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いつか偉くなった時のあたし曰く。善は急げ。悪は叩(しば)け。三蔵には従え。

というわけで、あなた、あたしの弟子になりなさい!


プロフィール編集

真名玄奘三蔵
クラスキャスター
性別女性
身長160cm
体重48kg
出典西遊記』など
地域中国
属性秩序・善・人
好きなものなんでも
嫌いなもの一人ぼっち
設定担当桜井光
ILLUST岡崎武士
CV小松未可子

概要編集

Fate/Grand Order』に登場するキャスタークラスサーヴァント。レアリティは☆5。


何気にセイヴァーという規格外以外で、真っ当(?)に登場した仏門系サーヴァント。

聖職者でありながらかの淫乱爆乳シスターに負けず劣らずのけしからんおっぱいの持ち主。おまけに袈裟を着崩している(本人曰く「猛暑な砂漠越えがキツい(意訳)」)から色々見えてる。


期間限定イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』にて先行登場。

メインシナリオでは、第1部6章『神聖円卓領域 キャメロット』にて野良サーヴァントとして登場。

初めは円卓・エジプト・山の民のどれにも属さずエルサレムの地を放浪する(途中までは円卓に身を寄せていた)が、遭難していたところを主人公たちに救われ行動を共にする。


真名編集

紀元7世紀、唐代の法師、「玄奘三蔵」。

仏典の原典を求めてシルクロードを旅し、中央アジアからインドへと至り、六五七部に及ぶ経典を唐へと持ち帰って法相宗の開祖となったという偉業で知られる。


西遊記』の主要人物「三蔵法師」のモデルとなった人物で、観音菩薩の命を受け、西海龍王の息子が変じた白馬・白竜(玉龍)に乗り、斉天大聖孫悟空(孫行者)、天蓬元帥猪悟能(猪八戒)、捲簾大将沙悟浄(沙和尚)※ を弟子として、行く手を阻む数多の妖怪にも挫けず、天竺を目指した美貌の僧。『西遊記』では釈迦如来の弟子「金蝉子」として元は天界に在ったが、「とある事」がきっかけで俗界へ落とされたという。つまり、玄奘三蔵は金蝉子の生まれ変わりという事になる。


もちろん史実上は男性だが、まぁ型月ではよくあることである。

また日本で『西遊記』がドラマ化された際に、玄奘三蔵を女優が演じた余波で、日本人の一部が三蔵法師を女性と勘違いするケースが無いわけではない……いずれも作中の設定でもちゃんと男性で、そのことがわかる台詞もたくさんあるのに……ついでに原本の演義での玄奘三蔵も、ぶっちゃけお姫様ヒロインな立ち位置で定着しちゃっている(汗)。


本来、三蔵法師として玄奘が召喚に応じ、現界することはない

だが、人理焼却の危機に際して、どうやらまた別の思惑があるらしく……


(※ 孫”悟空”・猪”八戒”・沙”悟浄”が一般的だが、実は八戒のみアダ名で「悟能」が本名)



人物編集

一人称は「あたし」

かなりのポジティブ思考の持ち主で、何事も「御仏の加護」と好意的に捉える。

ただかなり勢い任せで無鉄砲なところがあり、イベントの序章の時点で早くも旅荷を失くし、馬を妖魔に食われて路頭に迷うという、詰んでいる状態に追い込まれている。また作中最大の難所とされた火焔山も、アスレチック感覚で飛び込んで行き、危うく燻製肉になりかけている。

かつての弟子達のことを懐かしんで、彼ら抜きでの旅を心細く思うなど、元気は良いが割と寂しんぼうで怖がりで、その場のノリで突っ走り、盛大にずっこけた後周りに窘められて「羯諦(ぎゃてぇ)……」と零すのが御約束。これは「往生した者」という意味で、英語圏の「オーマイゴッド」や「ジーザス」のようなニュアンスと思われる(所謂「おお、神よ」)。


また性別こそ女性だが、史実方面の玄奘上人の人物像に近い負けん気の強い性格で、演義の三蔵法師のようにひたすら優しいだけとは違い、妖怪相手だと命は取らないが悪い子は徹底してボコる主義を貫いている。そしてかなりの体育会系で、体力と根性で乗り切ろうとするわ、行動基準にフィーリングが多分に混じるわ、台詞の漢字熟語が所々カタカナ表記になるわ、若干アレな気配。型月の聖職者って、何でこんなのばっかなんだろう


