ダンバル
だんばる
基礎データ
他言語版の名称
英語 | Beldum |
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イタリア語 | Beldum |
スペイン語 | Beldum |
フランス語 | Terhal |
ドイツ語 | Tanhel |
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場している、宙に浮かぶ青い鉄アレイのようなポケモン。
赤い一つ眼がある球体の頭部と、底部に三本の爪が生えた脚のような胴体という、機械の1パーツを思わせる姿をした生命体。山岳地帯や洞窟に生息する。
細胞すべてが磁石になっており、体内でも血液の代わりに強力な磁力が巡っている。宙に浮かんでいるのも、体から出ている磁力と地球の地磁気を反発させているからである。
彼らにとっての脳波でもある磁力の波長で仲間と意思疎通を行い、群れになったダンバルは、まるで一匹のポケモンのように一糸乱れぬ動きが可能。
進化後にもそれは言え
2匹(メタング)→4匹(メタグロス)→8匹(メガメタグロス)
と結合する個体の数が倍に増えていくという独特の進化をする(レアコイルもそうなのだが向こうと違いこちらは全ての進化が結合である)。
お尻にある爪は磁力で引き寄せた相手を引き裂く際に用いており、眠る時にもその爪を崖に食い込ませてから休む習性を持っている。
主な主食も磁鉄鉱の類らしく、調子が悪いときに磁石をあげると喜ぶようだ。
戦いでは一気に急加速して、鋼鉄のボディをぶつけるとっしん攻撃をお見舞いする。怒らせるとそうして暴れるだけでなく、より強い磁力を放って周りの電子機器を壊してしまう為、小さいからと侮らない方がいいだろう。
名前の由来はダンベルだと思われる。
ゲーム上における特徴
所謂600族の内の一体に進化するポケモンであり、ミニリュウやヨーギラスなどと同様な大器晩成型で、最終進化形態が非常に強い半面、そこに至る迄の道のりは非常に険しい。
しかも、前者2種と異なり「とっしん」しか自力では覚えないため育成には非常に苦労することになる。
初登場のルビー・サファイアではチャンピオンのダイゴの切り札がメタグロスとなっているが、元になるダンバル自体は野生に存在しない。
エンディング後(リメイクではエピソードデルタクリア後)にダイゴの家に行くとプレイヤーへのメッセージと共にダンバルが置かれている。
HGSSでもダイゴから交換してもらえる。ちなみにこのときこちらが交換に出すのはフォレトスなのだが、このときフォレトスのなつき度が最大だとはがねタイプについて熱く語る姿が見られる。毎日ぎゅーっとダンバルを抱きしめるらしい。
また、ORASの早期購入者特典としてメタグロスナイト/クラシックリボン持ちのプレシャスボール入りダンバル(色違い)が配信され、てかげん、アイアンヘッド、しねんのずつき、てっぺきを習得しており、序盤の心強いお供になる。
以降の作品でもアイアンヘッド、しねんのずつき、てっぺきが習得できるようになり、リトルバトルにも採用しやすくなった。とっしんマシーンなどとはもう誰にも呼ばせない。
図鑑説明の割にふゆうやじりょくの特性は持っていないが、ポケモンではよくある事。
ちなみに捕獲率がむっちゃくちゃ低い事でも有名。
その捕獲率は驚きの3。早い話が伝説ポケモンと同等の最も低い捕獲率である。
(参考までにミニリュウは45である)
そのうえ技が「とっしん」であるため自ら体力を削り自滅してしまうことが多々ある。
技の都合上ゴーストタイプになす術がない為、さいみんじゅつで眠らせれば捕獲を狙いやすくなる。
DPtでは228ばんどうろに大量発生で初めて野生で出現するが、常に天候がすなあらし状態の上、上述の捕獲率の低さも相まって苦労したプレイヤーも多いだろう。
なお、この捕獲率である為、『サン・ムーン』ではダンバルはヘビーボールに入らない。
ヘビーボールは対象が軽いと捕獲率にマイナス20の補正がかかるのだが、サン・ムーンでは0以下の値があろうことか0として扱うことになっている(らしい)。
元が3しかないダンバルの捕獲率に20を引くとマイナスになってしまうので、計算式が途中で0になって捕獲不可能になってしまう。
それ以外の作品はちゃんと1として扱われているので捕獲できなくもないが、天文学レベルの超絶低確率なので、まず間違いなく無理。そしてそれ以外の作品(『HGSS』しかないが)ではダンバルにヘビーボールを投げることができない。
