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編集者:七篠権兵衛
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弱虫ペダル

よわむしぺだる

「弱虫ペダル」は、2008年より週刊少年チャンピオンにて連載中の漫画作品。作者は渡辺航。

「熱き想いが、ペダルを回す。」

概要

『弱虫ペダル』は渡辺航による自転車競技が題材の本格的な少年漫画スポーツ漫画

秋田書店週刊少年チャンピオン』に2008年第12号から連載。現在の同誌を代表する作品の一つとなっている。

一般的な略称は弱ペダだが、作者の渡辺は『ペダル』と略している。

本作には大きく分けて二つの作品があり、週刊少年チャンピオン連載の「弱虫ペダル」(一部を除き以下無印)と別冊少年チャンピオンにて並行連載のスピンオフ「弱虫ペダルSPARE BIKE」(以下スペアバイク)がある。スペアバイクについては該当ページを参照。

昨今デジタルでの作画が多い中、アナログで作画していることが単行本各巻の折り返しの作者コメントをメインに明かされている。渡辺曰く「熱が伝わる量が違う」とのこと。

ストーリー

「最速 血と肉と骨で人類最速 それが…自転車」 (原作第1話冒頭より引用)

千葉県立総北高等学校の新入生、本作品の主人公である小野田坂道は、アニメやゲームや秋葉原を愛するオタクである。中学時代にオタク友達ができなかった彼は高校でアニメ研究部(アニメ・マンガ研究部ともいう)への入部を目指す。だが部員数減少のため活動休止中であると知り意気消沈するが、すぐさまアニ研再建のために動き始める。

一方、同じく新入生で、中学時代に自転車競技で活躍していた今泉俊輔はトレーニング中、学校の裏にある斜度20パーセントを超える激坂をママチャリで、しかも歌いながら登坂する坂道を目撃、その走りを見て坂道に興味を示し、「気になる要素」として排除を考えるも、挑んだ勝負での走りを評して自転車競技部(以下、自転車部)へ誘う。

しかし、アニ研再建を優先していたことや運動部に対して苦手意識を持っていたこともあり入部を躊躇う坂道だったが、寒咲幹鳴子章吉といった坂道のママチャリでの走りを見て興味を示した者たちとの出会いや、自転車部の走りを目の当たりにしたことが後押しとなり、「自分に可能性があるならば」と、アニ研再建活動を断念して自転車競技部に入部し、その才能を開花させていく。

誕生のきっかけ/タイトルの由来

『弱虫ペダル』誕生のきっかけは、(以下全て当時)MTBに乗っていた作者の渡辺航が友人の勧めをきっかけにロードレーサーを購入し沼にハマったことから始まる。その後担当編集の武川新吾(単行本16巻では「担当編集T氏」と表記)との打ち合わせでのやり取りで自転車(ロード)にハマってることを打ち明けたところ、「じゃ それ 漫画にしよう!!」という一言から始まった(これに伴い、それまでやっていた企画は破棄となった)。

この時はまだ「趣味を仕事にすること」に抵抗があったことや、週チャン誌にはかつて連載されていた「シャカリキ!」(作:曽田正人)という自転車漫画の先輩があったことから断り続けていたが、その後も話を持ち掛けられたこともあり、「シャカリキ!」とは別路線の女子生徒目線での作品を提案。

渡辺は元々ラブコメ系の、女の子が多数登場する作品を描くことが多かったこともあり、企画段階の第1案では運動神経の鈍い女子高生「大桑島乃」を主人公に、何かの部活で1番になりたいが2つのことが同時に出来ない女の子を設定。ストーリーも自転車に競技があることを知り、ママチャリ持っているからと挑む自転車部の王子に憧れる…といった内容だった。