他者の悪事の履歴を感知できるらしく、妖怪でも悪事カウントゼロなら若干過激なお仕置き(スクワット1万回or般若心経1万回写経)程度で許してくれる。人が良いせいなのか、何度か主人公にデレた対応をしており、そのたび自分でブレーキをかけている辺り、実は惚れっぽい性質なのかもしれない。体育会系聖職者サーヴァントという点で某ドラゴン聖女と比較される事が多いが、どちらかと言えばタイガー師匠系。類似点が多い所為か、コンビとしての可能性を見出すマスターも。


気に入った相手を勝手に弟子と位置付けて、自分のペースに引きずり込む癖がある。

当人は仏教の伝道者として、また仏僧の務めとして真面目に巻き込んでいるのだが、その端々に寂しがり屋故のヘタレ根性も多分に含まれていたりする。それでいいのか、三蔵法師……


先にもある通り、本来なら開悟の境地に至った玄奘三蔵はサーヴァントとして召喚されない。

これは旃檀功徳仏として無為の境地に至り、「人の滅びも宇宙の循環の一つ」と理解しているため、その宇宙の循環に横槍を入れることを好しとしないからである。

だが僅かに残っていた“人間としての玄奘”の意識と記憶が、人類消滅の危機を捨て置くことが出来ないと訴え、無意識に召喚システムへと導いてしまったらしい。謎の西遊記次元も、「栴檀功徳仏と玄奘三蔵の二つの自分の葛藤」が招いた、玄奘三蔵の“ジレンマ”を具現化した世界だった。


彼の救世主が彼女の決断と葛藤を何と見ているかは、窺い知るすべはない。

だが“人間・玄奘三蔵”は自身の信仰と信念の限り、マスターを弟子と見定め、その力を貸しながらより善き旅路へと導いてくれるに違いない。彼女には、御仏の加護がついているのだから。


能力編集

戦闘では無意味にアグレッシブで、主に弟子たちの武器を借りて戦っている。

……ただ、その内の1つである「如意金箍棒」は重量が一万三千五百斤(約8トン)もあり、実質悟空以外では武器として振り回すことはおろか、運搬することさえ相当な人数を揃えなければ不可能な代物である(この重量があってこそ並居る妖魔を打ち倒すことができたのだが)。

サーヴァント化しており、前世が天界出身とはいえ、人間である三蔵にはどうあがいても武器としての運用は不可能なはず(しかも筋力はE)だが、何故か軽快に振り回している。Dr.ロマンは「師を心配する弟子らの想いが彼女の霊基に潜んでいるのかもしれない」と冗談交じりに推測した。


モーション中では、悟空の「如意金箍棒」、八戒の「九歯の馬鍬」、悟浄の「降魔の宝杖」をそれぞれ召喚して戦い、エクストラアタックでは、「緊箍児」で敵を締め付けてシバく。


ステータス編集

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香EDBA+EXA

保有スキル編集

陣地作成(A+)キャスターのクラススキル。魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。A+ランクともなると、「工房」を上回る「神殿」が作成可能となるレベル。ただし、厳密には使う魔術の方向性が違う為に「工房」とは称されず、即時性に優れている強力な結界を形成・展開する事が可能である。
神性(D)神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。彼女は前世が釈迦如来の元弟子であった事もあり、更には未来に仏へ至る可能性を持つ為、「神性」を低ランクではあるが保有している。
高速読経(A)「高速詠唱」と同様のスキル。強力な大魔術の詠唱ですら一工程(シングルアクション)で終わらせる。読経そのものは、キリスト教でいう「聖句」の塊であり、そこに籠る霊的概念は読誦する者の霊格や、経典への理解度の次第で何倍にも跳ね上がっていく。イベントでも玄奘三蔵が般若心経を読んでいるが、これは彼女が史実で持ち帰った大教典「大般若波羅密多経」の圧縮版と言う、特質して概念濃度が濃く、また唱えやすい経典だからだろう。
妖惹の紅顔(A→A+)『西遊記』にて多くの妖達から狙われ続けた事がスキル化したもの。『西遊記』作中では、妖魔奇怪の間には「高僧の血肉を喰らえば妖力が増す」という伝承が流布しており、特に三蔵法師は釈迦如来の弟子たる金蝉子の転生体であり「不老不死を得られる」と噂され、執拗に狙われる羽目になった。
三蔵の教え(A)三蔵法師としての在り方がスキルとなったもの。有り難い教えで味方全体に様々な補助効果(NP増加、弱体無効など)を与える。三蔵とは「律(仏門における戒律)」「経(経典による教え)」「論(仏教教理への理解)」の事であり、これら三つを修め通じた者だけが仏教徒の最高峰として「三蔵法師」の号を贈られる。また三蔵は史実でインドの高僧から「唯識」の教理を直伝されており、般若心経においても重要な要素として解説されている。

