魔の第2話(プリキュア)
まのだいにわ
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概要
プリキュアシリーズにおいて、物語の進行具合や季節毎の様々な「恒例の話」が多数あり、中にはあまりにもショッキングな話だったり、物語の大きな分岐点となる回も存在する。
そんな中、ある種のネタ的な鬼門回として定着しつつあるのが第2話である。
実のところ、『ハートキャッチプリキュア!』以降のシリーズでは、ごく一部を除き、物語の序盤において各々の未熟さを見せるという理由で、第2話にてプリキュア達が何かしらの失態をしてしまうというジンクスが存在する。
これまでの第2話の出来事
サブタイは『つみたてフレッシュ!キュアベリー誕生!!』。
この年はまだプリキュア達の失態こそはなかったものの、メインターゲットの保護者層からクレームが発生してしまう。
この時、主要人物の一人蒼乃美希が競泳用水着を着用して、水泳の練習をするシーンがあり、「最初の水着解禁」として話題を呼んだのだが、これが抗議が殺到するキッカケになってしまったのである。
これによって、「Go!プリンセスプリキュア」第28話まで永く水着禁止になる。
サブタイは『私って史上最弱のプリキュアですか??』。
言わずもがなすべての元凶。
花咲つぼみがキュアブロッサムに変身するも、プリキュア自体のパワーを全くコントロール出来ずに自滅し、挙げ句の果てに敵前逃亡を図ったり、デザトリアンに握りつぶされそうになったりして、敵味方双方から史上最弱呼ばわりされた。
しかし、これ以降第2話にプリキュア達は何かしらの失態を見せるという流れが出来てしまうことに。
サブタイは『ガガ~ン!早くもプリキュア解散の危機ニャ!』。
北条響と南野奏が揃ってキュアメロディ・キュアリズムに変身するが、折しも仲違いしていた時期で双方全く呼吸が合わず、結局ネガトーンにあしらわれ、その後も仲違いは続き、初陣早々解散の危機に陥った。
- その後、仲違いの原因になっていた入学式での一件の真相を知って誤解を解いた後、ネガトーンとの再戦では力を合わせて勝利。
サブタイは『燃えろ!熱血キュアサニーやで!!』。
星空みゆきがキュアハッピーに変身して、アカンベェに必殺技のハッピーシャワーを放つが、外してしまうという前代未聞の失敗をしてしまった。しかも、この直後に連続使用が出来ない事が判明した。
サブタイは『ガーン!キュアハートの正体がバレちゃった!!』。
相田マナが親友の菱川六花に自らプリキュアの正体を暴露した。この後シャルル達に「正体は秘密」と口止めされるが、翌日ジコチューが現れ、迷う事無く六花の目の前でキュアハートに変身した。この為、サブタイトルは「ばれちゃった」だったが「ばれたのではなく、ばらした」という突っ込みが各所で多数見られた。
- キュアハートがジコチューの光線で動けなくなるピンチがあったものの、ジコチューの弱点を見抜いた六花のアシストでキュアハートが状態異常から回復しジコチューを浄化。
サブタイは『ひめとめぐみの友情!ハピネスチャージプリキュア結成!!』。
白雪ひめが愛乃めぐみと共にキュアラブリー・キュアプリンセスに変身するが、サイアークを目の前にして逃げ出し、相方とも口論になり、プリキュアとしての任務も放棄しそうになった。
- その後再び逃げ出したひめをめぐみが追って説得。サイアークとの再戦ではキュアプリンセスがキュアラブリーのアシストで初勝利をおさめた。
サブタイは『学園のプリンセス!登場キュアマーメイド!』。
春野はるかが海藤みなみから手解きを受けていた、バレエのレッスンをお復習いしていて、無理をした為に足を捻挫した。この負傷は後々尾を引き、出現したゼツボーグと戦おうとキュアフローラに変身するが、足の痛みで戦闘不能に陥った。
- キュアフローラを庇ったみなみがキュアマーメイドに覚醒してゼツボーグを浄化。
サブタイは『ワクワクの魔法学校へ!校長先生はどこ!?』。
リコが朝日奈みらいを魔法界の魔法学校に連れてきた事と無断の外出及び外泊を教頭に咎められ、学校を退学させられそうになった。
- しかしリコとみらいがプリキュアに変身するのを見た校長の計らいでリコは退学を免れた(ただしみらいとともに補習授業を受けることになったが)。
サブタイは『小さな天才キュアカスタード!』。
宇佐美いちかが有栖川ひまりをキラキラパティスリーに誘って、プリンを作ろうとしたが、カラメルソース作りの段階で手順や分量計算が適当だった為、何度も失敗した。それを見かねたひまりが、やや暴走気味にスイーツのうんちくや知識を語りだした。だが、我に返ったとき過去のトラウマが蘇り、いちかに嫌われたと思い込んでキラキラパティスリーを飛び出した。
サブタイは『みんなの天使!フレフレ!キュアアンジュ!』。
