プロフィール
真名 | 土方歳三 |
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クラス | バーサーカー |
性別 | 男性 |
身長 | 187cm |
体重 | 75kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・悪・人 |
好きなもの | たくあん |
嫌いなもの | 薩摩、長州、腰抜けの幕臣ども |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(原案)、余湖裕輝(FGO) |
CV | 星野貴紀 |
「――ここが、新選組だ」
概要
『Fate/Grand Order』に登場するバーサーカークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
期間限定イベント『ぐだぐだ明治維新』で初登場し、新選組(織田幕府に反抗したちびノブ達)を率いて織田幕府に戦いを挑んでおり、戦いの中で嘗ての同僚である沖田総司と再会する。
実装前にイラストのみが事前公開された際は「幕末のバーサーカー」と呼ばれていたため、イラストや小説を検索する際はそちらも検索してみることをオススメする。
真名
幕末の京都を中心に活動した治安組織、新選組の副長、「土方歳三」。
隊内に絶対の規律を布き、剣豪ぞろいの隊士たちに「鬼の副長」と恐れられた。
武蔵国多摩郡石田村の百姓の出身で、後に局長となる近藤勇とは、その当時からの幼馴染。若い頃は実家秘伝の「石田散薬」を行商しつつ、各地の剣術道場で試合を重ねる。その後天然理心流道場(試衛館)に入門し、中極位目録を取得し、修行を積んだ。
文久三年(西暦1863年)三月頃、土方は近藤ら試衛館のメンバーと共に将軍警護の為に浪士組に参加する。その後、京へ残り近藤や水戸派の芹沢鴨らと共に京都守護職の会津藩主・松平容保の御預り組織・壬生浪士組(新選組の前身組織)を結成する。土方は隊内で副長職を務め、同年九月に派閥争いで芹沢一派を粛清し、晴れて組のトップとなった近藤を支えた。池田屋事件や禁門の変で数々の武功を上げ、新選組を大組織へと拡大する反面、隊の崩壊を防ぐ為に局注法度に背いた多くの隊士を粛清し、まさに新選組に命を捧げた人物でもある。
蝦夷地では新選組を島田魁ら隊士達に託し、隊を離れた後は、旧幕府軍の一指揮官として新政府軍と刃を交え、類稀な指揮能力で箱館・二股口の戦いでは不敗を達成し、後世の作家に「薩長は天下を取ったが、二股だけはとれぬ」と書かせている。最後は箱館市街での戦いで、味方を救援すべく無謀な突撃を敢行し、銃弾の雨に斃れた。
人物
一人称は「俺」。
戦いにおいては悪鬼の如き荒々しさと戦術家としての理性的な面を併せ持つという稀有なタイプのバーサーカー。即ち、戦闘における合理性以外の全てが精神から削げ落ちるタイプの狂人。
浅葱の羽織を捨て、洋装を纏い銃を手に取り、己の誠を通さんと時代と戦い続けたサムライ。
バーサーカーであるが通常の会話が可能。鬼人の如き戦いぶりとは裏腹に、戦場においては合理主義者であり、勝つためならばどんなものでも活用する柔軟さと自らの信念を曲げずに通す冷徹さを併せ持せており、己を召喚したマスターが戦う事を諦めた時は即粛清対象となると断言している。
ついでに言うと、狂化の影響が薄くてコレなので、生前からほとんど狂化状態と変わらなかったということでもある。その狂気ともとれる程に強い自我は、下手をすればかの英雄王にも届きかねないレベルであり『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では本来なら決して抗えない聖杯からの支配を(目を光らせながら)跳ね除けるという、何気にとんでもない事をやってのけている。また、とっさという時の判断も早く『ぐだぐだ邪馬台国』では状況が殆ど飲み込めていなかったにもかかわらず、目の前にいた生前の仲間が自分達カルデアの敵であると即座に理解し沖田と主人公を救った。
個人的な嗜好としてたくあんを非常に好んでおり、軽い言い回しで「樽で買ってこい」と言う一面さえもある。それさえあれば他はいらないのか、劇中でも蔵一杯に買ってきて兵糧に困る様な奇行っぷりさえも見せ、会話の最中でも齧るなどマイペースな一面も見せる(この点のみ、沖田は土方を苦手に思っている)。終いには、自身をたくあんと同一視し始めたことまである。
