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"One, Two, Three."


「ライダー……キック」


"Rider Kick"


概要編集

仮面ライダーカブト』に登場するライダーがライダーフォーム時に使用する必殺技。

本項では特にカブト(ライダーフォーム)を中心に記述する。


カブトカブトゼクターの足部にあるボタン「フルスロットル」を1、2、3の順番で押してからカバーおよびゼクターホーンを操作。

カブトゼクターからタキオン粒子がカブトホーンへ移動後、右足に収束されて凄まじいキックが放たれる。これを受けたものは原子レベルで崩壊させられる。

破壊力は19tで、これはカブト・ガタック・ダークカブト共通の数値。

発動時には「ライダー…キック!」と囁くように発声する(劇場版のように荒々しく発声した例もある)。


既存の仮面ライダーとは違い、背後から突っ込んできた相手へ振り向きざまに上段前回し蹴りを放ち、更に回転して元の向きに戻る(スーツアクター高岩成二氏によると飛び蹴りより難しいとのこと)。

超バトルDVDではガタックがこの型を真似しようとして失敗していた。


「ライダーキック」という原点回帰の技名とは裏腹に従来のライダーとは一線を画すシンプルかつダイナミックなこのキック技の演出は、多くの視聴者に絶大なインパクトを与えた。

第4話では雨天、第12話でも花吹雪が舞う中でライダーキックを行っており、特に第4話はクロックアップの表現と飛んできたベルクリケタスワームを迎え撃つという構図から人気が高く、第13話ではセクティオワーム撃破後に降ってきた瓶をキャッチ、余韻までカッコ良く締めている。

「美味しい料理とは粋(すい)なもの、さりげなく気が利いていなければならない」とは天道総司の言(正しくは祖母の言葉の引用)だが、ライダーキックにも同じことが言えるのである。


第2話で初使用されて以降、高い撃破率を記録しているが、第21話や第25話のように配下のワームが盾になった事でを仕留め損なったケースや、第14話のように発動シークエンス中にワームが仕留められて未遂に終わったケースがある(第49話ではゼクトルーパーに蜂の巣にされる形で未遂に終わったが…?)。


第36話では「赤い靴」の作動によって暴走したカブトがライダーキックを放ち、危うく立川大吾を殺しかけるが、ガタックが寸前に受け止めた事で未遂に終わった。

第40話ではダークカブトとのライダーキックの撃ち合いに敗れ、異次元空間へ追放されている。

この2ケースはいずれも天道が本調子ではない時のものである。



バリエーション編集

上段回し蹴りの派生編集

第11話や第30話などのように正面を向いた状態での回し蹴りや第13話や第31話のように敵に接近して回し蹴りというパターンが該当する。

第18話ではドレイクとの戦いでドレイクのライダーシューティングを蹴り返したが、反動を利用して撤退。ザビーとの戦いでもライダーシューティングを蹴り返し、ザビーはクロックアップを利用し、ドレイクを盾にして防ごうと目論むも、ドレイクがクロックアップを発動した事で食らう羽目になった。

第27話ではアバランチスラッシュ中に発動シークエンスを進め、ガタックのライダーキックと挟み撃ちにする形でアキャリナワームを撃破した(第32話などダブルライダーキックで締めた回は他にも存在する)。


飛び蹴り編集

キックフォームはシンプルなライダーキック型。


第10話ではカブトエクステンダーにもエネルギーを送り込んで、エクスアンカー(厚さ10mの鉄板を貫く角状の武器)から射出され、コレオプテラワーム クロセウスを撃破した(この回でのみ、ガタックと似たキックフォームで放っている)。

