カクレオン
かくれおん
『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)。
基礎データ
全国図鑑 | No.0352 |
---|---|
ホウエン図鑑 | No.145 |
セントラルカロス図鑑 | No.116 |
アローラ図鑑 | No.214 |
ローマ字表記 | Kakureon |
ぶんるい | いろへんげポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 22.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | へんしょく/へんげんじざい(隠れ特性・第6世代から) |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | カクレオン | 隠れる+カメレオン |
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語・ポーランド語 | Kecleon | 日本語に同じ |
韓国語 | 켈리몬 | |
中国語 | 变隐龙 |
概要
2001年7月5日に放送されたアニメ本編「カクレオンはどこにいる!?みえないポケモンにだいこんらん!」で登場。そして第3世代「ルビー・サファイア」にて本編初デビューとなった。
名前の由来は、「隠れ+カメレオン」。
二足歩行のカメレオンのような意匠を持つ。変幻自在で、周りの景色の色と同化できるが、腹部のギザギザ模様だけは隠せない。背後から獲物に近づき、舌を伸ばして捕食する。
ショックに敏感で、受けると色が変わる性質を持つ。また、体の色の濃さは体調を表すバロメーターであり、濃ければ濃いほど快調なのだが、トレーナーに構われないとしばらく姿を表さなくなってしまうデリケートな所がある。素早さのステータスが遅めだが、元ネタのカメレオンも舌以外の動きはかなり遅い。
色や容姿からキモリの進化系説までささやかれていた事もあった。
舌とお腹のギザギザ模様が青い個体が色違いで、後述の金銀への先行登場した個体やポケダンに登場した個体のカラーリングがバラ色だったせいか非常に間違われやすい。一度厳選してから気づいた人も多いのではないだろうか?
そもそもカクレオンはお腹のギザギザ以外は色を自在に変えられる為にわざわざバラ色の個体を色違いに設定する必要がなかったのかもしれない。似たようなケースとしてアニメに登場したピンクバタフリー、青紫色の殻を持つドヒドイデなどがいる事からいつの世代も他媒体限定個体というのは人々の心を魅了してやまないようである。
ゲームでの特徴
RSE・ORAS
- 119ばんどうろ・120ばんどうろ・ヒワマキシティでは景色と同化して道を塞いでいるが、120ばんどうろでダイゴから貰えるデボンスコープを用いれば正体を見破る事が可能。見破った後にバトル突入となる(ヒワマキシティの個体は見破った後にすぐ逃げてしまう)。
- 『ORAS』では、118ばんどうろ・121ばんどうろ・123ばんどうろで群れで出現する事がある。また、グラードン/カイオーガ戦後のフエンタウンや『エピソードデルタ』クリア後のトクサネ宇宙センター1Fにある顔出し看板の後ろにも透明で隠れており、後者は隠れ特性持ちである。が、前者はよりにもよって女湯に出現する。
DPt・BDSP
- 『DP』ではダイヤモンド限定ポケモンとして210ばんどうろでポケトレを使うことで出現するが、『プラチナ』ではノモセ大湿原限定ポケモンに変更された。『BDSP』ではブリリアントダイヤモンド限定でリメイク前と同様の場所に加え、全国図鑑入手後の地下大洞窟にも出現する。
- ポケッチのアプリ「カラーチェンジャー」の元ネタである。
第8世代~
- 第8世代『ソード・シールド』と第9世代『スカーレット・バイオレット』には未登場。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 90 | 70 | 60 | 120 | 40 | 440 |
- ステータスはとくぼうがずば抜けて高く、ついでこうげきがそこそこある程度で他は低め。すばやさの方もバクーダクラスの鈍足である。
- 特性の「へんしょく」は、このポケモンのみの特性であり、自身が受けた技のタイプそのものに変わってしまうと言う効果だが、これを逆手に取られてゴースト技やドラゴン技を連発された挙句、倒されてしまう事も少なくない。また、「RS」で初登場した当時まではひこうタイプ単独のポケモンがいなかったため、この特性で自らの属性をひこうタイプのみに変える事も出来た。
- なお、「RS」当時は希少なみがわりを使えるポケモンだった。
- 物理寄りのステータスだが、10まんボルト、れいとうビーム、ソーラービーム、だいもんじ、かえんほうしゃ、かみなり、ふぶきとわざマシンで覚える威力の高い技が特殊に寄っているなどステータスとあまり噛み合っていない。