また、厳めしいながらに男前で、女遊びにも慣れた伊達男でもある。
実際、第三再臨の信長やカーミラに「美人」「別嬪」等と声をかけている。パッションリップの幕間の物語にも彼の幻像が登場しており、こんなところでおっぱい星人であることが暴露された。しかもその後ほかのイベントでも言及されているが、特に隠す気もない様子なのが妙に男らしい……
また、マスターに対しては厳しさを貫く一方で「お前がマスター、俺がサーヴァント」と関係は理解しており、誕生日には「歌でも詠んでやろうか?」と気さくな一面もある(たくあんを大量にプレゼントしようともする)。自身のバレンタインイベントでは疲労で倒れた主人公に自分の上着をかけて介抱してあげ、副長謹製の散薬を処方するという優しさも見せた。
彼が狂戦士たる所以、それは新選組への執着に他ならない。新選組として生き、新選組として戦い、新選組として滅んでいく。彼の生き様、信念、人生の支柱は新選組という存在そのものだった。時代に翻弄され、局長・近藤勇を喪い離散し、誓いの羽織を洋服に変えてなお、彼自身は「自分が新選組である」ことをどこまでもやめなかった……否、やめられなかった。
自分まで折れれば、散って逝った隊士たちの遺志と無念はどこへ消えるか。
時代の波濤と、新政府軍の掲げる “正義” の前に、誠も士道も揉まれて消えるだけか。
それだけはならない。自分が生き続けるかぎり、戦い続けるかぎり、“誠” の一字は消させはしない。
彼にとって、新選組はまだ終わっておらず、“己の魂”に他ならないのだ。
2019年3月20日には幕間の物語「あの人の事」が登場。
なんと夢の中でマスターの意識が新選組の一隊士に乗り移り、その隊士目線で池田屋事件から箱館戦争に至るまでの新選組と土方歳三の人生を疑似追懐するという、大河ドラマも驚きの内容になっている。この幕間によりマスターは、土方歳三にとって「新選組」というものはいかなるものであったのか、土方歳三はどの様な思いで幕末を生きたのか、そしてなにより「土方歳三」という1人の新選組隊士の凄絶なる生き様を目に焼き付ける事になるのである。
能力
近代英霊のため魔術・神秘による補正はほぼ皆無で、ステータスは低い。
その代わりバーサーカーとしてのステータス補強と、攻撃的なスキル構成や宝具の特性、当人の卓越した戦術思考から、サーヴァントとしては十分に強力な部類といえる。
モーション中では、日本刀と雷管銃を用いた遠近両用の戦法を駆使している。その他にも、拳銃で不意打ちしたり、目を赤く光らせてオーラを立ち昇らせながら突進したりもしている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C | C | C | E | D | C+ |
保有スキル
狂化(D+) | バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。己こそが新選組。ただ一人であろうとも、己さえあれば新選組は不滅、という強烈な自負心が彼を狂わせた。始まりの一人にして最後の一人となった、孤高の新選組。『局中法度』を破る事でランクアップする。 |
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戦場の鬼(B) | 個人の武勇により自陣営を奮起させる。本来の能力を超えて自身や率いる軍勢を強化する。彼の鬼人の如き戦いぶりは、味方にすら恐れられた。 |
仕切り直し(C) | 戦闘から離脱、或いは状況をリセットする能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、全ての技を初期値に戻す。同時に、バッドステータスの幾つかを強制的に解除する効果も持つ。生前、幾たび敗北しようとその都度立ち上がり、新選組として戦い続けたエピソードに由来するスキル。 |
凄烈たる道行き(B+) | 「仕切り直し(C)」が変化したスキル。詳細不明。 |
