「どんな強者にも勝ってみせる。女王にふさわしいのは、この私よ!」
プロフィール
キャッチコピー | 己に相応しき『女王』の座へ。勝気にふるまうセレブリティウマ娘 |
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誕生日 | 3月5日 |
身長 | 158cm |
体重 | 精密 |
スリーサイズ | B83・W53・H78 |
靴のサイズ | - |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | - |
苦手なこと | - |
耳のこと | - |
尻尾のこと | - |
家族のこと | - |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①虫退治マスター / ②パサパサした食べ物は苦手 |
自己紹介 | 私はヴィルシーナ。全てを打破し女王となるその日までくじけてなんて、あげないわ |
CV | 奥野香耶 |
頂点たる女王の座こそ自らにふさわしいと自負する勝気なお嬢様。
裕福な家庭でハイレベルな教育を与えられ、才能もあり優秀。
しかし『2』という数字に呪われ勝ち切れない苦労人でもある。
(公式ポータルサイトより)
ソロ曲
An it's now or never あげないわ私のヴィクトリア
『I Can't Choose to Give Up!』
作詞・市橋卓也 (Cygames)、作曲・編曲 Lucas Nainemoutou(Cygames)
概要
ヴィルシーナは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。
モチーフとなったのは実在の競走馬・繁殖牝馬『ヴィルシーナ』号。ゴールドシップやジェンティルドンナなどの同期(12世代)の一頭で、ジェンティルドンナと牝馬三冠を争って全て2着に敗れるものの、その後史上初となるヴィクトリアマイル2連覇を達成した(ちなみにヴィクトリアマイルを優勝したウマ娘はウオッカ以来2人目である)。
三姉妹の長女で、シュヴァルグラン、ヴィブロスの姉。年長者の風格を漂わせているが、こう見えて中等部。クラスメイトにはドゥラメンテやコパノリッキー、ヒシアケボノ、カワカミプリンセスらがいる。
ロシア語で「頂点」を示す名前通り常に頂点を目指す向上心の強いお嬢様だが、一方で史実の戦績からか『2』に呪われているという苦労人でもある。
このこともあり、トゥインクル・レースでは中々結果を出せずにもどかしく感じているシュヴァルグランに対しては、ジェンティルドンナに惜敗していた自分を重ね合わせて気に掛けており、度々自分なりにエールを送っている。
ただし、GⅠにおいて勝ちきれないシュヴァルグランからは、ヴィルシーナが既にGⅠを制覇していることなどを理由にコンプレックスを持たれており、反発されることも多い(ただし、ヴィルシーナが本心から気に掛けていることは頭では理解しており、本心では尊敬している)。
野球も嗜んでいるようで、バッティングセンターのストラックアウトで抜群のフォームから投げ、見事なフォークボールで縦三枚同時抜きを成し遂げていた。ちなみに、ウマ娘が娯楽やイベント無関係でレース以外のスポーツ経験が描かれるのも何気に初であった(バッティングセンターやストラックアウト自体は娯楽といえば娯楽だが、フォークボールを使いこなすのは娯楽の範疇を超えるので)。
寮のルームメイトは、同期でクラスメイトのホッコータルマエ。真面目な努力家であるタルマエからは向上心の強いヴィルシーナの性格について好感を持たれている。
容姿・デザイン
軽くインテークが入った青毛(競走馬の毛色の中で一番真っ黒に近い毛色。青光りすることからこの名がある)のロングヘア。前髪にある白い流星は、サトノダイヤモンドのような完璧な菱形ではなく下が若干細く伸びているので描くときは注意。ヴィブロスとは逆に、右目に泣きぼくろがある。
左耳につけたゴブハット(水兵帽)には、三姉妹共通の錨にVの字のエンブレムが付いている。左のヒト耳にあたる部分にはヴィブロスと共通のアクセサリーをぶら下げている。
ヴィブロス同様、青毛の競走馬がウマ娘になるのは初めて(後にシーザリオが登場)。
