ちょっと前まではのんびりした田舎町だったイーグルランドのオネット。
ぼくもそんな町にすむ普通の男の子だった。
だけど、裏山に隕石が落ちた日から、とんでもない事件に巻き込まれることに・・・。
※『MOTHER1+2』公式サイトから引用
曖昧さ回避
概要
『MOTHER2 ギーグの逆襲』の主人公で、赤い野球帽がトレードマークの12歳の少年。
イーグルランドの田舎町「オネット」に住んでいる。
本来の正式名称は「ぼく」。
「ネス」は「おまかせ」で出てくる最初の候補、いわばデフォルトネームである。
人物
一人称は"ぼく"。本編中ではRPGでよくある無口系な主人公で、基本的には「はい」か「いいえ」しか喋らないが、
一部のエリアや後述のメディアミックスでは彼自身の台詞を見る事が出来る。
一見するとごく普通の野球少年だが、実は「PSI」という"ココロのチカラ(超能力)"を扱えるエスパー少年でもある。幼い頃から愛犬や動物と会話が出来たりサイコキネシスを発揮したりしていたが、家族や友達に彼がエスパーである事は知られていないようだ。
正面から見ると無表情だが、実は横を向くと微笑んでおり自転車に乗ると笑顔を見せる。度々行われる記念撮影の時も元気な笑顔でピースサインをばっちり決めてくれる。
友達も多く、彼らと一緒にオネットの雑木林に隠れ家を作っている。その友達からは、ネスが以前から欲しがっていた野球選手の帽子を貰えたり、ますますカッコよくなったと評されるなどモテモテな一面もある。
一方、子供だという事を差っ引いてもやけに"おチビちゃん"や"チビスケ"呼ばわりされる、自転車もサドルをかなり低くして乗っている事から同年代の子供と比べて背が低めと思われる。また、街の人達からは他にも"ベビーフェイス"や"丸顔"、"にこにこしてる"と表現されたり、幼い顔立ちが女性受けするのか美人のお姉さんから気にかけられる(プーに惚れこんでる女性によると「ネス様も爽やかでステキ」との事)、序盤は頼りないのではないかと心配される事もある。
ただし、最終的には逞しくなったと評価される。
作中での活躍
ある日の夜、家の近くの山に落ちた隕石から出現した未来人のブンブーンから「銀河系最大の破壊者ギーグを倒し、地球の未来を救ってほしい」という願いを頼まれる。
地球上のパワースポットに存在する8つのメロディーを記録する「おとのいし」を託された。
こうして、彼はメロディーと他の3人の仲間達に出会い世界を救う為、冒険に出る事になった。
ステータス
主人公らしく早い段階から攻撃・回復・アシストの全てをこなせる万能型のキャラクター。パーティの中で最高の耐久力と物理攻撃力を併せ持つ高いステータスの持ち主だが、唯一素早さだけは4人中最も低い為行動順は最後の方になりがちである。
だが、システム上HPの回復は後出しした方が有効な場面が多い事から、場合によってはこれも長所になりうる。この欠点は終盤のとあるイベントで大分補強される上、それ以前でも「かがやくおまもり」か「うさぎのおまもり」を装備すると先制も楽にとれるようになる。
物理攻撃の主力とパーティの回復役という重要な役割を1人で兼ねているので、彼が戦闘不能となってしまうと戦況は一気に厳しい状態になる。
最終的には、とあるイベントを経て地球の力そのものという壮大且つ強大な力が目覚める事になる。その為、終盤のステータスでは『MOTHER』シリーズの中で最も強いキャラクターになる。
戦闘で使用する武器は主にバットやヨーヨー、スリングショットなどのスポーツ用品や玩具。ただし、バット以外の武器は命中率が悪く攻撃を外しやすい上、GBA版以外はスマッシュヒットも出なくなるので注意が必要である。
PSI
攻撃・回復・アシストの全てが高い水準で揃っているが、PPを回復する「サイマグネット」が使えない事や尚且つ攻撃「PSI」はPPを大量に消費する技である為、戦闘では主に回復を中心にしつつ有効な相手には補助を使っていく形になる。
攻撃
PK???α/β/γ/Ω |
---|
デフォルトでは「PK キアイ」で、敵全体に無属性のダメージを与える。?の部分はネーミングの際に入力した"カッコイイもの"の名前がそのまま反映される。ただし、基本的に消費PPが高く、敵よりスピードが下回ると外れる確率も高くなるので注意。 |
PKフラッシュα/β/γ/Ω |
敵全体に眩しい光を放ち、様々な状態異常を引き起こさせる。αでは「なみだ」・「へん」・「しびれ」のどれかがランダムに発動し、βから追加される「きぜつ」はランクが上がるにつれて「なみだ」の代わりに高確率で発動するようになる。 |
回復
ライフアップα/β/γ/Ω |
