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磐越西線の編集履歴2023/12/16 20:47:32 版
編集者:greenmover
編集内容:新津運輸区改組に伴う修正

路線データ

路線名磐越西線
ラインカラー
路線区間郡山〜新津
路線愛称森と水とロマンの鉄道(会津若松〜新津)
路線距離175.6km
軌間1,067mm
駅数43駅
信号場数2箇所
電化区間郡山〜喜多方(交流20,000V)
非電化区間喜多方〜新津
最高速度95km/h
単線区間全線
閉塞方式
  • 自動閉塞式:郡山〜喜多方
  • 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式):喜多方〜新津
保安装置ATS-SN
運転指令所
  • 会津若松CTC:郡山〜喜多方
  • 新潟総合指令室:喜多方〜新津
大都市近郊区間
  • 仙台近郊区間:郡山〜喜多方
  • 新潟近郊区間:五泉〜新津
第一種鉄道事業者東日本旅客鉄道(JR東日本)
第二種鉄道事業者日本貨物鉄道(JR貨物)

概要

郡山駅(福島県郡山市)と新津駅(新潟県新潟市秋葉区)を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)日本貨物鉄道(JR貨物)鉄道路線で、幹線。

郡山駅〜喜多方駅間は交流電化されており、東北新幹線と接続し首都圏など各地と会津地方を結ぶ地域幹線の役割を果たしている。但し全線を通して磐越自動車道(磐越道)が並走し高速バスが頻繁に運行されている為、対首都圏・対仙台・新潟近郊のみならずローカル運用においても激しく競合している。

また会津若松駅〜喜多方駅間の電化設備は撤去予定で、2022年(令和4年)3月12日ダイヤ改正以降この区間を定期列車として走行する電車は存在しない。臨時列車では団体扱いの快速フルーティアふくしま」が唯一走行する電車である。

直通運転

以下の区間で直通運転を行なっている。なお直通運転は全て気動車が使用される。

信越本線:新津駅〜新潟駅

只見線会津鉄道会津線:会津若松駅〜会津田島駅

※会津鉄道の車両による運用。

この他に会津鉄道の車両が東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道会津線を経由して喜多方駅まで乗り入れる事がある。

災害

喜多方駅以西の非電化区間は阿賀川阿賀野川沿いに新潟市方面を進むが、この区間は大雨等による災害が頻発する地域であり、何度も長期間の運休が発生している。同区間は鉄道のみならず沿線の国道49号でも防災上の難所となっている。

運休区間や回数は後述の沿革の項を参照。

沿革

開業〜全通まで

全通〜国鉄民営化まで

国鉄民営化以降

現在の運行形態

会津若松駅を境に運転系統が分断されている。本項では運行区間ごとに記載する。

郡山駅〜会津若松駅

快速・普通>普通列車合わせて概ね1時間に1本のみの運転。

快速は7往復運行され、うち3往復は指定席が設けられ「あいづ」の愛称が与えられている。

2022年3月12日以降は快速、普通ともに郡山駅〜会津若松駅間の運行で、朝に1往復のみ郡山駅〜磐梯熱海駅間の区間列車が設定されている。

快速停車駅

郡山 - 郡山富田 - 喜久田 - 磐梯熱海 - (川桁) - 猪苗代 - (翁島) - 磐梯町 - (東長原) - (広田) - 会津若松

  • フルーティアふくしま

郡山駅〜喜多方駅間で運行される団体列車。登場時は定期の快速列車に連結していたが、2019年(令和元年)以降は単独で運行される。車両の老朽化の為2023年12月をもって引退予定。

詳細は当該項目を参照。

会津若松駅〜新津駅

会津若松駅〜喜多方駅間の交流電化区間はかつて特急「あいづ」をはじめ電車の運行も行われていたが、前述の通り2022年3月12日以降は定期列車では電車が一切運行されなくなった。

  • 快速(定期列車)

快速は上記のダイヤ改正で定期快速の「あがの」が廃止された為、同区間を走破する定期優等列車は消滅。わずかに新潟近郊区間の馬下・五泉発新潟行が朝に2本運行されるのみとなった。どちらも磐越西線内は各駅に停車する。

停車駅

(新津までの各駅) → 亀田越後石山※ → 新潟

※馬下発のみ停車

土休日及び特定日に鬼怒川温泉駅〜会津若松駅間の定期列車が喜多方駅まで延長運転される。2022年3月12日ダイヤ改正までは復路も運行されていたが、同改正で会津若松発会津田島行普通列車を喜多方発に延長する形に変更された。

詳細は当該項目を参照。

冬季を除く土休日に運行される臨時快速列車。

詳細は当該項目を参照。

  • 普通

同区間を走破する列車や最長で新潟駅まで運行されるが、会津若松駅〜野沢駅間、津川駅・馬下駅・五泉駅〜新津駅・新潟駅間の区間列車が多い。特に野沢駅〜津川駅間の県境区間は最長で4時間以上間隔が開く時間帯が存在する。新潟近郊区間の列車の一部はワンマン運転を行なっている。

途中の堂島駅笈川駅姥堂駅会津豊川駅の4駅は朝夜の5往復だけが停車し、その他は通過する。

過去の列車

  • 特急

現在の様にローカル運用が主となる以前は、東北本線(宇都宮線)上野駅〜会津若松駅間に特急「あいづ」が運行されていた。

1993年(平成5年)12月1日ダイヤ改正で特急の再編が行われると、「あいづ」は磐越西線内のみ運行の「ビバあいづ」に変更。後に土休日運行の列車は「ホリデービバあいづ」に改称。更に後年は「あいづ」の名称が復活し、「ホリデービバあいづ」も「ホリデーあいづ」と再度改称された。

