警視庁アウトサイダー
けいしちょうあうとさいだー
加藤実秋による日本の小説シリーズ。
これまでに第1部に相当する3巻、第2部に相当する「The second act」1巻の計4巻が発刊されている。
また、平原明によるコミカライズ版がWebコミック誌「コミックブリッジ」にて連載中。
元マル暴と訳ありエース刑事のバディが人々を救う姿を描く警察小説。
2023年1月~3月にテレビ朝日系列の木曜9時枠でドラマ化。主演は西島秀俊。脚本は西島が主演を務めた『仮面ライダーBLACKSUN』を手がけた髙橋泉が担当。
メイン監督は『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』の監督就任で話題となり、これまでに『オールドルーキー』や『TRICꞰ』などを手がけた木村ひさしが担当。劇伴音楽は、『ウルトラマンデッカー』の劇伴音楽を手がけた末廣健一郎が担当。
主題歌は山下達郎の「LOVE‘S ON FIRE」。
なお、木村監督をはじめとする制作スタッフの遊び心故か、他局の刑事ドラマや同局の特撮作品のパロディなどが数多く挿入されており、毎回ファンの笑いを誘っている。
桜町中央署
- 架川英児(演:西島秀俊)
警視庁桜町中央署刑事課警部補。元警視庁組織犯罪対策部。いわゆる元「マル暴」の刑事なのだが、あるトラブルが原因で左遷。サングラスにダブルのスーツを着こなし、見た目は極道そのもの。しかし、血を見るのが苦手という意外な一面もある。ときには組織のルールも破り、グレーな手段に出ることもある。
反社会的勢力を許す気はないが、そこからはみ出した人間には更生の道も示すなど、実は人情に厚く、世話焼きな面もある。
事件の真相を追っていく中で鷲見組及び信濃一家の構成員・北岡への殺人未遂の容疑で指名手配されることになってしまったが、涼牙が鑑識による遺留物押収の際に間一髪取ったオセロの駒2つが決め手となり、小山内響子が真犯人であることを突き止め、事件を隠蔽した雄一、有働共々逮捕した。
事件解決後、組対に復帰することになった。
- 蓮見光輔(演:濱田岳)
架川のバディ。桜町中央署刑事課のエース。捜査力はもちろん、人あたりも柔らかく、まさに非の打ち所のない刑事。しかし、実は彼が刑事になった背景には誰にも言えない大きな秘密があり、本来の人格をひた隠すため、常に穏やかな笑みを携えている。そんな中、英児に秘密を感づかれてしまい、彼の上層部への点数稼ぎに協力するという交換条件をのみ、いびつなタッグを組むことになった。
頭もキレ、冷静沈着で推察力も高い。英児と直央を操る、司令塔的な存在。
この秘密に関しては、第2話で「『蓮見光輔』は本来全く別の人物であり、何らかの理由で売られていた戸籍を現在の『蓮見光輔』が購入し、成りすましていた。」ことが明らかになった。そして、第3話にて本名が「梶間直人」であり、目的が「父親の冤罪を晴らすため」であることが明らかになった。
有働の暗躍により、危うく自身も指名手配されそうになるが、涼牙が持っていたオセロの駒2つが決め手となり小山内夫妻と有働の逮捕に成功。自ら雄一に手錠をかけた。
事件解決後、経歴詐称の件を償うべく出頭した。
- 水木直央(演:上白石萌歌)
桜町中央署刑事課に応援配属された、新人刑事。幼少期に両親が離婚し、母と2人暮らし。実父は警視庁副総監だが、直央に独り立ちしてほしいという父の意向でその事実は周囲に伏せられている。警察官になったのは安定した公務員になりたかっただけで、もともとは事務職志望。そのため、刑事課の仕事はノリ気でなく、遠慮無くズバズバ言うこともある毒舌な一面もある。初仕事は暴力団撲滅運動ポスターの4代目キャンペーンガールだった。
裏表がなく、感情ダダ漏れで憎めないタイプ。聞かれたことに「えっ?」と聞き返しているため、英児をイライラさせてしまい「それやめろ!」と突っ込まれることも。英児や光輔と捜査に臨むうち、刑事としての使命が芽生え、自分なりに事件を突破するようになっていく。英児と蓮見の関係は、自身のボールペンと英児のボールペン型盗聴器を取り違えてしまった際に知ってしまい、そのこともあって歌川チカ殺人事件の真相を2人と共に追うこととなる。