軍略(D) | 一対一の戦闘では無く、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。新選組副長として手に入れたスキルであると思われる。 |
局中法度(EX) | 一、士道ニ背キ間敷事(武士にあるまじき戦いの禁止)一、局ヲ脱スルコトヲ不許(契約の解除を禁止)一、勝手ニ金策致不可(他者からの物質的供与の禁止)一、勝手ニ訴訟取扱不可(交渉による戦闘状態の解除の禁止)一、私ノ闘争ノ不許(マスターからの指示以外の戦闘禁止)。自身に強制的な束縛をかける。禁を破るごとにダメージを負うが、代わりにステータスが向上していく。禁の全てを破ると行動不能になる。本来、新選組隊士には破る事は許されない法度を破る事で、段階的に「狂化」が進行する。武士の矜持を捨ててでも、新選組たらんとする彼の覚悟と狂気の顕れ。 |
宝具
不滅の誠(しんせんぐみ)
- ランク:C+→C++
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
「新選組!出るぞ……」
「誠の旗は、不滅だ……!斬れ、進め、斬れェ!進めェッ!俺がァ!『不滅の誠(しんせんぐみ)』だァァァァァッ!!」
己こそが、己だけが、己ある限り、誠の旗は不滅。
彼の強烈な自負と狂気がおりなす宝具。発動中は肉体の損傷による身体能力の劣化を一時的に無効化し、相手を屠るまであらゆる手段を使い戦闘を継続することが可能。
しかし効果時間終了時に貯め込んだダメージが一気に噴き出す諸刃の剣。
詳細は該当記事を参照。
誠の旗(まことのはた)
- ランク:B
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~50
- 最大捕捉:1~200人
新選組隊長格共通の宝具。
隊士達の生きた証であり、彼らが心に刻み込んだ『誠』の字を表す一振りの旗。
一度発動すると、共に時代を駆け抜けた新選組隊士達が一定範囲内の空間に召喚される。
現状マテリアルに記載が無いため本当に保有しているかは不明。沖田のマテリアルによると、土方が使用すると悪い新選組が召喚されるとのことなので、保有しているのは間違いないと思しい。
ゲーム上での性能
HP/ATKともに12,000超で、わずかにATKに偏る攻撃型。
《Quick:2/Arts:1/Buster:2》のランサー型のカード配分で、Qが3hitするためそこそこスターを稼げる一方、他はバーサーカーの平均値程度なので、何かしらのサポートは必須になる。スキルは、3ターンの間味方全体のBuster性能とスター発生率をアップさせる「戦場の鬼(B)」、自身の弱体状態とHPを回復させる「仕切り直し(C)」、自身のHPを1000消費して自身に3ターンの間スター集中状態と残りHPが少ないほどクリティカル威力がアップする状態を付加する「局中法度(EX)」。
宝具「不滅の誠」は個別記事の通り。
アン&メアリーと同様の特性を持つ背水の陣型で、窮地の際はLv1でもかなりの威力を叩き出す。
ランスロットや頼光さん同様、クリティカル込みのBuster攻撃を最大の武器とするバーサーカー。その破壊力は、スキルと特性が噛み合った瞬間に50万近いHPを持つ相手をも1ターンで燼滅せしめるほどの強烈さを秘めている。宝具と「局中法度」がバフ大盛りの状態で絡むと、バーサーカーなことも相まって単体攻撃力では間違いなくトップクラスに君臨すると目される。
ただし、防御ガン無視のスキル構成+バーサーカー故の打たれ弱さゆえに非常に脆いのがネック。
無理にHPを減らそうとは考えず、「仕切り直し(C)」も惜しまずに使うようにしたい。
また、自身のスター生産力が低いため、単体ではクリティカルを狙いづらい。こうした弱点を他のサーヴァントや概念礼装で上手くカバーしていくのが運用する上での要所となるだろう。
2019年8月、低レアサーヴァントとして陳宮が実装。
味方一人を能動的に犠牲にできるその宝具性能が話題となったのだが、こと土方に関しては事情が異なっていた。彼の宝具及びスキル「局中法度(EX)」との相性が極めて良く、クリティカルスターが貯まり、かつ自身のコマンドカードが回ってきた瞬間に任意で強烈なクリティカルアタックを発動、あるいは宝具を最大火力でブチかます事ができるようになったのだ。