2003年(平成15年)10月1日ダイヤ改正で廃止されたが、その後も上野駅〜会津若松駅間で繁忙期に臨時特急として何度か運転された。

  • 快速ばんだい・あいづライナー

電化区間で運行されていた快速列車。

「ばんだい」は上野駅〜会津若松駅・喜多方駅間で運行された準急をルーツとし、急行に格上げされたが国鉄民営化前に臨時列車を除き快速に格下げされて運行されていた。

上述の特急「あいづ」が快速に格下げされ「あいづライナー」に変化すると、同じ区間を使用車両の違いで愛称を分けて運行された。

2004年に一度廃止されるが、2007年に「あいづライナー」が復活し、以後2015年(平成27年)に廃止されるまで郡山駅〜会津若松駅(繁忙期は喜多方駅)間で運行された。

停車駅

郡山 - 喜久田※ - 磐梯熱海 - 猪苗代 - 磐梯町 - 会津若松 - (塩川 - 喜多方)

※:一部停車 ():繁忙期に停車

  • 快速あがの

2022年3月11日まで会津若松駅〜新潟駅間で運行されていた列車。

詳細は「あがの」の項を参照。

駅一覧

●:停車 ○:無名の快速の一部が停車

▲:上りのみ停車 ▼:下りのみ停車 レ:通過

※「フルーティアふくしま」は運行終了予定の為省略

郡山駅〜会津若松駅

駅名快速乗換路線備考
郡山
  1. 東北新幹線
  2. 東北本線
  3. 磐越東線(ゆうゆうあぶくまライン)
  4. 水郡線(奥久慈清流ライン)
郡山富田
喜久田
安子ヶ島
磐梯熱海当駅発着あり
中山宿
沼上信号場
上戸
(臨)猪苗代湖畔営業休止中
関都
川桁
猪苗代
翁島
更科信号場
磐梯町
東長原
広田
会津若松
  1. 新津方面
  2. 只見線/会津鉄道会津線

会津若松駅〜新津駅

駅名快速SL乗換路線備考
只見線経由会津鉄道会津線会津田島まで直通
会津若松
  1. 郡山方面
  2. 只見線/会津鉄道会津線
堂島一部の普通のみ停車
笈川一部の普通のみ停車
塩川
姥堂一部の普通のみ停車
会津豊川一部の普通のみ停車
喜多方当駅発着あり
交流電化/↓非電化
山都
荻野
尾登
野沢当駅発着あり
上野尻
徳沢
福島県/↓新潟県
豊実
日出谷
鹿瀬
津川
三川
五十島
東下条
咲花
馬下当駅発着あり
猿和田
五泉当駅発着あり
北五泉
新関
東新津
新津
  1. 信越本線
  2. 羽越本線
↓信越本線新潟まで直通運転

現在の使用車両

自社車両

仙台車両センター所属。郡山〜会津若松間の定期列車は全てこの形式で運用。

新潟車両センター新津派出所所属。会津若松〜新津間で運用。過去には快速「あがの」でも使用された。

郡山総合車両センター所属の只見線用車両。元は新津運輸区に所属しキハ110系と共通運用だったが、只見線転属後は間合い運用で会津若松〜野沢間で運用されている。

  • 719系700番台「フルーティア」

仙台車両センター所属。臨時快速「フルーティアふくしま」として運用。2023年運行分をもって引退予定。

新潟車両センター所属のディーゼル機関車。非電化区間の臨時客車列車牽引時に運用される。

新潟車両センター新津派出所所属の「SLばんえつ物語」用蒸気機関車

新潟車両センター所属の「SLばんえつ物語」用客車。

会津鉄道所属

  • AT-700形・AT-750形

田島車両基地所属の会津線車両。

快速「AIZuマウントエクスプレス」の延長運転時に会津若松〜喜多方間で運用。

過去の使用車両

国鉄民営化以降の車両を記載。

自社車両

仙台車両センター所属の特急型車両。特急「あいづ」及び派生列車、快速「あいづライナー」等で使用された。

仙台車両センター所属の特急型車両。485系の代走として快速「あいづライナー」で使用された他、臨時列車で入線した事もある。

仙台車両センター所属。電化区間で快速「ばんだい」や普通列車として使用された。

  • 719系0番台(メイン画像)

仙台車両センター所属。電化区間で運用された。

新津運輸区(現・新潟車両センター新津派出所)所属車は会津若松〜新津間で使用された。

郡山総合車両センター所属の只見線用車両は会津若松〜野沢間の間合い運用で使用された。

新津運輸区所属。会津若松〜新津間で使用された。

福島運転所(現・福島統括センター)所属の電気機関車。客車や貨物を牽引していたが、磐越西線の軌道強化によりED75形に置き換えられた。

  • ED75形

仙台車両センター所属の電気機関車。ED77形に代わり客車や貨物を牽引していた。

上沼垂運転区(現・新潟車両センター)所属の客車。定期列車で使用された。

JR貨物所属

  • DD51形

東新潟機関区所属車が定期客車列車・貨物列車で使用されていた他、東日本大震災後の緊急燃料輸送列車を牽引する際には日本各地から集められた。

会津鉄道所属

田島車両基地所属。元名鉄JR東海高山本線直通特急「北アルプス」用車両で、会津鉄道への譲渡後は「AIZUマウントエクスプレス」として磐越西線にも入線した。

磐越西線の編集履歴2023/12/16 20:47:32 版
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