「私はベイル。貴方の中にいます」
「私は貴方を助ける為に生まれた存在。貴方の両親を殺した、悪魔への復讐をお手伝いするバディ…」
「いや…俺は俺の意思で戦うだけだ」
「我が名はベイル…さて、我が家に帰るとしよう」
「バイス、忘れるんじゃないぞ? 悪魔らしく生きろ、悪魔らしく……」
CV:津田健次郎
スーツアクター:榮男樹
変身する仮面ライダー/戦士
データ
バイスタンプ | 不明 |
---|---|
身長 | 196.9cm |
体重 | 88.5kg |
特色/力 | バイスタンプ能力の顕現化 |
概要
『仮面ライダーリバイス』に登場する悪魔。
永らくデモンズドライバーに幽閉され、デモンズシステムの中枢とさせられていた。
正体発覚以前の動向はデモンズドライバーを参照。
悪魔として成長した(というよりデモンズドライバーを通じて門田ヒロミの生命を吸い取り、生け贄としたことによる復活に近い)のか、ジョージ・狩崎にドライバーを調整されたからかは不明だが、カタコトで喋っていた当初よりもはるかに流暢に会話することができる。
ジョージ・狩崎の台詞から彼をデモンズドライバーに幽閉したのは彼の父狩崎真澄であると考えられるが、『リバイスレガシー』でその真実が明かされるまではいつ、何のために幽閉されていたか不明だった。(後述)。
その正体は30年前に当時、軍事機関で活動していた狩崎真澄によってギフの細胞を移植された五十嵐元太から生まれた悪魔。物語が始まる18年前に自分を裏切り姿を消した元太を見つけ出し、報復として彼から大切な家族を奪おうと襲撃。一輝からバイスが誕生する起因を作った存在でもある。
なお実体がないため、活動する際はカゲロウ同様に元太の肉体を完全に支配するか、ベイルドライバーもしくはデモンズドライバーに宿って活動している。
第24話でベイルとして再臨したものの曰く元太が「まったく使い物にならん」有様だったためか、第26話で実体がないのもあってすぐにドライバーに戻ってオルテカに力を貸す形で暗躍を続けている。
また、ドライバーに戻って以降は戦闘中でも流暢に話すようになり、戦闘能力も格段に上昇していた。
第27話では敗北したオルテカを見限り、第33話にて完全復活。以降は赤石の元にいる。
人物像
「お前の幸せを全て奪ってやるぞ!」
「相棒の私を裏切って、姿を消した最低の男…それが貴様の父親だぁ! 坊主…!!」
自分を生み出し、共に仮面ライダーとして戦ってきた元太を唯一無二の相棒として認めており、過去では記事冒頭の悪魔とは思えぬ穏やかな口調である一方で、現在では上記にある様に自分を裏切った元太を激しく憎んでおり、容赦なく彼以外の家族を殺そうとする等、悪魔らしい冷酷無比な性格ヘと豹変している(というより下記の記述を見る限り、本来の性格が現在のもので記事冒頭の台詞は演技である可能性が高い)。
そして時を経ても尚、自分から結果としてだが相棒を奪った原因である彼の家族を狙うなど、かなり執念深い。
暗躍
- 第27話
カゲロウとの戦いの末誕生した仮面ライダーホーリーライブにオルテカの変身した仮面ライダーデモンズが劣勢を強いられてしまい、敗北後に再びデモンズドライバーから抜け出した。
- 第30・31話
公式サイトの相関図にて赤石英雄に接触したと記載があったが、そのシルエットは純平/元太の両親を殺した赤い悪魔そのものであった。この時は同一の存在なのかは不明であったが、同時期に『リバイスレガシー』第4話にてこの悪魔がベイル本人であるということが明かされた。つまり……
なお皆殺しにした理由としては「絶望する顔が見たかった」と語っている。
『リバイスレガシー』にて
「俺が悪魔なら…貴様も悪魔だ!」
純平「だったら俺は俺も許さない!俺は…俺の悪を断つ!」
最終話にて、刺し違えてでも脅威を除こうとする純平と対峙。ベイル抜きのベイルシステムは「ただの重たい鎧」と評される程にフルスペックからは程遠いものだったが、思いの力でこれを上回った純平はベイリングノヴァの一撃で遂にベイルを瀕死に追いやる。
ベイルは埋め込まれたギフ細胞の関係上、純平の心臓を司る。それ故に普通の悪魔と違い、ベイルの死は純平の死と同義。それを示すように彼の身体が消滅し始めるが、そこで真澄が自分の犠牲を覚悟の上でデモンズドライバーを用いて瀕死のベイルを吸収する。かくしてベイルは、この後25年もの間封じ込められることとなった(その拍子に意識や語彙力、言語機能も低下したと思われる)。