なお、ウマ娘のヴィブロスのデザイン上の毛色はツインテールの先端部分と尻尾のみ「青みがかった黒色」であり、髪と尻尾全体が「青みがかった黒色」をしているのは姉妹でヴィルシーナのみである。
2023年12月27日に公式サイトで公開。ヴィブロスシナリオに合わせてアプリゲーム内に実装。
大胆に肩を出したシックなドレス風の勝負服。マントは左肩にかけている。胸元の青と水色の襟は、実馬が付けていた馬主のメンコのデザインが元になっている(さらに言えばそのデザインは宿敵、ひいてはその所有団体の勝負服のクロス由来である。陣営が打倒宿敵を祈念して掲げたらしい……)。腰には名前の書かれたペンネントをぶら下げているが、これはシュヴァルグランやヴィブロスら三姉妹に共通したデザインである。
- 私服(アニメ版 Season3)
かなり厚手のコートを羽織っているが、先述のピッチングの際には全くものともしていなかった。
- 私服(うまむすめし版)
こちらでは革ジャンを着た姿。なお、カラーリングに関してはモノクロなので正確な色は不明。何気に珍しい『うまむすめし』初出の私服である。
- 紺碧の戴冠式
イベントストーリー第36弾『拝啓、波真珠の私より』に登場するヴィルシーナの新たな勝負服。ビューティードリームカップを勝ち残った戦利品としてビューティー安心沢が新たにヴィルシーナ用に設計した。劇中では打倒ジェンティルに向けて改めて勝利を誓う場面が描かれている。
色はヴィルシーナらしくブルーのシアードレスとなっており、頭にはイキシアの花が置かれている。なお、イキシアの花言葉は「団結」「誇り高い」「秘めた恋」なとがある。
- パジャマ姿
ナムコキャンペーン用に描き起こされたパジャマ姿。造形はほぼシュヴァルの物と同じだが、カラーリングが青紫色に変更されている。
マンガ版
うまむすめし
ヴィルシーナが漫画作品に出演するのは本作が初。40話においては今回では珍しくヴィブロスだけではなくシュヴァルともデートで三姉妹揃っての外出である。今回ではヴィブロスにダイエット中のシュヴァルを気遣ってひなあられを薦めており、幼少期から少しずつ成長しているシュヴァルに対し笑顔を浮かべていた。
本エピソードはまだゲーム版でヴィルシーナの実装より前に連載された物のため、私服のデザインは本作独自のものとなっている。
アニメ版
Season3
「似てるわよ、勝ちきれないとことか」
シュヴァルグランの姉、三姉妹の長女。
自身の名前にふさわしくあるため、常に「頂点」たるふるまいを心掛けており、
セレブ志向で向上心も競争心も高い…のだが、
強力なライバルを前になかなか思うようにはいかない、苦労人な一面も。
ヴィブロスは気の合うかわいい妹。
シュヴァルグランはつい放っておけないかわいい妹。
(アニメ公式サイトより)
アニメ版Season3にて比較的早期に姿は登場しているが、名前そのものが明かされたのは中盤。こちらの世界でも妹への愛情は変わらず支えようとしている。ジェンティルに負けっぱなしであったことは今でも結構気にしている。
先述の通り、彼女の所属は中等部の筈だがOPでは高そうな服をショップで物色していたり可愛い妹のためにシューズを買ってあげようとするなど、裕福だと推測される描写がある。これは父が現役野球選手、母がアイドル的人気を獲得したウマ娘という内情がゲームのヴィブロスシナリオにて明かされた。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
2023年11月20日より実装のR・SRのサポートカードにて初登場。
ヴ姉妹同士の関係のみならず、マナーの悪いヤンキーを厳しく注意したり、ゴールドシップの絡みに対しても軽くあしらったりするなどの場面があるなど、アニメ版では描写されていなかったトレセン学園内における彼女の振る舞いや同級生との関係が深掘りされている。
一見すると厳格な人物に見えるが、こちらの世界ではアニメ版に増して姉バカを発揮しており、シュヴァルとヴィブロス両人を気遣う一人の優しい姉としての姿も見せている(劇中ではヴィブロスとデートに誘われた際には大真面目に脳内で二つの人格が行くかどうか揉めることもあった)。
この世界線ではアニメ版よりもシュヴァルがやや内向的な部分が強いので微妙に関係も異なっているが、その堂々たる振る舞いと自分を常に気にかけてくれる部分は尊敬されている様子。
