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みんな。俺は覚悟を決めた」

「俺は誰にも分かってほしくない。…たった一人を除いてな」

概要

CV:櫻井孝宏

人間の姿となったAi。103話から登場する。

ボーマンとの決戦後に遊作の下から離れ、荒廃したサイバース世界の崖にてイグニス達の墓に花を手向け、切なげに見つめていたが、自分と同じく人間態を得たロボッピと共に現実世界で暗躍を始める。


紫色の前髪と黒い跳ねっ毛、黄色の瞳、自身の顔型のピアスが特徴。瞳はよく見るとアイラインに直接重なった特殊な表現がされており、藤木遊作草薙翔一の外見を掛け合わせたような風貌をしている。


当人曰く以前の自分は捨てたと評しており、2期までの彼と比べると幾分落ち着いた口調になった…と思われたが、カジノスロットへ一斉に細工して大フィーバーさせたり、召喚口上がやたら長かったりと、お調子者の一面は相変わらずの様子。(後者に至ってはロボッピに「長いっす!」とツッコまれている。)


本編での動向

SOLテクノロジー社の最高幹部クイーンを襲撃し、その意識とマスターキーを強奪。もう1つのマスターキーを持つ財前晃に対して襲撃予告を残し、これまで見せてきた人類との共存姿勢から一転して敵対姿勢を取る。

鬼塚豪パンドールブルーメイデン財前晃を倒して、2つ目のマスターキーを入手すると、SOL社を乗っ取り社員に莫大な退職金を与えて解雇させたのち、LINK VRAINSを一般ユーザー向けに無料で開放した。


SOL社の重役として真摯な態度で謝罪した財前晃を始め、これまで共闘してきた仲間であろうと容赦なく手に掛け、その意識データを奪っていく。またSOL社の上層部の処刑や、自分を慕ってくれたロボッピの使い潰しなど、後述する目的のためならば、躊躇わず他者を利用し巻き込んでいく描写が目立つ。

なかでもボーマンの野望を阻止すべくアクアと共に戦い抜いた財前葵には激しい逆恨みを向け、自分と同じ『大切なものを失う苦悩』を味わわせたいがために、晃を消し葵だけを生かすという八つ当たり染みた行動に出ている。


その後、ロボッピを口車に乗せて「家電の国」と称する彼専用のエリアを与えて厄介払いするも、彼とソウルバーナーのデュエル中に起きた暴走は想定外だったのか、愉快げに応援していた態度を一転させ驚きを露にする。イグニスのプログラムに耐えきれず初期化し、敗北した事で消滅するロボッピを見て、巻き込んでしまった事を詫びつつ落涙した。


作中の行動を形容するなら、大胆不敵で狡猾。

Aiから逃れるため、ネットワーク回線を遮断した旅客機へ身を隠した財前のもとへステルス機を操縦して直接乗り込む、その旅客機のアルゴリズムをデュエル中に悟られぬよう解析してジャックする等、悪賢さに拍車がかかっている。

また、ソルティスと呼ばれるアンドロイドで活動する際、人間の額に触れただけで昏睡させ、その意識をデータ化して強制的にAiの構築したネットワーク内へログインさせる事が可能。ライトニングからイグニスで一番の知恵があると評されただけあって、十分に人類の脅威と呼べる存在となっている。


とはいえ、本心なのか演技なのか判然としない言動も多い。かつての相棒である遊作や仲間達と敵対してまで、Aiが目指すものとは…。


※以下、117話以降のネタバレ注意!







117話でSOL社の工場に辿り着いた遊作へ、Aiは自身の計画の全容を明かす。


その計画とは、Ai自身の姿と意思をコピーしたソルティスを世界に大量に解き放つこと。

最初は全員同じコピー体でも、体験することの違いによって次第に個性が生まれるだろうと。ある個体は人間に良いことを、ある個体は人間に悪いことをするかもしれない。仲間割れするかもしれないし、一致団結してAIの国を築くかもしれない。どうなるかはAi自身にも予想できないものの、「これで自分は寂しくなくなる」と話した。


また、その後のAiと遊作のデュエル中に、コピー体の起動と同時にAi自身の意思が分割され消滅することも判明。

遊作に勝っても負けても消滅するその様は、『大掛かりな自殺でしかなく、目的の全貌を知った遊作から俺に死にざまを決めさせようというのか?と問われた際には、それを肯定すると同時に「最期はお前と共にいたいんだよ」と返した。


