概要
リバーヒルソフトを退社した日野晃博達によって1998年10月に福岡県福岡市で設立。
レイトンシリーズ・イナズマイレブンシリーズ・妖怪ウォッチシリーズなどが有名。
社名の由来は「五つ星=最上級のクオリティ」から。
元はデベロッパー(ゲームの開発を専門に行う会社)として、主にソニー・コンピュータエンターテイメントの下請けとしてダーククラウド・ダーククロニクルなどを開発していた。その開発力にドラゴンクエストシリーズ生みの親である堀井雄二が目をつけ、『ドラゴンクエストⅧ』の開発を行ったことで一躍有名になる。
レイトン教授シリーズからは自社ブランドでの販売を開始。レベルファイブブランドの作品はそのほとんどが社長である日野晃博によってシナリオが手掛けられている。
シナリオの評価は細かい部分で粗があるものの、世界観と全体の雰囲気は良く、『イナズマイレブン』などでは熱い展開が評価を得られている。
その『イナズマイレブン』辺りからゲームと同時にアニメや漫画等でもメディア展開を行って行く「クロスメディアプロジェクト」という手法を採ることが多い。これがイナズマイレブンシリーズや妖怪ウォッチシリーズがヒットし、遂には映画化にまで漕ぎ着けた理由の1つとされている。
2015年10月に「LEVEL-5 abby Inc.」を米国へ設立し、海外展開を開始。
設立以前は海外に拠点を有してないため、海外でも発売されているレイトンシリーズや妖怪ウォッチシリーズは米国に支社を有する任天堂(Nintendo America .inc)が代理店となり、任天堂ブランドとしてリリースされていた。
意外なことに2023年現在も非上場企業であり、株主の間では話題に上りにくい。
以前はレイトンシリーズ、前述のイナズマイレブンシリーズなどでヒットを飛ばし、少し前の頃は妖怪ウォッチシリーズが爆発的ヒットとなるなど、当時は急速に注目が集まっていたゲーム会社の1つであった。
しかし、そのヒットシリーズの良さを維持する意欲が乏しく、続編作品では主人公や設定・シナリオ、システムの極端な変更や追加を高頻度で多用するため、それが災いしてファン離れが多かったり、散々な評価になることもしばしば(システムに関しては機種が変わることで仕方なく変わってしまったパターンもある)。
公式もこのことは自覚しているのか、社長をモデルとしたキャラには「昨日の傑作もあっさり壊し、次々と新しいものへ作り直す」という説明が成されている。
0から1を生み出すのは天才的だが、反面1から先を育てるのが苦手なこれらは「会社名通りレベル5止まり」等と揶揄されることも多い。
主な作品
レイトンシリーズ
ジャンル:ナゾトキ・ファンタジーアドベンチャー
キャラクターデザイン:長野拓造
レベルファイブが開発・制作のみならず販売も手掛けることとなった初の作品。
当初は三部作予定であったが、謎解きアドベンチャーが人気を博しセカンドシーズン(過去編)が発売。
「超文明Aの遺産」でエルシャール・レイトンシリーズが完結し、新たにエルシャールの娘・カトリーエイルの物語が開始される。
2009年に公開されたアニメ映画「永遠の歌姫」も好評を博した。2018年4月からカトリーエイル編テレビアニメ放送が開始された。
『逆転裁判』とのコラボレーションソフトも発売。
- レイトン教授と不思議な町(2007年2月15日/ニンテンドーDS)
- レイトン教授と悪魔の箱(2007年11月29日/ニンテンドーDS)
- レイトン教授と最後の時間旅行(2008年11月27日/ニンテンドーDS)
- レイトン教授と魔神の笛(2009年11月26日/ニンテンドーDS)
- レイトン教授と奇跡の仮面(2011年2月26日/ニンテンドー3DS)
- レイトン教授と超文明Aの遺産(2013年2月28日/ニンテンドー3DS)
- レイトン教授と死鏡の館(2008年10月28日/モバイル)
- レイトン教授VS逆転裁判(2012年11月29日/ニンテンドー3DS)
- レイトンブラザーズ・ミステリールーム(2013年5月23日/モバイル)
- レイトンミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀(2017年7月20日/ニンテンドー3DS・スマホ)
- レイトン教授と不思議な町 EXHD for スマートフォン(2018年6月8日/スマホ)
- レイトンミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀 DX(2018年8月9日/Nintendo Switch)
