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アクション対魔忍の編集履歴

2024-07-03 18:00:00 バージョン

アクション対魔忍

あくしょんたいまにん

『アクション対魔忍』とは、『対魔忍アサギ』シリーズのスピンオフ作品「超人くノ一アクションRPG」。

お前の対魔忍でアクションだ!!!


スペック

ジャンル近未来くノ一RPG
価格基本無料(一部コンテンツ有料)
対象年齢17歳以上(推奨)
OSiOS/Android/Steam(PC)/STOVE
配信日2019年12月24日/2020年10月6日(Steam)/2023年10月30日(STOVE)
開発元株式会社Gremory
配信元株式会社Infini-Brain

あらすじ

国際的テロ魔界勢力に対処するため、対魔忍で構成された特殊中隊が結成された。

特殊中隊に下された最初の任務は、日本の米連基地から強奪された生物兵器を奪還することであった。


だが任務は予想外の展開に直面し、特殊中隊は思いがけない味方を迎え入れながらも、

予測せぬ敵に立ち向かうことになる。

その人物は、最強の対魔忍・井河アサギと関連があるというが――


(公式サイトより一部抜粋)


概要

2019年9月に開催された東京ゲームショウで発表された、対魔忍シリーズの最新作、超人くノ一アクションRPG。

スマートフォン向けゲームアプリとして展開され、2019年12月24日より配信。

翌年の2020年10月6日にはSteam版とグローバル版アプリが配信開始。

翌々年の2021年5月4日からは日本語版がグローバル版へと統合移管。

そして2021年7月27日をもって日本語版のサービス提供は終了したが、2024年現在もグローバル版にて引き続きプレイ可能。

また、韓国でのゲーム配信サイト「ON STOVE INDIE」でも2023年10月30日から正式にサービスが開始。


対魔忍シリーズのゲームアプリとしては『決戦アリーナ』、『対魔忍RPGX』シリーズに次いで3作目となるが、この作品の最大の特徴は一般向けのゲームとして製作されているということ。元々R-18だった作品を一般向けに焼き直した作品としては『対魔忍RPG』があるが、最初から全年齢向けとして製作されるのはシリーズ史上(というより、Lilithの作品全体で見ても)初のことである。


なお、上記のようにこれまでとはやや趣の異なる作品であることもあり、開発はLiLITHではなく株式会社Gremoryが行っている。

所謂外注制作であり、配信自体はLiLITHの母体である株式会社Infini-Brainが行っている。


センシティブな作品対魔忍アサギ ZERO~ 紫&さくらゆきかぜちゃんセンシティブな作品


タイトル通り、アクション性に重きを置いた内容になっており、これまで断片的にしか描写されてこなかった対魔忍の戦闘の様子を見ることができ、真っ当な対魔忍の仕事がどういったものなのかがよくわかる作品となっている。

また、ヒロインと親交を深めていく(=デート)要素がある等、エロゲーである原作の名残とも言えるものも(部分的にではあるが)ちゃんと存在している(RPGと同じくIF的ノリの回想も存在する)。


とはいえ、対象年齢は17歳以上と、一般向けとしてはかなりギリギリのラインだったりする。

さらに、Apple Storeで配信するにあたり、性表現に対する規制の特に厳しい同社の審査に合格しなければならなかったためなのか、iOS版はAndoroid版と比べてキャラクターの体型が控えめになったり、コスチュームの露出が少なくなったりといった違いが出ている。そのためiOSユーザーからは怨嗟の声が漏れているとか。

センシティブな作品センシティブな作品

昨今は、元々アダルトゲーム(R-18指定)だった作品が一般向けに移行されたりシリーズから一般向け作品が出されたりすることはあまり珍しくないが、本作は元のシリーズがエロ要素(しかもハード系)主体であり、長らくアダルト界隈で人気を博し有名になりすぎたこともあってか、全年齢向けとして展開することについてファンの間では「エロ要素のなくなった対魔忍なんて想像できない」「対魔忍のゲームとして本当に成立しうるのか」「このまま脱R-18路線を推し進めるつもりなのか」といった期待と困惑の入り混じった様々な声が上がっており、これが発表直後に後述する珍妙な事態が発生した遠因となっている。


