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基礎データ

全国図鑑No.0879
ガラル図鑑No.303
パルデア図鑑No.125
ローマ字表記Daioudou
分類どうぞうポケモン
タイプはがね
高さ3.0m
重さ650.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性ちからずく/ヘヴィメタル(隠れ特性)
タマゴグループりくじょう/こうぶつ

進化

ゾウドウダイオウドウ(Lv34)

その他海外表記

ドイツ語Patinaraja
英語・スペイン語・イタリア語Copperajah
フランス語Pachyradjah
韓国語대왕끼리동
中国語(簡体字)大王铜象
中国語(繁体字)大王銅象

概要

ゾウドウの進化形。順当に体が大きくなり、体色が緑っぽく変化してキバが生え、インドぞうのような姿になった。

円柱や半円チックだった体型も全体的に四角味のあるものとなり、鼻は扁平に近くなってショベルカーの様な形状へ変化した。

色違いは深緑色部分が暗めの緑となり、オレンジ色や青緑色の部分が色褪せている。

進化前の図鑑解説を見るに、緑色の皮膚はゾウドウ時代の黄色い皮膚が雨で錆びたものである事が窺え、錆びきって馴染んだ事で逆に水に強い性質を手に入れている。

むしろ皮膚の緑色が鮮やかな個体ほど、仲間の尊敬を集めるステータスになっている模様。

本来はプライドが高く気難しいとされるが、一匹で飛行機を軽々引っぱるほど強い力を買われ、作中では工事現場などで力仕事を手伝う個体も多い。特に鼻の握力は岩を締め砕ける程だとか。

うちおとす」や「ロックブラスト」が使える辺り、パワー一辺倒というわけではなく、鼻を使って物を投擲できる程度には鼻の握力を器用にコントロールできるようだ。

この他にも脚力も強いのか「メガトンキック」や「10まんばりき」といった蹴り技も覚える。

ガラルやパルデアには元々生息していなかったが、昔人々の仕事を手伝うために連れて来られたものが野生化したと考えられている。ゾウ自体は熱い地域の生き物であるため、原産地は現実のインドやアフリカに相当する地方なのだろう。

野生下では元ネタ同様、草原にて群れを作り生息している。しかしガラルは本土ではないためか、群れで出現する姿を拝めるのは「逆鱗の湖」や「巨人の靴底」といった一部のエリアに限られている。

パルデア地方ではナッペ山のような気温が低い北部にも生息している辺り、実は寒さにも強い種族なのかもしれない。

ゲーム上における特徴

作中ではローズピオニー、二人のはがね使いトレーナーが切り札として繰り出してくる。そして被っているのにもある理由が存在する。

前者の個体がストーリー中でビートのイベントに関わるため、印象に残っているプレイヤーも多いはず。

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
12213069806930500

見た目に違わず高いHPと攻撃を持つ。しかし錆びた銅の皮膚ゆえか、はがねタイプにしては防御・特防共に低いため、補強しないと存外打たれ弱い。また、残念ながら「水に強い」という図鑑の設定は特性には反映されず、みずにタイプ不利でないはがねタイプというだけとなっている。

如何にも物理アタッカーですといった見た目だが特攻もさりげなく80あり、技レパートリーこそ乏しいが特性もあり火力は意外とあるのでパルシェンイシヘンジン等への役割破壊は勿論特殊型として運用してみるのも一興だろう。

はがね技はもちろん、サブウェポンとしていわ技やじめん技、長い鼻をイメージしたのであろう「パワーウィップ」、そしてじゃれつく」や「げきりん」まで覚えてしまう。じゃれついて無事に済む体重ではないのだが、ポケモン世界ではよくあること。

補助技も数こそ少ないが、キョダイマックス技とのコンボも可能な「ステルスロック」と「ふきとばし」や、鈍足と相性の良い「のろい」など粒揃い。

変わったところでは、タマゴ技ではあるもののじわれ」も覚える。強行突破用に覚えさせておくのも悪くはないが、がんじょう持ちには無効化されるので気を付けよう。

通常特性はちからずくというパワー感あふれるもの。

一致技の「アイアンヘッド」を筆頭に、「だいちのちから」「じゃれつく」「しねんのずつき」「いわなだれ」などが適用されるため、堅実で小回りのきく戦いをしたい時はこちら。

反動を無視できるいのちのたまで、更に馬力方面へ傾ける等のカスタマイズも悪くない。

隠れ特性はヘヴィメタルで更に重量アップ。元々「けたぐり」や「くさむすび」の威力は120で食らうのでデメリットはないに等しく、「ヘビーボンバー」や「ヒートスタンプ」の最大火力範囲を広げられるメリットが際立つ。

「ヒートスタンプ」の元使用者であるエンブオー(150kg)を含めた260kgまでのポケモン(ギガイアスなど)に対し最大威力を叩き込め、重量級ポケモンであるマンムー(291kg)やドサイドン(282.8kg)相手にすら威力100で攻撃できる暴力的な体重で、ゴルーグ(330kg)あたりからようやく威力80以下になる。

勿論、怨敵である電気鼠亡霊に使おうものなら問答無用でペシャンコに出来る、やったね!