…が、本編前にしあわせ湯で火事を起こしているため、何らかの事情で一回封印が破られた模様。後のバイスとの会話にて「あの時は油断した」と言っていたことから、再封印にはバイスが関わっているらしい。
その後デモンズドライバーにてヒロミの命を生け贄のごとく吸い、本編に至ったと思われる。
復活後の動向
- 第33話
ギフの力により遂に実体化し完全復活。
赤黒く染まったバイスと瓜二つの姿をしている(バイスもこのことに言及している)が、口は鋭い牙が剥き出しに、目元はバイスよりも険しいデザインになっており、バイスから愛嬌となる要素を排した凶悪な面構えをしている。目の色はデモンズドライバー表示時同様紫だった。
「娑婆の空気は美味い」と相棒の息子の悪魔と同じようなことを言いながら、相変わらず五十嵐家の抹殺を企てていた。その後、遊園地にて元太の居場所を聞き出すことと一輝とさくらの抹殺のために出現。後述する能力で終始リバイスと互角以上に戦っていたが、二人が仮面ライダーリバイスに変身すると次第に押され始め、最後は「爆爆リバイストライク」の直撃を受けた。
しかし、それでも尚無傷のままであり、「まだこの先があるのか……楽しみに取っておくぞ…!」と言い残してその場を去っていった。
- 第34話
買い物に出ていた五十嵐幸実を襲撃するが、彼女の護衛についていたバイスと交戦。その際、バイスの記憶にリンクし、18年前に邪魔をした悪魔がバイスであることを思い出す。
「やはりお前か…。18年前に俺の邪魔をした悪魔は!」
バイス「そうだ…。一輝の家族は絶対に、俺っちが守る!」
「なぜ俺に歯向かう?子が父親に従うのは当然だろう?」
バイス「はぁ!?一輝の父ちゃんの悪魔だからって、俺っちの親父ズラすんな!」
同じ悪魔を生み出した父親を持つ子供から生まれた悪魔である以上父の言うことは当然だと言い放ち、案の定バイスから反抗されるが、人間と長く居すぎたせいで悪魔としての誇りを忘れたバイスを嘲笑する。
「弱い。悪魔としてのプライドを失ったお前が俺に勝てるとでも思ったか?俺は純平の荒んだ日常の中で自由に生き、悪魔としての強さを得たのだ!お前も悪魔らしく、もっと気ままに生きてみろ!そうすれば強くなれるぞ…?」
終始バイスを圧倒したが一輝が助けに来たことで2対1の状況に持ち込まれた。しかし、それでも尚リバイス相手に圧倒し、バイスに「悪魔らしく生きろ」という悪魔同士でありながら悪魔の囁きともとれる言葉を残して姿を消した。
その後、フェニックス内部での戦闘にも出現、前回と同じくバイスを嘲笑い終始圧倒したが、仮面ライダーリバイスへと変身したことで互角以上の勝負を繰り広げる。
- 第35話
前回の戦いの後、エネルギー切れにより撤退を余儀なくされ、「正しく悪魔らしく生きろ」とバイスに囁き、姿を消した。
その後、赤石にバイスタンプを押印してもらい回復。相変わらず五十嵐家の抹殺を企てていたが、赤石から「五十嵐三兄妹は殺すなよ」と釘を刺される。「もし破ったら?」と聞き返すと「君との協力関係は終わりだ」と返されたため、「死なない程度に甚振る」方向へ転換することに。
その後、赤石の演説会場に出現し相変わらずバイスを煽るも、バイスはその誘惑を「ごちゃごちゃうるせぇな!俺は悪魔じゃねぇ!バイスだ!」と返され、バイスに対しての哀れみ・呆れも含めて「血迷ったか…!」と吐き捨て、そのままリバイスと激突した。
そしてリバイスが直接ギフに攻撃したことでギフの逆鱗に触れ、変身解除されてしまった三兄妹にトドメを刺そうとしたが、突如牛島光が仮面ライダーオーバーデモンズに変身、スピードを活かした突撃に吹っ飛ばされ、そのまま三兄妹を逃がす形となってしまった。
ベイルは追いかけようとするも、赤石から「追うな。目的は既に達成された。」と言われたことで仕方なく追跡することを止めた。
- 第36話
さくらと花の前に出現し、ジャンヌと交戦。既に取り込んでいたクジャクゲノムの力でジャンヌを圧倒した。