- 「ダイヤモンド・パール」では先制技のかげうちやふいうちを習得したものの、決定力になお欠ける。
- 第7世代時点の教え技では3色パンチ、アクアテール、けたぐりなど物理サブウェポンが増えはしたが、実はこの世代におけるタイプ一致のまともな物理ウェポンはなつき度依存のおんがえしぐらいであり、ノーマルタイプおなじみのはかいこうせん(こちらは特殊であるが)やギガインパクトすら覚えてくれないという始末(尤も、この弱点は自発的にタイプを変更できるへんげんじざい個体にはあってないようなものだが…)。
- 皮肉にも、すてみタックル、メガトンキック、メガトンパンチといったノーマルタイプの強力な技を覚えられたのは彼らが生まれた第3世代の頃の話であり(しかも、ちきゅうなげやばくれつパンチまで習得できた)、その後の世代で交配を行なっても遺伝してくれない。
- この他にも素早さは遅いが、クレッフィ同様にいばみイカサマコンボが使えたりするが、特殊受けのステータスをしているので使いにくい型である。
ポケモンBW
- 新たにGTSネゴシエーションが出来たが、交渉前のトレーナーカード表記に「へんしょく」を多用するトレーナーがいるのだが、彼らはいわゆる「色違い廃人」であり、普通の交換をしようとしない人がたくさんいる。「変色→色が変わっている→色違い」ということなのであろうが、これではカクレオンに風評被害が及んでしまう。また、交換相手にも失礼にあたってしまう。
6世代
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 上記の通り本家では先行公開やイベント以外ではあまり目立っていなかったが、こちらの作品では多くのプレイヤーに非常に強烈な印象を植え付けている。
- 詳細は『カクレオン(ポケダン)』参照
『ポケモンGO』
- 第7世代の一部が実装されている2022年まで長らく未実装が続いていたが2023年1月7日の『コミュニティ・デイ』終了後にポケストップで透明化して張り付いているという形でようやく実装された。ホウエン地方のポケモンの内、最後に実装されたポケモンとなった。
- どこのポケストップにいるかは流石に可視化出来ないが、ポケストップに近づいたりタップするとGOロケット団に占拠されているときと同じ暗い音が鳴り、お腹の模様が透明化していないのはそのままなので比較的見つけやすい。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- エルのアズキちゃんとリサのミドリちゃん
- 映画公開2日前に先駆けて無印205話で巨大飛行船マンデーブルー号に乗っていたエル・リサゴージャス姉妹のポケモンで登場。アズキちゃんは小豆色の色違いである。
- 姉妹の宝石箱や他人の救急箱を口に入れて脱走していたが、実は金目のものを狙って潜入していたロケット団から大切なものを守ろうとしていただけと判明。撃退後はそれぞれの持ち主に返している。
- 短編「ピカチュウのドキドキかくれんぼ」
- 浜辺の大きな屋敷の庭の手入れをしていたポケモンの一匹でヨーギラスとグランブルの仲間。庭にやって来たピカチュウ達と仲良くなり一緒にかくれんぼをしていたが体の色を周りの景色に変えられるので結局最後まで見つからなかった。
- なお騒ぎで散らかった庭を全員で一緒にきれいにするのには参加できた。
- ハヅキのカクレオン
- 無印270話に登場したハヅキのポケモン。シロガネリーグでサトシのピカチュウと対戦し、素早い上に姿を消しての「したでなめる」で翻弄したが、逆にピカチュウに舌を絡めとられ10まんボルトを食らって敗れる。
- AG33話
- モブトレーナーの手持ちで登場し、透明化していた。
- イチコのカクレオン
- AG156話でポケモン忍者スクールの女性教師のイチコが「しのびの道を学ぶ極意」の修行の時に出したポケモンで登場。修行の中身は要するに「かくれんぼ」と「おにごっこ」を合わせたようなもので、姿を消したカクレオンをパートナーのポケモンと一緒に見つけて捕まえるという内容。サトシの帽子を取って逃げたりした。
- ヤバシのカクレオン
- 新無印78話でサクラギ研究所に忍び込んでデータを盗んでいたポケモン。ガラル地方のデータが削除された翌日の夜にゴウとジメレオンに犯行がバレ、バトルとなる。ジメレオンを舌に巻いて投げ飛ばすが、ジメレオンがインテレオンに進化して不利になりヤバシに連れられて逃亡を図るが、「ねらいうち」で阻止される。
- ヤバシ共々落下した所をインテレオンに助けられた事で惚れていた事とヤバシが「レディ」と呼んでいることから性別は♀️。
- そこら辺のカクレオンとは比べ物にならないとヤバシが豪語するほどの実力を持っておりインテレオンに進化するまでジメレオンを圧倒している。
その他
AG | 126話 |
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DP | 78話 |
XY | 21話・91話 |
SM | 129話 |