???「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、東都と北都の戦争が勃発したァ!」
概要
平成二期以降恒例となった、変身ベルトと連動するアイテムを整理・収納するためのアイテム。
劇中における扱いはストーリーの根幹にかかわる重要な要素である事もあれば、序盤にチラッと登場してそのままフェードアウトする物までピンキリ(どちらかと言えば後者の方が多いが)。
序盤を過ぎた辺りに登場する強化形態用のアイテムは非対応な事が多く、その特性上何処からともなく取り出すのが常態化する中盤以降は滅多に日の目を見ない。
- 連動アイテムは少なく見積もっても10つを優に超える数に上るため、全て格納するには複数買う必要がある。
ここではバンダイ公式から発売された物のみを記載する。
- 商品化された事は無いが、劇中でこれらに相当する道具が登場する事がある。例えば「仮面ライダーW」で須藤霧彦らミュージアムのセールスマンがガイアメモリを運搬するために持ち歩いていたカバン、「仮面ライダーオーズ」で伊達明がセルメダルを入れていたミルク缶などがそれである。
- プライズ景品になっているカバンなどは、それらに近いかも知れない。
仮面ライダーOOO
オーメダルホルダー
アンクが所持、管理しているバインダー(メイン画像)。
最大収納数は24枚。コアメダルの転移が激しいため、半分はセルメダルが占めていた。
唯一CSM化を果たしている。
作中では本編に登場していない泉比奈の友達が製作者なのだが、オーズドライバーやメダジャリバー、メダルの器 暴走形態と同じ意匠がある事から、
「比奈ちゃんの友達は鴻上ファウンデーション関係者なのか?」と一部で話題になった。
2011年2月11日一般発売。コンドル・セルメダル付属。
オーズドライバーの左側にはメダルを収めるケースがあるがそちらはオーメダルネストである。
仮面ライダーフォーゼ
アストロスイッチカバン
歌星賢吾が所持するカバン。天面部はコンソールになっており、さながらノートパソコンの様。
「●」のスイッチを4つ、「×」「▲」「■」のスイッチを2つ。合計10個のスイッチを収納可能な「スイッチホルダー」を内蔵(コズミックステイツ初変身時は明らかにそれ以上収納してたが)。
この他レーダーモジュールを介してのフォーゼとの会話、パワーダイザーの遠隔操作、
コンソールでのボディチェックやゾディアーツ解析など、多彩な機能を有している。
正面に「KAMEN RIDER CLUB」の文字とフォーゼの顔が描かれたシールが貼ってある。
これは城島ユウキが「仮面ライダー部の証」として張り付けたもの。
2011年12月23日に一般発売。ウインチスイッチ付属。当然ながらDX版のコンソールは飾り。
当時のフィギュア・フォーゼモジュールチェンジシリーズのディスプレイアイテムとしても使える
…と銘打たれている。
アストロスイッチラック
カバンと異なり01~40番全てセット可能。
向かって左に若い番号が振られたソケットを一段毎に10ずつ備え、それが4段並んでいる。
最初期の段階からソケットは埋まっており、調整前のブランク状態でスイッチが収納されていた。
劇中では賢吾がこれに収めて調整しては、フォーゼが実験室で試運転を行う、という場面が数多く存在した。
比較的大がかりな機材な上持ち出せる様な状況でもなかった為、恐らくラビットハッチと運命を共にしたと思われる。
2012年4月2日にプレミアムバンダイで限定受注生産方式で販売。1つ12,600円とこの手のアイテムとしては高価。
想定しているのは01~40番のスイッチなので、フュージョンスイッチ等は余る事になる。
ディスプレイアイテムとして「コアスイッチ」が付属した。
因みにパワーダイザーというそれらしい名称の物も存在するが、あちらは大型サポートメカ。
仮面ライダーウィザード
ウィザードリングボックス
ウィザードリングを約50個収納できる箱。
アストロスイッチカバンが凝った作りだった反動かスロットは天面ある6つ、
残りは箱に雑多に突っ込むだけというシンプルな代物。
約50という数は腕(リング)を外した石座(ベゼル)部分のみの話で、付けたままだともっと少ない。
正面にウィザードラゴンの頭を模した金の装飾、蓋の上に魔方陣がある。