この第1案はボツになるものの、のちに週刊少年チャンピオン編集長の沢考史(同「編集長S氏」)から「これ、(主人公を)男の子でやろう」と声が入り、渡辺も納得する形で改めて描き直しすることとなり、その際に沢が「電車男の時の男の子、いいと思った」(かつて渡辺は電車男のコミカライズ版をチャンピオンRED誌で連載していた)と話していたことと、その主人公が小さな壁を一歩一歩乗り越えていくというキャラクターで、「そういう主人公をもう1回描きたい」という思いで、その時の主人公をベースとした「小野田坂道」というキャラクターが誕生し、男の子版『弱虫ペダル』が完成したことを単行本や様々なイベントなどで明かしている。

タイトルの由来

タイトルの由来は、自転車に乗る際、軽いギアで回転数をあげてクルクル回す乗り方を勝手に『弱虫ペダル』と名付けていてそれをタイトルにしたとインタビューで語っている(「サイクルスポーツ」2013年11月号、八重洲出版、2013年9月20日、他)。

登場人物/学校

※一部学校の登場人物はスペアバイクに登場の他校生の関係人物も含む

総北高校

小野田坂道 今泉俊輔 鳴子章吉 杉元照文

金城真護 田所迅 巻島裕介

手嶋純太 青八木一 古賀公貴

鏑木一差 段竹竜包 杉元定時 沢田 ゴリ蔵

六代蓮太 木中次直

寒咲幹 橘綾 Mr.ピエール 寒咲通司

箱根学園

福富寿一 荒北靖友 新開隼人 東堂尽八

泉田塔一郎 黒田雪成 葦木場拓斗

真波山岳 銅橋正清 高田城礼

新開悠人

宮原すずこ(委員長)

糸川修作

京都伏見

御堂筋翔

石垣光太郎 井原友矢 辻明久

水田信行 山口紀之

船津和歩 木利屋嵩央

岸神小鞠

呉南工業

待宮栄吉 井尾谷諒

浦久保優策 庭妻繁典 里崎 塩野

東村尊大 針本

福来佳奈

熊本台一

田浦良昭 吉本進

井瀬慎哉 藤原マサ

群馬陵成

雉弓射 壱藤丹貴

MTB編

吉丸雷音 吉丸鈴音

その他人物・学校はこちらも参照⇒弱虫ペダル登場人物タグ一覧

連載・書籍情報

無印は週刊少年チャンピオン2008年第12号より連載、スペアバイクは週刊少年チャンピオン2012年38号での短期集中掲載からスタートし、以後様々な媒体を経て別冊少年チャンピオン2014年9月号より定期連載となる。

単行本は2024年3月時点で無印88巻の刊行をはじめとして、スペアバイク13巻、公式ファンブック5巻(TVアニメ版含む)、アニメ版キャラクターブック全4巻等々が刊行されている(後述する派生作品を含めた秋田書店刊行分についてはこちらを参照)。

このほかに、秋田書店の電子漫画サイト「マンガクロス」にて、「弱虫ペダル」連載16周年記念の一環として、2024年2月1日~21日の期間限定で3年インターハイスタート直前のRIDE.762までの全話を3シリーズ、各1週間ごとに分けて全話無料公開(※)を行い、全話無料企画終了後は同年に開催の大規模イベントの宣伝を兼ねて、初期のRIDE.01~19のほかに「最新インターハイ編」としてRIDE.761~767が公開されている。なお「最新インターハイ編」の公開終了時期等は現時点ではアナウンスされていない。

※全話無料公開話は単行本87巻まで収録されたRIDE.01~743と、その時点での単行本未収録のRIDE.744~762が該当、特別編「RIDE.○○○.5」の5話は含まない。シリーズ分けは①の「1年IH編(RIDE.01~261)」、②の「2年IH編(RIDE.262~544)」、③の「MTB編・3年IH直前(RIDE.545~762)」となる。①については③公開時に再公開された。

派生作品

  • 放課後ペダル

小説『響け!ユーフォニアム』(原作:武田綾乃)の挿画等を手掛けるアサダニッキや、舞台版脚本・演出の西田シャトナー等多数の作家による公式アンソロジーとしてキャラクターの学園生活を描いた『放課後ペダル』が『月刊プリンセス』に連載、作者の渡辺航は原作者としてクレジットされており、扉絵や単行本のカバーイラスト等を手掛ける。