しかし、自身の過去を調べようとする英児や蓮見達を警戒した父親の命令で「葦跡交番」への異動辞令が出されてしまい、一度は自身の正義が揺らぎ葛藤していた。しかし、2人を見捨てることができず、父親の罪に向き合うべく再び協力して父親に証拠を突きつけ、自らの手で父親を逮捕した。事件解決後、刑事課に再び配属された。
原作ではシーズン2から、ドラマでは第1話終盤で配属に至った。
- 仁科素子(演:優香)
桜町中央署鑑識係、警部補。無口で他人とあまり関わりを持とうとしない、一匹狼女子。協調性はゼロだが、鑑識としての腕は超一流。職人気質で集中力が高く、常に的確な仕事をする。鉄道ヲタクであり、電車の走行音や警笛音などでどの時刻に、どの路線の、どの電車が通るのかを瞬時に判断できる。
英児に弱みを握られているのか、何かにつけて呼び出され、グレーな仕事をさせられる。
後に、仁科が暴力団構成員の逮捕に貢献した際に他の組員から逆恨みを受け殺されそうになった際に英児が助けたことが判明し、この一件で彼を恩人として慕うようになった。
過去に暴力団撲滅運動ポスターの2代目キャンペーンガールを務めたこともあった。
- 倉間彩子(演:野波麻帆)
桜町中央署警務課、事務職員。よく米光麻紀と行動を共にしている。面倒見がよいのかお節介なのか、男社会の刑事課で疲弊する直央の良き相談相手となる。
過去に暴力団撲滅運動ポスターの初代キャンペーンガールを務めたこともあった。
- 米光麻紀(演:長濱ねる)
桜町中央署警務課、巡査長。倉間彩子と行動を共にし、署内一のウワサ好き。たまに現実離れしたウワサを流すこともある。実は、コスプレイヤーとしても活動しており、劇中のアニメ『降魔の射手』のキャラクターのコスプレで一定数のファンを獲得している。ファンからは「コメビカリ様」と呼ばれている。過去に暴力団撲滅運動ポスターの3代目キャンペーンガールを務めたこともあった。
スピンオフ作品「警視庁インサイダー ~警務課・米光麻紀のランチ捜査~」の主人公。
警視庁
- 羽村琢己(演:福士誠治)
警視庁警務部人事第一課監察係。警部補。過去の経歴と前科から、英児と光輔の2人を監視している…。
が、第6話で実は光輔(直人)の協力者だったことが判明。東大受験に失敗して家出し、自殺しようと思い立った際に優人、直人と出会い、警察官を志した。優人の死後、彼の無念を晴らすため復讐を誓う直人の協力者となった。しかし、有働に自身の行動を勘づかれ、上司から拷問を受けていたが、有働、小山内夫妻の逮捕により復帰。復帰直後に手のひらを返した上司を殴り飛ばした。
- 有働弘樹(演:片岡愛之助)
警視庁副総監。水木直央の父。妻とは離婚しており、直央とは警察官として就職するまでほとんど会っていなかった。若き日に同僚を暴力団員に殺されかけた経験を持ち、以来、組織犯罪撲滅という思想に取りつかれるようになった。着々とキャリアを積み上げ、ゆくゆくは警視総監になるといわれるまでになったが、裏の一面も持ち合わせている。同じ志を持つ雄一のことを、陰になり日向になり、全力で支援している。長野県警本部長時代に小山内による歌川チカ殺人事件の隠蔽を図ったという自身の過去を調べようとする英児や蓮見達を警戒して、娘の直央を「葦跡交番」へと異動させたり、蓮見の協力者だった羽村を連行するなど徹底した隠蔽工作を働いている。最終的に、娘・直央の手で逮捕された。
- 藤原要(演:柳葉敏郎)
警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課の警部で、英児の元上司。英児を従え、長年、組織犯罪撲滅に尽力してきた。
あるトラブルに巻き込まれ辞職に追い込まれそうになった英児を、なんとか桜町中央署刑事課への左遷でおさめてくれた恩人。英児が絶対的な信頼を寄せる人物…
だったが、第4話で「鷲見組の犬」であり英児を組対から追放した黒幕だったことが判明。動機は「娘の不祥事の揉み消し」であり、その過程で鷲見組との繋がりを持ってしまい、半ば脅迫される形で協力せざるを得ない状況となってしまった。倉庫内で英児と蓮見に真実を話した後、英児一人に電話越しで更なる真実を話していた時に何者かに狙撃されて亡くなってしまった。
後に英児を追放してしまった責任を償うべく、梶間優人の冤罪事件の真相追求のために鷲見組及び信濃一家を裏切り、重要参考人である折原大吾の行方を独自で追っていた事が判明し、それを信濃一家が危険視していたことが北岡による藤原暗殺の理由であったことが明らかとなった。