劇中では小型の使い魔「バイオレットゴーレム」に作られたという変わった誕生経緯を持つ。
2013年3月30日に一般発売。フォールウィザードリング付属。
仮面ライダーエグゼイド
ライダーガシャットケース
ライダーガシャットを11本収納できる黒い手提げ鞄。モチーフは「ドクターズバッグ」か。
正面に「GD」「Gamer Driver Software」のロゴがある。
劇中ではライダーの人数が多く(本編のみで8人)、ガシャットも実質各個人の所有物だったため、
専ら幻夢コーポレーション管理のプロトガシャットが収納されていた。
2016年12月28日に一般発売。プロトゲキトツロボッツガシャット付属。
他にも檀正宗/仮面ライダークロノスがエナジーアイテムを管理するエナジーアイテムホルダーを所有していた。
仮面ライダービルド
火星で発見され、持ち帰えられた未知の箱型の物体。
劇中では中盤辺りまで6つに分割され、板状のツール「パンドラパネル」として登場していた。パネル状態でも1枚につきフルボトルを10本装填可能で、ベストマッチを判別する機能もある。
作中で重要アイテムとして扱われ争奪戦まで行われた初の収納アイテムであり、「所在地が二転三転する」「合計6枚集めて本来の姿になる」。更には「巨大構造物を出現させる」、「攻撃手段にもなる」などなど他の同系ツールと一線を画した力を有しており、ピクシブ百科事典においても個別ページが存在する収納アイテムは長らくこれだけであった。
これで持ち運ばれる場面も多く、フルボトルホルダーの役割を喰った感がある。
- 本来の姿であるパンドラボックスとしての発売はなく、パンドラパネルとして分割販売された。
終盤には更に「黒いパンドラパネル」と「白いパンドラパネル」が新たに出現。
特に後者はVシネマの発端となった曰く付きの代物でもある。
- こちらはプレミアムバンダイ限定の『ラストパンドラパネルホワイト&ラストパンドラパネルブラック&ブラックロストフルボトルセット』として2018年9月13日に予約開始。ここまで種類があるのもまた異例と言える。
仮面ライダージオウ
ライドウォッチダイザー
ライドウォッチをマウントできる6角形型の柱のようなツール。
下段に6個、中段に6個、上段に7個の合計19個のウォッチをマウントしておくことが可能。
土台を押さえれば回転させる事もでき、任意の面を向かせられる、
劇中ではクジゴジ堂の一室に堂々と置かれており、海東大樹にウォッチを盗まれた遠因になっている。どうやらマウントする以外に機能は無い模様。
- パンドラパネル同様、発売は分割方式。
- 電王ライドウォッチ同梱の「DXライドウォッチダイザー&電王ライドウォッチ」が2018年10月13日に一般発売。こちらは土台と下段に相当する。ウォッチを7つセットできるが、拡張すると天面が塞がるため実質的なセット箇所は6つ。
- 土台パーツとウォッチの付属が無い「DXライドウォッチダイザー拡張パーツ」も同日に発売。こちらは中段or上段になる。内容物は1段分であり、劇中通りのライドウォッチダイザーを完成させるには拡張パーツが2つ必要になる。セット箇所は中段なら6つ、上段なら7つ。
- 理論上は幾らでも増設可能だがメーカーからは「3段まで」。
仮面ライダーゼロワン
プログライズキーコネクタ
飛電インテリジェンスの社長室直通秘密ラボに置かれたプログライズキー専用コネクタ。
この手のアイテムには珍しく縦方向にアイテムを並べる、厚みの無い細長い形状をしている。
セットすると流石に不安定なのか劇中では仰向けに置かれていた。
外部機器と繋ぐハブとして機能が主な役割だが、イズがキャリングケースとして使った事もある。
収納箇所は4か所。
- 商品化は二度に渡って行われた(事実上の再販)。
- アメイジングヘラクレスキー同梱の「DXプログライズキーコネクタ&アメイジングヘラクレスプログライズキー」が2019年10月26日一般販売。ちなみに作中でアメイジングヘラクレスが収納された事は無い。
- プログライズキーの付属が無い「DXプログライズキーコネクタ」は2019年11月30日に一般販売。
ゼツメライズキーコネクタ
デイブレイクタウンの、滅亡迅雷.netアジトに置かれたゼツメライズキー専用コネクタ。
形状・機能ともにプログライズキーコネクタと同じで黒に色変えされている。