月刊プリンセス誌の2014年5月号・12月号、2015年4月号にて単発掲載され、その後2017年11月号から2020年10月まで連載(ここまでを無印版と称す)、2020年12月号から2022年7月号までは西修の『魔入りました!入間くん』をベースとした『放課後の!入間くん』が連載されていたが、2023年2月号から新たに『放課後ペダル ハイケイデンス』として再始動した。

単行本はプリンセス編集部による編集で無印版が全8巻が、『ハイケイデンス』は1巻が刊行。女性向け雑誌連載作ではあるが、単行本は少年チャンピオンコミックスレーベルで発刊されている。

補足ではあるが、渡辺は『放課後の!入間くん』の単行本にもイラストを寄稿している。

  • 小説

2014年には巻島裕介と東堂尽八の二人をメインとした小説「弱虫ペダル 巻島・東堂 二人の約束」が渡辺航と時海結以の共著で小説化、更に2019年には輔老心作による、原作をベースにした小説版が13巻刊行中(2023年12月時点)+実写映画をベースにした児童文庫版1巻が岩崎書店より刊行されている。

メディアミックス

  • 舞台

2012年から舞台化。詳細は「ペダステ」の記事を参照。

原作通りに自転車のレースシーンが演じられるが、自転車そのものは舞台上では使用されず、スクリーン等の映像も使用されない。演者はハンドルのみを握って舞台上に登場し、中腰の姿勢や、その場での足踏みによって疾走感を表現している。

  • アニメ

詳細についてはアニペダを参照。

2013年から5期(+単行本同梱パイロット版OAV)に渡りアニメ化、劇場版(オリジナル長編1本+総集編3本+スピンオフ1本)も公開された。

  • テレビドラマ

ドラペダ』の略称でBSスカパー!にてドラマ化。監督は棚澤孝義

1期が2016年8月26日から同年10月7日まで、2期が2017年8月18日から同年12月22日まで放送された。

出演者については各キャラクターのページを参照、多くが舞台版(いわゆるペダステ)に登場した俳優が出演している。

ライドシーンは実際の走行映像とCGによる合成を併用している。

主題歌

・第1期

オープニング曲

『スキルフラワー』

作詞・作曲 高津戸信幸、歌 MAGIC OF LiFE

エンディング曲

『The DAY』(1〜3・7話)

作詞・作曲 宮崎誠

歌 総北高校自転車競技部(小越勇輝/木村達成/深澤大河/郷本直也/友常勇気/馬場良馬)

『Winning Tracker』(4〜6話)

作詞 eNu 作曲 R.O.N

歌 箱根学園自転車競技部(滝川英治/鈴木拡樹/北村 諒/宮崎秋人/青木空夢/植田圭輔)

・第2期

オープニング曲

『行かないと』

作詞・作曲・歌 佐伯ユウスケ、編曲 宮崎誠

エンディング曲

『ROAD Ahead』(1・3・7・10・11・13話)

作詞 ミズノゲンキ、作曲・編曲 R.O.N

歌 総北高校自転車競技部(小越勇輝/木村達成/深澤大河/郷本直也/友常勇気/馬場良馬)

『Pride Ride』(2・4・5・6・8・9・12話)

作詞 ミズノゲンキ、作曲 大原ゆい子、編曲 吉田穣

歌 箱根学園自転車競技部(滝川英治/木戸邑弥/玉城裕規/宮崎秋人/青木空夢/植田圭輔)

  • 映画

主演にKing&Prince永瀬廉を起用した実写映画。公開日は2020年8月14日。監督は三木廉太郎(脚本の一部も兼務)。製作幹事は松竹フジテレビ、配給は松竹。

主要キャストは舞台・ドラマとは全く異なり、登場人物も原作とは一部キャラクターも異なる。

ストーリーも前半はアレンジやカットをしている個所はあるが原作にほぼ沿った内容で、後半は一部原作の内容を組み込んだ完全オリジナルストーリーとなっている。更に県大会予選までの内容のため、原作には登場しない学校や選手も登場する一方で、原作で登場した箱根学園や京都伏見などといった県外の学校は登場しない。さらには一部キャラクターの髪色やライドスタイルの再現などもされていない他、レース中の車両に原作やアニメ等では省略されていた車体へのゼッケンプレートが装着されている等の違いがある。