- レイトン教授と悪魔の箱 EXHD for スマートフォン(2018年12月5日/スマホ)
- レイトン教授と最後の時間旅行 EXHD for スマートフォン(2020年7月13日/スマホ)
- レイトンミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀 DX+(2021年7月8日/Nintendo Switch)
- レイトン教授と蒸気の新世界(2025年予定/Nintendo Switch)
→『レイトンシリーズ』
→『ミステリールーム』
→『ミステリージャーニー』
→『レイトン教授VS逆転裁判』
イナズマイレブンシリーズ
ジャンル:超次元サッカーRPG
キャラクターデザイン:長野拓造
ファンタジー並の派手な必殺技演出と個性的なキャラ達が人気を博した超次元サッカーシリーズ(あくまで超次元サッカーであり普通のサッカーではない)。
キャラデザはレイトン教授シリーズと同じく長野拓造氏が務めているが、雰囲気はかなり異なる。
元は男児を対象とした作品であったが、アニメ化に伴い女性人気も高くなったためPixiv内でもタグの件数は上位に位置する。
円堂世代のシリーズを終え、10年後が舞台の天馬世代が開始(ただし、円堂を含め旧シリーズキャラは天馬世代でもストーリーへ関わって来る)。
天馬世代のシリーズ終了後は再度円堂世代へ戻り、1作目以降のパラレルワールドとして新たな物語を展開したが、ゲーム自体は後述通りの結果となり、パラレル編ストーリーから円堂世代から25年後が舞台且つ集大成的な作品の方針に変更した。
ちなみにゲーム1対戦相手にはレイトン教授シリーズキャラで編成されたチームが登場していた。
シリーズのOPはGOギャラクシーまでT-Pistonz+KMCが担当しており、アレスの天秤/オリオンの刻印はpugcat'sが担当。ヴィクトリーロードはT-Pistonzが再度担当することとなる。
- イナズマイレブン(2008年8月22日/DS)
- イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード(2009年10月1日/ニンテンドーDS)
- イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー(2010年7月1日/ニンテンドーDS)
- イナズマイレブン3 世界への挑戦!! ジ・オーガ(2010年12月16日/ニンテンドーDS)
- イナズマイレブンGO シャイン/ダーク(2011年12月15日/ニンテンドー3DS)
- イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン ネップウ/ライメイ(2012年12月13日/ニンテンドー3DS)
- イナズマイレブンGO ギャラクシー ビッグバン/スーパーノヴァ(2013年12月5日/ニンテンドー3DS)
- イナズマイレブン 英雄達のヴィクトリーロード(2025年6月予定/Nintendo Switch・PlayStation5・PlayStation4・PC(Steam)・スマホ)
- イナズマイレブン ストライカーズ(2011年7月16日/Wii)
- イナズマイレブン ストライカーズ 2012Xtreme(2011年12月22日/Wii)
- イナズマイレブンGO ストライカーズ 2013(2012年12月20日/Wii)
- イナズマイレブン SD(2020年1月3日 - 11月30日/スマホ)
- イナズマイレブンRE(2026年予定/Nintendo Switch・PlayStation5・PlayStation4・PC(Steam))
- イナズマイレブン フューチャー(没作/モバイル)
→『イナズマイレブン』
→『イナズマイレブンGO』
→『イナズマイレブンアレスの天秤』/『イナズマイレブンオリオンの刻印』
→『イナズマイレブンSD』
ダンボール戦機
ジャンル:プラモクラフトRPG
キャラクターデザイン:無印、W/園部淳 ウォーズ/椎野央子
強化ダンボールのフィールドで戦う小型ロボ玩具「LBX」を題材とした作品。
ゲーム・アニメ・漫画・プラモデル・カードゲームとのメディアミックス展開を行っており、ゲームに先行する形でアニメが放映され、プラモ同梱でゲームが発売した。
公式ゲームPVには凄まじいネタバレがあるのでアニメ派の人は要注意(その中にはかなり強烈なミスリードも存在する)。
イナズマイレブンに登場するキャラの若かりし頃の姿が登場するがイナダン映画によるとパラレルの模様。
