概要
フジテレビ系列局で2015年4月から(ただしテレビ大分とテレビ宮崎は2021年4月から、さらにテレビ宮崎は事実上の放送休止期間あり)放送中。また、青森テレビ(TBS系列局)でも放送されているほか、山梨放送(日本テレビ系列局)やテレビ山口(TBS系列局)でも放送されていた事がある。
パッと見真面目な顔して脱線した空気の中で芸人ゲストもといお笑い芸人以外の出演者達がボケ役の仕掛け人として、ターゲットである芸人ゲストを追い詰め、本物の台本を用意されていないと同時に内容を知らない芸人ゲストがツッコミする番組である。
一見すると、時事ネタを考察する知的な深夜のワイドショーだが、実態はレギュラー陣が準レギュラーやゲストを無遠慮にイジリ倒すという趣旨のコント番組である。
そのイジり方も、唐突かつ見当違いでシュールなものが多く、ときに一つのイジリに番組の大半を浪費したり、出演者を何かしらの装置に括りつけたまま放置したりは日常茶飯事。ひどい時には特定の出演者をガン無視して進行し、番組終盤で今更のようにイジり倒すといった雑な手法も辞さない。
ある熟女好きな芸人が渡米が決まった回でこの番組の方向性が決まった。
また、昨今のワイドショーにおいて問題視されている、いわゆるインタビューの切り取り及び捏造なども平気で行う等、テレビ局でありながら報道への風刺も容赦ない。
……と、見る人によってはネタと分かっていても理解に苦しむ(時に不快感を催す)シュールな雰囲気が、この番組最大の持ち味といえる。
ただしあくまで仕込みアリのコントであり、どれだけひどいイジりでも本物の台本を通したうえでのやり取り(つまりフィクション)なので、出演者もある程度ひどい扱いをされることは了承している。
名前通りに、「全力」でふざけているのを目くじら立てず「脱力」しながら眺めるのが、この番組を楽しむコツなのかもしれない。
ジャンクションとして格言を言っている。
因みに2016年6月10日以降から本番組にサブタイトルが付くようになった(ただし、番組表等でしか確認できない)。サブタイトルには何故か某同テレビ局の国民的アニメのように「~の巻」と付いている(この件も2023年以降から「~○○!?の巻」となっている事が多い)。
なお番組のセットの背景にはそのアニメキャラのぬいぐるみが飾られている。
スタッフ「はい、OKでーす。」
〇〇(芸人ゲストの名前)「何がOKだ…この番組(脱力タイムズ)の出演者とスタッフを絶体に許さないからな…!」
スタッフ「おつかれさまでした。」
〇〇(芸人ゲストの名前)「うるせぇ!!」
注:この番組内で紹介した情報や意見は全力解説員の見解であり、諸説ある中の一説の場合があります。 ※この番組はフィクションであり、実際の事件事故とは一切関係ありません。
出演者
MC
この番組のメインキャスター役の仕掛け人。
この番組の内容を知らないターゲットである芸人ゲストをレギュラー陣・タレントゲスト・ディレクター・スタッフと共に追い詰めていく。
本番組を報道番組だと思っているが、芸人ゲストからは「どこが報道番組なんだよ」などとツッコまれている。
相方はこの番組にはまだ出演していない。
春日由実
初代進行キャスター役の仕掛け人。
小澤陽子
2代目進行キャスター役の仕掛け人。
2022年11月11日の放送分で10月に結婚した事が報告した(なお、この回の芸人ゲストであるサバンナの高橋はこの事を全く知っていない)。
佐久間みなみ
3代目進行キャスター役の仕掛け人。
全力解説院
吉川美代子
岸博幸
出口保行
五箇公一
斉藤考
この番組の解説員役の仕掛け人…もといレギュラー。基本上記の中から3人が登場する(それ以外の人が出る回もある)。
本物の報道番組に出てくる面々だが、本番組の演出で彼らも真顔でボケていく。
コメンテーター