こうした従来のアダルト版のファンから出ている不安の声に対し、原作者の笹山逸刀斎氏は「対魔忍は一般とエロ両輪で戦いますので安心してください」とコメントしており、対魔忍シリーズが全年齢向けへと完全に舵を切ったわけではなく、今後もエロ方面への展開を蔑ろにすることは決してしないとしている。

ただ、この『アクション対魔忍』の配信を機に、それまでアサギ役を演じてきたなかせひなアサギ役から卒業することが決まる等、この作品がシリーズ展開において一種のターニングポイントのようなものになっている節はある模様。


発売前は全年齢向け作品という事実だけが独り歩きしてネタにされたり先行きを不安視する見方が広まっていたが、発売後はスタイリッシュで爽快感のあるアクション等が一定の評価を得ることになる。

日本だけでなく海外での人気も高く(元々は外国人は忍者好きという事情もあるのかもしれない)、日本国外でも多数の対魔忍ファンを生み出すこととなった。

こうしたことから、2022年には、2作目となる全年齢向け作品が制作されることとなり、対魔忍シリーズに新機軸を打ち出すことに成功したと言える。


ちなみに、公式サイトではアサギが五車学園の校長をしていること、さくらが別の次元からやってきた存在であること、ゆきかぜが五車学園の生徒で主人公と同学年であること等が書かれていることから、設定および時系列は『対魔忍RPG』のものを踏襲しているらしいことが窺え、実質的に『対魔忍RPG』の外伝としても位置付けられた作品であると言える。

笹山氏も本作はRPGの未来の話とも語っており、RPGを考慮してか敢えて設定をあやふやにしている場合も考えられる。

また、本作品でのシナリオライターは笹山氏自身も含めて、特に明らかにされておらず不明である。


近年での今作のイベントシナリオでは『RPG』でのイベントシナリオから地続きと思われるストーリー展開も見られる。

しかしキャラクター設定やストーリー内容などが該当の『RPG』のイベントミッションとは細部で異なる箇所も見られるので、あくまでもパラレルワールド的な展開、ということなのかもしれない。


登場人物について

アサギやゆきかぜといったシリーズでもお馴染みの原作タイトルのキャラクターに加え、『決戦アリーナ』や『対魔忍RPGX』が初出のキャラクターも多数登場する。本作『アクション対魔忍』が初登場となったキャラも多い


センシティブな作品センシティブな作品

エミリー&静流でふぉるめアクション対魔忍


なお、プレイヤーが操作可能なのは当初はアサギ、さくら、ゆきかぜの3名のみであったが、その後のアップデートにより徐々に数を増やしている。

これについては配信前から順次参戦キャラを増やすという方針が発表されていた。

それ以外は戦闘時にプレイアブルキャラに援護を行うサポートキャラとしての実装になっている。


なお、プレイアブルキャラは(本作初登場となる一部のキャラと、原作で隠しキャラ的なポジションであった不知火を除いて)メインシリーズにおいて攻略対象となっていたヒロインからチョイスされる傾向にある。中には人気の高さ故にプレイアブルキャラに抜擢されたきらら、舞華、アンネローゼのような例もある。

また、初期選択キャラのアサギ、さくら、ゆきかぜ達の各プレイアブルキャラをはじめ、サービス3年目の2022年から順次、3DCGのモデルとモーションなどが若干、修整されていく。


サポートキャラはサービス初期にはCGの関係でシナリオ内に登場しなかったが、イベント「呪われし魔女と縛りつく輪」以降からイベントのみイラスト立ち絵ありでストーリー進行する場合も増えたので、シナリオ内にも登場するようになった(一部シナリオではシーンによって2D立ち絵と3DCGが切り替わるイベントも存在)。


プレイアブルキャラクターは「課金」か「対魔石」と呼ばれる物を支払う事で購入する方式。

新規に登場してから2~3週間は課金のみでの購入となっている。

課金で買った場合、限定SSR武器やコスチューム、経験値+100%と言ったボーナスがついてくる。

例外はアンネローゼで、今のところ購入は課金のみで対魔石には対応していない。

サポートキャラと武器に関してはガチャ方式。R/SR/URでランクが分かれている(武器のみレアリティNも存在)。


元々『決戦アリーナ』や『RPG』では兼ね役が多かったことや、一般向けのゲームとして展開する都合もあってか、配役は大幅な変更が加えられており、特に配信前にアサギ役を小清水亜美が担当することが発表された際には、ファンの間では大きな驚きの声があがった。

