基礎データ
全国図鑑 | No.0219 |
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ジョウト図鑑(GSC) | No.212 |
ホウエン図鑑(RSE) | No.104 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.217 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.107 |
マウンテンカロス図鑑 | No.013 |
キタカミ図鑑 | No.145 |
ローマ字表記 | Magcargot |
ぶんるい | ようがんポケモン |
タイプ | ほのお / いわ |
たかさ | 0.8m |
おもさ | 55.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性1 | マグマのよろい:こおり状態にならなくなり、タマゴの孵化歩数が半分になる。 |
特性2 | ほのおのからだ:直接攻撃をした相手を30%の確率でやけど状態にする。タマゴの孵化歩数が半分になる。 |
隠れ特性 | くだけるよろい:相手の物理技を受けると、防御が1段階下がる代わりに素早さが1(第6世代)→2段階(第7世代以降)上がる。 |
タマゴグループ | ふていけい |
各言語版での名称
ドイツ語・英語・スペイン語・イタリア語 | Magcargo |
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フランス語 | Volcaropod |
韓国語 | 마그카르고 |
中国語(簡体字) | 熔岩蜗牛 |
中国語(繁体字) | 熔岩蝸牛 |
進化
マグマッグ → マグカルゴ(レベル38)
概要
カタツムリのような外観、マグマの体を持つポケモン。
初登場はポケットモンスター金・銀。
名前の由来は「マグマ」+「エスカルゴ(カタツムリ)」なのは言うまでもないが、かつてとんねるずの楽曲で「炎のエスカルゴ」というものがあったのでそこから来ているのかもしれない。
ポケモン図鑑の説明によると体温が10000度もあるというとんでもないポケモンなのだが、もし本当に10000度なら地球がメルトダウンを起こしている。(桁が一つ少なければ普通のマグマの温度になってくれるのだが…)
ポケリフレでは溶岩の部分は撫でる事は出来ないが、甲羅は撫でる事は出来る。(だが図鑑説明通りならもはや手が溶けるレベルであるというのは突っ込んではいけない・・・)
ちなみに、この数値は太陽の表面温度や禁止級伝説ウルトラネクロズマの体温である6000を遥かに上回る数値である。
背中の甲羅はマグマが固まったもので、触れただけで簡単に崩れるらしいが、その割に最も高いステータスは防御である。(それでも尚、耐久面にかなり難を抱えているポケモンなので、そういう意味では簡単に崩れるというのもあながち間違いではないのだが)あまりの熱量で甲羅からは炎が吹き出していて、雨に打たれると熱で水分が蒸発し、辺り一面が深い霧で覆われる。
実はこう見えて古代から生き続けている種らしく、何万年もマグマで暮らすうちにこのような体質になったという。
また、『バイオレット』の図鑑説明によれば、大量発生は火山が噴火する前触れであるという伝承が語られており、現実におけるリュウグウノツカイのような扱いを受けているようだ。
タマゴグループはふていけいのみ、溶岩は溶けた岩石だから鉱物も含まれていて良さそうなものだが。マッギョのメインウェポンの一つだいちのちからは教え技環境のないロムではこのポケモンを介さないと覚える事が出来ない。
余談だが、現実の生物学では、ポケモンとは逆に、カタツムリよりもナメクジの方が進化した上位の生き物と言われている。
ゲームでの特徴
- マグマッグがレベル38で進化する。第七世代までは唯一の炎岩複合のポケモン。
- ただし、FRLGではともしびやまでいわくだきを行うとレベル25の個体が出現したり、XYではフレンドサファリにてレベル30の個体が出現したりと進化レベルを無視した正規個体の存在が散見される。
- DPが発売されるまで正規レベルで捕獲できる個体は『ポケモンXD』の個体だけであった。
エメラルド・ORAS
- 戦闘中以外にも特性が効果を発揮するようになった『エメラルド』以降(特に『エメラルド』はほのおのぬけみちで殿堂入り前に入手できる)では、どちらの「とくせい」にもタマゴの孵化を促進する作用があるため、主に孵卵器と化して需要が高い。
- 主人公がアチャモかミズゴロウを選ぶとライバルであるユウキ/ハルカの手持ちにマグマッグが加わるが、第3世代最後のバトル時ではマグマッグのままであった。しかし、リメイク版ORASではマグカルゴに進化して登場する。
DPt・BDSP