無印編完結後はこれまでの主人公・山野バンに加え、新たに大空ヒロを加えたW主人公制となった。
W完結後の続編ウォーズではこれまでと変わって、予め名前が付いた特定人物をプレイキャラとするのではなく、20種の容姿(男女10ずつ)、16種のボイス(男女8ずつ)を選んで主人公とする「アバターシステム」を採用している(テレビアニメ版は瀬名アラタが主人公を務めておりテレビCMの際に自分がゲーム版の主人公でないことに驚く台詞がある)。
2017年にはDMM.comとのコラボでLBXを擬人化した新作を発表し、2021年1 - 3月末までアニメ放送も行われていた。
シリーズのOPは毎回リトルブルーボックスが、作曲は近藤嶺氏が担当している。
- ダンボール戦機(2011年6月16日/PlayStation Portable)
- ダンボール戦機 ブースト(2011年11月23日/PlayStation Portable)
- ダンボール戦機 爆ブースト(2012年7月5日/ニンテンドー3DS)
- ダンボール戦機W(2012年10月18日/PlayStation Portable・PlayStation Vita)
- ダンボール戦機W 超カスタム(2013年7月18日/ニンテンドー3DS)
- ダンボール戦機ウォーズ(2013年10月31日/ニンテンドー3DS)
- 装甲娘(2018年1月30日 - 6月19日(長期メンテナンス)/PC)
- 装甲娘 ミゼレムクライシス(2020年5月21日 - 2021年7月6日/PC・スマホ)
→『ダンボール戦機』
→『ダンボール戦機W』
→『ダンボール戦機ウォーズ』
→『装甲娘』
→『装甲娘戦機』
妖怪ウォッチ
ジャンル:RPG
キャラデザ:長野拓造・田中美穂
2013年発売の妖怪ファンタジーアドベンチャー。
2014年よりテレビアニメが放送、基本的に1話完結のギャグアニメ。身近にいるが普通は見えない「妖怪」を腕時計型の道具「妖怪ウォッチ」で探してともだちになっていく、という仕組み。
現在、小学生などの間で爆発的な流行を見せているタイトル。前述の『イナズマイレブン』シリーズや『ダンボール戦機』シリーズ同様のクロスメディア展開をとり大成功。その人気は凄まじく、Mステで小学生相手に好きな曲のアンケートを行ったところ、ゴールデンボンバーの「女々しくて」やAKB48の楽曲などを抜いてアニメOPである「ゲラゲラポーのうた」が1位になる程。
一部ネタは親世代にしか分からないものも多く、親子2世代で楽しめる作品であることを重視している。2015年 - 2018年3月までは天野景太(ケータ)と未空イナホのW主人公になった。
またゲームの内容をアニメに合わせて変更することが非常に多く新作がでるたびに何かしらの設定変更が起きている。
2018年4月 - 2019年3月まで劇場版第4作「シャドウサイド 鬼王の復活」をベースとし、ストーリーと登場人物を一新、映画続編となるシャドウサイド編を放送(放送終了後4発売)。
2019年4 - 12月まで2度目のケータ編を放送。
12月末 - 2021年4月まで劇場版第6作「妖怪学園Y 猫はHEROとなれるか」をベースに一新、映画続編となる妖怪ウォッチJam 妖怪学園Yを放送(放送中ワイワイ学園発売、アニメに合わせて大型アプデが何度か行われた)。
2021年4月9日から3度目のケータ編を再開するが、2023年3月31日に1度休止。
定期的なコンテンツの休息を行わせるレベルファイブには珍しい長期型である。
- 妖怪ウォッチ/妖怪ウォッチ1スマホ(2013年7月11日/ニンテンドー3DS、2021年7月10日/スマートフォン)
- 妖怪ウォッチ2元祖/本家(2014年7月10日/ニンテンドー3DS)
- 妖怪ウォッチ2真打(2014年12月13日/ニンテンドー3DS)
- 妖怪ウォッチバスターズ赤猫団/白犬隊(2015年7月11日/ニンテンドー3DS)
- 妖怪ウォッチバスターズ月兎組(2015年12月12日/ニンテンドー3DS)
- 妖怪三国志(2016年4月2日/ニンテンドー3DS)
- 妖怪ウォッチ3スシ/テンプラ(2016年7月16日/ニンテンドー3DS)
- 妖怪ウォッチ3スキヤキ(2016年12月14日/ニンテンドー3DS)
- 妖怪ウォッチバスターズ2秘宝伝説バンバラヤー ソード/マグナム(2017年12月16日/ニンテンドー3DS)
- 妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている(2019年6月20日/Nintendo Switch)
