ライダーブレイク
すたいりっしゅひきころし
概要
ふざけてないで真剣に解説を行うと、仮面ライダーがライダーマシンで敵に突撃し、相手を倒す技の事。初出は『仮面ライダー』第11話でゲバコンドルを倒した「サイクロンクラッシャー」。
どこからどう見てもひき逃げそのものであり、近年では使用回数も減っている。
しかし、昭和ライダーの要素を多く含むオリジナルドラマ『仮面ライダーG』ではライダーブレイクで敵怪人の操縦するヘリコプターを撃墜(しかもすれ違いざまにヘリに閉じ込められた人質を救出している)する描写が描かれ、『MOVIE大戦MEGAMAX』でもフォーゼとオーズが財団Xの戦闘ヘリを撃破している。また、映画『レッツゴー仮面ライダー』では、龍騎やこれまでバイクに搭乗したことのなかったシンまで加勢してオールライダーブレイクが放たれ、全長4000mの岩石大首領を木端微塵に粉砕した。
平成16作目『仮面ライダードライブ』では車でやっちまった(ちなみに元ネタのRXでも敵怪人にライドロンで体当たりし岩山に叩きつけるという鬼畜シーンがある)。
平成ライダー最後の映画である『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』では20大平成ライダーが勢ぞろいし、総員で様々なライダーブレイクを放っている(まあ、龍騎と響鬼は空爆要因だったが)。
印象的なライダーブレイク
ハリケーンラストダッシュ(仮面ライダーV3)
第38話で使用。殺人ドクガーラによって高空から落下させられV3危うし!……と思いきや、V3の呼び声に応えて ハリケーンが猛スピードで登場、自動でジャンプして空中のV3を無事キャッチ。V3はそのままUターンして殺人ドクガーラに体当たりして撃破した。スーパーチートマシン・ハリケーンの面目躍如の一幕である。
ライダーブレイク(スカイライダー)
ライダーブレイクの名が初めて冠された技であり、OP映像や2番の歌詞にも使われている。スカイライダーの愛機・スカイターボをマッハ1までスピードを上げ、敵を吹き飛ばす。フロントカウルの超振動波はいかなる物体をも打ち砕き、どんな壁でもぶち破って突き進む。(怪人などに体当たりする時はスカイターボブレイクと呼ばれている)
スパークリングアタック(仮面ライダーBLACK)
ロードセクターのアタックシールドを展開し、バリアを纏いながら敵へ突撃する。当たればゴルゴム怪人は粉々で、壁や隔壁の破壊にも使われる。
誰だピザ屋ひき逃げアタックと呼ぶ奴は。
トライゴウラムアタック(仮面ライダークウガ)
警視庁開発の特殊オートバイ『トライチェイサー2000』に、ゴウラムが合体したトライゴウラムでの体当たり。卑劣な轢殺魔メ・ギャリド・ギに対して使用し、乗っていたトラックごと封印エネルギーをぶち込んで木端微塵に吹き飛ばした。
トライチェイサーが破壊された後には後継機のビートチェイサー2000と合体したビートゴウラムがこれを使用。 金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタック(by五代)で強敵ゴ・バベル・ダを撃破した。
ドラゴンファイヤーストーム(仮面ライダー龍騎サバイブ)
契約モンスター・ドラグランザーをバイク型に変形させ、ドラグランザーの口から火炎を吐いて敵を燃やし(厳密には、火炎で敵の逃げ道を塞いでいる)、タイヤで押し潰す。
ゲーム作品では規制の関係で再現されることは少ない。ガンバライドでは炎で包んでわかりにくくする、ガンバライジングでは相手の目の前でウイリー状態で停止した後で押しつぶす……といった方法でこの技を使用している。
仮面ライダーディケイドコンプリートフォームの必殺技にも不採用だった。
疾風断(仮面ライダーナイトサバイブ)
契約モンスター・ダークレイダーをバイク型に変形させ、先端からレーザーのような光線を放ち、敵を拘束。ナイトサバイブのマントがバイクを包み込んでドリル状になって貫く。
デッドエンド(オルタナティブ)
『仮面ライダー龍騎』に登場した擬似ライダー、オルタナティブとオルタナティブ・ゼロのファイナルベント。契約モンスターサイコローグをバイク、サイコローダーに変形させ、コマのように回転し旋風と共に敵を跳ね飛ばす良い子はマネしちゃいけない技。
サンダースペイダー(仮面ライダーブレイド)
ブルースペイダーのカードリーダーに『サンダーディアー』のラウズカードをスラッシュして発動。電撃を纏ったブルースペイダーで突進し、敵に強烈な体当たりを炸裂させる。
映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』においてはファイズのオートバジンクリムゾンスマッシュと同時に使用して再生戦闘員軍団を粉々に粉砕しながら爆走した。
トルネードチェイサー(仮面ライダーカリス)
シャドーチェイサーのカードリーダーに『トルネードホーク』のラウズカードをスラッシュして発動。竜巻を纏ったシャドーチェイサーで突進し、敵に強烈な体当たりを炸裂させる。
爆走クリティカルストライク(仮面ライダーレーザーターボ)
『仮面ライダーエグゼイド』に登場した「仮面ライダーレーザー」の帰ってきた姿。
昔の姿であるレベル2に乗り相手をひき逃げするという技。この時、レーザーターボはプロトスポーツゲーマを上半身に装備していた事から、元バイクが自転車と合体してバイクに乗り込むというシュールな光景が出来上がった。
その他
仮面ライダーアギトグランドフォームも「ライダーブレイク」という技を使用するが、こちらはマシントルネイダースライダーモードに搭乗し加速してライダーキックを放つ技で、マシンによる体当たりではない。
仮面ライダードライブの最強フォーム:タイプトライドロンは、あろうことか搭乗マシンであるトライドロンと一体化し、必殺技では搭乗マシンをエネルギー状にして敵にぶち当てるトレーラービッグインパクトという技を使用する。マシンを敵にぶつけているという点では、ある意味これもライダーブレイクの亜流技といえるかもしれない。
仮面ライダーアマゾンズでは技の名称は不明であるものの8話で仮面ライダーアマゾンオメガがジャングレイダーでモズアマゾンを轢き殺している。作風的に怪人は倒されたあと爆発しないため、モズアマゾンはこれを喰らうと同時に溶解、アマゾン細胞を飛び散らせて死亡するというとてもエグい描写になっている。
ゲーム等ではCEROの関係上再現されることは少ないが、『バトライド・ウォー』では空爆してくる大ショッカーの戦闘ヘリに対しライダーブレイクをぶちかますことが可能。ちなみに地上を走ってくる怪人はどれだけしつこく追い回しても永遠に躱し続ける仕様になっている。
『バトライド・ウォー創生』ではスカイライダーが参戦したのだが、超必殺技のライダーブレイクは、壁が出現しその壁に突撃・粉砕することで発生する衝撃で敵にダメージを与える技となっている。