
進化
初期 | 最終 | |
---|---|---|
カブト | → | カブトプス(Lv.40) |
概要
カブトの進化系…だが、まるっきり原形をとどめていない。
オムスターと対をなす、初代化石ポケモン。
ちょいゴツなカブトから一転、スマートな体躯に進化した。手足を折り畳んで水中を素早く泳ぎ、鎌で獲物を切り裂いて体液を吸っていたという。フォルムには三葉虫の要素も窺える。
当初は水中に特化していた生態だったが、獲物が陸上に上がり始めると同時に、エラや足を変化させて今の陸上でも戦えるフォルムに進化した。メガプテラがプテラ本来の姿であるという説があるように、水中特化型のカブトプスももしかしたら後の作品で出たりするのかもしれない。
生態はカブトガニというよりもタガメなどの水生昆虫を思わせる。
小さな口が存在し、開閉する。
進化して一転、穏やかな性格から凶暴そうな見た目になった為、しばしばグレムリンとギズモに例えられる。また、化石が発見された地層から、一時期世界最古のポケモンと考えられていた時期もあったとか。
名前の由来はおそらくカブトガニ+トリオップス(カブトエビ)。
ちなみに、カブトエビはミジンコの親戚筋に当たる。勘違いされがちだが、カブトガニは甲殻類ではなく、鋏角類(クモやサソリの仲間)、カブトエビが甲殻類である。
色違いは緑色をしている。
ゲームにおける特徴
世代 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 60 | 115 | 105 | 70 | -※ | 80 | 430 |
第2世代以降 | 60 | 115 | 105 | 65 | 70 | 80 | 495 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた
見た目通り攻撃と防御が高く、素早さも岩タイプの中では高い部類に入る。
「すいすい」を生かしての雨パの物理アタッカーとして用いられることが多い。
また、特性が「すいすい」でなくとも「ロックカット」で素早さを補えるので、お好みで砂パの一員にも出来る。
…といっても、カブトプスが対戦でまともに戦えるようになるのは第4世代になってからの話。
第1~3世代では技のタイプごとに物理or特殊が分かれており、高い「こうげき」を持ちながらもそれが活かされる技を全くと言っていいほど覚えなかった為である(実は第1世代に限り、『こうげき』の種族値はトップ10以内に入るほどの高さだった)。
同じ最古参の化石ポケモンでありながら、高い「とくこう」をタイプ一致技の「なみのり」で存分に引き出せるオムスターと比べるとどう足掻いても見劣りしてしまう。
- 一応フォローを入れておくと、第1世代の壊れ技であった「きりさく」を覚えるポケモンとしてはカイロスに次いで「こうげき」が高いというアドバンテージはあったが、タイプ一致で使えて「すばやさ」も上回るペルシアンが「きりさく」用員の地位を恣にしていた。
第4世代からは技ごとに物理or特殊が分かれるようになり、「たきのぼり」が物理技になったことで、タイプ一致のメインウェポンを手に入れたカブトプスは漸く日の目を見ることになる(欲を言えば、その鎌を活かした技がメインになれば尚更良かったのだが)。
また、いわタイプの決定打とも言える「ストーンエッジ」が追加されたのもうれしい。
メインウェポンはタイプ一致の物理技「たきのぼり」「アクアブレイク」「クイックターン」「いわなだれ」「ストーンエッジ」「ロックブラスト」「がんせきふうじ」等。
サブウェポンにはくさ対策に「シザークロス」「きゅうけつ」、かくとう対策に「サイコカッター」、耐性が多いはがねには「かわらわり」「ばかぢから」、軽減されにくいあくタイプ技「つじぎり」「はたきおとす」等が挙げられる。
補助技としては「つるぎのまい」「ロックカット」「ステルスロック」等が望ましい。
ダイマックス技で天候を変更できるようになり、「すいすい」を単独でも生かせるようになった。
耐久も上がるので特性「カブトアーマー」と前述の隠れ特性との相性も良い。
同タイプのカジリガメとは特性と覚える技が異なるので差別化も容易。
なお、捕食の仕方ゆえか「ギガドレイン」を覚えるが、特攻は65と低いので使いどころはない。
特殊がメインのオムスターが覚えていたならば使いどころはあったかもしれないが…。
また、ピカブイと剣盾では「きゅうけつ」も覚えられるようになった。