(なお、マイナスではなく割合による下降補正がかかる「ウルトラボール」にはきちんと入る)
なお特性「ヘヴィメタル」を「スキルスワップ」で押し付けて無理矢理体重を倍にしてもダンバルは元が100kg未満なせいでプラス補正がかからない(それでもマイナス補正にはならないので、チャンスがないわけではないが……)。
次作『USUM』では「つかまえポン」を使うことでヘビーボールに収まるようになったようだが、それでも超低確率であることに変わりはない。
自力習得するわざがとっしんからたいあたりに差し替えられた。
マックスレイドバトルは自力で受注した通常レイドであればどんなポケモン、どんなボールでも100%捕獲成功する仕様のため、現在ではヘビーボール入りのダンバル系統はそう珍しくない存在になっている。
ただし、これはあくまでマックスレイドバトルを利用できればの話であり、通常の野生個体をヘビーボールで捕獲しようとなると依然としてとんでもない難易度であることに変わりはない。もっとも進化後が普通に野生で出現するので、そちらにヘビーボールを投げた方が手っ取り早い。
参考までにダンバルの体重(95.2kg)をヘビーボールでの補正値を参照した捕獲率は+1
メタングの体重(202.5kg)を補正値を参照した捕獲率は+3
メタグロスの体重(550.0kg)を補正値にした捕獲率は+43
と実にメタグロスのほうがダンバルより43倍も捕獲しやすい計算となる
これはダンバル一族の捕獲率が全ポケモンでも伝説のポケモン並に低い3であることに合わせ、
更にヘビーボールでの補正値が上記の通り割合ではなく乗算で計算される事によるものである。
ちなみにてっていこうせんも習得できる。
番外作品
『ポケモンGO』
- 2018年2月10日、第3世代実装第4弾として登場した。予想通りの激レア枠で、ヨーギラスやメリープなどと同じくらいの低出現率になっている。
- それだけならまだしも、駅前や工場などの都市部に出現する傾向にあり、住宅地や河原付近などには殆ど姿を見せない。そのため田舎ではまず見かけない。天候を利用してもよいが出現率が上がる天候が強風と雪のため中々発生しない。
- 10kmタマゴから頑張って孵すのが一番早いだろうか。また、現在では不定期でダンバル系統がレイドボスに選ばれているため、それを利用するのも手。また、GOロケット団の実装後は、リーダーであるシエラやアルロの先鋒を務めたこともあり、勝利すればゲットチャレンジで捕獲することが可能。シャドウポケモンはレイドボスとは異なり手に入る個体の強さはピンキリであるため、必ずしも強い個体と巡り合えるとは限らないものの、リーダーを撃破できる自信があるのならばぜひ狙っておきたいところ。
- ちなみに、2018年8月末~9月初頭に行われた『Pokémon GO Safari Zone in YOKOSUKA』(通称『横須賀GO』)において、所定の公園内にダンバルが大量発生し、一定数ゲットすることでリワードとしてメタグロスが手に入る特別なフィールドリサーチも登場した。それだけでなく全国的にもダンバルの出現率が上がったのだが、イベント対象区域内に比べると雲泥の差で、恩恵を受けられた人は少なかった(それでも普段よりはだいぶ出現していたようだが)。
- そして2018年10月21日、遂にコミュニティ・デイの対象ポケモンとなったのだが……詳細はコミュニティ・デイおよびメタグロスを参照されたい。
- なお、上記のように原作では異常なまでに捕まえづらいダンバルであるが、本作ではいたって普通の捕獲率であり、捕まえるのにそこまで苦労はしない。さすがのナイアンもそのあたりは自重してくれたようである。
アニメ版
- マサムネのダンバル
- AG118話から登場したマサムネのエースポケモン。技は「とっしん」しか使えないが、気合と根性で「とっしん」の威力を何倍にもできるらしく、サトシのピカチュウとバトルをした際には引き分けて周囲を驚かせている。また、磁力の反発力で空中に浮かべるので、マサムネを高い場所に運ぶ事も可能。AG126話でのジャンプのエレブーとのバトルでメタングに進化する。
- 劇場版『幻影の覇者|』
- ポケモンバッカーに参加するポケモンで進化系と共に登場。
その他
DP | 56話 |
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漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
4章にてダイゴの手持ちで複数登場。