曖昧さ回避
- 稲の種子。「こめ」(熟語の「~米」では「~まい」になる事が多い)。この記事を参照。
- 日本語で、アメリカ合衆国(亜米利加、米利堅(メリケン))の略称。「べい」。米国という表現も使われる。また、ヘタリアのアメリカ擬人化(アルフレッド・F・ジョーンズ)を指す場合もある。中国語では、「米(ミー)」ではなく「美(メイ)」を当てる。
- ネットスラングで、コメントのこと。コメントをすることを、米を炊くといわれる。
概要
日本で栽培され食べられているのはもっぱら短粒のジャポニカ種。耐寒性が強く、うるち米にも粘り気がある。ジャポニカ種のもち米はうるち米よりさらに強い粘りがあり、餅やおこわの材料になる。
インディカ種は東南アジアやインドで主に食べられ、粒が長くうるち米には粘り気はなく、タイ等では独特の匂いがするものが喜ばれる。
ジャポニカ種の要領で調理すると全然おいしくなく、戦中戦後の食料難の時期や平成米騒動の際、そのまずさはトラウマ体験として語り継がれている。現在の日本でも輸入されているが、食用米には回されず主に泡盛などの加工用として用いられている。日本では輸入元からタイ米という呼称で定着している。インディカ米にも粘り気のあるもち米があり、タイ東北部やラオスはもち米のおこわが主食である。
ジャバニカ種は、粒が丸く大きく、粘り気は少なめ。イタリア、スペイン等でリゾットやパエリアに使われるのはこれ。他に東南アジアの一部などで栽培されるほか、日本でも室町時代頃には西日本を中心に栽培されていた。
主食のなかでも重要なもの、もしくは炭水化物の主要供給源として、小麦に次ぐ範囲(人口ではそれ以上)で食べられている。
・東アジア
・南アジア
インド(おもに東部~南部)、スリランカ、パキスタン、バングラデシュなど
・西アジア
イタリア(おもに北部)、スペイン(おもに南部)、ポルトガルなど
・アフリカ
これらに近い地域(トルコ、エジプト、フランスなど)や、移出して栽培されている地域(アメリカ合衆国(カリフォルニア、ルイジアナほか)、ブラジルなど)でも、マイナーな主食またはパスタ・芋の類似ポジションに落ち着いている。
米に馴染みのない地域では本気で「米の存在自体を知らない」という事があるが、「野菜として扱われる」というのは、「日本ではジャガイモは野菜として扱われる」と同レベルの大袈裟な表現らしい。
精製の進行状態で呼び分けられ、籾から籾殻を取り除いただけのものを玄米と言い、そこから精白して米糠を除いたものが、普段食べられる白米である。
米を使った料理・加工品
全般・日本
炊き込みごはん / 炊き込みご飯 混ぜごはん / 混ぜご飯 栗ごはん
東アジア・東南アジア
南アジア・西アジア・北アフリカ・ヨーロッパ
関連イラスト
完全一致検索でも、「米」そのもののイラストはあまり多くない。
関連タグ
※(米印)
お米タル(正式名称「お米の美味しい炊き方、そしてお米を食べる事によるその効果。」)