周辺人物
- 小山内雄一(演:斎藤工)
与党所属の国会議員。反社会勢力の撲滅をスローガンに掲げる若手のホープで、人を惹きつけるカリスマ性を持ち、講演会を開けば女性ファンで満席となるほどの人気ぶり。
父も祖父も国会議員の名家に生まれ、組織対策犯罪課で警官としての経験を積んだのち政界進出。英児が桜町中央署に左遷されるきっかけとなったトラブル、ひいては光輔が隠し続ける恐ろしい秘密の先に、彼の影が見え隠れしてくる。
後に、鷲見組の傘下「信濃一家」の組長である当麻秀和から歌川チカとの件で脅されていた事が判明し、彼が歌川チカ殺人事件に関与していたことが判明。最終話にて、チカを妻の響子が殺害したことを知って、有働に事件の隠蔽を依頼したことが明らかになった。最終的に響子、有働共々逮捕された。
- 小山内響子(演:青山倫子)
雄一の妻。夫が鷲見組の事務所に出入していた件で釈明会見を開くと、自殺を図るが未遂に終わる。最終話にて、彼女が歌川チカを殺した真犯人であることが判明した。最終的に、雄一、有働共々逮捕された。
- 水木真由(演:石田ひかり)
直央の母。弘樹の元妻。
家庭をかえりみず仕事にのめり込む夫に耐え切れず、直央が幼い頃、離婚した。気が強く、真っすぐで気風のよい女性。直央の裏表ない性格は明らかに真由譲りのもの。雄一のファンでもある。
- 沙希(演:井本彩花)
英児と藤原が常連として通う居酒屋「龍宮城(たつみやぎ)」のアルバイト店員。客あしらいが上手く、強面の客にも愛想よく接する。地下アイドルとしても活動中。
- 秋葉圭市(演:伊藤高史)
沙希の上司で、居酒屋「龍宮城」の店主。元はチンピラ上がりとのこと。藤原と英児は更生する際にかなりお世話になった。
- 梶間優人(演:神尾佑)
元・長野県警巡査部長。直人(光輔)の父。痴情のもつれで歌川チカを殺害した犯人とされたが、直人は冤罪であると主張している。最終話で、彼が控訴を取り下げて冤罪を受け入れた理由が有働に土下座される形で「組織犯罪撲滅」を目指して小山内を総理大臣にさせるために罪を被るよう懇願されたためであることが明らかになった。
- 歌川チカ(演:水崎綾女)
クラブ「コフレ」のホステス。「信濃一家」の組長・当麻秀和の愛人。2013年1月9日に刃物で18か所刺されて殺害された。犯人は長野県警・春蘭警察署の梶間優人巡査部長とされていたが、その後、彼女を殺害した真犯人候補として関係を持っていた小山内だと明らかにされ、最終話で彼女を殺害した真犯人が小山内響子であることが判明した。
- 歌川涼牙(演:小越勇輝)
チカの息子。「信濃一家」の下っ端ヤクザ。幼いころ、母とオセロをよくしていたことから、オセロが強い。
直央から歌川チカが小山内幸三の講演会に参加している動画を見せられると、その息子、小山内雄一に組としてゆすりをかけたことがあると証言する。
また、彼が自宅の遺留物押収の際に間一髪取ったオセロの駒2つが事件解決の糸口となった。
- 制作陣、キャストに特撮作品経験者が多く、上述の通り髙橋氏は『BLACKSUN』の脚本、木村氏は2023年公開の『許されざるアバレ』の監督、末廣氏は『ウルトラマンデッカー』の劇伴音楽を務めている。キャストに関しても、西島氏は『BLACKSUN』で南光太郎/仮面ライダーブラックサン役、『シン・ウルトラマン』で田村君男役を務め、濱田氏は『超時空の大決戦』で新星勉役、『BLACKSUN』で白長須鯨怪人役を務め、片岡氏は『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』でコウガネ/仮面ライダーマルス役を務め、福士氏は、『REAL×TIME』でベル/仮面ライダーアバドン、仮面ライダールシファー役を務め、斎藤氏は、『シン・ウルトラマン』でウルトラマンに変身する男こと神永新二役を務め、井本女史は、『仮面ライダーリバイス』で五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ役、伊藤氏は、『仮面ライダーディケイド』でフォーティーン役を務め、柳葉氏は『ザ・ハイスクールヒーローズ』で墨友団十郎/黒十字大魔人役を務め、神尾氏は『仮面ライダーooo』で真木清人/恐竜グリード役、『ウルトラマンX』で神木正太郎役、更には『仮面ライダーアマゾンズ』にて橘雄悟役を務め、水崎女史は『特命戦隊ゴーバスターズ』でエスケイプ役を務め、小越氏は『仮面ライダーキバ』でラモン/バッシャー役を務めていた。
