概要
2号ライダー等のサブライダーを主役に添えて、最終回やMOVIE大戦の後日談もしくは本編以前や間の空白期間を描いた平成二期仮面ライダーシリーズのスピンオフドラマの事である。
初めて発売された『仮面ライダーW_RETURNS』が作られて以来、『ウィザード』まで制作されることは無かったが、『鎧武』放送終了後久々に『鎧武外伝』が制作され、それ以降毎年恒例となっている。
Vシネマと呼ばれる通り本来はオリジナルビデオ作品だが、エグゼイド以降、一部の映画館で劇場公開される様になった。
サブライダーがメインである為、本編の主人公であった主役ライダー達はゲスト扱いになる事がほとんど(一部例外有り)で、作品によっては、サポート役に回ったり、作中では変身しなかったり、本編の前日談だとそもそも登場しない事もある。
描写や表現に関しては、TV本編と違い規制が少なく、PTAや世の情勢に振り回される事が無い為、本編ではあまり描かれなかった部分が掘り下げられたり、逆に本編ではやるのが難しいであろう意欲的な試みが為される事も多い。
一覧
Vシネマに登場するフォームとライダーはVシネ限定フォーム/ライダーを参照。
平成ライダー
原作 | 作品名 | 主要な敵組織・敵ライダー・敵怪人 | 上映・配信日 | 備考 |
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仮面ライダーW | RETURNS「仮面ライダーアクセル」 | コマンダー・ドーパント | 2011年4月21日 | |
〃 | RETURNS「仮面ライダーエターナル」 | ビレッジ、アイズ・ドーパント、ユートピア・ドーパント | 2011年7月21日 | |
仮面ライダーOOO | 復活のコアメダル | 古代王仮面ライダーオーズ、仮面ライダーゴーダ | 2022年3月12日 | 「仮面ライダーOOO」10周年記念作品。本作のみサブライダーが主役ではない。 |
仮面ライダー鎧武 | 鎧武外伝「仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン」 | 仮面ライダーイドゥン、仮面ライダータイラント | 2015年4月22日 | |
〃 | 鎧武外伝「仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル」 | 黒の菩提樹、ネオ・バロン | 2015年11月11日 | |
仮面ライダードライブ | ドライブサーガ「仮面ライダーチェイサー」 | エンジェル・ロイミュード | 2016年4月20日 | |
〃 | ドライブサーガ「仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート」 | ロイミュード5886、リベンジャー・ロイミュード | 2016年11月16日 | |
仮面ライダーゴースト | RE:BIRTH 仮面ライダースペクター | ダントン/エヴォリュード | 2017年4月19日 | |
仮面ライダーエグゼイド | アナザー・エンディング「仮面ライダーブレイブ&仮面ライダースナイプ」 | ラヴリカバグスター | 2018年2月3日 | |
〃 | アナザー・エンディング「仮面ライダーパラドクスwith仮面ライダーポッピー」 | アナザーパラド/仮面ライダーアナザーパラドクス、ゲノムス | 2018年2月17日 | |
〃 | アナザー・エンディング「仮面ライダーゲンムVS仮面ライダーレーザー」 | 2018年3月3日 | ||
仮面ライダービルド | ビルドNEW WORLD「仮面ライダークローズ」 | キルバス/仮面ライダーキルバス | 2019年1月25日 | |
〃 | ビルドNEW WORLD「仮面ライダーグリス」 | ダウンフォール | 2019年9月6日 | |
仮面ライダージオウ | NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ | アナザーディエンド、カッシーン | 2020年2月28日 |
令和ライダー
原作 | 作品名 | 主要な敵組織・敵ライダー・敵怪人 | 上映・配信日 | 備考 |
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仮面ライダーゼロワン | ゼロワン Others「仮面ライダー滅亡迅雷」 | 仮面ライダーザイア、ソルド | 2021年3月26日 | |
〃 | ゼロワン Others「仮面ライダーバルカン&バルキリー」 | 仮面ライダー滅亡迅雷 | 2021年8月27日 | |
仮面ライダーセイバー | 深罪の三重奏 | 仮面ライダーファルシオン(アメイジングセイレーン) | 2022年1月28日 | 初の主役ライダーとサブライダーが主人公。 |
仮面ライダーリバイス | リバイスForward仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ | ムラマサ、アリコーン | 2023年2月10日上映予定 |
余談
ダブル以前にはサブライダーを主役とした作品は無かったのかと言われると、実はそんな事はなく、2010年から後のVシネマ作品の元になったと思われる作品が劇場版として公開されていた。
その記念すべき作品が超電王トリロジー。3部作で構成されており、それぞれゼロノス、NEW電王、ディエンドが主役を務めた。
同年の半年後にはMOVIE大戦COREが公開。一見するとダブルとオーズのコラボ映画のように見えるが、実はダブルのエピソードは専らスカルを主役としたエピソードで構成されており、ダブルの活躍は控えめである。
またダブル編のタイトルは「仮面ライダースカル・メッセージ for W」となっており、サブライダーが主役の作品で初めて正式なライダー名がタイトルに用いられる事となった。
その他にも舞台作品で「仮面ライダー斬月 -鎧武外伝-」、ウェブドラマとして「ドライブサーガ 仮面ライダーブレン」や「鎧武外伝 仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ」が制作されている。タイトルから分かる通り、Vシネマで公開された作品のシリーズであり、Vシネマ以外の媒体でも各キャラを主役とした系列作品が作られる程の人気の高さが窺える。
特に、近年では作品の配信方法が多岐になったため、Vシネマ以外の外伝作品も制作される事があり、東映特撮ファンクラブとTELASA(旧名:ビデオパス)で配信される外伝も増えつつある。
関連タグ
MOVIE大戦︰前述の通り、Vシネマのストーリーの中には、新旧仮面ライダーがコラボするMOVIE大戦の後日談という位置付けとなっているものが多い。