オマケに陳宮の第三スキル「軍師の本懐(A)」はバーサーカー限定で攻撃力を強烈にアップさせるスキルであり(Lv10でバスター性能アップ50%/クリティカル威力アップ100%)、ダメージがさらに伸びる。敵陣にICBMのごとく投下された後さらなる出力で暴れまわるという、まさしく死の寸前まで奮戦した史実の活躍の再現とも言えると鬼神のごとき暴れっぷりを魅せてくれる。
さらに、2020年10月には強化クエストが実装され「仕切り直し(C)」が「凄烈たる道行き(B+)」へランクアップした。追加効果は【自身にガッツ状態を付与(1回・3ターン)】で、復活後のHPは1である事から単独でも最大火力が狙えるようになっている。さらにこのガッツ状態は他のものと重複可能であるため、絆礼装を含めたガッツ付与効果の概念礼装とも合わせやすい。
そして2023年12月3日、突如として二回目の強化クエストが実装。
この日は丁度期間限定イベント『ぐだぐだ超五稜郭』のレイドイベント終了直後で、且つ土方は敵方に囚われ魔力炉心として魔力を吸い取られ続けているという絶体絶命の状況であり、この強化実装には多くのプレイヤー達が驚かされる事となった。その内容は「局中法度 EX」に【NPを増やす】が追加されるというもの。最大で30%のNPチャージが可能になる。NPの確保手段がネックであった土方にとっては大きな強化であり、持たせる礼装や編成の幅が大きく広がったと言える。
関連人物
生前
新選組の上司にして、同じ故郷の幼馴染。
今の所、唯一「さん」付けで呼ぶ人。彼との出会いが土方の人生を決定付けた。
生前の試衛館時代からの仲間。短いながらも共に誠の旗の下、幕末という動乱の時代を駆け抜けた志士である。彼女が主役の『帝都聖杯奇譚』では宝具である「誠の旗」で召喚され登場した。
彼女を「さっさと立て、いま立て。斬れ、ただ斬れ。」と激励し、信長と対決し撃破した。
常識人寄りの彼女とは普段のテンションにかなり温度差があるが、お互いに手を焼き焼かれる兄妹のような間柄である。『コハエース』での紹介によると、隊内でも恐れられていた土方に親しく接してくれたのは彼女だけだったらしい。一方、マイルームでは、彼女の剣を「剣術の範疇には収まらない別の“何か”」と評しており『ぐだぐだエースRE』でもその異常性にカン付いている。
イベント『ぐだぐだ明治維新』中では、彼女の安否よりも生前の無念を晴らしてやることを優先してか、倒れた彼女を無理やり叩き起こし、戦場へ連れて行く場面がある。無論サーヴァントとなった彼女にとって、スキル化した病による二度目の死などなおのこと惜しむものではないのだが、果たして土方がそこまで考えていたのかについては、ある理由により疑問が残る。
生前の同僚で近藤派の一人。主に密偵などを任せていた。
短いながらも共に誠の旗の下、幕末という動乱の時代を駆け抜けた志士であり信頼も厚い。
生前の試衛館時代からの仲間。
新選組を脱走した彼に追手を差し向けて捕え、切腹に追い込んだ。とはいえ、本心では逃げてもらいたかったようで、追手に顔見知りの沖田を指名したのもそういう気持ちの表れだとか。
生前の試衛館時代からの仲間で、自身に負けず劣らずの意地っ張り。
一方、生前の彼が自分や新選組に少しずつ失望し離れていったのも当然だと受け入れている。
生前の試衛館時代からの仲間。全員山南の絆礼装で言及がある。
中でも、井上は近藤や沖田らと共に試衛館の門弟時代からの付き合いで身内のような存在。
また藤堂のことは、油小路の一件でも内密に助けようとしていたらしい。
もう一人の新選組局長。近藤派の土方達とは思想の違いもあり生前から因縁の仲。
但し、彼とは実力を認め合っていたところもあり、暗殺の際も一切油断しなかった。
新選組で参謀を務めた人物だが、後に思想の違いから離反したため討ち殺す事になった。
山南の絆礼装でもそのことが追及されている。仲が悪かったが認め合っていた芹沢とは違い、勤皇思想(倒幕論)を持ってた彼の事は裏切者と見なして、毒蛇のごとく嫌っている。向こうからも新選組に固執する頭の固さから嫌われており、死の間際には沖田諸共「奸賊」と罵った。しかし伊東本人はおろか彼を慕いついていった藤堂や服部武雄を始め御陵衛士の面々を粛清した事については「復讐されても仕方ない」と認めている。