ライドシーンはドラマ版とは異なりCG映像による合成ではなくキャストの実走によるもの。当初はCGを使う予定もあったが早い段階で変更となった(公開1か月前のキックオフイベントでの監督・三木廉太郎のコメントより)。

キャストについては各キャラクターのページを参照。2021年3月にはBD/DVDも発売。

主題歌

『Key of Heart』

作詞-Susumu Kawaguchi/佐藤 康太/MKSS

作曲-Susumu Kawaguchi/佐藤 康太

編曲-佐藤 康太/Susumu Kawaguchi/兼松衆

歌-King & Prince

  • WEBラジオ

TVアニメ放送と時期を合わせ、音泉より配信されたWEBラジオ。小野田坂道役の山下大輝をメインに、巻島裕介役の森久保祥太郎(「っショ!」の付く番組)か真波山岳役の代永翼のいずれかとの組み合わせによるパーソナリティとなった。

リスト

弱虫ペダル クライマーズレディオっショ!

2013年9月30日〜2014年7月7日 隔週月曜更新

弱虫ペダル グランロードレディオっショ!

2014年9月15日〜2015年9月14日

隔週月曜更新(〜16回)、月1不定更新(17〜23回)

弱虫ペダル ニュージェネラジオ!

2016年12月26日〜2017年7月10日、隔週月曜更新

弱虫ペダル グローリーレディオ

2018年1月12日〜7月26日、月1更新

  • ゲームなど

コンシューマー版

ニンテンドー3DS用としてバンダイナムコゲームスより『弱虫ペダル 明日への高回転(ハイケイデンス)』が2015年1月29日に発売。

スマートフォンゲーム

NECビッグローブHEROZのボイスカードコレクションアプリ嫁コレ(2011年サービス開始、2016年終了)に、2014~15年に渡り総北・箱学メンバー各5人(金城・荒北除く)が参加。

トムス・エンタテインメントから弱虫ペダル EXCITING ATTACKが2014年1月24日から2016年3月18日まで配信された。

フリューから『弱虫ペダル ぷちっとレーサーズ』が2015年7月30日に(2017年2月28日サービス終了)、『弱虫ペダル Connect Road』が2017年4月7日よりリリースされた(2018年9月28日にサービス終了)。

G123を運営するCTW株式会社からHTML5ゲーム『弱虫ペダル ドリームレース』が2023年2月に発表。7月7日にサービス開始した。

パチンコ・パチスロ

2017年1月にオリンピアより『パチスロ TVアニメーション 弱虫ペダル』が、同年2月には『CR TVアニメーション 弱虫ペダル』が導入展開された。

サイクリングチーム

作者の渡辺航を監督として2014年にシクロクロスのチームとして本作の名を冠した『弱虫ペダルサイクリングチーム』を発足、後にロードレースやMTBなども加えた総合的なサイクリングチームとなる。

チームの詳細についてはこちらを参照。

作品にまつわるエピソード

講談社漫画賞受賞

2015年に本作が第39回講談社漫画賞の少年誌部門を受賞しているが、秋田書店作品が同賞を受賞したのは第1回で受賞した手塚治虫の『ブラック・ジャック』以来という快挙を成し遂げ、受賞パーティで渡辺は総北ジャージ姿で壇上に上がっている。この回では『七つの大罪』の鈴木央も同部門で受賞しているほか、特別賞としてうえやまとちの『クッキングパパ』も選ばれている。

実は過去に一度、単行本11巻が発売されていたころ(2010年の第34回)でもノミネートはされたが選外となり、38巻が最新刊だった頃に再ノミネート、忘れかけていたころの打ち合わせ中に受賞の知らせを聞いて驚く姿が単行本50巻の巻末に描かれている。