ゼツメライズキー専用とは言うものの宇宙野郎雷電のヒューマギアプログライズキーが装填されていた事もあるため、実質プログライズキーコネクタと同一といって差し支えない代物と言える。
未発売だが仮面ライダー図鑑には独立した項目が存在する。
仮面ライダーセイバー
ライドブックホンダナー
ワンダーライドブックを三冊収納、もしくは1冊立てかける事が可能な本棚型ツール。
しかしノーザンベースでは引き出しの中に仰向けに置かれていた。
ハブとしての機能もあるのかファンタスティックライオンを構成するブックと
キングオブアーサーと接続し、キングライオン大戦記生成に活用された事もある。
最終章のラストではファンタジック本屋かみやまの飛羽真の作業台に置かれていた。
- 製品版は以下の通り。
- ワンダーライドブックが付属しない「DXライドブックホンダナー」が2020年10月3日に一般販売。
- 01AI開発録のブックが同梱された「DXライドブックホンダナー&01AI開発録ワンダーライドブック」も同日に販売。
- 縦方向・横方向自由に連結可能だが、メーカー的には「最大4個まで連結可能」としている。収納アイテム初の『二つ入り』。組み立て式である。
他にもノーザンベースには、大型ブックが格納できる透明のカプセル状の物体も存在した。
仮面ライダーリバイス
バイスタンプバー
青緑色で「d」の様な形をした板が5つ集まった、形容し難い見た目のツール。
バー(bar)とは「棒状の物」くらいの意味だが、どちらかと言うと形は短い円錐状。
バイスタンプをストックする箇所が、5つの面それぞれ上下二か所備わっており合計10つ分保管が可能。
これといったギミックがある様には見えないがゲノムラボラトリーによると何らかのセキュリティシステムを搭載しているらしい。
また第8話ではバイスが狩崎と話をするためにこれを使用したことがあるため、実体化していない悪魔との会話を可能とする機能もある模様(ガンデフォンの様に、単に悪魔の特性かも知れない)。
狩崎お気に入り10種がマウントされた物の他に2つほど登場しており、少なくとも3つは存在する、
- パンドラパネルやウォッチダイザー同様、商品化は分割されて行われた。
- スタンプバー3面分の「DXバイスタンプバー」が2021年10月16日に一般販売。
- スタンプバー2面分とジャッカルバイスタンプがセットになった「DXジャッカルバイスタンプ&バイスタンプバー」も同日に発売。
- 結合力に難が有り、接着でもしない限りバイスタンプバーの状態で持ち運ぶのは困難である。因みにどちらにもバイスの眼を模したバイスシールなるモノが付属する。
仮面ライダーギーツ
デザイアドライバーやレイズバックルが収納されている横長のコンテナ。
大型レイズバックルを1つ、小型およびレジェンドレイズバックルなら5つ格納する事ができる。
蓋の中心部にボックス毎のマークがあり、そこを示す様に左右から矢印が伸びている。
側面にはDGP(デザイアグランプリ)が白文字で書かれている。
- 現在公開されいる製品情報は以下の通り
- 2022年10月15日にダブルドライバーバックル付属の「ビックリミッションボックス001&DXダブルドライバーレイズバックルセット」が発売予定。カラーは黄色と黒。蓋にあるマークは「!」。この蓋は「ゼロノスカードの黄色い面」とよくにている。
- 2022年10月22日には「ハテナミッションボックス002」が発売予定。こちらは黄色の代わりにマゼンタカラーで、蓋のマークが「?」になっている。こちらは付属品無し。
- ボックスの上にボックスの重ねる事も想定されている(メーカー推奨は二段まで)。規格は統一されているのでビックリボックスにハテナボックスを重ねる事も可能で、逆も然り。
余談
- 御覧の通り平成二期ではW、鎧武、ドライブ、ゴーストにこの手のアイテムは存在しない。所持数の少ないガイアメモリや自立行動するシフトカーやシグナルバイク、ゴーストアイコンはギリギリ分らなくもないが、怪人召喚機能を持つロックシードをそのまま"ドン"と置いているのだろうか…。
- Amazonなどでは非正規の「変身ベルトと連動アイテムを格納できるケース」が販売されていたりする。
関連タグ
オーメダル(コアメダル・セルメダル) アストロスイッチ ウィザードリング
ライダーガシャット / プロトガシャット フルボトル / ロストフルボトル ライドウォッチ