---|
味方のHPを回復する。α~γで1人、Ωで全体が対象。 |
ヒーリングα/β/γ |
味方1人の状態異常を治す。段階が上がるにつれて治せる物が増えていき、αで「かぜ」・「にっしゃびょう」・「ねむり」、β以降から「どく」・「きもちわるい」・「なみだ」・「へん」、γから「しびれ」・「ダイヤ」、そしてランダムで「きぜつ」もHPを4分の1回復した状態で治すようになっている。 |
アシスト
さいみんじゅつα/Ω |
---|
敵を眠らせる技で、IQが低い程効きやすい。αで1人、Ωで全体が対象。 |
パラライシスα/Ω |
敵を麻痺させる技。αで1人、Ωで全体が対象。 |
シールドα/β |
味方1人を物理攻撃から守る。αはダメージ半減、βはαの効果に加えて受けたダメージの半分を敵に反射する。 |
その他
テレポートα/β |
---|
他の場所へ瞬間移動する移動技で、どちらもイベントを経て覚える。αは直線で助走をする必要があるが、βは助走せずに円を描くようにして発動する。 |
ホームシック
ネス固有の状態異常で、戦闘に勝利する度に一定確率で発生する(ただしフィールド勝利は例外)。これが発動すると戦闘時に1/8の確率で行動不能になり、先述通り全体的に強いステータスを活かしづらくなる。
その為、実際になってしまった場合はママとの会話や電話、パワースポットなどでの完全回復で克服する必要がある。ただし、本編の進み具合でそれらが不可能か面倒な場合は1度「きぜつ」した後にカムバックしても治す事が出来る。
この特徴は、『スマブラSP』で彼の「勝ちあがり乱闘」のサブタイトルの一部にも使用された(後述)。
対人関係
家族
家に帰る度にネスの好物(プレイヤーの好きな食べ物を設定出来る。デフォルト設定はハンバーグ)を作ってくれる明るくて元気なママ、所持しきれないアイテムを預かってくれるしっかり者の妹・トレーシー、単身赴任中で電話口にしか出てこないが冒険を援助してくれる優しいパパ、ネスが生まれる前から家で飼われている愛犬・チビが家族である。
とても家族愛に溢れているせいか、前述の通りホームシックにかかる事がある。
ポーキー
家の隣には大金持ちで傲慢なミンチ一家が住んでいる。その家の長男・ポーキーとは長い付き合いだが、いつも我儘で自分勝手な彼に一方的に絡まれては強引に振り回されている為、必ずしも仲が良いとは言い難い。
作中では、ポーキーの父親のアンブラミが「ネスの家に多額の金を貸している」という趣旨の発言をするが、パパは度々電話を通してかなり大量にお金を振り込んでくれる事や、そもそも隣に住んでおり生活環境に目に見えるほどの大差は無い事から実際に借金があるかは不明である。
また、ネスの精神世界である「マジカント」ではポーキーがいつもとは様子が違う台詞を言うが、彼がポーキーの本音を感じ取った物なのか、それとも彼自身の個人的な願望なのか、あるいは過去のポーキーが実際に言った事なのかは不明のままである。
Smiles and Tears
本作の冒険を通してネスが集めた「エイトメロディーズ」のEDバージョン。原作者の糸井重里によって書かれた歌詞の一人称が"ぼく"で、リュックや野球帽、スニーカーなどとネスの身に着けている物が挙げられており、彼の心情を表現しているとも言える名曲。
ネスの視点で語られる誰かとの思い出と別れの歌なのだが、その相手が "ポーラもしくは仲間達"、あるいは"ポーキー"、それとも"プレイヤー"など一体誰なのかは聞く人によって解釈が異なる。
メディアミックス
当然の事ながら普通に喋っており、元気でやや天然な所がある優しい少年となっている。"ぼく"という一人称がゲーム内で解る事や、たまにホームシックになるメンタルの弱さ、頭一つ抜けた攻守を誇る重戦車タイプの性能のギャップから"良い子寄りの性格でとても頼れる"というイメージにあまりブレはないようだ。
書籍
- MOTHER2 ネスの冒険記
1994年に「小学六年生」で1年間連載されていた伊藤紅丸によるコミカライズ版。
1994年に刊行された久美沙織の小説版。前作の主人公とは逆で、初心で真面目だけど頼れるという良い子寄りの性格である。
また、ポーキーの方がネスより2歳年上(14歳)という設定になっており、幼い頃は兄弟のように仲の良い2人だった。
だが、とある出来事によって確執が生まれ両者の心に深い傷を残した。この過去設定もあってか、小説版はメロディー集めはおまけ程度で「悪行に走るポーキーを止める」という事が、ネスの重要な目的となっている(その為、ラストの展開も原作と大きく異なっている)。