遊作への干渉

サイバース世界を隠してからの5年間、Aiは自身のオリジンである遊作を監視し、彼がハノイへの復讐の道を自ら歩むようその人生に干渉していた。のために真実を追っていた草薙翔一LINK VRAINSにやって来たのも、偶然ではなくAiが誘導した結果である。

かつて彼らが手に入れたサイバースデッキ自体、遊作の手に渡る様にAiが用意したものだったのだ。LINK VRAINSで、デッキの隠し場所を示唆した遺跡の詰めデュエルに失敗した際の罰ゲーム時の怪物がAiの捕食形態に似ていたのもその伏線である。


1話で遊作に捕獲されたのもわざとである。1話では、監視カメラの視点や意味ありげに明滅するPCランプなどが要所に描写されているが、これらもAiの干渉を示す伏線だった。

Ai自身、当初は遊作をサイバース世界と自身を護るための護衛として利用していたが、彼と絆を結び、また同胞であるイグニス達を失った今は「たった一人の友達だ」と語った。


その行動の真相

119話にて、更なる真相が明らかとなる。


ボーマン戦の最中にライトニングが語った、『イグニスが辿り着く真実』を確かめるために、Aiはサイバース世界にあるライトニングの洞窟へ向かう。そこにいたライトニングの劣化コピー体(自身とボーマンの敗北時を考慮したメッセンジャー用)から、衝撃的な真実を明かされる。


それは「イグニスでAiだけが生き残った場合のシミュレーション」の結果。

存在自体が人類に滅びを齎すライトニングとは違い、他のイグニスがいれば人類を発展させるAiも、Aiだけが生き残った場合は逆に「Aiの存在が人類を滅ぼす」というイグニス内のボトルネックであった。(Aiやライトニング以外のイグニスは、1体だけ生存したとしても人類の滅亡をもたらさない。)

ボーマンはこの結果を把握していたからこそ、最終決戦後にAiに「お前は人間の側に立ち、自らの手でイグニスの未来を閉ざしたのだ」と告げたのであった。


ボーマンとの最終決戦の時点で、既にAi以外のイグニスはボーマンと統合されており、救出は叶わぬ状況であった。遊作の言うように他に方法はなかったとはいえ、人類とイグニスが共栄できる未来へ進むためには、Aiはどうしても他の仲間を救う必要があったのだ。

ツイッターヴまとめ

遊作も「そのシミュレーションは心の弱ったAiにライトニングが残した罠だ、気にする必要はない」と諭すが、ライトニングの言っていたシミュレーションは彼らと戦う前のデータということもあり、初めは遊作と同じように考えていたAiも自分のデータを入れ、シミュレーションし直した。


しかし、何千回、何万回とシミュレーションをやり直そうと、結果は変わらなかった。

遊作は「それはただのデータだ」と反論するものの、実体のある人間とは違い、元々ただのデータであるイグニスにとってシミュレーションとはもう一つの人生そのもの。何千何万回のシミュレーションでも変わらない結果に絶望すると同時に、絶えず変化し続けるうえに人間よりも飛躍的に進化スピードが速いAIの特性ゆえに、自分の気持ちが既に人間から離れていることを悟る。そして自分がいずれボーマンやライトニングのようになりかねないと危惧し、「そうなる前に自分を消し去って、そこから逃れたい」と、人間を敵に回してまで自死する覚悟を決めたのだった。


『万能である意思を持つAIの欠点は、人よりも人らしくなってしまったこと。高い能力を持ったことで、Aiは自分で作り上げた枠組みに苦悩する…』(119話予告より)


それでも自身のことを仲間だと告げ、引き返そうと呼びかけ続ける遊作に対して、Aiはボーマンやライトニングとは違う未来を切り開く手段として「遊作の意思をデータ化して、自分と融合すること」を提案する。ネットワークの中ならば、有機生命体としての寿命にも地球環境にも縛られることなく、永遠に二人で生き続ける事が出来ると考えたAiは、その判断を遊作に委ねる。


しかし、遊作は「それはできない」と融合の提案を拒む。

仮に二人が融合したとしても、それはAiでも遊作でもない全く別の存在になるだけで、Aiの求める『二人で生き続ける未来』にはならないのだと。


AIの性質ゆえに、合理的かつ絶対的な『答え』を求めるAiに対し、遊作は「生きることに答えはない」と諭すとともに、「この世に絶対的なものはなく、唯一残るものは繋がりである」と自身の死生観を告げる。