毎回お笑い芸人(主に男性芸人だが、場合では女性芸人が出演する事がある)と芸人以外の芸能人(主に10代後期から30代前期の若手だが、場合では30代後期以降の中堅またはベテラン、さらには芸人〈現時点では柳原可奈子のみ〉が出演する事もある)がゲストコメンテーターとして出演。芸人ゲストはツッコミを担当する芸人が出演する事が多く(ボケの方やピン、さらには芸人以外の芸能人〈現時点では武井壮・SHELLY・池田美優・鈴木奈々・菊地亜美〉が出演する事もある)、タレントゲストは普段バラエティ番組には出演する事のない俳優(女優)が出演する事が多い(アイドル・モデル・歌手なども出演する事がある)。基本芸人ゲストしかおかしい所をツッコミしないため、ある意味力量が試される。
タレントゲストの番宣は唐突なタイミングで行われ、それを聞いた芸人ゲストはツッコミしたり、あ然とする。いくら真面目や悪ふざけなどをしながら番宣をしているタレントゲストであるが、当然本物の台本による演出である。
またタレントゲストとして呼んでおいて、あとから芸人ゲスト(ベッキーなど)扱いされることもり、その場合は芸人又は後から来たタレントがタレントゲスト枠になる。
ちなみに男性陣はスーツを着ているのが決まりとなっており、女性陣は私服で出演する事が多い(ただし、一部スーツを着ている女性陣がいる場合がある)。
最近はメンバーが固定化されてきている。
代表的な芸人ゲスト
というよりも、本番組のターゲットであるお笑い芸人達。
相方がいる芸人は相方もターゲットになったり、仕掛け人になる場合がある。
中川家の弟の方。
出演する度に、必ずお家芸である中国人をはじめ、様々な人種、職業の人間に扮して、インタビュー(という名目で無茶振り)をやる羽目になる。また、彼が出演する回では芸人以外のタレントも巻き込まれたり、便乗するパターンもお約束となっている。
自身が芸人ゲストにならない回でもVTRに出演する場合もある。
次長課長のタンメンの方。
彼が出る回は子供の質問に答えるコーナーの体で、その時期に不祥事・スキャンダルを起こした芸能人に関する質問を答えさせられるのが恒例行事になっている(当人曰く「こういう質問に俺が一番答えたらあかんねんて!!」)。
あまりにもやられるせいで「子供」という単語を聞いただけでも身構えている他、小道具に使うチョークの匂いに敏感になっている。
礼二と同じく、自身が芸人ゲストにならない回でもVTRに出演する場合もある。
NONSTYLEの不祥事起こす方。近年雑な使われかたをされている。
吉本新喜劇の本業よりも東京での仕事が多い座長の方。
本人曰く自分が出演した回は最低視聴率になるらしい。
麒麟の昔ブログの女王と付き合ってた方。
今番組の芸人ゲストの中でも特にツッコミのキレが良い事に定評がある。
下記の美食遺産の『稲庭うどん』の回では、下記の滝沢の珍ナレーションに数々の名ツッコミを連発した。また、本番組の演出ではあるが、自身以外の出演者からスタジオに置いてけぼりにされ、誰もいない中で意味不明なギャグをやらされ、その提供者にマジギレした(この時スタジオの照明は落ちたが、収録終了後は再びつけている)。
相方は裏で探偵しているからか出演していない(但し同じく探偵をしている芸人もたまにくる)
演技大根及びダンス下手なピン芸人の方。
2代目妻持ちであるが、2024年現在も相変わらず先代妻の件と自身の浮気ネタは継続している(他のバラエティ番組でもそういう事になっている)。
なお、その先代妻はある女芸人の片割れという体で出演したことがある。
アンタッチャブルの色々あってしばらく表舞台から消えていた方。彼が出る回はクイズや間違い探しの比率が高くなるため、この番組をクイズ番組だと思っている。
タレントゲストがファンとの理由で、毎度の如く下記の面々をはじめとするクセの強い芸人と無理矢理組まされて漫才をやらされるのが恒例行事だが、ある回では…?