更に、小説版では隠れ家の友達にそれぞれ名前が付いており、名作洋画『スタンド・バイ・ミー」の4人の少年達と同名となっている。本シリーズはこの映画の影響を受けているので、知っている人にとってはニヤリとくる小ネタである。
また、この映画の少年達も12歳で、木の上に隠れ家を作っている共通点も見られる。
なお、「PSI」についてはゲームと同様強い力を持つようになり、もし彼が何の迷いもなく破壊の為に力を駆使すると世にも恐ろしい光景が繰り広げられる。その威力は最早チートである。
- ひみつのたからばこ
1994年11月1日に発売された攻略本。彼の口調で本編の冒険が分かるようになっている。
- MOTHER2 ギーグの逆襲 4コママンガ劇場
- MOTHER2 ギーグの逆襲 4コママンガ劇場 2
1995年に発売された4コマ漫画。
スマブラ
CV:大本眞基子
シリーズ全作に登場するレギュラーの一人。
隠しファイターとしての参戦が多いものの、『X』以降ではちゃっかりOPに登場していたり、対戦回数や時間経過による出現順が1番目だったりするなど、実質的に扱いは最初から使用可能なファイターとほとんど変わらない。
登場時にテレポート失敗で黒コゲになるのはご愛敬。戦いに敗れても笑顔で勝者に拍手を送る姿が微笑ましい。
野球少年らしい運動神経の高さを活かした肉弾戦と超能力の両方を駆使して戦う。
使用する超能力は殆どがポーラかプーの物で、原作中では自身が覚えない「PSI」が大半である。フィギュアでの説明によると「仲間から教わった」らしい。
技の数々が見た目以上にパワフルで決め手に困らない半面、操作性のクセが強い。超能力で跳躍している為か2段ジャンプの軌道が独特で空中での挙動がフワフワしていたり、操作型の上必殺ワザ「PKサンダー」を自らに当てて突進するなど、慣れるまでは扱いづらい上級者向けのファイターというポジションで全作共通している。
特に、先述の「PKサンダー」を用いた体当たりでの復帰は、安定して出来るようになるまでは練習が必要な上に、フォックス達の「リフレクター」やむらびとの「しまう」といった飛び道具を反射したり吸収するワザに妨害されやすい(後者は『for』でのリュカ参戦PVでもネタにされている)。
小さい体とフワフワした動きで軽量級と思われがちだが、見かけによらず体重設定は重めで中量級に位置するキャラである。
シールドを超能力で補強しているので、他のキャラよりシールドが少し大きいという地味な特性もある。
その他にも、空中ワザやダッシュ攻撃が優秀。横スマッシュ攻撃のバットスイングや、ふっとばし力が強い後投げで決めると非常に爽快である。
特に、後投げバーストは初代から最新作まで続いている大きな持ち味であり、ネスの代名詞ともなっている。
アピール時(『X』以降では上アピール)には「OK!」と言う。これは原作で名前設定を確定する際に出てくる「OKすか?」というSEが元ネタ。
MOTHERシリーズ参戦ファイター
No | ファイター | 初出演 |
---|---|---|
10 | ネス | 64 |
37 | リュカ | X |
ファイター番号順
09.ルイージ | ← | 10.ネス | → | 11.キャプテン・ファルコン |
---|
スマブラ64
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | PKファイヤー |
↑B | PKサンダー |
↓B | サイマグネット |
各種スマッシュ攻撃や「PKサンダー体当たり」のような強力なふっとばし力のワザを豊富に持っていたことに加え、CPに反応されにくいワザを持っていたためか、「操作に慣れたら強い」というコンセプトでありながら、発売から間もない時期から使用するプレイヤーが多く、スペースワールド'99で開催されたスマブラ初の公式大会では、カービィと並んで最もよく使用されたキャラクターだった。
スマブラDX
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | PKフラッシュ |
→B | PKファイヤー |
↑B | PKサンダー |
↓B | サイマグネット |
通常必殺ワザとして新たに「PKフラッシュ」が採用され、前作で通常必殺ワザだった「PKファイヤー」は横必殺ワザに変更された。
「PKサンダー体当たり」のふっとばし力や突進距離は大幅に減少したが、ヨーヨーを使ったスマッシュ攻撃は、スマッシュホールドをしている間もヨーヨーに攻撃判定が発生し続けるという独自の仕様が搭載され、よりトリッキーな性能になった。前空中攻撃、後空中攻撃はモーションはほぼ同じであるものの、PSIを伴った攻撃に変更され、よりサイキッカーとしての面が強調された。