第33話ではガタックのライダーキックに対抗して発動。反動で吹っ飛ばされるも、ガタックを変身解除に追い込んだ。

第37話ではワームの群れを貫通する形で撃破。

第44話ではガタック、キックホッパーとのトリプルライダーキックとして使用し、カッシスワーム・グラディウスに許容量以上のエネルギーをぶち込んでダメージを与えた。

この回のキックフォームはシンプルなライダーキックとなっている。


客演では編集

仮面ライダーディケイド編集

第17話にてディケイドが「ファイナルアタックライド カブト」で発動した「ディケイドメテオ」がこれに該当。

ソウジが変身したカブトのライダーキックと隕石のように落下したディケイドのキックでフィロキセラワームを挟み撃ちにして撃破した。


第18話ではディケイドカブトが「アタックライド クロックアップ」と「ファイナルアタックライド カブト」を併用して発動。

飛びかかってきたカッパは突然着地地点までに詰めてきたディケイドカブトに対応できず、そのままライダーキックの餌食となった。


MOVIE大戦では再びソウジが変身したカブトが使用。こちらは原作第44話と同じ飛び蹴りでスコーピオンオルフェノクを撃破した。


仮面ライダーウィザード編集

第52話では回し蹴りタイプでキャマラスワームキュレックスワームを撃破。

最終話にて第44話と同じ飛び蹴りを行い、ライノセラスビートルオルフェノクジャガーロード(パンテラス・ルテウス)を撃破した。


仮面ライダー大戦編集

冒頭の仮面ライダーストロンガーとの対決で使用。

エネルギーチャージ完了後にクロックアップを発動し、電キックが衝突する寸前で撃破した。

直後の隙を突かれ、スカイライダーの砲撃(どこから出したんだその技)に怯み、スカイフライングソーサーで仕留められてしまった。


仮面ライダージオウ編集

EP38にて仮面ライダーガタックの変身者である加賀美新が仮面ライダーカブトに変身し、アナザーカブト相手にライダーキックを食らわせた。

こちらは、相手の攻撃をかわしつつ背中にキックを浴びせるというもの。天道とは異なる道を歩む加賀美だからこそ編み出せた型なのだろう。

また、アナザーカブトもライダーキックを模したキック技を持つ。


仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER編集

ファイズクリムゾンスマッシュと共に飛び蹴りバージョンをアナザーアルティメットクウガに浴びせた。


仮面ライダーガッチャード編集

第33話でゴージャスカブトが使用。クロックアップによる攻撃の直後、ノーモーションで回し蹴りタイプを繰り出してカッシーンを撃破した。


ガンバレジェンズ編集

第2弾PVでゼロワンライジングインパクトに対抗して使用した。


バトルスピリッツ編集

コラボブースター『仮面ライダー 新世界への進化』のマジックとして登場(CB09-076)。

BP8000以下のスピリットを破壊し、ソウルコアを「ライダーフォーム」/「ハイパーフォーム」に移動させた後にアタックしているスピリットをダブルシンボルにすることができる。


本編(+劇場版)で撃破した敵編集

以下は全てライダーキック(ライダーフォーム)のもの

第2話アラクネアワーム ニグリティア
第3話ランピリスワーム
第4話ベルクリケタスワーム
第5話エピラクナワーム
第6話プレクスワーム
第8話ベルバーワーム
第9話コレオプテラワーム アエネウス
第10話コレオプテラワーム クロセウス、コレオプテラワーム アージェンタム
第12話ミュスカワーム
第13話セクティオワーム
第16話フォルミカアルビュスワーム オキュルス(撃破寸前にゼクトガンが着弾)
第21話身代わりにされたワーム(サナギ体)×2
第23話ジオフィリドワーム
第24話ジオフィリドワーム(別個体)
第25話身代わりにされたワーム(サナギ体)×2
第27話アキャリナワーム
第30話キュレックスワーム
第31話(人間に擬態した)ワーム(サナギ体)
第32話シシーラワーム(実際は何者かワーム(サナギ体)を身代わりにした為に無事)、フォリアタスワーム
第36話ワーム(サナギ体)×3
第37話ワーム(サナギ体)×4
第46話仮面ライダーサソード(厳密には変身解除、スコルピオワームはハイパーフォームで撃破)
劇場版キュレックスワーム

テーマ曲編集

  • ライダーキック!!(作曲:蓜島邦明)
  • 勇気のアイテム(作曲:蓜島邦明)

カブト以外のライダーの場合編集

ガタックダークカブトも同様の手順でキックを発動させるが、キックの仕方がややカブトとは異なる。


キックホッパーはゼクターを操作した上でライダージャンプを行い、再びゼクターを操作して発動する。


コーカサスハイパーゼクターを操作して発動する。

詳しくは各ライダーの項目を参照してほしい。


関連タグ編集

仮面ライダーカブト ライダーフォーム ゼクター

ハイパーカブト:ハイパーライダーキックについてはこちらを参照。

 

ライトニングブラスト/ライトニングソニックライダーキックデンライダーキック

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