- 第1話で仁科が英児のことを「ホント、ブラックだわ、あの人…。」と愚痴っていたが、実際ブラックサンを演じていたのであながち間違ってない。
- 第5話で沙希がバイト先の「龍宮城」から自宅へ帰る際に「サクッと帰りま〜す♪」と発言していたが、彼女が演じた五十嵐さくらの口上は「サクッと倒すよ!」である。しかも、公式Twitterが自らこれをネタにするツイートを投稿している。第7話でも、「サクッと帰ってきたー!」と発言している辺り、制作側は分かってやっているだろう。最終話に至っては、英児を追跡して「龍宮城」に乗り込んだ「一途会」構成員を止めるためにさくらのもう1つの口上である「私の本当の強さ見せてあげる!」とともにジャンヌの変身ポーズを披露して立ち塞がるが、あえなく振り払われてしまった。
- 同じく第5話に『仮面ライダー鎧武』で凰蓮・ピエール・アルフォンゾ/仮面ライダーブラーボ役の吉田メタル氏が出演していたが、登場シーンでちゃっかりドリアンを持っており、店名も「アルフォンゾ」だった。また、『爆竜戦隊アバレンジャー』で伯亜凌駕/アバレッド役の西興一朗氏も出演していたが、「暴れに暴れまくって‼︎最後は血の海よ」と明らかに作品を意識した台詞を言っていた。(しかも20周年記念作品の担当監督が同じという共通点もあり。)こちらの2つも公式Twitterが自らこれをネタにするツイートを投稿している。さらに、第5話の被害者役で『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』で陽川咲也/パトレン2号を演じた横山涼も出演していたが、履歴書の自己PRに「褒められると伸びるタイプ」と記載されており、明らかに陽川を意識した記述が登場している。
- こちらも同じく第5話にて、水木が「シン・エース」と自ら名乗っていたが明らかにこれを意識していると思われる。
- こちらも同じく第5話にて、小山内の選挙ポスターが赤い背景をバックに拳を握りしめた右腕を突き上げたポーズだった。
- 第7話では、「ブラックサ」と書かれた油性ペン(おそらく「ブラックサインペン」だと思われるが、隠す場所が場所なので「ブラックサン」を連想させてしまう。)のフタを開ける際、偶然にも『BLACKSUN』のBGMとともに英児がブラックサンの変身ポーズを披露してしまう。(しかも、湯気が出るほどの熱々のおしぼりのせいかより変身シーンっぽく見えてしまっている。)また、怪我をした蓮見の手を見て「手どうした?クジラのヒレみたいになってるぞ。」と発言していた。さらに、店を出る際には足を引きずりながら歩いていた。さらにさらに、終盤にて「竜宮城」に戻りクジラの刺身を食べようとしていた(その際、何故か蓮見は「なんだか食べたくないかも」と、ドン引きしていた)。これはもう完全に確信犯である。
- こちらも第7話にて、「竜宮城」のポスターに「登米」「石巻」という仮面ライダーの生みの親である石ノ森章太郎先生ゆかりの地名(登米は石ノ森先生の出生地、石巻は「石ノ森萬画館」の所在地)が確認できる。
- 最終話では、『アバレンジャー』でアスカ/アバレブラック役の阿部薫氏が「龍宮城」に押し入った「一途会」構成員役で出演。沙希が賄いで食べようとしていた「今日の龍カレー」(略称:「今日・龍(きょう・りゅう)カレー」)に反応していた。しかも、食器は「アバレンジャー」に登場する和風喫茶店兼アバレンジャーの本拠地である「恐竜や」の食事シーンで実際に使用されていたものと瓜二つだった。また、こめかみに絆創膏が2つ貼ってあったが、その位置はアスカの竜人の証のある場所とほぼ一致している。更に、手にはダイノハープにちなんでハーモニカが握られていた。
- また、最終話にて『宇宙刑事シャリバン』で伊賀電/シャリバン役の渡洋史氏が優人の弁護人である赤石谷正夫(せきしやせいお)役で出演。名前の由来も、ナレーションでよく使われた「赤射せよ!」が元ネタであり、法律事務所の名前も「伊賀伝(いがでん)法律事務所」だった。