スマブラX
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | PKフラッシュ |
→B | PKファイヤー |
↑B | PKサンダー |
↓B | サイマグネット |
切りふだ | PKスターストーム |
最後の切りふだは原作におけるプーのPSIである「PKスターストーム」。リュカとは流星群の数、1発当たりの攻撃力、軌道が異なる。
『亜空の使者』では廃墟の公園でポーキーによって操られた「キングのぞう」に追われていたリュカの元に駆け付け、一緒にポーキーを退ける。
だが、その直後に現れたワリオが放ったダークキャノンからリュカを咄嗟に庇った事でフィギュア化し、彼に攫われてしまった。
その後、ワリオからフィギュアを強奪したデデデの計らいで時限スイッチが付けられる。
これ以降はしばらく出番が無かったが、終盤でタブーによって全てのファイターがフィギュアに戻されてしまった際にスイッチの効果が発動し、ルイージと共に復活する事が出来た。
助けてもらったデデデを復活させ、彼らと共に最終決戦へと赴く事になる。自動的にラストメンバーになる数少ないファイターである。
スマブラfor
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | PKフラッシュ |
→B | PKファイヤー |
↑B | PKサンダー |
↓B | サイマグネット |
切りふだ | PKスターストーム |
ダメージ蓄積力の強化もあるが、何よりも嬉しいのは復帰力の強化。「PKサンダー」は操作の難しさや妨害に弱いのは変わらないが、ガケ奪いシステムの追加や、出始めの弾に貫通効果が付いたことなどにより、前作より生存率が上がった。
つかみから抜けた時の硬着時間が他のファイターより長い仕様も改善。確定反撃や一部ファイターに半永久的にコンボを受けるといった、1on1において致命的な欠点が解消された。
また、切りふだ「PKスターストーム」の仕様が変更され、ビームのような感じで流星群を降らすようになった。軌道を左右にずらすこともできる。
スマブラSP
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | PKフラッシュ |
→B | PKファイヤー |
↑B | PKサンダー |
↓B | サイマグネット |
切りふだ | PKスターストーム |
『SP』ではPSIを使うワザに幾何学的なエフェクトが追加された。
原作のエフェクトが登場するのは「PKファイアーγ」、「PKフラッシュγ」、「サイマグネット」、「PKスターストーム」の4種類(と『MOTHER3』の「PKサンダー」)。
また、「PKフラッシュ」が地面まで達しても消え去らずに自動で発動したり、上空中攻撃がヘッドバッドからPSIを用いたワザに変わるなど、一部ワザの仕様やモーションが変更された。つかみ攻撃もPSIを使った「つかみPKショック」に変更されている(これはリュカも同じ)。
「PKスターストーム」の性能は『X』と『for』を合わせたものに変更。
さらに演出も強化され、発動中は原作で登場した重要アイテム「おとのいし」の背景に変わり、更にこの時にポーラとプーが応援に来てくれるようになった。
アシストフィギュアのジェフも含め、スマブラで遂に4人全員が登場した夢の構図は多くのファンの人々に感動を与えた。
勝ちあがり乱闘のお題は「ホームシック! オネットに帰ろう」。
ホームシック(上述)になった彼が、マジカントから故郷のオネットへ家に帰るシチュエーションとなっている。
ラウンド2以外は原作のシチュエーションを再現しており、一部のステージでは出現するアイテムやアシストフィギュアに制限がかかる。
余談など
名前の由来
名前の由来は、海外版ファミリーコンピュータ「Nintendo Entertainment System」の略称「NES」から取ったとされている。
ただし、ネスの綴りはSがひとつ多い"NESS"なので、「SNES」(海外版SFCの略称)のアナグラムという説もある。
ちなみに、名前のおまかせ候補の1つに"たくや"があるが、これは当時絶大な人気を誇っていたアイドルグループ「SMAP」の木村拓哉が本作のCMに出演した事が由来となっている。
他のキャラクターの名前や好物・カッコイイと思うものにもSMAP由来のネーミングが出てくるのでネタとして一見の価値あり。一通り「おまかせ」でどんな物があるのかを見てみよう。
ニンテンとの関連性