生前から因縁のある相手で『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』にて共演。
本来なら戦う間柄ではあったが、ある理由から一時休戦し共同戦線を組むことに。
お竜さんからは「戦い方は滅茶苦茶だが強い」と実力を評されている。
自身の小姓を務めた新撰組隊士。
自身の幕間にて、夢で主人公の意識が憑依する形で登場した。
生前の盟友で「伊庭の小天狗」の異名を持つ、隻腕の剣客。
彼も最期は土方と同じく箱館戦争で戦った末に命を落としている。
ちなみに彼も相当な美男子だったらしく、土方同様非常に女性にモテたそうな。
新撰組と親交の深かった幕府の蘭方医。
当時の新撰組の病人の多さから、衛生環境の指導や隊士たちの診療を行い、その後も度々に往診していた。この時に土方は良順の指示に従って病室を設えたが、見事に浴場も台所も整えられていたため良順は大変驚いていたという。「何で今までやってなかった」と思ったのかもしれない……。
戊辰戦争では歩兵頭格の医師となり幕府陸軍や奥羽列藩同盟軍の軍医として活躍し、戦後も生き残った彼は、自身と同様に生き残った永倉新八の頼みで、近藤と土方の供養塔の建立している。
伊豆の韮山代官で「太郎左衛門」の名でも知られる幕臣。民思いな姿勢から領民には『世直し江川大明神』と呼ばれ敬愛されていた。
国防意識が強く、日本に西洋砲術を広く普及させた人物でもあり、海防論や農兵による自警活動の必要性を推し進めており、その縁で名主だった土方の兄である佐藤彦五郎と親しく、土方も彼を通じて江川から農兵構想を学んでおり、それが新選組結成に繋がったとされている。
幕府陸軍の近代化を支援するために派遣された、「フランス軍事顧問団」の一員であり、箱館戦争で共に戦った戦友。
北方の守りとして指揮を取り奮戦するも五稜郭へ追い詰められ、榎本武揚の説得を受けてフランス人兵士たちを連れて戦場を脱出した。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
新選組の隊士認定しており、戦う事を諦めたら即粛正するつもり。
しかし、前に進み続ける限りは何があろうと共にあるとも宣言している。
『ぐだぐだ明治維新』で共演した第六天魔王。
イベント内では「よく見りゃ美人」と褒めつつも、マイルームではその手腕を評価しながらも気に入らない様子を見せており、劇中でも方針や理念の相容れなさからか、度々いがみ合っている。
『ぐだぐだ明治維新』にて共演した上記の第六天魔王の姪っ子。
マイルームでは「見てるとイライラするから俺に近づけるな」と結構ウザがっているようだ。
彼女の方も睨まれた恐怖が尾を引いているのか「茶々に話しかけてもらえないなんて可哀想すぎる」などディスられ、イベント内でも「むっつり人斬り怖い顔マン」とあだ名されてしまう。
『ぐだぐだ明治維新』にて敵対した織田幕府の元当主。
土方からは「お笑い芸人」、信勝からは「農民上がり」と互いに揶揄している。
『ぐだぐだ明治維新』にて土方を召喚した魔神柱。
己の消滅を防ぐために呼び出すも、土方とは死生観が違ったために別離。しかし、死してなお進み続ける土方の信念は死を恐れるアンドラスにも影響を与え、消滅する空間から彼を脱出させた。
マイルームボイスでは彼女の姿を見て「冗談も休み休み言え」と言っている。
しかしその後の反応を見ると、彼女から何かを感じ取ったのか考えを改めており、扱う流派の二天一流に関しては「大いに結構」と認めている。そんな彼の視線の位置は……
土方と同じく拷問に長けたサーヴァント。
マイルームボイスでは彼女の拷問技術に対抗心を燃やす一方、宮本武蔵と似た理由からか「大層な別嬪」とその容姿を褒めてもいる。しかし、当の本人は「歳三」と親しげに呼びつつも拷問に対する姿勢(仕事と趣味)の違いから土方の拷問アプローチには難色を示している。
イベントにて従えていた新選組隊士達。
明らかに特異な外見をしているが土方は平常運転であり、意思疎通までしている。
一見するとぞんざいに扱っているように見えるが、諜報など重要業務を任せていることから察すると、共に戦う新撰組の仲間として信頼していたのではないかとも思われる。
バーサーカークラス繋がり。『ぐだぐだファイナル本能寺』にて共演。