ヴィブロスとは月一でデートに行きお揃いの物を買っていることがサポートカードのイベントで明かされており、アニメ版同様関係は良好。
なお、スーパークリークの別衣装イベントにも登場しているのだが普段肩に力を入れがちで妹達に目を向けていた所に彼女の母性を向けられ、分岐ルートによってはシュヴァルに「私は貴方たちのお姉ちゃんよね……?赤ちゃんじゃないわよね……?」と発言する姿も見せており、意外にもギャグキャラとしての出番も少なくない。
ジェンティルドンナに対しては強烈な思い入れがある様子。このため、ヴィブロスがティアラ路線に挑む際には度々名前が挙げられている。なお、ジェンティルドンナが規格外すぎて霞んでいるが、彼女もダンプカーが突っ込んできても壊れないというキックマシンを蹴って測定不能が出るくらいの脚力を持っている(参考として1000kgの記録で15位)。
その他にもジェンティルドンナに対して陰口を叩いた相手に対して怒るなど、正々堂々彼女に挑む姿勢が見受けられる。
サポートカード
- SR[長姉は大変?]ヴィルシーナ
2023年11月20日にサウンズオブアース(SSRサポートカード)、タップダンスシチー(☆3育成ウマ娘)共に実装されたSRサポート。タイプは根性。
競走馬『ヴィルシーナ』
ここだけは
涙に暮れた一年
その悔しさを
晴らすために
ここだけは
負けられなかった
喜びを忘れた一年
あの煌めきを
取り戻すために
ここだけは
負けたくなかった
2009年3月5日生まれの青毛の牝馬(12世代)。父は史上2頭目の無敗クラシック三冠馬にして種牡馬としても大成功を収めた「英雄」ディープインパクト、母は名種牡馬マキャベリアン産駒の一頭で「尻尾の無い馬」として有名なハルーワスウィート。
半弟には2017年ジャパンカップ(GⅠ)などを制したシュヴァルグラン、全妹には2016年秋華賞(GⅠ)及び2017年ドバイターフ(GⅠ)を制したヴィブロスがいる。
管理調教師は友道康夫(栗東トレセン所属)、主戦騎手は内田博幸。ちなみに友道調教師はシュヴァルグランやヴィブロスも手掛けている。
馬主は元プロ野球選手の佐々木主浩。佐々木はハルーワスウィートの大ファンであり、彼女の初仔を絶対にセレクトセールで競り落とすことを決意し、実際に競り落としてみせた。この余りの熱意に、生産者であるノーザンファーム代表・吉田勝己氏も半ば折れて佐々木に以降のハルーワスウィート産駒を(恐らく庭先取引(セールを介さずに馬主に直接競走馬を売ること。日本では競走馬の売買の8割がこの形で取引される)の形で)売っており、以後佐々木は全てのハルーワスウィート産駒を所有している。そのため、シュヴァルグランやヴィブロスも佐々木オーナーの持ち馬。
ちなみに馬名はロシア語で「頂点」を意味する言葉で、佐々木オーナーの妻で元俳優の榎本加奈子氏が名付け親となった。
2011年に福永祐一を鞍上に迎えてデビュー。新馬戦を制すと黄菊賞(500万円以下(現1歳クラス))に出走するも3着に終わり、続けて阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)に登録するも敢え無く除外となってしまう。また、騎手が促してもなかなか前に進まないという欠点も浮上していた。
そこで短期免許で来日していた外国人騎手で、強く追うことが出来る剛腕の持ち主であるイオリッツ・メンディザバルを鞍上に迎え、阪神JFの代わりにエリカ賞(500万円以下)に出走。逃げ粘る7番人気タガノレイヨネをクビ差で差し切って2勝目を挙げる。
休養を経て2012年に入るとクイーンカップ(GⅢ)で始動。地方競馬(園田)出身の剛腕の持ち主・岩田康誠を鞍上に迎えて出走すると、2番手での先行策を取った後に直線で抜け出し勝利。重賞初制覇を挙げて牝馬三冠路線に乗り込んだ。しかし岩田はシンザン記念(GⅢ)を制したジェンティルドンナを選択したため、同じく地方競馬(大井)出身の剛腕ジョッキー・内田博幸を鞍上に迎えて牝馬三冠に挑んだ。
しかし、一冠目の桜花賞(GⅠ)ではジェンティルドンナに半馬身及ばず2着、続く優駿牝馬(オークス)(GⅠ)もジェンティルドンナ(ちなみにこの時岩田が騎乗停止処分中だったため川田将雅に乗り替わっている)が牝馬二冠を制する中で5馬身付けられて2着。