前作の『MOTHER』の主人公(ニンテン)と容姿がかなり似ているが、実際は全くの別人である。ニンテンはアメリカ人だが、ネスはイーグルランド人なので国籍も違う。
また、外見をよく見ると帽子の向きやリュックや眉毛の有無・靴やソックスの色の違い、衣装や顔つきが微妙に異なっている。
『2』のサブタイトルは『ギーグの逆襲』だが、裏を返せば赤の他人の所に逆襲してしまった事になる。
EarthBound
海外版『MOTHER2』である『EarthBound』では、13歳という設定になっている。
恐らく、12歳以下の子供が遠くまで出歩く事をアメリカでは問題視されるという事情に配慮した結果とされている。
この事から、専用のネスのビジュアル(立体フィギュア)が存在している。
こちらでは頭身がやや高くなっており、ハーフパンツのズボンや首元から赤い服を重ね着した衣装、後ろ向きに被った野球帽、少し長めの前髪、眉毛が確認出来る。
また、好きな献立もハンバーグではなくステーキに変更されている。
なお、本編中のドット絵は日本版と変わりないが「マジカント」ではアメリカの事情を考慮してか、パジャマ姿のグラフィックが使用されている。
MOTHER3
ネス本人は登場しないが、キングPが作り上げた街「ニューポークシティ」の映画館で「キングPがセレクトしたステキな冒険映画」の本編に、彼の冒険の様子が上映されている。
また、その売店では彼の帽子と酷似した「あかいぼうし」が販売されており、店で購入出来る防具の中では最上級の性能となっている。
ラストダンジョンの「エンパイアポーキービル」では、前作に登場した乗り物や機械などが展示されている大部屋をボートで進んでいくエリアがあるが、このボートの後方にはネスの家を再現したオブジェが置かれている。
更に、「イカヅチタワー」のとあるエリアではキングPが宝物として大事に保管している「ともだちのヨーヨー」という名のアイテムがあるが……?
スマブラの影響
- また、『ロボボプラネット』で初登場したコピー能力「エスパー」は彼の赤い帽子とよく似た青い帽子を被っている。
- 説明文には"エスパー少年の姿のような能力"とあるが、この特徴が当てはまるキャラクターといえばニンテンかネスのどちらかである事、更にその能力をコピー出来る敵の1体の名前がネスパーである事から、実質的に彼のオマージュである事が伺える。
- 「星のカービィ スターアライズ」ではポーズ画面の説明文に"いくぜOK、エスパー少年!"という一文があり、これはスマブラの彼のアピール時の台詞から由来しているのではないかと考えられている。
- ネスが参戦した事がきっかけで、当時売れ行きが著しくなかったのか"時代遅れのグラフィックのRPG"と見なされワゴンセールになっていた『EarthBound』(海外版の『MOTHER2』)が再評価された。
- 以前は任天堂のキャラクターで知名度が低い部類にあったものの、彼の参戦によって「彼は一体誰だ?」と囁かれ「これがあの『EarthBound』の主人公である」と判明してから状況が一変したと言われている。
その他
WiiU版の『スーパーマリオメーカー』では、彼のキャラマリオが登場している。
変身すると、様々なSEが『MOTHER2』の物に変わる。
関連イラスト
関連タグ
ポーラ(MOTHER) ジェフ(MOTHER) プー(MOTHER)
スマブラ関連
MOTHER主人公
中の人繋がり
いずれも何かしらの形でスマブラに登場しており、かつネスと同じく大本氏が担当しているキャラクター。
厳密には本物の超能力者ではないが、作中で登場する「エスパーですから」という台詞でよく話題になりやすい。
モデルになったと思われる他作品キャラ
『初代ポケモン』はMOTHER2をオマージュした作品である。その為か、主人公もキャップ帽やリュックを身に着ける、自転車に乗る、8つの「何か」を集める旅に出る、隣の家の子が旅先でちょっかいを出してくるなど複数の共通点がある。
『スマブラX』と『スマブラSP』ではポケモントレーナーの名義で参戦しており、間接的にだがネスとの対決が可能。
こちらも本作をオマージュした作品。作者がMOTHER2の二次創作として作った改造ソフト『EarthBound Halloween Hack』におけるネスの成れの果てがサンズではないかという説がある。
後に『スマブラSP』でMiiファイターのコスチュームが有料DLCとしてリリースされた為、擬似的ではあるもののサンズとの共闘や勝負という夢の共演が遂に実現出来るようになった。
「エスパー」のコピー能力を持つキャラクターの1体で、先述通りオマージュとなっている。