宝具編集

五行山・釈迦如来掌(ごぎょうさん・しゃかにょらいしょう)編集

  • ランク:B→B+
  • 種別:対軍・対城宝具
  • レンジ:0~40
  • 最大捕捉:1~100人


「御仏パワー全開ね!」

「御仏(みほとけ)の加護、見せてあげる。でぇぇーーい!『五行山・釈迦如来掌(ごぎょうさん・しゃかにょらいしょう)』!!」


別名、覚者掌底。

敬うべき仏にして天界に於ける(前世での)師、釈迦如来の力のごく一部を借り受ける。

かつて孫悟空が至ったという「世界の端」―――すなわち巨大な釈迦の掌そのものが空から落ちて、仏法を貶めんとする敵対者を懲らしめる。


敵を無数の掌底で打ち据え、必勝の一撃として釈尊の加護を以て自らの手に御仏の御手の力を宿し、相手を彼方へと吹き飛ばす。インパクトの瞬間、釈迦如来の示教の御手を顕現させる。


詳細は該当記事を参照。


記別・旃檀功徳(きべつ・せんだんくどく)編集

  • ランク:EX
  • 種別:記別宝具
  • レンジ:−
  • 最大捕捉:自身

済度


「これあればかれあり これ生じればかれ生ず これなければかれなし これ滅すればかれ滅す 『記別・旃檀功徳(きべつ・せんだんくどく)』


『西遊記』の終盤にて予言された「一種の未来仏としての玄奘三蔵」、即ち「旃檀功徳仏」に由来する宝具。発動すると全身が後光で包まれ、一時的・限定的な仏モードとなる。

大抵の攻撃を弾き、高い回復力で自陣を継続的に大回復し続け、状態異常、精神干渉もシャットアウトする(また、攻撃力も増幅される模様)。だが、仏である未来の彼女の力はサーヴァントの霊基に許される物ではなく、その発動は自身の霊基と引き換えになる


また、上記の「五行山・釈迦如来掌」とも併用可能な様子で、この宝具を発動した状態で放つ"全力"を三蔵本人は「ファイナル如来掌」と称していた。


ゲーム上での性能編集

実装時点で初となった攻撃型☆5(SSR)キャスター諸葛公明玉藻の前も、タイプは違えどバリバリのサポートタイプなので、この二騎とは運用理論が全く違ってくる。

HPは12,900と僅かに13,000に届かないものの、ATKは11,600を超すため、強気な攻めが出来る。

カードバランス自体は《Quick1:/Arts:3/Buster:1》とキャスターの定型そのものだが、それが却って玄奘三蔵にとっては一番の強みともなっている。


スキルは、NP獲得&宝具威力UPの「高速読経(A)」、自身を1ターンターゲット集中状態にする代わりにダメージカット付与でその猛攻を耐え抜く「妖惹の紅顔(A)」、味方全体に3ターンNP増加量UP&3ターンスター発生率UP&弱体無効化1回分を付与するスキル「三蔵の教え(A)」。

「高速読経」はLv1でも50%ものNP獲得が可能で、Lv10(MAX)で80%を一気に稼いでしまえる。

「妖惹の紅顔」は1ターン限定だが、Lv6時点でザコ敵の攻撃はほぼシャットアウト出来てしまう堅牢さを誇る。宝具級のダメージは貫通する恐れがあるため、状況に応じて使っていきたい。

「三蔵の教え」は味方全体に有用なバフ効果が多重に掛かる上、どれも腐るような効果が無いのが美味しい。特に弱体無効によって宝具にスタンのデメリットを持つフランタマモキャットに対して宝具を絡めたBraveチェインを可能にさせるメリットは大きい。


宝具「五行山・釈迦如来掌」は、種類はBusterで、効果は【敵単体に超強力な攻撃&敵単体のクリティカル発生率を大ダウン(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ〉】。

最大の利点は「超強力な単体攻撃」である点とその回転率。「高速読経」で即NP50%以上をチャージ可能な上に、残る2つのスキルを同時使用するとダメージによるNP獲得もマッハで貯まるため、あっという間に第二波の準備が完了してしまう。概念礼装と「高速読経」のレベル、Artsカードの回転次第で使ったそばから即行宝具という、御大尽も可能。宝具威力UPも付随するため、初撃の宝具より更にキツイ一発がぶちかませるオマケ付き。オーバーチャージに応じてクリティカル発生率を下げるため、仕留め損ねてもアサシン特有の鋭い攻撃を鈍化させて封殺できる点も有り難い。