お互いの喧嘩っぱやさにより(理由が漬物を巡る程度のことであっても)度々衝突することに。
バーサーカークラス繋がり。2016年『ネロ祭 再び』において暴走したブリュンヒルデを力ずくで止めようとするベオウルフを「話の分かるのがいるじゃねぇか」と認めている。
彼女の幕間内に後述の「スペーストシゾー」名義で登場した。
あくまでリップのシークレット・ガーデン(精神世界)で作られた存在だが、彼女の肩をハリセンで叩いたり、豊満な胸を褒めちぎったりと好き放題やっていたため主人公とBBらに倒され、「謎の沖田X」に回収された。なお、この土方はリップの過去の実体験をベースに構成されたものであるため現実世界の方でも似た様なことが起きてた模様。なにしてんだあんた。そっちでも対処したであろう沖田さんはお疲れ様です。また『水着剣豪七色勝負!』では、ぱつぱつ快男児と共に唐突にリップの取り巻きとして現れた事でマスター達の腹筋にBraveチェインをかました。
『Fate/Grand Carnival』での騎馬戦で彼女を騎手としてフラン、キャットと共に騎馬役を務めた。
おそらくはバーサーカー繋がりだと思われるが、婦長も「大いに結構」なものを持っているため土方も何か思うところがあるかもしれない。ゲーム中では今のところ関わりはない。
「インド大反乱」の指導者。直接の絡みはないが、実は彼女とは生前の生涯に共通点を持つ。
例とすれば、生まれた年代(1835年)が同じで、戦闘の際は剣(刀)とライフルを使用する、敵の居城(土方は宇都宮城、ラクシュミーはグワーリヤル城を)を数日で落城させる、最期は騎乗して敵陣に突っ込んだ際、敵の銃弾を受けて戦死したなど。
イベント『セイバーウォーズ2』にて、この世界の土方であるスペーストシゾーを紹介した。
彼によると、原始女神との戦いに選ばれた7騎のサーヴァントの1騎、宇宙海賊スペーストシゾーの肩書きを持ち、「スペーストシゾー。内乱が起きた星に現れ、どちらも焼き尽くすという伝説の海賊。まさに銀河に吹く烈風だな……たまらないぜ☆」とボイス付きで語られる。教授が作成した本イベントのキーアイテムである「女神経典」を所持しており、現在でも繋がりがあるらしい。
余談
- 担当声優の星野貴紀氏も別のバーサーカーを引き、肩透かしを食らった(この時のツイートには、引いたそっちのバーサーカーの担当声優も反応した)が無事に土方を引き当てた。
- 基本的に本作の新規サーヴァントは、実装されるまでキャスト情報が公開されていないのだが、この幕末のバーサーカーの場合、これまで特段『FGO』に言及していなかった星野氏が、ある日突然『FGO』のイベント情報を、うっかりツイッターで宣伝RTしてしまったために、勘のいいマスター達によって「ひょっとして星野氏が演じるのでは?」と予想されてしまっていた。当該ツイートは、現在RTを解除している。
- 担当声優の星野氏は別ゲームでも土方歳三を演じている。
- マフィア梶田氏は3枚引いた(呼符で1枚、10連2回で一枚ずつ)ことを2017年4月18日生放送の『カルデア・ラジオ局』にゲスト出演時に発言。
- イラストの余湖裕輝氏の描いている漫画の主人公になぞらえて「ヒジキド」と呼ぶ人もいるとかいないとか。
- 2017年水着イベントにて、ノッブのシナリオ中に平然と登場を果たしており、どうやら『ぐだぐだ明治維新』後にカルデアへ召喚されていた模様。しかも、沖田・ノッブのみならず、茶々まで加わった4人での相部屋である事も発覚。また、同イベントでのエレナのマシーンがどう見ても中の人が演じた別キャラのマシンにしか見えなかったため「名前が同じだからエレナに貸した」等別の意味で話題になっていた(ご丁寧に名前までオマージュである)。
- プロフィールには身長187cmと書かれており、高身長であるが史実上の土方の身長は身丈五尺五寸(165cm程)だったそうな……(土方の親戚である、小島鹿之助の甥っ子の証言)。
- 幕間の物語にてマスターが乗り移った隊士は、土方に函館、五稜郭まで付き従ったこと。五稜郭にて土方に遺品を託され、土方が死んだ五稜郭の戦いに参加せず江戸に帰ったこと。土方が「確か名前は市村……いや、○○(マスター名)、お前か」と呼びかけていることから、土方の小姓であった市村鉄之助であると考えられる。