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京葉線の編集履歴

2024/10/13 20:40:37 版

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京葉線

けいようせん

東京都と千葉県を結ぶ、JR東日本の鉄道路線。駅ナンバリングで使用される路線記号はJE。

概要

東京駅東京都千代田区)から蘇我駅千葉県千葉市中央区)を結ぶ本線(総延長43.0km)と、西船橋駅(千葉県船橋市三角形の頂点とした形の2つの支線(西船橋駅 - 南船橋駅間・西船橋駅 - 市川塩浜駅間)で構成される。

この支線を利用して武蔵野線に直通する列車も運行。

元々は木更津から品川・川崎塩浜間を東京湾沿いに通る貨物線として計画されたが、途中で旅客線を兼ねるよう方針変更され、さらに東京駅へ乗り入れるために新木場駅 - 東京駅間が追加された経過がある。

東京臨海高速鉄道りんかい線は本来貨物線としての京葉線の延長として計画・建設されており、両路線の線路はつながっている。ただし、現状ではりんかい線が別会社であることや運賃問題により直通は行われていない。

また、蘇我以南の区間の一部については京葉臨海鉄道として開業している。

京葉線着工が決まるまでは京成電鉄も同様のルートで京成千原線千葉寺駅と営団地下鉄東西線東陽町駅を結ぶ新線を計画しており、東京ディズニーリゾートの運営会社オリエンタルランドが京成グループなのはその名残。

1975年に一部が貨物線として開通した(開通より11年間は蘇我より2km程度川崎製鉄(現・JFEスチール)専用線を経由する仮ルートを通っていた)後、1986年3月3日国鉄路線として西船橋 - 千葉港(現・千葉みなと)まで旅客営業を開始。

1988年12月1日には蘇我 - 千葉みなと間、南船橋駅 - 新木場駅間、西船橋駅 - 市川塩浜駅間が開通。1990年3月10日に東京 - 新木場間が延伸、京葉線が全通した。

沿線には舞浜の東京ディズニーリゾートを筆頭に、海浜幕張には幕張メッセ千葉マリンスタジアム、南船橋にはららぽーとTOKYO-BAYに船橋競馬場、幕張豊砂にはイオンモール幕張新都心、そして葛西臨海公園と観光施設や大型商業施設が多く立ち並び、特に休日利用客はそれらの施設に来場する人が多い。さらに開設当初の南船橋にはスキードームザウス(現・IKEA)、船橋オートレース場も存在した。

蘇我駅、海浜幕張駅舞浜駅は、最寄観光施設をモチーフとした発車メロディが使用されている。

 

東京駅の京葉線ホームは遠い

京葉線の東京駅ホームは本来成田新幹線のホーム用地として確保されていた地下部分にあるため、他路線のホームよりかなり離れており、動く歩道も整備されているものの、歩き慣れていないと片道10分以上かかる場合もある。地図上では400m程度だが、地下約33mまで下りていく分もあるため実際は500m以上あると思われる。

同ホームより改札を出てすぐの場所には東京国際フォーラムが立地するが、東京延伸時には同じ場所に東京都庁が存在した(翌年に新宿区西新宿へ移転)。

ぶっちゃけ東京国際フォーラムの中を通って隣の有楽町駅に出る方が近く、「北有楽町駅」と一部から揶揄される。

強風にめっぽう弱い

東京湾岸の高架線を走行する性格上、武蔵野線同様強風で運休や遅れが発生する場合が多いのが悩みの種となっている。影響は外房内房線への直通列車や特急「さざなみ・わかしお」の運行の不安定さ(高速バス並に定時性が危うい)にもつながり、ひいては「さざなみ」が東京湾アクアラインを経由する高速バスに客を奪われる原因の一つとなった。

加えて上述の通り乗換ができない駅の多さから、緊急事態には乗客はバイパスとして東西線総武快速緩行線に流れ、同線の混雑を一層ひどくする。

種別

特急

わかしおさざなみ

当線を経由し外房内房線へ向かう特急「わかしお・さざなみ」が運行している。これらは、特急成田エクスプレス」運行開始に伴って総武・横須賀線の線路容量が不足したため、京葉線経由に変更された経緯がある。

当初は線内途中駅は無停車であったが、2000年12月2日改正で一部列車が幕張新都心の海浜幕張へ停車するようになった。そして、2007年3月18日ダイヤ改正より東京発16時までの下り同駅発11時以降の上り全特急列車が同駅へ停車するようになった。

これに伴い、同駅東京方面ホームには自由席特急券の自動券売機が新設された他、駅員がホームへ出て自由席特急券を販売したり、放送で同駅から東京駅まで直行することをアピールするなど、特急の短距離利用促進宣伝を行っている。