野乃はなが教室内でプリキュアの事が話題になっていた場で5年前と同様の事をやらかしかけた(幸いハリーの口止めを思い出し、寸前で踏み留まったが)。また、ハリーの家でハリーから「プリハートは後三つある。先ずは一緒に戦ってくれる仲間捜しやな」と言われた矢先、「プリキュアは私一人でやる」と言い切った。しかもその動機がかつての高校生の様に「他者を巻き込みたくない」というものではなく「一人の方が格好いいじゃん」というものだった為、ハリーを絶句させた。
サブタイは『宇宙からのオトモダチ☆キュアミルキー誕生!』。
最近のプリキュアシリーズでは珍しく第2話のジンクスが起きなかった。
しかし一方で、前後の第1話・第3話で序盤のジンクスは起きている(後述)。
サブタイは『パートナー解消!?わたしじゃダメなの?』。
花寺のどかがキュアグレースとして初陣を飾った翌日、彼女はパートナーのラビリンから大いに期待されたが、部活の体験入部で10年前並の運動能力の低さを露呈した。それに絶句し不安を感じたラビリンからパートナー解消を言い渡された。
- その後のどかは、ラビリンを救うため「苦しむ地球をラビリンと一緒に助けたい」と自分の本音を告白。ラビリンとのパートナー関係も修復された。同時にラビリンを襲っていたメガビョーゲンの撃退にも成功した。
サブタイは『まなつとローラ!どっちのダイジが一番大事?』。
夏海まなつがローラが入ったマーメイドアクアポットを校内で遺失した。幸いアクアポットはすぐ発見できたのだが、その前にローラが勝手に抜け出した事で騒動になり、学校生活を楽しみたいまなつと、プリキュアの使命が大事と主張するローラで意見が対立し、仲違いになってしまった。
- 喧嘩後もまなつはローラのことが見捨てられず、学校を抜け出して探すことに。偶然ヤラネーダの襲撃を受けそうになったローラを発見したまなつは、「学校もめいいっぱい楽しんで、プリキュアもめいいっぱいやる!」と宣言。変身後にヤラネーダを撃退し、ローラと和解した。
サブタイは『さようなら、ゆい…!マリちゃんの決意』。
和実ゆいがマリちゃんからクッキングダム等の事を含め、諸々の説明を受け、その流れでデリシャストーンが破損してマリちゃんが大半の能力が失われた事を知った。しかし、ゆいは「どーんと任せて! マリちゃんのかわりに、あたしがレシピッピを守る!」と、危機感無く大見得を切った為にマリちゃんを怒らせ、別離を決意させた。その後ジェントルーがレシピッピを奪いウバウゾーを出現させ、マリちゃんは単身戦いを挑む。そこにゆいが駆け付け、キュアプレシャスに変身するが、戦い方が余りにも単調かつ無謀で、爆弾を殴って爆発させる等して、ピンチに陥った。
- その後ピンチに陥りローズマリーからも戦いを止めるよう忠告を受けても、祖母の「この世で一番強いのは、誰かのために頑張る心」と教えられていたゆい(キュアプレシャス)は決して諦めなかった。この決意に心を動かしたローズマリーは、キュアプレシャスと共に戦うことを決意、連携の末、見事ウバウゾーを浄化させることに成功した。
サブタイは『ヒーローがおうちにやってきた!?』。
ソラ・ハレワタールがエルちゃんと共にスカイランドからソラシド市に飛ばされた翌日、彼女達は虹ヶ丘ましろの祖母のご厚意で自宅に長期滞在を許され、ましろの案内で必要な衣料等の買い出しに出かけたが、途中スマホの音声に驚いたのを恥じ、「たとえ火の中水の中、どこにいてもヒーローは冷静沈着でなければなりません。この世界の機械に驚くのはこれが最後です!」と大見栄を切ったが、この直後到着したショッピングモールそのものと、設備の諸々に狼狽しまくった。
- ただし対立といった深刻な問題には発展せず、例年と比べればまだ微笑ましい方である。
サブタイは『みんな友達、キュアフレンディ!』。
キュアワンダフルに変身したこむぎと犬飼いろはが、ガルガルから解放されたメエメエにお礼と共にこれまでの経緯を聞かされ、ニコガーデンの動物達を助けて欲しいと要請を受けるが、「いろはと一緒に」というこむぎが申し出をするが、メエメエから「いろははプリキュアでない」と却下され、拗ねてしまう。
さらに、いろはは迂闊に両親や兎山悟に相談しようとして、「ニコガーデンやプリキュアの事は秘密!!」とメエメエから警告されてしまう。
備考
初代からフレプリにかけては、目立った第2話における失敗は殆ど無い。但し、物語のターニングポイントになった話、物議を醸して、永らく「タブー」を産んだ話も幾つか存在する。
「プリキュアなんて、すぐに辞めなっ!!」
見出しはYes!プリキュア5における夏木りんの台詞である。この時の第2話において、親友夢原のぞみと小々田コージの話や、その正体を知った時、夏木りんは嘘や与太話ではない事を認識したが、その時点ではのぞみの誘いを断っただけだった。しかし、この直後現れたギリンマから、それが如何に危険かを直感で見抜いた彼女は、のぞみに「プリキュアを辞めろ」と言い放った。この後の展開は御存知の通りなので割愛するが、夏木りんという少女の人物像やのぞみとの関係等々をアピールしたエピソードだと言える。