- 妖怪ウォッチ1 for Nintendo Switch(2019年10月10日/Nintendo Switch)
- 妖怪ウォッチ4++(ぷらぷら)(2019年12月5日/Nintendo Switch・PlayStation 4)
- 妖怪ウォッチJam 妖怪学園Y ワイワイ学園生活(2020年8月13日(DL版)/Nintendo Switch、2020年10月29日(DL版)/PlayStation 4)(パッケージ版2020年12月17日/Nintendo Switch及びPlayStation 4同時)
- 妖怪ウォッチ ぷにぷに(2015年10月21日/スマホ)
- 妖怪三国志 国盗りウォーズ(2018年1月11日/スマホ)
- 妖怪ウォッチ ワールド(2018年6月27日/スマホ)→位置情報サービス終了に伴いサービス終了
- 妖怪ウォッチ メダルウォーズ(2019年7月30日~2020年12月3日/スマホ)→サービス終了済
→『妖怪ウォッチ』
→『妖怪ウォッチ2』
→『妖怪ウォッチバスターズ』
→『妖怪ウォッチぷにぷに』
→『妖怪三国志』
→『妖怪ウォッチ3』
→『妖怪ウォッチ4』
→『妖怪ウォッチ!』
→『妖怪ウォッチ♪』
スナックワールド
ジャンル:RPG
キャラデザ:長野拓造
2017年発売のクロスメディアプロジェクト第4弾。
ファンタジーの世界にスマートフォンやコンビニなどの現代カジュアルを融合したハイパーカジュアルファンタジーをコンセプトに展開。
「ジャラ」と呼ばれる武器や「スナック」と呼ばれるモンスターやキャラプレートが玩具として発売、ゲームと連動するシステムとなっている。
2017年4月 - 2018年4月までテレビアニメが放送されていた。
- スナックワールド トレジャラーズ(2017年8月10日/ニンテンドー 3DS)
- スナックワールド トレジャラーズ ゴールド(2018年4月12日/Nintendo Switch)
- スナックワールド VERSUS(2018年11月/スマホ ※韓国版での配信)
→『スナックワールド』
メガトン級ムサシ
ジャンル:オンライン協力プレイ型ロボットアクションRPG
キャラデザ:長野拓造
2021年発売のクロスメディアプロジェクト第5弾。
『ダンボール戦機』シリーズ以来となる、ロボットを題材とした作品。当初は2017年夏より開始予定であったが、紆余曲折を経て2021年秋に決まった(2016年に公開されたパイロットPV設定からある程度変わっている)。
異星人勢力「ドラクター」へ制圧された地球を舞台に選ばれし高校生達が大型ロボット「ローグ」を駆り、ドラクターと戦うストーリーとなっている。
週刊少年ジャンプとのメディア連携、バンダイとの玩具展開を行っている。
2021年10月よりテレビアニメを放送しているが、全国ネットではなく一部放送局とネット配信のみとなっている。
ストーリーラインはゲームが先行してアニメが再度抜くシーソー方式を採用し、アニメ2期も制作され放送された。
また他ロボット作品であるマジンガーZ・ゲッターロボ・グレンダイザー・コン・バトラーV・ボルテスVとのコラボも行っている。
- メガトン級ムサシ(2021年11月11日/Nintendo Switch・PlayStation 4)
- メガトン級ムサシX(2022年12月16日/Nintendo Switch・PlayStation 4)
- メガトン級ムサシW(2024年4月25日/Nintendo Switch・PlayStation5・PlayStation 4・PC(Steam))
→『メガトン級ムサシ』
ローグギャラクシー
ジャンル:RPG
キャラデザ:長尾圭二・森永二郎
2005年に発売されたRPG。しかし…
日野氏のシナリオと長過ぎるダンジョン、さらには過剰な程の宣伝とビッグマウスにより2005年度のクソゲーオブザイヤーで大賞を受賞したある意味レベルファイブ代表作。
このゲーム失敗で、一時期レベルファイブ経営が傾いた。
二ノ国
ジャンル:RPG
2010年に発売されたファンタジーRPG。キャラデザ・アニメーションはスタジオジブリスタッフが制作協力に当たっている。
2019年8月23日にワーナー・ブラザースとの共同制作によるオリジナルアニメ映画が公開された。
- 二ノ国 漆黒の魔導士(2010年12月9日/ニンテンドーDS)
- 二ノ国 ホットロイトストーリーズ(2010年12月9日/モバイル)
- 二ノ国 白き聖灰の女王(2011年11月17日/PlayStation3)