休養の後最後の一冠・秋華賞(GⅠ)を目指して出走したトライアル競走・ローズステークス(GⅡ)もジェンティルドンナの2着、そして本番の秋華賞も約7㎝のハナ差という僅差でジェンティルドンナの2着に敗れ、史上初めて正規牝馬三冠全競走で2着且つ1・2着が同馬という珍記録を樹立してしまった(中央準三冠馬自体、変則牝馬三冠であれば1952年のタカハタ、牡馬では1958年のカツラシユウホウしかいない三冠よりもレアな記録である)。
こうして牝馬三冠路線を全て2着で終えたヴィルシーナは初の古馬混合戦であるエリザベス女王杯(GⅠ)に出走するも、重馬場に脚を取られてしまいレインボーダリアにクビ差で2着。これには佐々木オーナーも現役時代は背番号22であることや自身の誕生日が2月22日であることを引用して自虐していた(更に付け加えると、と生まれた時刻も2時22分、横浜大洋ホエールズ入団会見も12月22日と、「2」にやたらと縁がある人物である)。
休養後の2013年はヴィクトリアマイル(GⅠ)を目標に産経大阪杯(当時GⅡ、現GⅠ・大阪杯)で始動。ここはオルフェーヴルの6着と敗れてしまうが、一番人気で迎えた本番のヴィクトリアマイルでは前年覇者・ホエールキャプチャを写真判定の末に約12㎝差のハナ差で下してGⅠ初制覇。佐々木オーナーに悲願のGⅠタイトルをプレゼントした。
その後は安田記念(GⅠ)に挑む(鞍上:クレイグ・ウィリアムズ)も8着、休養後岩田康誠と再コンビを結成して京都大賞典(GⅡ)からエリザベス女王杯、次いでジャパンカップに挑むも、それぞれ8着・7着・10着と敗北。翌2014年は再び内田を鞍上に迎えて東京新聞杯(GⅢ)で始動するも11着と低迷することとなる。原因の一つは精神面で、レース中の闘争心が失われてしまっていた。
続く阪神牝馬ステークス(GⅡ)では闘争心を取り戻す狙いでチークピーシーズを着用して出走するも14着とすっかり勝利から遠ざかってしまい、連覇を狙って出走したヴィクトリアマイルでは11番人気と前年覇者であるにもかかわらず伏兵扱いされていた。
しかし本番では積極的に先行して逃げを打ち、直線でも後続のメイショウマンボなどを相手に逃げ粘って1着。史上初となるヴィクトリアマイル2連覇を達成し、見事に復活勝利を挙げた。
その後は2歳時以来となる福永祐一とのコンビで宝塚記念(GⅠ)に参戦しゴールドシップの3着となるが(ちなみに9着に終わったジェンティルドンナに初めて先着した)、休養後に内田に戻って直行で挑んだエリザベス女王杯は11着と敗れ、そして有馬記念(GⅠ)ではジェンティルドンナが有終の美を飾る中で14着と大敗。これを最後に引退した。
引退後は繫殖入り。2023年11月現在で5頭の産駒がおり、その中で初仔のブラヴァス(父キングカメハメハ)が2020年新潟記念(GⅢ)を、3番仔のディヴィーナ(父モーリス)が2023年府中牝馬ステークス(GⅡ)をそれぞれ制している。
余談
名前公開までの道のり
2022年11月5日、ウマ娘のシュヴァルグランの登場が運営より発表された。シュヴァルグランの紹介文には名前は明らかにされていないが姉と妹の存在がほのめかされており、この内の姉として、史実でのシュヴァルグラン号の半姉(異父姉)であるヴィルシーナ号と見られていた。
なお、運営は競走馬のウマ娘化において実際の馬主に直接交渉してから実装していると思われ、シュヴァルグラン号とヴィルシーナ号の馬主が同じ人物であることから、ウマ娘のヴィルシーナの登場もそう遠くない話と思われていた。
その後、アニメ『ウマ娘プリティーダービーSeason3』のOP、及び第5話で彼女らしきウマ娘が登場しており、ヴィルシーナではないか?と言われていた。なお妹のヴィブロスは同話にて、シュヴァルの心の声で実名が発せられたが、メイン画像のウマ娘は「姉さん」と呼ばれたのみだった。
ちなみに同5話では正面からのカットが描かれており、右目元にほくろがあることが判明した。
そして第7話においてヴィブロス共々台詞付きで登場し、合わせて放送終了後に公式ポータルサイト及び『Season3』公式サイトにおいてビジュアル及びプロフィール・紹介文が追加された。
馬主が著名人故?
彼女には先述のフォークボールを使いこなす野球少女ぶりを始め、モデル馬ネタ以外の馬主ネタがウマ娘の設定に取り入れられている。
これまでも、馬主が同じく著名人のサブちゃんであるキタサンブラックの「歌にコブシを効かせてしまう」という設定はあったが、これも馬主が著名人故なのか…?