- クリア後ダンジョンであるハードマウンテンにレベル50を超える個体が多く生息している。
- また、リメイク版では地下大洞窟に出現する。
- LEGENDSアルセウスでは、ヒスイ時代では火吹き島はあるもののマグマッグとマグカルゴは野生で出現しない。上述の地下大洞窟に生息してる事を踏まえると地上に進出したとも考えられる。
ブラック・ホワイト・BW2
- BW2ではリバースマウンテンというハードマウンテンと同じ構造と説明されている火山が登場したものの、マグカルゴは生息していないので、過去作品から連れてこよう。
- 後継として「そらをとぶ」を覚えられるウルガモスが登場してしまったため、マグカルゴの活躍の場が縮小してしまった。
X・Y
- 野生のマグマッグを捕獲し進化させるか他作品から連れてくる事で入手できる。
- この世代ではウルガモスの立場すら(孵化要員・対戦両方の意味でも)危うくするファイアローが登場する。
サン・ムーン
- ポケリゾートの温泉施設、ぽかぽかリゾートのオブジェとして採用され、完成段階ではマグカルゴとマグマッグの石像がお湯を吐いているという趣の温泉になる。この温泉では卵の孵化も可能なので、これまでの孵化要員としての働きが評価されての採用なのかもしれない。
- なお、孵化要員としては手持ちポケモンによる「そらをとぶ」の使用が廃止され、レンタルリザードンへのライドに頼る事になった為、上記二体とはさほど変わらなくなった。愛着があるなら孵化要員として再び活用するのもいいかもしれない。
- アローラ地方には生息していないが、USUMでウルトラワープライドで黄色いホールに入るとレベル60の個体が出現する事があり、ウルトラホールの仕様上、そこが色違い確定部屋である事もある。以前からマグカルゴの色違いは原色とはまるっきり印象が異なっており、まるで毒ポケモンのようだと話題になる事はあったが、遭遇機会が増えた事で話題に上る機会も増加した。
ソード・シールド
- ガラル地方に荒野や火山といった箇所がほとんどない上、気温が寒冷な為しっくりくる生息地が無かった為か生息していない。また、同タイプにセキタンザンが登場した(厳密には第一・第二タイプが逆だが)。
- 因みにこのセキタンザン、通常特性が両方とも孵化作業に有用な特性である為、厳選の際にちょくちょく連れまわすことになる。ようやくできた同タイプの後輩に(自分が出ない代わりに)役目を引き継がせたのだろうか。
スカーレット・バイオレット
- パルデア地方でも同様にしっくりくる地形がほとんどないためか生息していなかったが、DLCで追加された『碧の仮面』の鬼が山で登場する。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第6世代まで | 50 | 50 | 120 | 80 | 80 | 30 | 410 |
第7世代から | 60 | 50 | 120 | 90 | 80 | 30 | 430 |
- 太字は第7世代(サン・ムーン以降)で強化された数値
- 耐性は多いが弱点が多く、その内4倍弱点が2つもあるというパラセクトと並ぶ不遇ポケモンである。
- 能力値は防御が高く、特攻・特防が平均的な以外はほぼ絶望的に低い。HPも低いため思ったより物理耐久もなく、物理でメジャーな地面と格闘がいずれも弱点となってしまっているのが痛い。
- いわなだれ・じしん・だいばくはつなど強力な物理攻撃技を覚えられるが、攻撃力が低いのであまり有効に活かせていない。(大爆発は第四世代までならば実際の威力が500なので強力であったが、第五世代からはゲーム内表記通りの250に弱体化し、あまり期待できなくなった。)
- そもそも、体温が一万度もあるポケモンの放つのしかかりや大爆発を受けたならば、相手はひとたまりもない筈であり、攻撃力が高くても良さそうなものだが……。
- 上述した補助技に加え、自力で覚える技自体も悪くなく、ほのおもいわもタイプ相性上は攻撃面で優れている為、進化してもう少し能力が高くなることを祈るばかりである。一応、この種族値でもアタッカー向きの性能だったら優秀だったと言われるほどだが・・・
第4世代
- しかし、ただでさえ耐久面に危うさを抱えるマグカルゴであったのに、生息地であるハードマウンテンの伝説のポケモンヒードランの耐性(特性:もらいびによる炎無効込み)と比較するとマグカルゴの耐性は下位互換になってしまう。ついでに言うと実質的な物理耐久もHPが高い関係上ヒードランの方がはるかに上だったりする。
- ヒードランは禁止級伝説ではないため、禁止ポケモンとして隔離されず一般ポケモン同士の試合にも混じってくるので無視はできない。
第5世代
- 同時に防御と特防を一段階低下させる代わりに攻撃・特攻・素早さを二段階上昇させる強力な積み技・キャストオフこと「からをやぶる」を、夢特性に物理攻撃を受けると防御が一段階下がり素早さが一段階上昇するくだけるよろいを入手。