2017年8月の2周年にて強化クエストが実装。

クリアすると宝具の威力が強化され、さらに防御力無視の特性が加わった事で、キャスタークラス屈指のアタッカーとしての地位を盤石なものにすることとなった。2020/5/10には、『劇場版 神聖円卓領域 キャメロット 後篇』の公開記念キャンペーンで、「妖惹の紅顔」が強化され、【チャージターン-1、味方全体の攻撃力アップ(Lv)】が追加され、味方を庇いつつ攻撃力をアップさせる変則性のカリスマスキルへと変化し、自身の継続火力も上がり、ますます地位が盤石になった。


弱点は耐久性。これはクラスがクラス故に仕方ないとも言える。

一応「妖惹の紅顔」でダメージカット可能だが、根本がターゲット集中付与のため抜本的な対策が打ちづらい。また、高速読経もチャージターンが9ターン掛かるため、気安く使うと後で困るなんてこともあり得るので注意。霊基再臨用の素材もレア素材が多く、最終再臨までに「鳳凰の羽根×12」「八連双晶×10」「精霊根×5」と☆5だけあってかなり重めなラインナップとなっている。特に羽根と双晶は、他にも多くのサーヴァントが霊基再臨やスキル強化に要求してくるので、うっかり使って在庫を切らす悲劇に見舞われるマスターは多い。


攻防補助と卒なくこなせる万能キャスターなので、召喚した際には素材収集なども含めて計画的に育成していきたい。


関連人物編集

生前編集

孫悟空

弟子筆頭。彼から如意金箍棒を預かっている。マテリアルによれば彼もカルデアに来たがっているらしいが、三蔵は「お嫁さんを見つけてからにしろ」と窘めている模様。


猪八戒沙悟浄白竜馬

それぞれ残りの弟子2人と愛馬。

この内、白竜馬は2017年水着イベントなどに登場している。


Fate/Grand Order編集

藤丸立香

西遊記イベントで弟子&孫悟空役を押し付けた相手。

その後、メインシナリオ第1部6章で再会。実はイベントの記憶を引き継いで彼/彼女の事を覚えており、同章での戦いが終わったらカルデアに召喚されることを希望していた。

そして同章終盤では、西遊記イベントでの恩を返す為に切り札を使う事に。


ダビデ李書文(槍)呂布奉先

西遊記イベントでそれぞれ、猪八戒・沙悟浄・白竜馬役を担当。

同郷かつ昔から彼女の物語を聞いて育った李書文は興奮を隠せなかった。


哪吒

西遊記イベントで自分の旅を見守ってくれた御仏の使い。

サーヴァントとなってからは悟空に負けたことを気にする彼女を気にかけている。


モードレッド

西遊記イベントで自分の前に立ちはだかった存在。

彼女の明朗快活な性格を気に入っており、かなり高評価。

ちなみに、彼女に「モー孩児」の呼び名を与えた張本人。

劇場版第1部6章の後編でもマッチアップすることとなった。


俵藤太

第1部6章での相方&弟子。彼の事は「トータ」と呼ぶ。

劇中での凸凹コンビ振りは中々のもので、その絆は強固。劇中では、彼が米を出して彼女が高速で握っておにぎりを大量生産する「おにぎり百連如来掌」と言う奥義を披露した。


マルタジャンヌ・ダルク

キリスト教圏の鉄拳聖女&鉄骨聖女。あと脳筋

普段は奇蹟による魔力の弾丸を放つマルタも2016年水着イベントではステゴロ系ルーラーにクラスチェンジ。 ジャンヌは2017年水着イベントの限定礼装『ホワイト・クルージング』にて共演。