ちなみに、ヴィルシーナの投球時の持ち方は流石に大魔神再現はなく、どちらかというとSFFに近いものらしい。
7センチ
ウマ娘において7センチというとサポカ「7センチの先へ」を連想する人もいるだろう。
二冠馬エアシャカールは史実においてダービーをハナ差2着で敗れており、アプリストーリーでは予測された7センチの敗北をトレーナーと乗り越えていく過程が描かれている。
この7センチだが、実はヴィルシーナとジェンティルドンナが死闘を繰り広げた秋華賞の着差でもあったりする。このことはヴィブロスのSSRサポカ「会心のウイニングスマイル」にて触れられている。届かなかった7センチの先の景色、すなわち秋華賞での勝利によって妹は雪辱を果たしたのである。
エアシャカールの場合、勝者であるアグネスフライトがウマ娘では一切言及されていない(何かが足りないとは示唆される)。一方、ヴィルシーナの場合は明確にジェンティルドンナの名前が語られ、ヴィブロスシナリオではセリフのみだが登場するなど、因縁が明確に描かれている。
ヴィブロスのシナリオにおいてはターニングポイントの一つであり、秋華賞で敗れた後のヴィルシーナの挫折、その様子を見たヴィブロスの重大な決断が描かれることとなる。また、彼女の特殊実況が流れるレースも秋華賞となっている。
ヴィブロスです!姉の届かなかった夢、今妹ヴィブロスが叶えて最後の一冠を手にしました!
焦らされる実装までの道のり
アニメ3期での登場から3姉妹のうち、シュヴァルグランとヴィブロスは割と早く育成キャラとして実装されており、あとは残すところ長女のみと言うところだったのだが、そこからぱたりと音沙汰がなくなってしまう。
一説にはヴィルシーナの育成を描く上で必須なジェンティルドンナがまだウマ娘になっていなかったため、彼女の実装待ちと言われていた。
そして、その期待通り、2024年3月にはジェンティルドンナが実装され、いよいよかと思われたのだが…
ところが、まさかの2024年8月にジェンティルドンナの方が先に育成キャラとして実装されてしまったのだった。
妹どころかライバルにまで先を越されてしまったヴィルシーナ。しかも、ジェンティルドンナのシナリオでの彼女は徹底的に叩きのめされるライバル役となってしまっていた。
このヴィルシーナがかなり悲惨なことになっていたため、彼女が育成キャラになった暁にはぜひトリプルティアラを授けたいと誓うトレーナーが続出することになったとか。
二次創作において
実装前は、「実在の競走馬『ヴィルシーナ』を元にしたウマ娘が存在したら…?」をコンセプトに、pixivユーザーの有志により制作・投稿されている二次創作・非公式のウマ娘、もしくはそれに関するタグとして使用されていた。
ジェンティルドンナに対しての張り合いや妹に対しての過保護っぷりから育成ウマ娘として未実装ながら二次創作でネタにされており、お前らの長姉だろ、早くなんとかしろよやヴィルシーナ殿が死んでおられるぞ、姉が不審者など様々なタグが作られている。
関連イラスト
関連項目
※全員がハルーワスウィート産駒の姉弟妹(ヴィブロスが全妹、シュヴァルグランが半弟)。
- シュヴァルグラン(ウマ娘)
- ヴィブロス(ウマ娘):ディープインパクト産駒繋がりでもある。
同期(12世代)
- ジェンティルドンナ(ウマ娘):上記の通り牝馬三冠を初め幾度も対戦したライバル。ディープインパクト産駒繋がりでもある。⇒ジェンヴィルも参照。
- ゴールドシップ(ウマ娘):史実では4回対戦経験あり(2013年京都大賞典・JC、2014年宝塚・有馬)。クラシックレースの主戦騎手が内田博幸で、他に岩田康誠やクレイグ・ウィリアムズが騎乗していた共通点がある。
- ホッコータルマエ(ウマ娘):寮のルームメイト。ダートを主戦場としていたため対戦経験はなく、また血統的にも曾祖父がかろうじて同じという遠縁なものの、金子真人氏が所有する日本ダービー優勝馬の産駒同士という繋がりはある(ヴィルシーナはディープインパクト産駒、ホッコータルマエはキングカメハメハ産駒)。
勝ち鞍繋がり
- ウオッカ(ウマ娘):2009年にヴィクトリアマイルを優勝。
- ヒシアマゾン(ウマ娘):1994年にクイーンカップを優勝。
血統繋がり
- サトノダイヤモンド(ウマ娘):ディープインパクト産駒繋がり、ヴィブロスと同世代(16世代)。
内田博幸騎手繋がり