- 第1話に松崎しげるがプリントされた「しげるのブラックコーヒー」という缶コーヒーが登場している。
- しかも、冒頭で英児がその缶コーヒーを3本買っており、「ブラックコーヒー3本」→「ブラック3」→「ブラックサン」という思考回路に陥る視聴者が続出する事態となった。
- 第7話では、ついに松崎しげるご本人が登場。自身の代表曲である「愛のメモリー」のサビとともに「しげるのブラックコーヒー」を英児に無料で手渡ししていた。
- 第2話では、尾藤イサオがプリントされた「イサオの微糖」という缶コーヒーが登場した。
- 第3話では、欧陽菲菲がプリントされた「欧陽菲菲のカフェラテ」という缶コーヒーが登場した。
- 英児の携帯の着信音はドラマ『はぐれ刑事純情派』のテーマソングである。ちなみに、『はぐれ刑事純情派』シリーズの一つである『はぐれ刑事純情派V』は西島氏のデビュー作でもあり、新人刑事の中上剛役を務めた。クレジットでは藤田まこと事務所の名前が表記される。
- 第1話で仁科が英児のことで「アイツの浴槽にワカメ大量に入れてやる!」と独り言を言いながら愚痴ったり、蓮見が英児に仁科の愚痴について伝えた際に、英児が「ワカメ…?あの刈り上げの?」と言ったりしていたが、これは2019年に放送された20年後の磯野家を舞台としたSPドラマ「サザエさん」にて濱田氏が磯野カツオ役、西島氏がフグ田マスオ役を務めていたことが元ネタ。ちなみに、当の磯野ワカメを2019年版SPドラマで演じていた松岡茉優女史は本作に一切出演していなかった。
- 第4話で水木が去り際にフランス語で「さようなら」を意味する「アデュー」と言っていたが、上白石女史の歌手名義は「adieu」である。
- 第5話にて、水木が「謎はすべて解けた」「犯人はこの中にいる」と発言しているが、これは上白石女史が出演した5作目の某探偵シリーズを意識したものと思われる。(ちなみに、監督も同じく木村氏が担当。)
- 第6話では、鷲見組の構成員である当麻に涼牙経由で瀬文から謎の紙袋が手渡されるシーンがあり、明らかに他局の異色刑事ドラマを意識している。
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すべて見るその後のシンデレラ
ドラマ版。架川×蓮見、琢己(羽村)×直人。「シンデレラの忘れもの」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19417889の続きです。 最近、別サイトにR18ばっかりアップしているので、健全寄りのものを書きたくなりました。不憫を背負い続けてきた蓮は、ふたりの兄貴分にずっと構われていてほしい。 なんか過去作で書いたようなシチュエーションがチラホラ出てきますが、そこは趣味ということで。 次は……琢直のR18です。そういう描写あり、別サイトのみのアップ予定なので、寛大かつ興味のある方はプロフ欄をご参照ください。 さて。新しいお仕事情報、なかなか出ませんね。教場0(か映画?)のロケ目情がチラッとあったぐらい? ちゃんとお休み取れているならよいのですが、でっかいお仕事控えてそうな予感(願望)。 そんなわけで。配信で観たGGLにドハマり中。プラモなんて作ったことないのに、手を出しそうになったぐらい、あの世界観が好き。全員のキャラ立ちがすごいし、謎も満載、フツーにドラマとしてもよい出来です! かわい子ちゃんたちが美しくカッコイイ。どの子たちも魅力満載なので推しを絞れない(ソムリエのアクションがすごかった)敢えて言うなら、コマンダーAちゃん。胸元にばっかり目が行くけど、声もお顔も好き。 そんな中、やはり一番かわいいのが店長ですよ! 設定廚だし、〇〇〇だけどめっちゃかわいい! 本来のターゲット層には賛否両論らしい7話のプラモダンス。リピートしまくった上、メイキング見たくて円盤買いましたよ! いつもの如く、かわいいと言われて照れて悪態をつく、汗だくgkさんがかわいい。 店長はじめキャストそのままで2期やってほしいなぁ。 ※追記 5/5 別サイトに琢直R18アップ済みです。しばらくバタバタするので、次の作品まで期間が空くと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします!(と言いつつすぐ浮上してきたりして)4,455文字pixiv小説作品- regression
