モズ!(概要!)
⚡︎ピカマキ⚡︎氏による『ポケットモンスター』の二次創作マンガ。
世界観は特に決まっておらずポケモンのモノズ『モズク』と飼い主であるミクモさんが住居のマンションの同居人や家族、同僚たちと繰り広げるほのぼの日常を描いている(但し、完全にゲームシリーズと独立している訳ではなく、キバナやNがゲスト出演する回やポケモンGoのネタ回も存在する)。
2021年2月11日からpixivで連載がスタートし、1年間はタイトル通りだったのだが翌年の4月の60回目でジヘッドに、更に4か月後の85回目でサザンドラに進化している為、ややタイトル詐欺になってしまった。
ポケモンにしては珍しくバトル描写が存在しない。
モズズッ!(登場人物紹介)
マンションの住人とポケモン
主人公のモノズで性別は♂。名前の由来は鳴き声が『モズモズ』だったから。性格はわんぱくで主人であるミクモさんをよく振り回している一方、飼い主思いな一面もある。通常は進化していく毎に凶暴性が現れる筈なのだが特にその様な様子はなく、誰に対しても好意的に接している(特に同じマンションに住むポケモンや両親)一方でポケモンバトルを怖がる描写がある。
食欲旺盛で正月回は食べすぎて太る(サザンドラに進化した後はゲップで痩せた)。
サザンドラになった後は首にお気に入りだった赤いタオルケットを巻いている。
何気に誕生日がクリスマスと被っている。
- ミクモ
モズクの飼い主である社会人の女性で206号室に住んでいる。
モズクによく振り回されて苦労しているが特に嫌がる様子はなく、呆れながらもほのぼの日常を送っている。
連載から一年目迄は例外を除いて目の部分が描かれなかったがモズクがサザンドラに進化した後は目が見える様になったという意味合いもかねて描かれる様になった(他のキャラも同様)。
幼い頃はモズクの母であるサザンカによく泣きついていた。
- ウララ
ミクモの部屋の隣205号室に住んでいる女性。シャメルの飼い主。ミクモとはお茶会をしたり年越しをしたりと仲良し。
ウララと同居しているフカマルで性別は♀。
モズクの最初の友達で元は野生だったが親が餌探しに行ったきり帰らなくなり、ひたすら待っている所を地元の役員達に保護され、譲渡会にて引き取られた過去がある。
くしゃみや感情の高ぶりで進化する等割とおちゃめ。
- キヨメ
第45回目に207号室に引っ越してきた女性。
極度の方向音痴で道に迷わない様マンションの一階に喫茶店を開いている。
スタイルが良く、174話でモデルを短い期間やっていた事が判明する。
- ユーラン(ドラパルト)
キヨメの連れているポケモンで性別は♀。
ミクモ達の住んでいるマンションで初めて最終進化形態の個体で性格は大人びている。
何気に子持ちでキヨメを口説こうとする客に無言の圧力をかけて近づきにくくさせる。
- ユーユー&ランラン(ドラメシヤ)
ユーランの子供。
普段は母親と共にキヨメの店を手伝っている。親同様無言の圧力をかけてくる。
- ウィルバ
キヨメの上の階の306号室に住んでいる男性。
会社員。
- オヴィル(ボーマンダ)
ウィルバのポケモンで性別は♂。
こわいかおをやろうと練習しているが上手く出来ない。
- ピューター
ミクモ達のマンションの管理人の初老の男性。
相棒のメタグロス達と共にセキュリティを行っている。
実は若い頃はポケモントレーナーで、ミクモの母であるカメリアと因縁の相手な模様。
- アイクラ(メタグロス)
ピューターのポケモン。
仲間のメタング、ダンバル達と共にマンションのセキュリティをしている。
ポケモンバトルの経験があり、モズクの母親であるサザンカとは何度かしのぎを削っていたが飼い主達とは違って仲が良い模様。
アイクラの仲間達。
- クリーム(クリムガン)
162話で登場。
マンションの屋上を住処にしている。
街ができるずっと前から暮らしていたが、開発により仲間に去られたにも拘らず彼だけは残った。
そのせいか、孤独を紛らわすために荒々しく突っ慳貪な性格。
1人でも生きていけると強情になり他のポケモンとも接触を避けがちだったがモズクとの出会いにより強引ながらも他のポケモン達とも触れあってなんだかんだ交流している。
ほんわかしてるのが多いのでメンバー内でのツッコミ役になっている。