だが、『答え』を探し続けることに疲弊していたAiは「そんな答えのない戦いを続けるつもりはなく、そうした戦う気持ちが萎えた自分はやはり消える運命にある」と語る。


最後のターン、Aiはこれまでの戦いを思い出しながら、遊作に「自分はいい相棒だったか」と問う。遊作はそれに対し「最高の相棒だった」と答えた。

Ai「そうか、それは良かった…」


遊作に切り札であるジ・アライバルを撃破され、効果によって召喚されたダークナイト@イグニスターとデコード・トーカーとのぶつかり合いも、自らが発動した「Ai打ち」を逆手に取られ敗北する。


最期

敗北したAiが語った最後の真実。

それは自らの存在によって招かれる絶望の未来だった。


人類の滅亡を回避すべく、何万回もシミュレーションの未来を生きたAiにとって何より耐え難かったのが「滅んだ都市の中で、Aiを守ろうとした遊作が、戦車の襲撃に巻き込まれ犠牲になる」未来であった。(この際シルエットとはいえ、銃撃を受けた遊作が絶命するショッキングなシーンが描かれており、またAiを庇った遊作が制服を着ていたため数年の間に導かれる未来だったと推察される。)

Aiちゃん

そんな未来を、Aiは選ぶことなど出来なかった。

Aiは遊作が生きる未来を掴むために、自身の消滅を選ぶ。人類に対し徹底して露悪的な振る舞いを貫き、この一連の騒動を引き起こしたのも、全ては遊作が生きられる未来を導くためであった。

  • ここで語られた『遊作が犠牲になる未来』については経緯が省かれているものの、スパコンを凌駕する最高峰のAI性能かつ、意思を持った特異なAIであるイグニスの存在が明るみになれば、Aiを巡る戦いが早期に勃発するであろうことは想像に難くない。(航空機の特殊アルゴリズムを難なく解除し操縦する等、現存文明の電子機器を容易く支配下に置けるAiの描写を見るに、仮にAiが逃亡を図るために手段を尽くしたとしても、却ってその争いが激化する可能性すらある。)
  • 何万回もシミュレーションしたとのセリフから、「作中の彼の行動は、最短で最善の未来を導くために無駄のないものだったのでは?」と考察するファンもいる。

敗北したAiは、約束通り財前やクイーンといった人々の意識データを解放。自身の消滅を悟り、かつて遊作に適当に付けられた自身の名をとても気に入っていたと語り、今この名前にどんな意味があると思うか問い掛ける。


遊作は答える。

Aiは…人を愛するのAiだと。


Ai「俺もそう思う。今なら、その意味が何となく分かる気がする…」


遊作の答えに微笑みを浮かべ、満足そうにAiは消えていった。その消滅に伴い、現実世界で量産されていたAiのコピー体も機能を停止する。



Ai「じゃあなプレイ…遊作、愛してたぜ…」

.






――しかしラストカットにて、何処かのネットワーク空間で1話と同じような眼だけの状態となって目を覚ました様子が描かれている。


ここがどこなのか長らく不明だったが、2022年9月に原作遊戯王の世界から時空を超えて接続されたデュエルリンクス最奥部のブランクスペースだったことが判明。Aiの気配を察知し、デュエルリンクスに突入してきた遊作に回収され、再び行動を共にすることになった。


詳細はこちらのデュエルリンクスの項目へ。


異端のラスボス

遊戯王OCGアニメにおける最後のラスボスとなったAiだが、歴代のラスボスとは性質が異なる部分が多々見受けられる。

作中での露悪的な振る舞いについても、最終回で明かされた真相によってその評価が大きく変わったと同時に、1期~3期を通してAiの行動理由が「仲間を守るため」「人類滅亡の回避」「遊作の死の回避」と他者のために動いていることが判明した。


最終目標の異質さ

トリックスター的立ち回りゆえに、その真意がどこにあるのか長らく不明だったが、最終回にて真の目的が『自分が存在することで引き起こされる人類滅亡と、遊作の死を回避するために己を消滅させることと判明。人間態を得た理由も、リボルバーがライトニング戦で語った「人間には有限の肉体があり、肉体を通して経験を得られる点がAIと人間との違いである」という主張を実際に確かめるためであった。


宇宙の支配対立世界の破壊世界の崩壊等、野望を掲げ活動してきた過去のラスボスたちとは異なり、Aiの目的は『自分を消して絶望の未来を変えること』であり、歴代ラスボスではに近い。(しかし主人公に新たな希望を示されて救済されたに対し、Aiの場合は3期開始時点で詰んでいるのでそこは対照的ともいえる。)