相方はハロウィン(?)回で出たことがある。
サバンナのギターを弾いている方。
相方は下記のヒコロヒーと共に出た事がある。
ロンドンブーツ1号2号のポンコツな方。
かつての不祥事やその後の出来事が完全にトラウマになっているのにイジられた挙句に、記者会見をパロディでアリタとやらされたりしていた。
相方はスーパー淳助したり100%した。
コロコロチキチキペッパーズのクズの方。
他のバラエティ番組と同様、数々の問題発言を連発し(なければならない状況に追いやられ)ている。また、番組側の悪意か、リアルで揉めたり、ケンカをふっかけるような事をした人物とワンツーマンで共演させられるなどして、しどろもどろになったり、進退窮まる状況に立たされる事がある。
とろサーモンの某賞レースの審査員を罵倒して炎上した方。言うまでもなく、陣内の浮気ネタ同様にその事件の事は本番組でも格好のいじりネタとされている。
相方はそれらしき人だったり、幼稚園児という体で出ている。
ネプチューンの「見た目は大人、頭脳は子供」並びにライダーを演じた方。…だが、本番組ではその内容上、他の番組のように場をかき乱すトラブルメーカーとしてのキャラクターを発揮させてもらえず、逆に慣れないツッコミや場の諌め役に徹せざるをえない為に、終始四苦八苦している。
FUJIWARAの顔がデカい方。
離婚した元妻と元妻のある不祥事の件をイジられ、自身は当然不満としている(他のバラエティ番組でもそういう事になっている)。
なお、元妻は下記のフワちゃんが芸人ゲスト(3度目)、最初の平成ライダーを演じた俳優がタレントゲスト(4度目)として出演した回に出演していた事があった。
オリエンタルラジオの眼鏡の方。
2024年5月に一般女性と結婚したが、同年現在も相変わらず元彼女であるアナウンサーの件は継続している(他のバラエティ番組でもそういう事になっている)。
ちなみに元彼女のアナウンサーはタレントゲストとして出演している。
南海キャンディーズのメガネの方。出演した際に結婚相手をネタイジりの洗礼を受けていたが、その回で共演した女優とその翌年にマジで結婚するというミラクルを起こした。結婚後に出演した際には当然の事ながら、その事について恩着せがましくイジられる羽目になる。一応本人としては番組に感謝してると同時に、そうしたことには根を持っている。
相方は下記のヒコロヒーと共に出た事がある。
シソンヌのメガネをかけている太い方。
2回目の出演時、この回のタレントゲストである当時19歳の若手女性モデルが長谷川のファンと言っていたが、本人から「知らないだろ」とツッコまれており、実際では彼の事が全く知らなかった模様。
YouTuber女芸人。初登場時はスーツ姿で出演したが、2回目以降では普段の私服姿で出演している。
普段は破天荒かつ無礼なキャラで押し倒している彼女も本番組ではターゲットにすぎず、ある意味恐ろしい目に遭っている。
屋敷裕政
ニューヨークの三重弁の方。
初回と2回目の出演ではキャラ付けや議論を盛り上げるためにドラッグの常習者でテレビ(特にフジテレビ)はオワコンだという過激な発言をするヤバいやつということにされ、フジテレビ出禁を言い渡された。しかも2回目の出禁はコンプライアンス委員会でフジテレビのガチで偉い人に直接言い渡されている(当然演出であり、実際はそんなことはなく、フジテレビ系の別番組ではちょくちょく出演している)。
伊藤俊介
オズワルドのメガネをかけている方。
妹は別の回でタレントゲストとして出演している。なお、現在2回のみの出演。
主にVTRの中で登場。
真面目なインタビューを装って、自身の薄毛をイジりに来る本番組の事を嫌っており、番組名を聞かされて激昂して追い返すのが定番のオチとなっている。
長らく出ていなかったがサンドウィッチマンの伊達みきおが芸人ゲストとして出演した回で久しぶりに登場した。
代表的なタレントゲスト
というよりも、芸人以外の出演者・スタッフと共に仕掛け人を務め、他のバラエティ番組と同じ様に芸人ゲストの笑いを誘う芸人以外の芸能人達。芸人ゲストのファンでありながらも、実際では芸人ゲストの名前や存在自体を全く知らない場合がある(特に10代後半と20代の若手)。
その他
カミナリたくみ
するめ
ぽんぽこ高木ひとみ○
時折、スタジオやVTRに登場するキャラクターがぶっとんだ個性派芸人たち。
スタジオに登場する際には、タレントゲストが芸人ゲストのコンビのファンという理由でネタ披露することになるも「スケジュールの都合が合わない」という名目でやってくるのは上述するコイツらだったり、「本物の○○(芸人ゲスト)は誰か、オーディションで決める」等と番組側の意味不明な企画で招かれた数人の新人芸人達に混じってやってくる。
