概要
ロボットアニメあるいは特撮番組などにおいて、それまでの主役ロボに代わって登場する新たなる主役ロボのこと。
また、特に『スーパー戦隊シリーズ』などにおいて、単純に物語上で2番目に登場するヒーロー側の巨大ロボットを指して2号ロボなどと呼ぶこともある。
主人公ロボとは別個体である場合は主人公が乗るか乗らないかで判断されるが、判断が微妙なものもある(例としてガ・オーン。ダ・ガーンX、ガ・オーン両方とも主人公が乗り込むため)。
似た概念として「後期主人公機」というものがあるが、pixiv上での用例は確認できない。
アニメ初の2号ロボは『戦闘メカザブングル』のウォーカー・ギャリアとされる。
「番組タイトルに名前があるロボを交代させて主役を張る」「前半の主役ロボと共闘する」という定番破りとして登場したそれは以降の番組でもたびたび踏襲され、新たなるスタンダードとして定着した。ほぼ同時期に『逆転イッパツマン』でも2号ロボ三冠王を登場させているが、ギャリアと異なり1号ロボである逆転王との共闘はなかった。
(ほぼ)同じパイロットが乗った新しい機体という点では先駆けて『ゲッターロボG』も当てはまるが、こちらはそもそも番組名ごと変わっており、例外と見なされている模様。ただし原作では続編扱いされていないだけなく、(後年描かれたものではあるが)新旧ロボとの共闘も実現している。
登場パターン
登場のパターンも様々で、メジャーなものだけでも以下のような数々の種類がある(複合も多い)。
- 戦力強化のために新規投入した
- 修復や強化の結果ほぼ別の機体になった
- 遅れていたものがようやく完成した
- 仲間が使用していた機体を引き継いだ
- 別の勢力から供与された
- 休眠状態の古代兵器等を発見した
- 敵軍の兵器を奪取・鹵獲した
- 敵軍の構成員が寝返った
- 敵軍に奪われていた機体を奪回した
1号ロボの去就
多いのが「仲間の別パイロットが引き継いで乗る」というパターン。そうすることで引き続き1号ロボの出番があり、ダブル主役としての活躍も見込める。また状況によって使い分けられたり、勇者シリーズのように1号・2号ロボの双方が合体して新たな主役ロボになる場合もある。
そうでない場合、「丸々失われる」ケースもままある。
上述した2号ロボの元祖、『ザブングル』もそのパターン(実際はザブングルがもう1機あったので完全にお役御免にならなかった)。
また、ラスボスの攻撃で2号ロボが失われたとしても、それに代わり行動可能な1号ロボに全てを託し、ラスボスを打倒するというパターンも存在する。
1号ロボが中破し修理中で終盤まで(最終回まで)登場しないパターンがあるが、そのケースはごく稀といえる。
果ては敵方に回ってラスボスになるというとんでもないケースまで発生している。
2号ロボの一覧
※主役機のみを記述。
アニメ
特撮
- ジャンボーグ9/ジャンボーグA(ジャンボーグA)※史上初の2号ロボとされる。
- 特空機2号ウインダム/特空機1号セブンガー(ウルトラマンZ)※主役ではない(主役機ではある)ものの主人公が搭乗する事はあった他、初登場回のサブタイトルが『二号ロボ起動計画』。
スーパー戦隊に関しては戦隊ロボ、2号ロボ(スーパー戦隊)のページを参照。
議論の余地がある機体
- メカンダーロボ(合身戦隊メカンダーロボ)※メカンダー1号が完全大破、次週から2号が登場したが、合体機構が違うだけでデザインは同じため2号ロボに当てはまるか(厳密には完全新規の2号機なので当てはまらなくはないが)?
- ビスマルク(星銃士ビスマルク)※終盤登場したのは解体されたと見せかけて改造された機体なのか、あるいは2号機なのか明言されてないため(解体の際エンジンが破壊されていたことを考えれば改修機とも考えられなくない)。
- ガオファイガーorジェネシックガオガイガー(勇者王ガオガイガーFINAL)※前者は主人公が乗った機体としては2機目ではあるが作品名が変わった段階で初登場しており(上述のゲッターGと同じ)、「同作品内での2機目」という意味では後者の方が当てはまる。
- デスティニーガンダムorストライクフリーダムガンダム(機動戦士ガンダムSEEDDESTINY)※シン・アスカとキラ・ヤマトのどちらを主人公と見るかで観点が変わってしまう。また後者の場合、最初の機体から数えて3号ロボと見ることもできる。スペシャルエディションではアスラン・ザラが立ち位置的に主人公と言えなくないため、この場合でも3号ロボと見ることもできる。
- マッハバロン(スーパーロボットマッハバロン)※1号機は完成直後に敵の手に渡る事を怖れた開発者が破壊、全話に登場のは2号機であるが、デザインは全く同じため2号ロボに当てはまるか?
関連タグ
表記ゆれ:二号ロボ