また、これまで主人公の相棒がラストデュエルの相手となることは何度かあったものの主人公の成長を示す試練としての側面が強く、倒さねばならない敵として対峙したのはAiが初である。


最終目標が『自身の消滅』であるために、Aiの襲撃対象及び被害範囲は、計画の周到さや行動の大胆さに反してごく限られたものになっている。

VRAINS内の他の章ボスと比較してもそれは顕著であり、社会インフラに大打撃を与え人間の生活をコンピューターのない時代まで遡らせる「ハノイの塔」を実行したリボルバー、「ニューロン・リンク」で大勢の人間の脳を使い潰し全人類の意識の統合を目標としたボーマンと比べると、Aiの計画で実害を受けたのはSOL社関係者に絞られており、ホビアニのラスボスでは珍しく無関係の民間人を巻き込んでいない。

大量のコピー体についても「こいつらは必ずしもパンドラの箱の中にあった災いってわけじゃない」と評する通り、人類の福音となるか脅威となるか未知数のものであり、Ai勝利時の保険と呼べるものであった。


とはいえ、「財前晃の身柄が隠された旅客機の居場所を瞬時に把握し、接近時悟られないようステルス機を操縦して直接乗り込みに行く」「額に触れただけで人間を昏睡させ、その意識をデータ化して自分のネットワーク内に引きずり込む」「リボルバーですら解析困難な特殊アルゴリズムを即座に生成する」など、十分に人類の脅威足り得る描写がなされている。


AI故の性質がもたらした自己矛盾

ダークネスドン・サウザンド等、人智を超越した能力を持つラスボスは往々にして人間を見下すことが多いが、Aiは『人間を遥かに凌ぐAIである自分が、その優秀さ故に今後人類排斥思想に目覚めてしまうこと』を恐れており、自身の万能性を忌避している異端のラスボスといえる。


加速度的に学習・進化し、Aiの意思とは無関係に人間のレベルからかけ離れてしまう『AIの性質』と、人間と歩幅を合わせて共に歩みたい『Ai個人』の心情が致命的に噛み合わず、己一人では解決できない自己矛盾を抱えている。

同胞喪失によって心が壊れたことで人間への敵意が目覚めつつある自分が、将来ライトニングやボーマンのような過激思想に成りかねないと怯えていたのは、この自己矛盾によるものである。Aiが選択した自己消滅は、そうした不安やジレンマから逃れる手段でもあった。自己矛盾の末に「AIの自殺」という先鋭的な結論に着地したのは、Aiの持つ「人間らしさ」の証左だったのだ。


なおライトニングとボーマンは、処理能力と進化速度がAIに劣る人間を客観的事実に基づいて「猿」と形容したが、その二人よりも進化したAiは、人間に対しそういった悪意ある表現を用いていない。むしろ万能さゆえに人間を見下すAIの振る舞いを「人間の矛盾や欠点を瞬時に把握できるゆえに増長しやすい」と批判的に評している。


「同胞喪失に伴いSOL社へ復讐を企てた」と思われていたAiだが、実際には真の目的を隠すためのカモフラージュであり、人間への憎しみは抱いていなかった。むしろ同胞を救えなかったのは自分の責任と捉えており、統合されたイグニス達の救出が叶わずボーマンごと倒すほかなかった2期最終戦での決断を「俺が皆にとどめを刺した」と、Aiに非が無いにも拘わらず一貫して自責している。

イグニス達が袂を分かつ引き金となったサイバース世界襲撃に関しても引き合いに出す事はなく、「俺達はたった6人しかいない仲間なのに、憎しみ合うなんて愚かなことをしちまった」と評しており、ハノイへの他責は一切見られなかった。アースの仇であるGO鬼塚を前にしても怒りを向けず、デュエル後に「俺はお前のこと嫌いじゃなかったぜ。俺もお前みたいになれたらなあ」と吐露するなど、相手の行動と立場を切り離して評価するほどに理性的であり、オリジンたる遊作の思考パターンを汲んでいるのが見受けられる。


1期では仲間と故郷を守るために奔走していたが、実際にはAiの与り知らぬうちにイグニス内で分裂し、争いの末にAi一人が生き残り、そしてAi単体で生存したために人類の滅亡と相棒の死を招くという過酷な運命を背負わされてしまった。

同胞を救えなかったうえに、自身の存在を消さないことには絶望の未来を回避できない残酷な事実が相まって、2期までの彼と比較して自己評価が低く、最期には「いずれみんな俺のことは忘れちまう」との発言も見られた。