この二つの技を軸にガンガン押しつぶして行きたい場合はこちらとなるが、今作に蔓延るダイマックスポケモン相手には体重依存技自体が無効化されるため、それらが絡んだ場合には無力となってしまう点には注意。

逆に考えれば、相手のダイマックスを誘発させられるとも言えるだろう。

パーティや相手次第で、どちらの特性を運用するかを使い分けるべきポケモンと言える。

第9世代

第9世代のポケモンSVにも登場。

テラスタルによりタイプを変えて弱点技を受けたり、ヘビーボンバーの威力をさらに上げることができるようになった。

また、ダイマックス廃止により体重依存技の無効化が起きなくなったのも追い風。当初はヒートスタンプを喪失していたがDLC碧の仮面で無事に再習得し、超重量級としての威厳が増した。

新規習得で使えそうなのは「すなあらし」のみではあるが、ゴーストタイプにテラスタルすることで「のろい」を疑似退場技として使えるようになった。

すでに「てっていこうせん」があったのだがこちらのほうが圧力をかけやすい。

だがこれが敵になるとは思わなかった……。(後述)

テラレイドバトルでは、高い攻撃力にレイド補正でさらに高い体力をもつ強敵。「のろい」や「てっぺき」も使用するため物理突破よりは特殊で挑みたい。★5ですら育成が未熟だとソロでの討伐が極めて難しい。

特に「のろい」は戦闘が長引くと一気に何段階も攻撃と防御の能力ランクが上がる壊れ性能で、これを数回積まれてしまっただけで難易度が一気に上がる。(厳密にはソロマルチ関係なくほぼ全員にのろいを使用している)

また、ゴーストタイプのテラスタルだと「のろい」がターンごとの割合ダメージとなるため、必ずちょうはつで防ぎたい。以上からソロでは味方の火力が足りないのもあって極めて困難なため、オンラインで他のプレイヤーに助けを求めた方が良い。

対策として味方や自身がちょうはつをするだけで暴走するターンを伸ばすことができる。同時に「ひやみず」や「ワイドブレイカー」(コライドンなどが覚える)などで暴走されても攻撃を+1以上にさせないようにしておくのも有効。応援も駆使してテラスタルまで時間を稼げれば勝利できるだろう。

なお、「パワーウィップ」は没収されてしまったが、「サンダーダイブ」や「はたきおとす」、「ハードプレス」といった強力な物理技を与えられている。

なお、ここからは余談だが、本作の舞台となるアカデミーには、剣盾に登場したソニアが出版した本と思われる「ガラルの歴史」が置かれている。その中には「ラテラルタウンの壁画が壊された事件」も記述されているのだが、その犯人としてダイオウドウの名だけが載っている。まあ、確かに実行犯ではあったのだが・・・。ある種仕方ないとはいえ、若干風評被害味を感じる。

使用トレーナー

ゲーム

アニメ版

  • ローズ

漫画

番外作品

ポケモンマスターズ

  • 2022年7月14日、『悪の組織・ガラル編』にてローズのバディで実装。トレーナー技で自身の攻撃と急所率を最大まで上昇し、パッシブ技「P技BD技全体化」によって敵全体に攻撃ができるはがねタイプのアタッカー。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • ローズのダイオウドウ
    • 新無印44話でブラックナイトことムゲンダイナを止めようとするサトシを足止めするためにナットレイと共に登場。しかし、バトル中にサトシのリオルルカリオへと進化し、撃破される。
    • ローズの過去回想で幼い彼の隣にゾウドウがいる事から同一個体と考えるとかなり長い付き合いである事が窺える。

余談

鼻の形状から古代のゾウの仲間であるプラティベロドンを思わせるが、頭のコブや耳の形や、インドがガラル地方のモデルであるイギリス領であった事から察するに、モデルはかのインドゾウだと思われる。

インドぞうの例に漏れず毒への耐性がある。やはりそうなのか……?

ちなみにもう片方のゾウと違い電気ショックへの耐性はない。

名前の由来はおそらく「大王」+「王道」(または黄銅)で、全体的な語感はダイオードに近い。(でんきタイプのわざは覚えないためモチーフというわけではなさそうだが。)英名も銅を意味する「Copper」と「マハラジャ」を組み合わせたもの。ただ、見た目の色は黄銅というより青銅である。

英語以外でもPatinaraja(独)、Pachyradjah(仏)と「マハラジャ」を由来とするネーミングが多い。

ちなみにはがねタイプのポケモンの中では、メガシンカや伝説・幻ポケモンを除いた一般枠で最重量である。

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