実は第1世代と第8世代で「メガトンキック」と「ハイドロポンプ」を覚える事が出来る。
第7世代ではどちらもバーチャルコンソール版の第1世代のソフトを介する事で習得可能。
ポケモンスタジアムで披露する「メガトンキック」はある種一見の価値がある。
使用トレーナー
ゲーム版
- タケシ:ジムリーダー(カントー)
- ツツジ:ジムリーダー(ホウエン)
- N:ポケモントレーナー
- カツヒコ:カブトプスマスター
- コウキ:ポケモントレーナー
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
探検隊シリーズに登場したものが有名。
磯の洞窟のボス格のポケモンでナワバリに侵入したポケモンをオムスター兄弟と共に襲っていた。
かつてぺラップを襲ったのはコイツらであり、主人公一行と共に磯の洞窟に再び訪れたぺラップを天井から襲った。鎌と爪と食い込ませて上手く天井に張り付く姿はまさに忍者の如し。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
化石ポケモンという特別な立場故にアニポケではトレーナーが所持しているケースは非常に少ない。
- 無印46話ではグランパキャニオンの地下洞窟で他の化石ポケモン同様なんと野生で登場する。ただ、騒動後に「プリンの歌で眠った時に見た夢」と説明して有耶無耶にした事で公には公表していない。
- DP17話ではマシンにより復活したカブトプスが登場。 新無印38話のも同様に復活したのではないかと思われる。
- 新無印133話では「さいはてのことう」という特殊な島の環境な為に、他の化石ポケモン達同様に生息。プテラと共にシゲルとツルギの前に現れて襲撃したが、ツルギのマニューラにやられた。
- 水の都の護神
- 怪盗姉妹によって大聖堂にあった化石から復活し、サトシ達を苦しめる。この個体は特殊なケースでの復活な為か、白目状態となっている。
- 波導の勇者
- こちらも「世界のはじまりの樹」という特殊な環境な為に野生で登場している。
『ポケットモンスターTHE_ORIGIN』
こちらではレッドの手持ちとして登場している。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 第2章のカントー四天王による奇襲の中、タケシのツブゾウに守られていたカブトが後に博物館からタケシに譲られ、3章でカブトプスへと進化し、ジムリーダー対抗戦でミカンのアカリちゃん(デンリュウ)と対決した。
ラクツのカブトマル
性別:♂️ 特性:カブトアーマー 特性:まじめ
ヒウンシティにて、グライオンのライオマルと共に登場したラクツの手持ち。フタチマルと組める強力なメンバーという条件で手持ちを欲していたため当初から持っていた可能性は低いと思われる。
ボルトロス・トルネロス・ランドロスの足止めのために別行動していたが敗北。後にハンサムに拾われ、アクロマとの最終決戦で活躍する。
関連イラスト
関連タグ
0140.カブト→0141.カブトプス→0142.プテラ/メガプテラ
同複合タイプ
化石ポケモン一覧
No. | 初期 | No. | 最終 | 強化 |
---|---|---|---|---|
0138 | オムナイト | 0139 | オムスター | - |
0140 | カブト | 0141 | カブトプス | - |
0142 | プテラ | - | - | メガプテラ |
0345 | リリーラ | 0346 | ユレイドル | - |
0347 | アノプス | 0348 | アーマルド | - |
0408 | ズガイドス | 0409 | ラムパルド | - |
0410 | タテトプス | 0411 | トリデプス | - |
0564 | プロトーガ | 0565 | アバゴーラ | - |
0566 | アーケン | 0567 | アーケオス | - |
0696 | チゴラス | 0697 | ガチゴラス | - |
0698 | アマルス | 0699 | アマルルガ | - |
0880 | パッチラゴン | - | - | - |
0881 | パッチルドン | - | - | - |
0882 | ウオノラゴン | - | - | - |
0883 | ウオチルドン | - | - | - |
ポケモン関連
- グソクムシャ:進化前はモチーフそのままの姿だが進化すると2足歩行になる点が共通している水棲生物のポケモン。