本編・イベントで直接の絡みはないが、その化学反応に期待するファンは少なくない。


宝蔵院胤舜

同じ仏教徒ということもあってか、説法や手合わせを頻繁に行っている模様。

なお胤舜は日本における法相宗の大本山興福寺の子院(本山直属の寺院)の僧であり、胤舜からすると玄奘は自身の修める宗派の開祖に当たる。


殺生院キアラ

一応、同じ仏教徒ではあるのだが、だいぶ左道寄りなためか「アリ」か「ナシ」かで思い悩んでいる。本性を知れば確実に「ナシ」判定からの説教(物理)だろう。


玉藻の前

人生一回分ではフォローできない程のとんでもない業を抱えている事を何となく見抜いている。

やはりインドや中国でやらかしたアレなのだろうか。


アグラヴェイン

第1部6章にて協力のち敵対。

女嫌いの彼から例外的に高く評価されており、離反後に再度の勧誘を受けるほど。

こう見えて現界時の年齢がかなり近いらしく、彼の「アッくん」という渾名の名付け親である。


影の風紀委員長

2017年水着イベントで組んだ相方。

別の生物の特徴を持った馬に乗り、かつインドの神性に縁のある英霊同士である。


太公望

中の人が演じた同郷のサーヴァント。


その他編集

彼の救世主

ゲーム中での宝具演出時に彼女の背後に浮かび上がる存在は、恐らくこの御方。

今でも彼への尊敬は絶やしておらず、「誰にだってお釈迦さまの加護がある」と考えている。


鄭成功

太公望と同様、中の人の夫が演じる同郷の偉人。


余談編集

まさかの公式ミス編集

実装当初の説明文に「紀元前7世紀の法師」と書かれ、一時話題になる。

そもそも唐が7世紀の国家であり、彼女の信仰する御仏が紀元前5世紀の人物。

まさかの百年単位の逆さば読みに騒然となったが、後のアップデートにて無事修正された。


また、お供の代表格であり『西遊記』の主人公である孫悟空は『コハエース』にて先行登場済み。

しかし某7つの玉を集めるアドベンチャー臭と厨二感の足りなさ、そして「神様と仙人は基本召喚できない」というルールによって敢え無くボツとなった。

もっともイベントにて、摩訶不思議アドベンチャーネタを主人公自らブチ込むという、集英社に訴えられないかというレベルの酷いパロディをやらかしているのだが……


え?三蔵法師って女性じゃないの?編集

前述したようによく勘違いされがちだが、本来の三蔵法師は男性

ただやはり女性であると信じる人はかなり多いく原典から性別を変えられても違和感が全くないサーヴァントも珍しいだろう。このイメージの大きさから、キャラデザを担当した岡崎武士氏もイメージ作りに四苦八苦したようである。

また、よそのゲームでもこうなった前例があるが出身地である中国においては歴史上の偉人で元々がバイタリティ溢れる男性だっただけに否定的な風潮が強いようだ。


「子母河の水なんてもー絶対飲まないわ!」編集

子母河というのは、その河の水を飲んだものを性別関係なく問答無用で妊娠させるという最早呪いの水とも言うべき効能を宿した河で、西遊記では三蔵と八戒がこの水の効能を知らずに飲んでエライ目にあった。絆レベル1になった際に解放されるマテリアルに書かれていたが、実装翌日に削除され、猪八戒についての説明に置き換えられた。


2人が子母河の水を飲んだのは女性しかいない「西梁女人国」でのことであった。『西遊記』ではエライ目にあった後、この国の老女に事の次第を話すが、老女が教えた解決法が「落胎泉の水を飲むこと」、堕胎の効果のある水を飲むことだった。この泉は牛魔王の弟如意真仙によって独占されていたが、孫悟空が彼の相手をしているうちに2人はこれを持ち出し、飲む事に成功する。


こうした原作の描写を踏まえると、マテリアルにおける台詞も、堕胎、中絶を暗示するものとなる。「もー」といった言い方も含め、キャラに合わないと判断されたのかもしれない。


ちなみに現実にも「飲むと異常に腹が膨らみ妊娠したかのようになる水」は存在するが、それは水に含まれる寄生虫(住血吸虫)による腹水の症状である。恐らく三蔵法師が史実で感染したのを物語として脚色したのだろう。現代ではプラジカンテルにより容易に治療が可能である。


体育会系の理由?編集

史実の三蔵の方は、西遊記のヘタレ三蔵とは似ても似つかない精神を持った冒険家である。

なにしろ経典に欠落があったのを看過せず、当時許可なく国外に出ることが禁じられていたにもかかわらず死刑覚悟で国外に出奔、天嶮と砂漠による殺人的な飢えと渇き、激しい寒暖差故に「死の道」とうたわれたシルクロードの北回りルートを突っ切り、ようやくインドに付いたと思ったら戦争が原因で経典がなくなっており、新しい王朝が成立するまで数か月足止めを喰らうというあまりにも過酷な旅を成し遂げたのだから。正しく最高レベルの偉人と言えよう。

何事にも本気でぶつかっていく彼女の性質は、こうした史実面での影響が強いと思われる。


関連イラスト編集

センシティブな作品センシティブな作品

センシティブな作品センシティブな作品


オマケ

こっちの西遊記ネタを想起するマスターもちらほらと

三蔵


関連タグ編集

Fate/GrandOrder キャスター(Fate) サーヴァント

西遊記 僧侶 尼僧 脳筋 このおっぱいで聖女は無理でしょ

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