trace back
ドラマ版二次創作です。シリーズ4話。 琢×直前提(肉体関係あり)でゆくゆくは架×蓮に。 秘密を打ち明けたhsmくんと、明後日の方向からアプローチするkgwさんです。始まりと終わりの温度差がすごい。 失われた10年の間のhsmくんについて、ドラマで少しだけ描写があったのを膨らませたところ、ドラマよりずっと深刻になってしまいました。でも実際、こういう境遇になった方の苦労は想像を絶するものがあると思うんですよね… 兄ちゃんがいてくれて本当に良かった。そんな兄ちゃんを悪者にしてしまって本当にごめん。私の想像力が足りないゆえです。 今回もドラマ疫病○シリーズを見ながら書いてたのでちょっとkwhrさん&nnmyくん成分が混ざってます。ふたりの丁々発止のやり取り、たまらんですなぁ。 それにしても架×蓮のふたりを色っぽい雰囲気にするの、めちゃめちゃ苦労しました。全然くっついてくれない。自分で書いてるのにもどかしい。まぁくっつくまでを書くのが醍醐味なんですけどね。 次回、みんな大好き7話のエピソードを絡めてます。果たしてふたりの仲に進展はあるのか?6,681文字pixiv小説作品 ゼロ距離
ドラマ版。時系列的には4話より前。女子三人と架川・蓮見。公式が腐ネタを連発してくるので、乗っかってみました。 エロなし、かつライトなノリ。両方のサイトにアップ(架蓮のアホエロをもう片方のサイトにアップ済みです。拒否感なければプロフをご参照ください) これからシリアスに寄っていく感じかもしれないけど、架川と蓮見が最後までゼロ距離でいてほしいという希望を込めて。 3話の抱擁と中の人の喘ぎ声(違)はもちろんよかったんですが、「がわわ」の発音を直されたときの間髪入れずのリアクション。「ん、バナナといっしょ」の中の人の表情とか言い方がとてつもなく好きです。眉と上体がぴょって同時にあがってた……かわいすぎる。アドリブですかね? ドラマの展開次第ですが、次はまた架蓮か、葛東のライトか三輪と東堂のシリアスか、黒いバッタ過去編……? 頭の中がグチャグチャです。 探偵はホント見てるだけで満足してる……。あ、忘れないうちに感想を。 2話のお百ちゃん萌えの太郎、目キラキラの恋に落ちた感じと真っすぐなDT演技がさすがでした。それにしてもお百ちゃん、キレイですねぇ。ちょいハスキーボイスがまた良い。 一番痺れたのは1話ラスト近くのやりとり。呻くほどよかったです。三郎の「悪かったね」で太郎の感情がぶわっと増幅されたように思えた。あんな感覚、久しぶりでした……。おふたりともすごいなぁ……。3,138文字pixiv小説作品- regression
detach
ドラマ版二次創作です。シリーズ9話。 琢×直前提(肉体関係あり)でゆくゆくは架×蓮に。 hsmとtkmの関係に決着です。今回はkgwさん出番なし。 この話、書くかどうか迷いましたが、hsmくんは兄ちゃんのことを曖昧にしたままkgwさんとの関係を進めるのは好まないだろうなと思って書きました。 始まりこそ間違ってしまいましたが、ふたりの間には確かに愛があったと思いたい。最初のズレを放置しておくと、最終的には大きな溝になってしまうんだね、というお話。 兄ちゃん、悪者にした挙句報われることもなくて本当にすまない。あなたの恋は私ではない別の誰かに成就させてもらってくれ。 ドラマ最終話、兄ちゃんが無事?で良かったです。上司をぶん殴ったのはアレどうかと思いますが。警察辞めちゃうんでしょうか?勿体無いなぁ。そのまま出世街道邁進すれば良いのに~ それにしても髪の毛乱れてシャツのボタンも外れてヨレヨレになった兄ちゃん、とてもセクシーでしたね。中の人がドラマチーム・バチスタ3で演じたキャラクターをちょっと思い出しました。あっちでは上層部に良いように利用されてましたが、今回はエリートだったので安心してたらこの結末かよ。不憫この上ない。 ドラマで気になったのですが、名前を登録してないとはいえhsmのスマホに連絡するの、なかなか軽率じゃありません?そりゃそのうちバレるって。原作だと公衆電話を使ってたのですが、その辺結末を急ぐために変えたんですかね。とは言え私の書くふたりのほうが軽率極まりないですが。 次回、ようやく最終話です。1,669文字pixiv小説作品 - regression