2024年3月のダイヤ改正から全列車がE257系500番台の単独編成で運行されることとなった。

臨時特急「水戸偕楽園君津号」「絶景ネモフィラ君津号」「夏の海浜公園君津号」「海浜公園コキア君津号」

関東各地から常磐線勝田駅まで運行される臨時特急のうち、内房線君津駅を発着する列車。2023年に続き2024年も運行され、単発かと思いきやJR東日本水戸支社の意気込みがうかがえる。勝田車両センター所属のE653系が使用される。

総武快速線から常磐線へ移るのは困難なため、蘇我 - 新松戸間は京葉線・武蔵野線を経由し新松戸から常磐線へ乗り入れる。そのため、千葉駅に停車しない代わりに海浜幕張駅に停車する。

通勤快速

平日朝に上り4本、夜間に下り2本が運行されていた。

線内途中停車駅は八丁堀駅・新木場駅の2駅であり、東京近郊路線の中では最も少ない(それ故一部鉄道ファンよりチート快速と呼ばれていた)。新木場 - 蘇我間を30分近く無停車で走るため、事前にトイレを済ませないと地獄を見る列車でもあった。

全電車内房線・外房線東金線と直通運転を行う。

種別カラーは(幕式・フルカラーLED共通)。

外房線内は快速運転を行うが、内房線内と東金線内は各駅に停まる。

外房線への通勤快速(土日祝日は快速)は東京駅 - 誉田駅間は外房線勝浦行と東金線成東行を併結して誉田駅で分離し、翌朝には誉田駅で両線の列車を併結して東京駅まで運行する「成勝(なるかつ)通快」が運転されていた。そのため、この列車に関連する運用のみ分割併合に対応したE233系F51 - F54編成が充当されている。

2024年3月16日ダイヤ改正限りで廃止され、成勝通快は成東・上総一ノ宮行の各停(成宮各停)に変わった。

快速

平日日中は30分間隔、土休日日中は15分間隔で運行され、上りは海浜幕張で同駅始発各停東京行と接続している。下りは平日日中以外はほとんどの電車が新浦安で各停に接続し、南船橋では当駅発着武蔵野線直通と接続する。

総武線快速では1つのに1つの停車駅存在する傾向にあるが(新小岩駅葛飾区市川駅市川市船橋駅船橋市津田沼駅習志野市等)、京葉線では快速は江戸川区市川市習志野市に停まらず通過する。

ダイヤ変更により、途中駅での特急列車の通過待ちまたは時間調整をする電車が多く、最速の各駅停車よりも所要時間がかかる電車もある。また一部下り列車は海浜幕張駅で通勤快速の通過待ちをする。

日中は1時間あたり1本が外房線の上総一ノ宮駅まで直通運転を行っており、外房線内は各駅に停車する。

種別カラーは(幕式・フルカラーLED共通)。朝時間帯は行われていない。

通勤快速廃止後に平日朝の一部の快速を復活させる動きが見られる。

各停

京葉線内では平日日中は1時間当たり4本運行されており、海浜幕張発着と蘇我発着が2本ずつ運行されている。土曜・休日日中も平日と同じくらいの運行がされており、この時間帯は全て海浜幕張発着で運行されている。

平日の日中以外は新浦安で快速との待ち合わせを行うことが多い他、一部電車は千葉みなと・海浜幕張・新習志野・新浦安・葛西臨海公園で特急の通過待ちを行う。朝夕の一部に外房・内房線より直通するものがある。

また、後述の武蔵野線直通を補完する形で、京葉線の10両編成を用いて南船橋 - 西船橋のシャトル便も運行されている。

種別カラーは(E233系フルカラーLED表示機のみ設定)。西船橋発着のシャトル便は「京葉線」が表示されない。

武蔵野線直通列車

東京発着と南船橋発着が1時間当たり各3本運行される。日中の南船橋駅発着の電車は南船橋で蘇我・東京方面両方に接続している。海浜幕張着1本のみ新習志野で「さざなみ」の通過待ちをする。

2013年3月16日ダイヤ改正前は、東京駅発着系統は快速(武蔵野快速)運行であったが、武蔵野線直通列車は全て各停となった。これに合わせて快速通過駅では、停車本数が大幅増加している。

2024年3月16日にラッシュ時間帯が京葉線系統を含め全て各駅停車となり、快速通過駅の停車本数がさらに増加したが、快速停車駅の自治体から反発する事態となっている。

詳細は別記事を参照。

車両

255系・E257系500番台は幕張車両センター、209系500番台・E231系900・0番台・E233系5000番台は京葉車両センター所属。

E233系導入前の京葉車両センターには様々な形式が配置され、「京葉中古車センター」と揶揄された。

現在の車両

E257系500番台

特急さざなみわかしおで使用。地下区間での非常時に備えてMM'ユニットと1M車を混ぜたため電動車比率が高くなっており、通勤型と同等の加速を見せる。

E233系5000番台

2010年7月1日より運用開始。また増備途中で6+4両分割編成が製作され、2011年3月7日より分割運用開始。

209系500番台(ケヨ34)