ちなみに1度目(第34回)のノミネートも、秋田書店作品全体としては、1980年の第4回に少女部門でノミネートされた青池保子の『エロイカより愛をこめて』以来30年ぶりだった。

その後、2018年の第42回では板垣巴留の『BEASTARS』が秋田書店作品で3例目の受賞を果たしている(この回以降、講談社外の作品が受賞することはほぼ皆無となっている)。

単一タイトル定期連載で初の10年超え

本作は確認できた限りとして、週刊少年チャンピオン誌でタイトル変更をせず連載期間が初めて10年を迎えた作品(補足①)であり、現在連載中の定期連載作では連載開始が最も古く(補足②)、本誌全体の単一タイトルとしての最長連載作品(途中でタイトルを変更し話数をリセットしたシリーズ作品はそれぞれを別作品と扱った場合)である(補足③)。そして2022年9月には連載700話を迎え、2023年末時点では756+5話が連載されている。

参考ではあるが、本作のほかに同一条件で連載期間が10年を超えた作品は、2009年に週2ページで連載を開始した石黒正数木曜日のフルット』のみで、2006年に連載をスタートした車田正美聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』については不定期連載のためカウントから外している(2023年現在、単行本14巻(102話)まで刊行)。

なお、本誌を含めた秋田書店作品の最長連載作は、月刊プリンセスで1976年より連載の細川智栄子あんど芙〜みん『王家の紋章』である。

スペアバイクも現在の別冊少年チャンピオン誌での最長連載作品であり、それまでは2013年1月号~2023年11月号まで連載のFLIPFLOPsダーウィンズゲーム』に次いていた。

単一タイトル単行本最多発行巻数(少年チャンピオンコミックス作品として)

少年チャンピオンコミックスでの単行本発刊数は通算101巻(2024年3月現在、同レーベル発刊分の無印(本作)88巻・スペアバイク13巻をカウント)を迎え、『ドカベン』シリーズ(シリーズ累計205巻(完結)、補足④)、『刃牙』シリーズ (累計151巻で続刊中、補足⑤)に続き、『浦安鉄筋家族』シリーズ(累計101巻で続刊中)と並ぶ発行巻数であり、無印の88巻は少年チャンピオンコミックスとしての単一タイトルでの最高発行巻数でもある。

参考として、少年チャンピオン連載作の長期連載作品での単一タイトルとしての最多発刊作は、『ドカベン プロ野球編』の52巻、『グラップラー刃牙』の42巻、そして『浦安鉄筋家族』(第1シリーズ)は31巻であるほか、秋田書店全体としては上原きみ子の『いのちの器』(2024年現在93巻続刊)に本作が次ぎ、その後ろに『王家の紋章』(69巻続刊)が続く。

「先生、なんでロードレーサーに乗せないんですかァ〜!!!」

坂道が本格的にロードバイクに乗るのは単行本3巻収録の20話であるが、当時、担当編集の武川は坂道に早くロードレーサーに乗せたかったらしく、「先生、なんでロードレーサーに乗せないんですかァ〜!!!」という心境で、雑誌掲載時のアオリ(雑誌の扉絵や最終ページなどに入る短い文)にこの文言を入れたかったと明らかにしている(元ネタは別の編集部員が担当をしていた刃牙シリーズ3作目『範馬刃牙』150話で、実際に雑誌掲載時のアオリとして入れられた「先生、打ち合わせと違うじゃないですかァァ〜!!!(担当)」(原文ママ)である)。

補足として、武川は本作の連載以前から渡辺の担当編集を務めており、前述の通り本作を生み出すきっかけを作った人物でもある。(出典はこちら)

その後2017~23年まで週チャン誌の編集長を務めているほか、アニメ版ではアニ研の顧問(原作1話、アニメ1期1話の掲示物より)や、部室にあるIH優勝時の賞状の高総体会長名(アニメ劇場版・アニメ3期)として名前のみだが登場している。