その後、さくらの弱みが花であることを見抜き、花に襲いかかろうとするが、玉置豪が花を守るために生身で突撃したが、これを軽くあしらい一撃で気絶させ、「弱い奴が出しゃばるからこうなる。」「この小僧を救いたければ白波純平を差し出せ。」と要求し、姿を消した。その後、玉置から純平の居場所を聞き出そうとしたが「知らねぇよ」と返され少々苛立っていた(実際、玉置は本当に純平の居場所を知らない)。
直後にさくらと一輝が到着。「なぜこの場所がわかった!?」と困惑するが、玉置がわざと人質となっていたことに気づき、激怒。すぐさまジャンヌ、リバイスと交戦した。
その後、ギフデモスの出現により自身はジャンヌと1対1で交戦し、ジャンヌを圧倒、変身解除させた。その後、玉置が変身しようとした際にバッファローバイスタンプを強奪、自身に押印することで取り込み、玉置を一撃でねじ伏せた。
しかし、花がウィークエンドライバーとクイーンビーバイスタンプで変身した仮面ライダーアギレラには、しなやかな身のこなしとスピードに圧倒され、アキレス腱を切られ、足の甲にニードルクナイをぶっ刺されて地面に固定されたまま「クイーンビースタンピングブレイク」を喰らってしまう。深手を負ったベイルは自身が不利であることを悟り、そのまま姿を消した。
- 第38話
街に現れた悪魔の大軍と戦う仮面ライダーリバイスを強襲、「今はお前に構っている暇はない!」と一輝に言われるも「つれないねぇ、雑魚よりも相手になるぞ!」と反論して戦闘に突入。
しかし、宿主である五十嵐元太がギフの細胞を取り除く手術を受けていたため突然身体に異変が生じ、「貴様ら…純平に何をしている…!」と怒りを露にしながら自分が消滅すること=元太が死亡することだと一輝に明かす。一輝はそれを聞き元太が危険な状態であることを察し、ベイルもまた相棒の元太/純平が自分の意思で心臓に移植されたギフの細胞の除去を行っていることを悟った。その後、弱ったところに「サンダーゲイルスタンピングストライク」を喰らい、粒子状態となって撤退した。
- 第39話
正義の妄執に囚われた大二に協力を申し出るが、大二には「もうちょっとマシな冗談を言えよ」と周囲に理解してもらえないのもあって辛辣に返される。それでもなお「お前の中の悪魔も消えて俺も純平に捨てられた。お互いフリーってわけだ。」と言って誘ったが、大二は「俺は一人だけでいい。二度と話しかけるな」と吐き捨て、その場を去った。
- 第40話
ボロボロになった大二を救出するために突如出現。大二に「少し冷静になれ」と告げ、大二とともに姿を消した。その後、実質的にタッグとなりアララト基地の前で大二/ホーリーライブとともにアルティメットリバイスと交戦。自身はアルティメットバイスを請け負ったが、以前のようにはいかず圧倒的なスペックを前に苦戦を強いられた。
- 第41話
息子のような愛情を持って接しようとして大二に拒否された赤石に対して、「まるで反抗期の息子といったところか」とボヤき、彼を小馬鹿にした。
その後、赤石からの五十嵐一家抹殺命令を受けて悪魔軍団を率いてウィークエンド第7シェルターを襲撃、生身の玉置やヒロミだけでなくデモンズトルーパーをも圧倒し苦戦させたが、一輝とバイスが到着し、アルティメットリバイスと交戦。しかし、前回と同様圧倒的なスペックの差から終始苦戦を強いられ、一輝とバイスに「18年前…お前が悪魔と契約しなければ俺の復讐は終わっていた!」と恨み節を吐いたが、それすらもバイスに「未練がましい野郎だな!そんなんだから相棒に捨てられんだよ!」とストレートに返されてしまう。その後、突然身体に異変が生じ、粒子状となって姿を消した。
その後、アララト基地の長官室に転がり込み、赤石を問い詰める。
「騙したな…!ギフの恩恵を受ければ、不死身になるはずじゃなかったのか!!」
「そもそも君は25年前に一度死んだも同然。実体のない今では仮初の身体を与えられているにすぎん。」
それでもベイルは用意された大量のバイスタンプを次々に押印し、何とか実体を保とうとする。
「時間がないということか……だが……それまでに俺は俺の願望を必ず叶える…!!」
その後、ウィークエンド基地を赤石とともに襲撃し、赤石が変身したギフデモスとともにアルティメットリバイスと交戦。自身は、前回と同様アルティメットバイスと交戦し、バイスに対して再び「悪魔の誇りを捨てた貴様に用はない!」と恨み節を吐くが、またしてもバイスに「何とでも言え!そんなの、痛くも痒くもないんだよ!」と反論されてしまい、終始圧倒されてしまう。