- 今後はそれを基点とした高速アタッカー・既存である上記のウルガモスや一部の物理アタッカーのメタとして、中々面白い活躍をすることになるだろう。
- ちなみに、マグマッグが進化しようとするレベルと、マグカルゴがからをやぶるを覚えようとするレベルは同一である。つまり、当のマグカルゴは進化したその瞬間から自分の殻を砕こうという発想を起こしている。くだけるよろいといい、進化前であるマグマッグとの差別化点であり、唯一の複合タイプというアイデンティティでもある殻を粉砕する事で力を発揮しようというのはどうなのかと思わないでもない。
- なお、このイラストはイメージ図(本来はロックカット)である
- …それにしても孵化担当としての誇りを打ち砕いたウルガモスに対してだけは圧倒的優位に戦える(主力技いずれも半減以下、おにび無効、サブもめざパの例外を除きマグカルゴに有効打がなく、こちらは4倍のげんしのちからで確一)とは何という皮肉だろうか。
第6世代
- ウルガモスの立場すら(孵化要員・対戦両方の意味でも)危うくするファイアローが登場したが、こちらは物理主体のため高い防御を生かしやすくウルガモス以上に圧倒的優位に戦う事が出来る。再生技がここで生きてくる上岩タイプ唯一のやけど無効のため、おにびによる機能停止で実質上の相討ちにされてしまう事もなく、ファイアロー絶対殺すマンと呼ばれる事も。だからこそ余計に悲しいのだが・・・こらそこヒードランで十分とか言わない。
- クリアスモッグの習得もこの世代からで相手のバフを無効化する戦術も取れるようになったが、デバフも消してしまうので注意。
第7世代
- HP種族値と特攻種族値がそれぞれ+10されて60、90となった。火力が若干上がったのはいいがHPに関しては上がってもまだまだ低いままである。また、くだけるよろいの上昇率が2段階になったので、からをやぶるによる高速アタッカー化がしやすくなった。ちなみに種族値はそれまでギャロップの進化前のポニータと合計種族値が同じだった。どうしてこうなってた。
- なお、ファイアローの弱体化により、ファイアロー受けというアイデンティティが減ったかのように見えたが、ほのおのからだやクリアスモッグを生かし、新たにミミッキュ受けとしての役割を手に入れており、何故か近年ではトップメタの一角に刺さっているという状況下に置かれている。いいのか悪いのか…。
第8世代
第9世代
- 新規習得した技の中でめぼしいものはパワージェムやしっとのほのお程度だが、自身の4倍弱点を消すことができるテラスタルとは相性が良く、一致テラスタイプに変わるだけでも耐性がマシになる上に火力もアップするため、今後の活躍に期待できる。
- ほのおのうずも覚えられるが、耐久戦術には向かないのであまり旨味がない。
- 余談だが、マグカルゴに進化すると何故かマグマッグの頃には使えたわざマシン186が適用できなくなり、10まんばりきの新規習得が永久的に不可能となる。マグカルゴに必要なわざかと言われると微妙ではあるが、一応頭に入れておいても良いだろう。因みに、同じいわタイプのコイツも同様である。
使用トレーナー
ゲーム版
- カツラ:ジムリーダー(カントー)
- アスナ:ジムリーダー(ホウエン)
- ラジュルネ:バトルシャトレーヌ
- ユウキ:ORASライバル
- ハルカ:ORASライバル
- キャンデラ:チームヴァーラーリーダー
アニメ版
- ヤケイシ(無印240話)
- モエ(無印267話)
- アスナ(AG)
漫画版
- カーツ(ポケスペ)
- アスナ(ポケスペ)
- マグマ団したっぱ(ポケスペ)
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ヤケイシのマグカルゴ
- アスナのマグとメグ
その他
AG | 180話 |
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SM | 34話 |
新無印 | 24話 |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 3章でマスクド・チルドレン最年長で新生ロケット団の幹部であるカーツのポケモンで登場。
- 4章ではアスナのポケモンで登場。アクア団によって火山活動が止められた際はマグマ団のホムラとの協力で一時的ながらも火山活動を再開させた。サファイアとのバトルではちゃも(ワカシャモ)と激しいバトルを繰り広げている。
- 同章ではマグマ団したっぱのポケモンでも登場
関連イラスト
関連タグ
0218.マグマッグ→0219.マグカルゴ→0220.ウリムー
同複合タイプ
関連ポケモン等
- カタツムリモチーフ
- 孵化要員
- その他
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