その際には、番組側から理不尽なルールが科されたり、やってきた人物が本来の漫才・コントの段取りを無視して自身の芸(コウメの場合は「小梅日記」、ザコシショウの場合は服を脱いで暴れまわる、等)を無理矢理ねじ込んでくるなどして、最早完全に別のコント・漫才に変えてしまい、まともにネタを出来ない状況に追い込まれる。
それぞれ単独で登場するだけでも収録の場は相当カオスな状況に陥るが、時折複数人同時に登場するなどした場合には最早その場の収拾がつかない程に混沌の泥沼へと陥る事に…
VTRに登場する場合も同様に大物芸能人に扮してインタビューを受けるも、相変わらず自らのキャラクターや芸風を貫き通し、元の人物のイメージを損なう様な言動を見せる為、芸人ゲストから「◯◯(元の人物)さんに怒られるぞ!」「知らんぞ! 後で大変な事になっても!」等とツッコまれる。
なお、永野は2024年6月21日の放送回の放送回では芸人ゲストとして出演しており、それ以降の一部の放送では芸人ゲストとして出演する場合がある。
THE美食遺産、THE絶景遺産やその他VTRのナレーション担当…だがそのナレーションは(回によっては放送事故寸前レベルに)色々とツッコミどころが満載。このカオスな食レポに対して、芸人ゲストが如何に面白おかしくツッコめるかによって、面白さが格段に異なり、ある意味ではゲストの芸人のお笑い力の腕の見せどころにもなっている。
2021年からの準レギュラー。
『脱力コンプライアンス委員会』と称して、ピン又はもう一人女性芸人又は芸人ゲストの相方又はタレントゲストではない芸人以外の芸能人またその芸人ゲストに近しい人を伴いながら、その回に出演した芸人ゲストの言動に不適切なものがなかったかチェックしていたという名目で、そのゲストのツッコミなどを査定して、ボロカスに批評する。芸人ゲストのツッコミや振りへの対応などをこき下ろした後には必ず「コンプライアンス的には問題有りません」と言って締めるが、言われた芸人当人は「芸人としては問題あるんだろ!」等と赤面しながら憤慨したり、落ち込むのが定番のパターン。また、最後にツッコミに関して良かった点を褒める事も多い。
基本ヒコロヒーでお送りされるが回によっては、事務所クビになった人や本物の方だったりする時もある。
なお、2022年7月22日の放送回(本来なら7月8日に放送する予定だったが、安倍晋三銃撃事件が発生した影響により延期された)では芸人ゲストとして出演しており、それ以降の一部の放送では芸人ゲストとして出演する場合がある。
2022年からの準レギュラー。
滝沢の代理でTHE美食遺産を担当したことがある他、THE日本技術遺産のナレーション担当…なのだが、そのナレーションは原稿の漢字を読めない、あのちゃん個人の感想が入り込む、読むスピードが遅くテロップに追いつかない、しまいには「なにしてるんだろぉ…壊してるの?」とまるで趣旨を理解していないカオスなもの。上記滝沢とはまた違ったツッコミの技量が確かめられると言ってもいいかもしれない。
THEコンプライアンス
2023年から時々番組に呼ばれるようになった謎の覆面お笑いコンビ。
その正体は謎とされているが、彼らと出くわした芸人ゲスト達は皆その正体を感づいている節を見せ、何故かものすごく気まずそうにしたり、「それネタにするのはまだ早いような…」等と心配する様子を見せる。曰く彼らはそれぞれ過去に色々とやらかしてしまったらしく、テレビに出づらい状況にあるのだとか…
ちなみに彼らのマネージャーも過去にやらかした様で、覆面で顔を隠している。2023年のスペシャルで急遽組まされたお笑い経験のある番組スタッフも覆面で顔を隠していたが、同様に酷いやらかしをしていたことを漏らしている。
また、回によっては覆面を外して素顔で出演することもある。
脱力ホストクラブ
芸人ゲストが女性の場合、コンプライアンス委員会に代わって出演(男性の場合も偶に出演する)。
自称『カリスマホスト三人衆』なる芸人3人(Den(リンダカラー∞)、すがちゃん最高No.1(ぱーてぃーちゃん)、栗谷(カカロニ))が芸人ゲストの悩み事に対し、ホストらしい言葉で励ますが、その励まし方はいずれもクセが強く、特に栗谷は根本からズレた言動で芸人ゲストを苛立たせたり、場の空気を凍らせて(所謂「オチ」役)グダグダになリ、最後には「お帰りください」と何故が芸人ゲストが悪いことにされて強制退店されるのがお約束のパターン。