補足

  • ①:週刊少年チャンピオン連載作は長期連載作でも途中でタイトルを変更するなどして一つのタイトルを最長で10年を目前にしたところで一区切りとして終了もしくはタイトル変更させている作品が殆どである。参考として、『ドカベン』の「プロ野球編」から「ドリームトーナメント編」(1995〜2018年、計3期)や、『グラップラー刃牙』の「グラップラー刃牙」から「範馬刃牙」(1991〜2012年、計3期)、浦安鉄筋家族シリーズ(1993年〜現在、4期)など、タイトルを変更しながらも20年を超える長期にわたり連載を途切れさせず続けていた作品もあるが、これらは一つのシリーズを終了した翌週(もしくは数週空けて)に話数をリセットして次のシリーズをスタートさせているため、作品上ではそれぞれを別々の作品として扱っている。他誌では一例として、週刊少年ジャンプ誌で連載された新沢基栄の「奇面組シリーズ」がそれにあたる。
  • ②:wikipediaの「週刊少年チャンピオン連載作品の一覧」で、1986年に連載されたゆめおいの「たつみセンセーション!」が1996年で連載を終了している記述があるが、これは終了年の誤植によるもので、実際は2か月で連載を終了しており単行本化もされていない。
  • ③:複数のシリーズ化を伴う作品であれば91年連載開始の『刃牙』シリーズが連載作としては一番古いが、3期目の『範馬刃牙』2012年38号掲載分で連続連載は止まっており、第4シリーズ『刃牙道』は2014~18年、『バキ道』は2018~23年(前作から半年の空白期間あり)、現在連載中の第6シリーズ『刃牙らへん』は2023年に連載を開始したものである(前作から2か月の空白期間あり)。このほか、93年連載開始の『浦安〜』シリーズは2023年現在も連続連載を継続し、2023年に連載30周年を迎えており、週刊少年チャンピオン誌では最長継続連載となっているが、現在連載している『あっぱれ!浦安鉄筋家族』は第4シリーズである。
  • ④:国内漫画作品単行本発刊数でも2022年9月までは最多発刊作品だったが、その後『ゴルゴ13』に抜かれている(2023年10月現在210巻)。
  • ⑤:外伝2巻含む同レーベル発刊分をカウント、別レーベル・作者原案参加の他作画作は除く。

子記事における補足等

子記事(登場人物等の個別記事)での補足及び略称等は以下の通りで、略称については基本的に右側の呼称を用いる。

・補足

プロフィールの誕生日連載開始時点(週刊少年チャンピオン2008年12号)を基準

・略称

弱虫ペダルSPARE BIKEスペアバイク
アニメ劇場版劇場版
実写映画版映画版
キャプテン主将
アニメ無印アニメ1期
GRANDE ROADアニメ2期
NEW GENERATIONアニメ3期
GLORY LINEアニメ4期
LIMIT BREAKアニメ5期
ロードバイク/ロードレーサーロード

その他

作中ではレース・バトル中にもかかわらずヘルメットなしの姿で描かれることもあるが(特にアップ画面)、決して描き忘れなどではない。

作内のインターハイの内容は実際のインターハイの競技内容とは大きく異なる(作内の様に複数の県を跨ぐことはない)。そのため『テニスの王子様』程では無いが、トンデモ展開があるのでロードレーヌと揶揄されることもある。実際のインターハイの大会内容についてはこちらの大会情報→インターハイをご覧いただきたい。

「弱虫ペダル」は秋田書店によって商標登録されている(登録5621827号、登録5734170号)。

関連動画

アニメ版及びスペアバイクについては各項目を参照。

週刊少年チャンピオンTVCM 弱虫ペダル版

原作・MTB編スタート

原作・坂道たち最後の3年生インターハイ開幕記念スペシャルムービー

映画版、メイキング映像(BD&DVD特典映像ダイジェスト版)

関連タグ

コンビ・グループ・カップルタグ

コンビ・グループ⇒弱虫ペダルのコンビ・グループタグ一覧

NLカップリング⇒弱ペダ男女カプ

BLカップリング⇒腐ペダ

GLカップリング⇒みきんちょ 幹綾

他の記事言語

Yowamushi Pedal

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編集者:七篠権兵衛
編集内容:スマートフォンゲームへの内容追記