これ以降も著名な声優が多数出演することが発表されており、声優ファンを沸かせ続けている。ただし、レアリティRキャラは声なし/個別シナリオなしとなっている。

ちなみに対魔忍シリーズはOVA作品によって声優がちょくちょく変わっていたりもしており、こちらでも途中でアサギ役が小清水亜美から渡部紗弓へ交代している。


登場キャラクター一覧

(2024年現在。太字は今作初登場のキャラクターであり、プレイアブルキャラと一部NPCはサポートキャラとしても実装されている)


プレイアブルキャラクター

(並び順は実装順。アサギ、さくら、ゆきかぜの3人はゲーム開始時の初期選択キャラ)


※鬼崎きららとイングリッドは、統合前ミッションで対抗戦が実施され、イベント終了後に同時実装された。


主人公・ナビゲーター・協力者・NPC

(登場順)

味方


※物語内ではメッセージウィンドウで一貫して「」表記だが、ナレーションや他の人物達からは「ふうま小太郎」と呼称される。


不明


敵から味方へ


敵役


※影之助の名は恐らく偽名。


サポートキャラクター

(番号順)


『決戦アリーナ』・『RPGX』からの出演キャラ


※御堂遥役の田中ちえ美氏は、同作のテーマ曲「Stay alive」の歌唱も担当。


本作『アクション』オリジナル

以降は今作『アクション対魔忍』が初出のサポートキャラクター。


森静香
周防みこと
双葉ゆい
椎名桜子
水野絢
霧生香子
那津バサラ
吟柳ミツエ
新条友奈CV:藤田茜
春咲アリカCV:原田ひとみ
ふうまひびきCV:富田美憂
柊木冬美CV:三上由理恵
花咲夜空CV:市ノ瀬加那
神木鈴音CV:伊藤静
伊勢和香CV:岩橋由佳
藤林夕乃CV:高井うらら
鉄華院小春CV:南早紀
渡瀬紬CV:小坂井祐莉絵
三咲朱音CV:田中美海
倉持恵都CV:河野茉莉
久遠寺・R・スピカCV:川崎芽衣子
東雲七海CV:高木美佑
笠原龍美CV:佐々木未来
水鏡波瑠CV:小松郁
ニノ・ウィーバーCV:西尾夕香
フルフルCV:東城日沙子
凪琴音CV:稗田寧々
猪倉涼花CV:青山吉能
芽花村うらるCV:本泉莉奈
菊池葵CV:中井美琴
桜木駿河CV:諏訪ななか
シラユキCV:山本亜衣
早見うづきCV:岩橋由佳
グラニ・プロヴァンスCV:木野日菜
大宮瑞CV:青山玲菜
澤鷲一華CV:長妻樹里
リディア・バレッタCV:紡木吏佐
柳結菜CV:若井友希
大和寿々音CV:竹内恵美子
シャリアCV:小見川千明
尾峰ナナCV:山口立花子
氷室玲奈CV:山下七海
森嶋逢CV:戸田めぐみ
洲波佳奈CV:丸岡和佳奈
黒嵜莉愛CV:奥野香耶
ステラCV:林鼓子
室町湊CV:青山吉能
リトヴァCV:近藤唯
霞ヶ丘六華CV:高柳知葉
ラウラ・レフリアCV:朝日奈丸佳
久笠ひかげCV:森嶋優花
成多あきなCV:熊谷海麗
ふうま侑南CV:京花優希
ヘルガCV:石田嘉代
逢咲羽蒼CV:松本沙羅
アラベラ・グリュックスハイムCV:阿保まりあ
リナリア・ルッカネンCV:後藤彩佐
七瀬歩CV:佐藤みゆ希
仙玄みさきCV:田中那実
越膳沙夜CV:倉持若菜
メルト・アーデル・アルゲントゥムCV:山田麻莉奈
中条七々緒CV:富田美憂
宗像梢CV:赤崎千夏
千影CV:前田玲奈
橘芹香CV:本泉莉奈
クラリッサ・ヴァンガードCV:野口瑠璃子
野洲山八千代CV:高森奈津美
グウェンドリン・デムダイクCV:田辺留依
瀬田川ミズハCV:高田憂希
マルグリット・ラマルクCV:湯浅かえで
蘆萱ヤスナCV:秦佐和子
佐栄乃ミフユ&サルメヒメCV:田嶌紗蘭