- 二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム(2018年3月23日/PlayStation 4・PC)
- 二ノ国 白き聖灰の女王 for Nintendo Switch/REMASTERED(2019年9月20日/Nintendo Switch・PlayStation 4、2022年9月15日/PC・XBOX)
- 二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム for Nintendo Switch/REMASTERED(2021年9月16日/Nintendo Switch、2023年3月21日/PC・XBOX)
- 二ノ国:Cross Worlds(2021年6月10日/スマホ)
→『二ノ国』
→『二ノ国(映画)』
GUILD01
2012年に発売された4人のクリエイターによるオムニパス形式のゲーム。後にゲーム単体で発売された。どっかのバンドのMVで見たことあるようなパッケージの顔がとにかく怖い事でも有名。
遊べるゲームは以下の4つ。
解放少女
百年後の日本を舞台にした3Dシューティング。クリエイターは須田剛一氏。
CVに花澤香菜氏と成田剣氏が出演している。PlayStation 3で続編のアドベンチャーゲームが発売(発売元は5pb.に変更)。
レンタル武器屋deオマッセ
RPG世界の武器屋を舞台としたRPG?クリエイターはアメリカザリガニの平井善之氏。シナリオライターは小峰徳司氏が担当。
AEROPORTER(エアーポーター)
空港を舞台にしたシミュレーションゲーム。クリエイターは斎藤由多加氏。
余談だが、レベルファイブの人気投票で飛行機が1位、ロゴキャラ・ポーターさんが9位になるという珍事が発生した。後に発表された壁紙は違和感なくハマっていたりする。
CRIMSONSHROUD(クリムゾンシュラウド)
テーブルトーク風のRPG。クリエイターは松野泰己氏。
その他の作品
制作に関わった社外作品
ガンダムシリーズ
タイムボカンシリーズ
ドラゴンクエストシリーズ
漫画
2020年10月から自社製クリエイティブサイト「創造工房マンガ5」を公開。お馴染みの作品スピンオフやオリジナル漫画が並んでいる(待てば基本無料)。
昨今の状況
同社自体が社長個人の創作心の結晶という側面が強いため、上記の通り彼1人が飽きたり萎えたりすれば、作風破壊やシリーズ停滞もまかり通るという、他社にはない固有の難点を抱えている。
特に平成終盤となる2018年頃からフットワークが鈍化し始め、イナズマイレブン新シリーズ展開において発売延期と開発リセット繰返しによりメディア展開を切られる状態にまで陥り、クロスメディアプロジェクトを事実上破綻させてしまった。
加えてほぼ同時期作品らも評判が奮わず、海外事業やスタジアム運営など幾つかの営業も停止・終了される等、暗い話題が続いている。
イナズマイレブン新作製作難航については開発ブログで、批判が多くモチベーションが低下した事が主な理由であると綴られており、現在もアカウントには「新情報待ってます」という期待催促が無関係ツイートにも付くのが茶飯事状態。
一方、令和以降はクロスメディアプロジェクトとして『メガトン級ムサシ』を現在もリリースしており、2023年2月のNintendo Directでは完全新作1つと既存シリーズの最新作2つという計3つの情報を発表。
このように少しづつ意欲的な態度が戻り始め、全盛期とは比べられないものの、状況は少しずつ変わり始めている。
日野氏は2024年のインタビューで「クリエイターが調子に乗って凝り出すとゲームは売れない。徹底した"ユーザー視点"を持て」という以前の指標が見事なブーメラン発言となってしまったことを自嘲しており、結果急増した失敗や不評でここ数年は精神的にかなり荒れていた模様。
関連タグ
アメリカザリガニ - イベント進行やいくつかの作品に声優参加などをしている。
松野泰己 - 一時期、レベルファイブへ所属していた。
飯野賢治:一時期先鋭的なゲームクリエイターとして高く評価されていたが、その後の迷走が原因で過去の人になってしまった人物。全盛期の日野の発言がそれを彷彿させ、結局似たような結末に陥ってしまった。
ブシロード:作品を生み出すのも早いが潰すのも早いという問題点を指摘されがちな似たようなゲーム企業。社長が目立ちたがりだったりAGE同様自社IPではないサンライズのコンテンツに大きな爪痕を残してしまったという点でも共通している。