上述の分割運用以外の全列車に充当される。

過去の車両

103系

1986年の旅客営業開始時に京浜東北線・横浜線からスカイブルーの車両が転属。ラインカラーが赤に設定された後も同系と201系がスカイブルーをまとったのはこれに由来する。

10両貫通編成と6+4両の分割編成が存在した。後者は上述の分割運用の初代車両として運用され、踏切事故対策としてJR東日本の103系では唯一スカートを装備していた。

2005年11月18日で運用終了。

183系

東京延伸開業時にさざなみ・わかしおが移ってきたことで運用開始し、2004年にE257系に置き換えられ運用終了。後期にはグリーン車が抜かれた8両編成になった他、あずさあさまで余剰になったグレードアップ車も組み込まれた。

201系

2011年6月20日で運用終了。6+4両の分割編成のうち4本が2代目の分割運用車両として運用された。6+4両でも固定編成として使われた編成(試作車含む)もあった他、10両貫通編成も一時期2本だけ存在した。

205系

1990年の東京延伸開業時に、沿線のTDRをイメージしたFRP製のフロントフェイス、通称「メルヘン顔」が新たにデザインされ、ラインカラーの赤もこの車両とともに設定された。その後スカート装着、外房・内房線直通運用のためのブレーキ増圧工事がなされ最高速度が110km/hに引き上げられた。

後期には山手線や中央・総武緩行線から通常顔の車両が転属したが、こちらは通常は線内限定運用で増圧工事はされなかった。

2011年7月25日で運用終了。

E331系(ニートレイン)

2011年10月1日で運用終了。

255系

さざなみとわかしおで使用され、同系を用いる列車は当初「ビューさざなみ・わかしお」と呼ばれた。2024年6月末で定期運用を終了。

過去の武蔵野線乗入車両

103系

2005年12月8日で運用終了。地下区間での非常時に備え6M2Tの強力編成を組んでいた。

201系

中央快速線用の分割編成の6両編成が間合いで使用された。武蔵野線の全列車8両化に先立ち1996年10月20日を最後に当線での運用を終了。

205系

2020年10月19日で運用終了。0番台後期車「メルヘン顔」と山手線等から転属した5000番台がある。

運用終了後はインドネシアへ送られ「KRLジャボタベック」で運用されている。

0番台(メルヘン顔)

武蔵野線の全列車8両化のために投入。これも地下区間対応のため、本来パワフルである界磁添加励磁制御車なのに6M2Tの超強力編成を組んでいた。

5000番台

山手線から205系が各地へ転属した際、M車を他線向けに確保しつつ地下区間に対応した走行性能を確保するため、M車ユニットをVVVFインバータ+交流誘導電動機に換装し4M4Tとした。これの投入により103系が置き換えられた。

なお、101系は武蔵野線列車の京葉線直通開始以前の1986年に引退している。

駅一覧

●…停車

レ…通過

▲…「わかしお」の一部が停車

駅名快速特急乗換路線
東京(JE01)
  1. 中央線快速(JC01)/山手線(JY01)/京浜東北線(JK26)/東海道本線(JT01)/上野東京ライン(JU01)/総武快速横須賀線(JO19)
  2. 東北上越山形秋田北陸北海道新幹線
  3. 東海道新幹線
  4. 東京メトロ丸ノ内線(M17)
八丁堀(JE02)東京メトロ日比谷線(H12)
越中島(JE03)
潮見(JE04)
新木場(JE05)
  1. 東京臨海高速鉄道りんかい線(R01)
  2. 東京メトロ有楽町線(Y24)
葛西臨海公園(JE06)
舞浜(JE07)ディズニーリゾートライン
新浦安(JE08)
市川塩浜(JE09)武蔵野線(直通)
二俣新町(JE10)
南船橋(JE11)武蔵野線(直通)
新習志野(JE12)
幕張豊砂(JE13)
海浜幕張(JE14)
検見川浜(JE15)
稲毛海岸(JE16)
千葉みなと(JE17)千葉都市モノレール(CM01)
蘇我内房線(一部直通)/外房線(一部直通)

イメージキャラクター

1990年の京葉線全通時に、高橋留美子氏の手により広報用キャラ『マリン』(トップ画像のキャラクター)が作成された。(参考

関連項目

JR東日本

東京都 千葉県 東京メガループ

由比ヶ浜結衣 - 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の登場人物。「風が吹けば京葉線が止まる」と発言。

京葉線の編集履歴

2024/10/13 20:40:37 版

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