transition
ドラマ版二次創作です。シリーズ8話。 琢×直前提(肉体関係あり)でゆくゆくは架×蓮に。 会話メインで接触はなし。ようやく架×蓮っぽくなってきました。もうひと押し。 ここまで書いてきて、このふたり全然仕事してないなと思ったので刑事っぽいことをしてもらいました。時系列はもう考えないでください。 張り込みは原作にはあったのですがドラマにはありませんでしたね。あんぱんと牛乳で小腹を満たすふたりを見てみたかった(古い)。 話によってhsmくんの一人称が僕と俺で表記揺れしてるのはわざとです。使い分けしてるっぽいので。 今回は書いてて一番楽しかったです。ラブコメみたいだ!と思いながら書いてました。ベタベタな台詞や展開も、好きなキャラがやると萌えるものですね。キスしそうになったり慌てて頭ぶつけたり、思いつく限りのベタを詰め込みました。 「キスしたくなるだろ」とかオヤジくさい!と思いましたが、kgwさんオヤジだからいっか、となりました。オヤジなのは私のほうか。 キスといえば。 ドラマ2話でmzkちゃんがキスしてると勘違いしてたシーン(端子の口が違いますよのアレ)、よく見ると、最初nsjmさんがhmdさんの唇を迎えに行ってるんですよね。何してんだこの人wwwと思いながら何度も何度も繰り返し再生しました。は~楽しい。 次回、兄ちゃんと決着。hsmくんが動きます。3,192文字pixiv小説作品 ホームセンターは腐った夢を見る
ドラマ版。本編がシリアス展開すぎて、アップするのを逡巡していたほどライトなノリの一品。タイトルまんまです、6話付近。架川、蓮見(直人)、琢己兄ちゃんを見守る外野(モブ)なので、腐描写はないけど腐ネタ。ガワワさんの出番少な目。ベクトル的には琢→→(略)→→←直ぐらい。 あのホームセンターで働きたいなぁ、それがダメなら客として行きたいなぁ、とずっと思っていました。兄ちゃんも蓮見も怪しすぎ。絶対マークされてますよ。 原作読み進めて、架川のプライベート設定にビックリしました。続編でこの設定出てきたら、架蓮の関係性にかなり刺激が……いや、ないほうが……いや……と勝手に妄想してます。 木曜日にもう彼らを観られないというのがすごく寂しくて、お風呂映画の追い焚きとかしてましたが、名古屋のロケ、配信してくださって本当に有難い。中の人、以前、「牡蠣大好物だけど、食べたら絶対に熱が出るんですよね」って言っておられたのに食べて大丈夫? とヒヤヒヤはしましたが。 サウナは……サウナは……カメラさん、アングル狙ったな……。ヒャッとなりました。汗だくの中の人にも激萌え。月末の福岡ドラマも緩そうなので楽しみです。 そうそう。配信中の視覚探偵、待ちきれなくてブルーレイを引っ張り出して6話を見たら琢己兄ちゃんが出ててヒャッとなりました(二回目)。兄ちゃんビジュ変わらないですねぇ……すごいわ。 金髪ヒゲも好きだけど、書く余裕がないのが悔しい。 とりあえず。シンシンを今月中には書き上げたいです! シンシンのお衣装展、行ける方うらやましい。そう言えば、自作でずっと黒田くんの衣装とベレーを黒と表記してたけど、濃紺なんですよね……そのうち過去作修正します。3,788文字pixiv小説作品- regression
conflict
ドラマ版二次創作です。シリーズ2話。 琢×直前提(肉体関係あり)でゆくゆくは架×蓮に。 架×蓮も琢×直もどっちも欲しい!と思ったら琢己が悪者になってしまいました。ごめん兄ちゃん。 時系列的には5話以降なんですがいかんせん6話以降もの凄いスピードで話が進むのでどこにも妄想を挟み込む余地が無い!あまり気にせずお読みください。 当直に関しては原作1巻にちらっと記述があったので参考にしました。ゴミ箱に関してはテキトーです。 執筆中、ドラマ疫○神シリーズを見ていたためにkgwさんがちょっとkwhrさん成分あります。熱すぎるだろうあのふたり。nnmyくん可愛いよnnmyくん。こっちも原作読みたい…てか読みます。 「やめてくださいよ刑事みたいな真似」のくだりは某警察ドラマから拝借しました。くっつきそうでくっつかないバディほど尊いものはない。 次回、琢×直のがっつりエロです。7,352文字pixiv小説作品 - regression