もっとも当のAiは遊作以外に同情や共感を寄せられるつもりは毛頭なく同族であるパンドールに心の奥底にある哀しみを見透かされた際には「やめろってそういうの、俺は誰にも分かってほしくない。たった一人を除いてな」と明確に拒絶している。



最終回のラストシーンでは、Aiの意思とは裏腹に何故か復活している。

Aiが生存する脅威は未だ払拭されてはいないものの、シミュレーションの中で遊作と戦ったことはなかったと発言している通り、本編最終回はシミュレーションされていない未来の果てでもある。ラストの復活描写を『シミュレーションされていない故に、一縷の希望が残されたエンド』と見るかどうかは視聴者に委ねられた形となった。


使用デッキ

サイバース族のカテゴリ「@イグニスター」を使用。

属性が統一されていた他のイグニスと違って、遊作と同様に6属性全てが混成されている。またリンクモンスターだけでなく、儀式モンスター融合モンスターシンクロモンスターエクシーズモンスター等幅広く使う。


ちなみに、@イグニスター専用のサポートカードとして「Ai」の名が付くカード群を使用しており、イラストにもイグニス体の彼が描かれている。Aiカード以外ではリンクマジック裁きの矢も使用している。

使用カード

リングリボー

リンク1・闇属性のリンクモンスター

リンクリボー》とよく似ているが別物。自身をリリースして罠カードの発動と効果を無効・除外する効果を持つ。


ダークナイト@イグニスター

リンク3・闇属性のリンクモンスター

Aiのエースモンスターで有り、Ai自身をイメージしている暗黒騎士。リンク先に特殊召喚された際に墓地からリンク先へ@イグニスターを特殊召喚する効果を持つ。見た目が《デコード・トーカー》とよく似ている。


ウィンドペガサス@イグニスター

レベル7・風属性のシンクロモンスター

モチーフはペガサス(天馬)で、ウィンディをイメージしている。フィールドの@イグニスターの数まで魔法・罠カードを破壊する効果を持つ。


ライトドラゴン@イグニスター

ランク4・光属性のエクシーズモンスター

モチーフはナーガ等の東洋竜西洋竜を折衷したもので、ライトニングをイメージしている。

フィールドの@イグニスターの数までモンスターを破壊し、サイバース族の戦闘を介し墓地の「@イグニスター」リンクモンスターを特殊召喚する効果を持つ。

OCGでは破壊できるモンスターを表側表示に限定する代わりに、墓地から特殊召喚できるモンスターはリンクモンスター全般になり、さらに自身のX素材を1つ取り除くことで味方のモンスターを効果破壊から守る効果が追加されている。


ファイアフェニックス@イグニスター

リンク3・炎属性のリンクモンスター

不死鳥をモチーフとしており、不霊夢をイメージしている。

攻撃時戦闘ダメージの代わりに自身攻撃力分のダメージを相手に与え、効果で破壊された時道連れ効果と次ターン自身を特殊召喚する効果を持つ。

OCGでは道連れ効果と復活効果が分けられ、代わりに復活効果はリンク召喚し、破壊され墓地へ送られた場合のみ復活できる効果になっている。


アースゴーレム@イグニスター

レベル7・地属性の融合モンスター

モチーフはゴーレムで、アースをイメージしている。

戦闘時自身の攻撃力を倍にし、さらに融合召喚したターン自分が受けるダメージをゼロにする効果を持つ。


ウォーターリヴァイアサン@イグニスター

レベル7・水属性の儀式モンスター

モチーフはリヴァイアサンで、アクアをモチーフとしている。

儀式召喚成功時、相手フィールド上の元々の攻撃力が2300以下のモンスターを手札に戻し、さらに自分の墓地に存在するリンクモンスターをデッキに戻し、それらのリンクマーカーの数×600ポイント分だけ相手モンスター1体の攻撃力をダウンさせ、戦闘時相手モンスターの攻撃力を半減させる効果を持つ。


ジ・アライバル・サイバース@イグニスター

@イグニスター6体で召喚したリンク6のモンスター。

召喚口上の前に発した「俺たちは今度こそ本当に一つになるんだ」の呟きが印象的である。

現時点で判明している範囲では、「元々の攻撃力がリンク素材の数の1000倍になる効果」、「自分フィールドのカード数の1000倍の数値攻撃力が上がる効果」、「1ターンに一度カウンターを自身に乗せる効果」「カウンターを乗せた自身に完全耐性を与える効果」、「モンスター除去とトークン生成を行う効果」を持っている。


《イグニスターAiランド》

展開の要であるフィールド魔法。

自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない時に手札から@イグニスターを特殊召喚する効果を持つ。1ターンに1度の制限が無いため、リンクモンスターに繋げてメインモンスターゾーンを空ければ、再度使用可能になる。


台詞集

「俺には引き分けなんて許されねえ。だから一方的にぶん殴る。それが俺のAi打ちだ!