- マルスケ
307号室に住む美容師の男性。
コワモテ。
マルスケのポケモン。
元々は友人からタマゴの状態で受け取った物で初登場時は生まれて間もないらしい。
移動時は彼の首に巻き付いている。コワモテが気に入っている。
205話でハクリューに進化するがマルスケがもし怖くなかったら落ち込むと考えてどんな見た目に進化するかを教えられていなかった。
- タマリ
305号室に住む女性カメラマン。
一人称は「ヌメ」でヌメラが大好きだそうで着用しているヌメラ柄のポンチョどころか顔もヌメラに似ている。
雨の日しか外出しない為、ミクモ達も彼女の存在に気づかなかった。
- しずく(ヌメラ)
タマリのポケモンで性別は♀。
雨の日が大好きで出会った後は他の面々と遊んでいたりする。
- レイジ
405号室に住む雑貨屋を営む青年。
相棒のジャラランガのジャンジャラの生え変わった際に落ちた鱗を耳飾りや首飾りに加工して販売している。
- ジャンジャラ(ジャラランガ)
レイジのポケモンで性別は♂。
照れ屋さんでモズクと同じ甘党。ストイックに体を鍛えておりマッチョ。
シャメルが少し気になっている。
- ミチェル
406号室に住む怪獣オタクな女性脚本家。
怪獣ポケモンを見ると興奮しまくっては相棒のえびすにクールダウンして貰っている。
スーツアクターの父と女優業の母親がいる。
- えびす(セビエ)
ミチェルのポケモンで性別は♀。
気配り上手でミチェルの仕事場の癒しになっている。
セグレイブの両親ビシャビ・フクフクとセゴールの兄だいこくがおり、家族そろって雪像作りが上手く、雪が積もっていると頭から突っ込む。
ミクモの家族
- カメリア
ミクモの母親。
昔はポケモントレーナーでミクモが生まれる迄は旅をしていたがパートナーのサザンカが娘の事に興味津々になる様になってからは引退した。
今はドラゴン訓練施設で働いており、主にモノズを見ている。
- サザンカ(サザンドラ)
モズクの母親。
鳴き声は『サザ』。
カメリアのパートナーで元は通常のサザンドラ同様好戦的だったが赤ん坊のミクモを初めて見た際に心境が変化し、以降は母性ある性格となって幼少期のミクモの面倒を見ていた。
かなりの親馬鹿。
- ラガベ
ミクモの父親。
第60回で初登場してから暫くは名前不明であったが第163回の七夕ので判明。
カメリアと違い現在でもポケモントレーナーを続けて世界中を旅している。
時たまちゃんと帰宅している。
- キュウ(サザンドラ)
モズクの父親。
鳴き声は『キュウ』。
サザンカと違い現役の模様で右目に傷がついている。
サザンカ同様親馬鹿。
サザンカの同期でカメリアの手持ち達。
ツララとツキミは過去回想で先に登場していたがその際はニックネームは明かされていなかった。
誰もが夜行性で朝は寝坊助さんになっている。
キュウの同期でラガベの手持ち達。
初登場や名前も214話で判明。
現役であるためそれぞれ役割がある。
サザンカパーティーとは違い夜行性ではない。
その他
- 社長
ミクモの勤務している会社の社長。休みの日は奥さんの花屋を手伝っている。
- ギルガメ(バンギラス)
社長のポケモン。
オンオフがハッキリしており普段は強面だが、人懐っこい性格でお客に良くハグをする。花飾りを作るのが上手。
- ツキヒメ部長
ミクモの上司。
優しいお姉さんでミクモが入社した日からの付き合い。
- よもぎ(ネイティ)
ツキヒメ部長のポケモン。
初対面の者には無表情な顔でじぃ~と見る癖がある。
第16回に登場。
ミクモの街のパンケーキ屋に来た際に偶然出会う。
第127回の最後にさり気無く再登場し、第210回でミクモとモズクと再会し、自分の相棒のジェラルドンを紹介する。
第28回に登場。
モノズの時のモズクと出会い、少し会話する。
その際にモモンの実を貰い、去り際に幼い頃の記憶を思い出していた。
第200回で再登場し、サザンドラに進化したモズクにもすぐに気づく。
その後はモノズの時にくれたモモンの実のお礼として複数の木の実をプレゼントする。
109話に登場するパルデアの女子学生。
モデルは「ポケモンSV」の女主人公。
迷子になっていたテツノコウベのオハイアリーを保護してくれたミクモに感謝しており、それを縁に友人になる。