関連動画

プロモーション用ダンスムービー


珍事

対魔忍シリーズは以前からハードな描写やその独特の雰囲気に定評があり、アダルトゲーム界隈では知名度の高いシリーズであった。それだけに一般向け作品を展開するということが報じられた際のファンの衝撃は凄まじく、twitterでも「アクション対魔忍」のタグがトレンドの上位に浮上、会場に足を運べなかったファンの間にもこの情報が瞬く間に拡散していった。


やがて、対魔忍について語りあっていくにつれ、ファンの間ではシリーズの初期作に於いて見られた「感度3000倍」が話題に上がるようになり、様々なキャラや事象の前に“感度3000倍”をつけて楽しむ大喜利まで行われるようになった。

対魔忍やる夫語呂だけです

そして遂には「感度3000倍」がトレンドのトップに躍り出るというとんでもない事態にまでなってしまった(一応断っておくと、このフレーズがトレンドに上がり始めたのは正午である。真昼間からなんて話をしてるんだ)。

それだけにとどまらず、夕方の3時過ぎにはとうとう「感度3000倍」が世界トレンドの1位になってしまった。

もうやだこの世界


この年のTGSでは、『新サクラ大戦』の新キャラクター発表や、『MHW:IB』の試遊版等、目玉要素が目白押しだったのだが、上記の経緯もあり、初日の段階でこの「アクション対魔忍」がこれらの話題作を完全に喰うほどのインパクトを残してしまった


その後、クリスマスイブにゲームが配信されると、またしても「感度3000倍」がトレンド入りするという事態に発展。多くのネットユーザーを困惑させたことだろう…。


さらに、ゲームシステムが崩壊3rdライクなことから、その余波で“崩壊3rd”までもトレンド入り。汚い崩壊3rd上品なアクション対魔忍とまで言われてしまった。

しかも公式もバッチリ補足済み


余談

対魔忍役のキャストは、小清水を筆頭に、どういうわけか日曜朝に絶賛放送中の某アニメヒロイン役を演じた声優が多い。

意図してのキャスティングなのか、単なる偶然なのか…。


発表から配信までわずか3ヶ月程しかなく、この間にゲームを仕上げなければならなかった(しかも開発会社のGremoryは社員が僅か5名程度しかいない小企業である)のか、全体的にバグや不具合がかなり多い状態でサービスを開始することになってしまっている。

ただし、不具合の報告・および補償に関しては極めて迅速な対応を行っているため、そこまで大きな批判に晒されているわけではない。

ゲームシステムもアップデートを重ねるごとに少しずつ改良されていっており、初期に比べると大分遊びやすくなっている。


ゲーム中に使用されているBGMが別のアーティストの作曲したBGMと酷似しているという指摘がユーザーからなされたことがある。開発側も即座に調査を行い、程なくして該当するBGMをゲーム中から削除したことを発表している


ちなみに、プレイヤーの中には、本作がきっかけで対魔忍シリーズに興味を示し、原作の方もプレイしてみたという者がいたようだが、本作とはあまりにかけ離れたハードな展開に愕然としてしまい、ショックを受けたという者も少なくなかったようだ。

ちなみに、姉妹作である『対魔忍RPG』でも似た事例が発生していた。


上でも書かれているように対魔忍シリーズは元々硬派なエロゲであり、特に原作では思わず目を覆いたくなるような陰惨なプレイ内容も数多く含まれている。

人によっては、冗談抜きでトラウマものになる可能性もあるので、決して生半可な覚悟で原作をプレイしてはいけない


関連タグ

Lilith アクションRPG

対魔忍 対魔忍シリーズ 決戦アリーナ 対魔忍RPG 対魔忍コレクション

Taimanin ActionTaimanin


  • 対魔忍GOGO! - 本作に続き、シリーズ通算2作目となる全年齢向け作品。こちらも株式会社Gremoryが制作を手掛けている。

  • 崩壊3rd/崩壊学園:本作のゲームシステムが崩壊3rdライクな事に対して上品なアクション対魔忍とも呼ばれる。

外部リンク

日本版リンク

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