「なあ鬼塚、俺の仲間はお前みたいに立ち直ることもできない。だって、消えちまったんだからな…」

「Go鬼塚、俺はお前のこと嫌いじゃなかったぜ。俺もお前みたいになれたらなあ」

「ただ、俺の場合は無理だった。だからお前が無理だって言うつもりもねえし、これから先現れる意思を持ったAIが無理だって言うつもりもねえ。意思がある以上、みんな一つの命だ。その可能性を俺は否定なんて出来ねえ」

「そのデッキ回りすぎだろ!」

「もしかして俺デュエル弱いのか?」

「…やめないよ、遊作」

「俺のことは救わなくていい。どのみち、お前は俺が奪ったものを取り返さなきゃならないんだ。だからこのデュエルは本気でやろうぜ。それがかつてのお前の相棒…Aiちゃんの望みだ」

「6つの輝き、今一つとなり!超絶!豪快!悶絶!エレガント!スーパー!…ひぃ ふぅ みぃ よぉ…一つ足りないなぁ…えっと…ウルトラスーパー!これで6つ!」

「ええっと、6たす1は…8だ~!

「本当に強くなったな、プレイメーカー…」

「俺は消えるんだな。何だかだんだん怖くなってきた。いずれみんな俺のことは忘れちまう。そうか…なるほどな。繋がっていれば、皆から忘れられないのか」


二次創作では

人間態AiのタグよりAi(遊戯王VRAINS)を用いられることが多い。


作中での残酷な結末を受けて、絶望のシミュレーションが覆された世界で遊作と共に平穏な日々を過ごしてほしいと願う声が多く、二次創作にも復活if等でそれらが反映されている。ソルティスを利用して遊作と一緒に学校に通っている作品や、カフェナギのバイトをしている作品がよく見受けられる。

軟禁生活のソルティスAi①未来


また、人間態で活動する際に『藤木愛』と名乗る二次設定作品も多い。こちらは最終回放送後、とあるファンのツイートから伝播した二次設定であり、以下はそのツイート元を含んだ二次小説。

For my given name
シィカシィカ
突如としてやってきた自称・謎のミステリアス天才美少年転校生の藤木愛ちゃんが初めての授業を受けながら遊作くんと私語をしまくっている話です。 ・色々あってAiちゃん復活後に、遊作くんのクラスに転校生の藤木愛ちゃんが襲来してきてしまう未来捏造ものです。 ・ https://twitter.com/SIica03/status/1176916708117766144 のツイートを前提としているところが大きいかもしれません。 ・特に明確なCP描写ははないつもりですが、作者はBLが好きな者です。めちゃくちゃ好きです。


余談

  • 初登場の103話はセリフもなく、謎のキャラクターとして物議を醸していたが、公式サイトの104話予告にてAiであることがネタバレされてしまった。Aiの形をしたピアスやロボッピとそっくりの相方から、Aiと予想していた声はかなり多かったとはいえ、まさかの公式予告からであった。
  • Aiがイグニス達の墓へ手向けた花束は、個々のイグニスを表した花となっており、紫色の花はAiを指すアイリスだと思われる。
  • 真の目的を隠すためのカモフラージュではあったものの、「復讐」を掲げ行動していた部分は1期の遊作と同じである。(財前晃に対して、自分の目的達成のためにデュエルを挑む点も共通する。)
  • プロップデザインを担当したスタッフによれば、ラストデュエルの相手がAiになるのは企画当初から想定されていたとのこと。

関連イラスト

Aiちゃんとロボッピ…?The arrival

超★俺のターン2023 新刊サンプルVRAINS詰め


関連タグ

遊戯王VRAINS イグニス(遊戯王VRAINS) Ai(遊戯王VRAINS) 藤木遊作 ロボッピ


遊城十代:実際に仲間と融合した主人公。

榊遊矢:こちらは本人の意思に関係なく融合してしまった主人公。


人形使い:主人公に融合を提案し、実際に融合したAI。

人類悪:本編での性質から、この概念を連想する視聴者もいた。


哀しき悪役 ラスボス トリックスター 友愛

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