ちなみに最初に選んだのはラウドボーンが映っていたのでホゲータの模様。
- オハイアリー(テツノコウベ)
アオイのポケモン。
109話で登場。
首に紫色のスカーフを巻いている。
迷子になり、お腹が空いてしまい、ミクモ達の部屋のベランダに墜落した所を保護される。
その後はモズクにサンドイッチを分けて貰って元気になり、無事に親であるアオイと再会する。
余談だが、劇中の描写を見るからにミクモ達が住んでる所とパルデアは飛行機を使う位離れている距離っぽいが、ミクモ達の住んでる所に旅行中で来て迷ったのか、そこらへん名言されていない。
何気に初のパラドックスポケモン。
- ヒース(テツノイバラ)
アオイのポケモン。
136話で登場(アオイの手持ちなのでこの位置に記載)。
寂しがり屋だがギルガメと出会って意気投合する。
- ゲレン
ラーメン屋台の店主。
127話で登場。
オノノクスのメンマを連れている。
色んな所を回っており、出会えるのは色違いに会う確率並みで有名になっている。
221話で再登場、ゲンジと偶然出会い、合宿に参加すると共に同じ参加者にラーメンを振るう。
- メンマ(オノノクス)
ゲレンのポケモン。
オノンド時代、山中で腹を空かして倒れていたところをゲレンに救われ、味をしめてついてきた。
作品内では初の色違いである。
- ソラ
ミクモの幼馴染み。
10歳の頃にトレーナーとなり旅をしている。
きっかけはカメリアに憧れたかららしい。
幼少期の頃からビビり癖がひどく今でも改善されていない(ちなみに幼少期は眼鏡をかけていた)。
- ムスビ(ニンフィア)
ソラの相棒。
129話で登場。
自己主張が激しく自身の可愛さをアピールしている。
公園でモズクに一目惚れするも「キレイなのが好き」と一蹴されショックを受けるも、ソラとミクモが幼馴染であることを利用しモズクとくっつこうとするフェアリータイプらしからぬ顔を持つ。
イッシュ地方のチャンピオン。
154話で登場。
テレビでモズクとミクモのことを見てお忍びで来訪。
ミクモが住むマンションでドラゴンに囲まれ恍惚としていた。
ソウリュウシティのジムリーダー兼アイリスの保護者。
155話で登場。
アイリスを引き戻そうとするもドラゴン使い故にドラゴンポケモンたちに惚れ込んでしまう。
182話で登場。
オレンジアカデミーに通っている。
- ゴウゲツ(トドロクツキ)
ハルトのポケモン。
仲間に対しては荒々しいのにドラゴンタイプ相手だと気弱になる性質があり、モズクに会いたがっていた時も自身の気弱な面が丸出しになっていた。
第192回にて登場したジョウトのジムリーダーと四天王。
ミクモに初対面で逆に呼ばれたり、彼女とモズクと出会う前も間違われたのに不思議そうにしていた。
長期休暇を利用してモノズを探していた所でミクモに母親が働いているドラゴン訓練施設を紹介する。
- シャメルママ(色違いガブリアス)
222話で初登場。
合宿で来ていたモズク達の前に現れ、腹を空かしていた所をシャメルのスイカで満たす。
キュウの顔に傷を負わせた張本人。
理由はキュウが自分の巣に勝手に立ち入り盗みを働いたからだと言うが…
作品内の登場ポケモンでは初のオヤブン個体であり、色違いとしても2体目である。
用語など
- マンション「タイキバンセイ」
ピューターが管理している、ミクモ達が入居するマンション。セキュリティが万全で絶対の安心安全が保証されている。何故かドラゴンタイプのポケモンを連れている入居者が多く、メンツからか可愛い物件情報と誤解されることも…
名前の由来は四字熟語の「大器晩成」。
- カフェ「ikoi」
キヨメが経営するカフェ。タイキバンセイの1階にある。マンションの入居者の利用が主だが入居者以外も利用可。
- Soul Beat
レイジが経営する雑貨屋。ジャンジャラから落ちたウロコを加工して作られている。
ネットで好評のようで客が沢山来るらしい。
由来はジャラランガの専用技「ソウルビート」。
- Sin-Soku
マルスケが経営する美容院。
由来は技「しんそく」。
余談
- 本作はポケモンと飼い主の日常生活を舞台としている為、レベル上げによる進化の概念と言う物が存在しない。
- 登場するポケモンの多くがドラゴンタイプで構成されている。