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ドラマ版二次創作です。シリーズ5話。 琢×直前提(肉体関係あり)でゆくゆくは架×蓮に。 今回はキスまで。 ドラマ7話のエピソードを絡めて書きました。ふたりで居酒屋エンドなんて、その後の展開を妄想してくれと言ってるようなものですよね!?はい、遠慮なくしました。 思えばこの作品は刑事ドラマにありがちなお決まり要素が少ないですよね。取り調べ室で犯人に自供させるとか(1話でありましたが既に自供後だったのでちょっと違うかな)、事件解決後にみんなで飲みに行くとか。そんな中で投下された居酒屋爆弾でしたので、それはもうびっくりしましたよ。 7話ラスト、いきなりkgwさんが距離詰めてきたので私も思わず身構えちゃいました。しげるのブラックコーヒー貰ってワーイってなってたと思ったらいきなり神妙な顔して「飲みに行くか」って、え、情緒どうした?そらhsmくんも戸惑うって。その後いつもの痴話喧嘩が始まってチベスナ顔になりましたよ。 それにしても7話のkgwさん、忙しすぎませんか? 監禁されてるところをnsnさんに助けてもらう ↓ 翌朝、史江にウソの証言をしたことを吐かせる ↓ お蕎麦 ↓ 梶間父に面会(俺の相棒発言) ↓ 東京に戻って居酒屋で捜査会議 ↓ 有働さんに宣戦布告 ↓ 翌朝脅迫メール(言い方) ↓ 船津と中華料理屋でランチ(違う) ↓ 琢己と車でランデブー(蓮見は俺が守る) ↓ 入院中の美代子に面会(良かったじゃねえか) ↓ mzkちゃん地域課へ異動 ↓ 居酒屋で捜査会議 ↓ しげると奇跡の邂逅 ↓ 「ちょっと飲みに行くか」 やることが!やることが多い! 『kgwの一番長い日』とかタイトルつけたいくらい。お疲れさまでした。つか通常業務どうしてるんだよ。 ドラマが始まった当初、優男のイメージのnsjmさんに元マル暴のコワモテ設定の役はちょっとミスキャストじゃないか、と思っていたのですが、7話を見てキャスティングに納得しました。 梶間父に面会した場面と、美代子が入院してる病院の駐車場に停めた車内での場面。 あそこのお芝居は本当に素晴らしかった。抑制された声に優しさが滲んでいて、感動しました。 あと「俺の相棒」と「蓮見は俺が守る」の爆弾発言! え、オタクをどうしたいの?息の根を止めに来たの? てかそれhsmに直接言ってあげなよ!「最高の刑事」とも言ってたね、デレが止まらねぇ! とにかく最高な7話でした。ごちそうさまでした。 次回、ようやく架×蓮エロです。ふたりの仲を進展させます!5,449文字pixiv小説作品 この先があるとするならば
小説初投稿です。拙い文かと思いますが、生温かく見守ってください。 尻切れトンボで終わってしまいました。この話の先があるとするならば、読んでくださった方に書いていただきたいです! ご本人様達には一切関係の無い、捏造の塊です。迷惑のかからないようにお願いします。1,715文字pixiv小説作品Happiness comes from the dog
アウトサイダートリオと黒柴の赤ちゃんの話。続く…と思います。 ほんの少し原作の設定がありますが、ネタバレにはなりませんのでご安心ください。3,442文字pixiv小説作品- 閉じ込められるふたり
箱の中のふたり
ドラマ版2次創作です。諸々捏造。時系列無視してます。 ○○の理由シリーズにいいねとブクマありがとうございます。 息抜きというか気分転換に新シリーズを始めてしまいました。 出来てないkgwとhsmが様々な場所で閉じ込められるのを楽しむ(?)話です。 ふたりがちゃんと仕事してるところを書きたかったのと、ドラマ本編でいつも刑事課のフロアに階段で上ってくるのが気になってエレベーターを絡ませました。 警察の業務に関するあれこれは適当です。エレベーターに関してはちゃんと調べました。皆さまも緊急停止にはお気をつけください。気をつけようがないですけど。 kgwさんがラッキースケベみたいな展開になってますが、ふたりはくっつく予定はないです……今のところ。 お楽しみ頂けましたら幸いです。7,271文字pixiv小説作品