赤石共々「リバイ・バイスギファードフィニッシュ」を喰らい、ボロボロになりながらも再度リバイスに立ち向かうが、ここで身体が限界を迎えて苦しみ出す。
そこへ真澄が現れ、ウィークエンドライバーとトリケラバイスタンプを手に変身しようとするが………………
宿主との戦い、決着の行方(第42話)
変身しようとしていた真澄からトリケラバイスタンプを強奪し押印、復調して死に体の真澄を殺そうとするも、リバイスコンビに阻止され、再度交戦。
しかし、異常は改善されないどころか充電切れが早まって再び苦痛に襲われ、不利を悟ると粒子状になって撤退した。
その後、駐車場にて荒い息遣いになりながら耐え忍んでいたが真澄が現れ、「バイスタンプに何か仕込んだな!?」と問い詰めるも、真澄は「どうしても君と2人で話がしたくてね…」と自らが開発したクリムゾンベイルバイスタンプを取り出した。
「また罠か!?お前には何の得も無いだろう…!」
悪態をついて立ち去ろうとするが、それでも真澄は謝罪と共に引き止める。
「すまなかった、ベイル。お前を生んでしまったのは私のせいだ。だから最後に、過去の清算をさせてくれ……」
「人間の大好きな……“美学”と言うやつか…!!」
そのまま真澄を殺そうとするベイル。
しかし。
「新たな仮面ライダーになった純平と、戦いたくないか……?」
攻撃の手を下ろし、真澄の差し出したクリムゾンベイルバイスタンプを手に取った。
「待たせたな、ベイル 」
「確かに、待ちくたびれた…純平 」
翌日、町はずれの荒野にて元太/純平を待ち構え、一輝たちが赤石や戦いの手を止めない大二を食い止めるべく奮戦する中、彼と対話する。
「いいのか。お前の大事な家族を放っておいて 」
「心配ないさ。あの子たちは俺なんかより、よっぽど強い 」
「虫唾が走るな。
純平、貴様のすべてを壊してやる…!!」
クリムゾンベイルバイスタンプを押印してクリムゾンベイルに変身、元太が変身した仮面ライダーデストリームを迎え撃つ。
最初は互角の戦いであったものの、互いの必殺技・「クリムゾンフィニッシュ」と「デストリームフィニッシュ」の打ち合いで敗れ、変身が解除されるとともに消滅しかけるが、クリムゾンベイルバイスタンプを介して元太の体内に吸収された。
その後、元太の精神の中での短い語り合いの中で、元太がベイルのことを許し、受け入れることにしたこと、今の『元太』がかつての『純平』とは違うことを知った。
「もういいだろ、ベイル。俺の中で大人しくしていろ 」
「憎んでいるんじゃなかったのか?」
「……俺はお前を許すよ 」
「そうか……貴様は…俺が復讐しようとした男ではないのか………」
「ああ。俺は純平じゃない。“五十嵐元太”だ」
そして、
「五十嵐、元太……フッ。
俺は貴様を“許さない”ぞ。永遠にな…… 」
口では許すつもりはないと言いつつも、元太=かつての純平を認めたような様子を見せ、元太の体に溶け込むように消えていった。
こうして、元太/純平とベイルの25年に渡る因縁は終わりを告げた。捨てゼリフまで相変わらずなベイルだったが、最後の「永遠にな」という部分だけは、どこか優しい響きがあった。
彼は最後の最後に、真に元太の相棒になれたのかもしれない。
バトルファミリア
ネタバレ注意
直接の登場は無かったものの、終盤シックの卑劣な行動に怒りをあらわにした幸実から悪魔が生まれる。それと同時に元太からベイルの物と思わしき赤黒いエネルギーが放出され、幸実の悪魔と共にサンダーゲイルバイスタンプと融合。親とその悪魔の力の結晶とでも言うべき代物であるフィフティゲイルバイスタンプに変化させ、親とその悪魔揃って五十嵐三兄妹のピンチを打開させる仮面ライダー五十嵐誕生の切っ掛けを作った。
ファイナルステージ
一輝の記憶の中の精神世界にて再登場。一輝の記憶の中のためバイスを紛い物の悪魔バイスからストーカー悪魔と言い合いをしたあと今のリバイスの力を確かめるべくアルティメットリバイスになった2人と対決。最後は、ダブルライダーキックを喰らうが、最期に「その力を刻み込むことだな。忘れるなよ。」と言って消え去った。
能力
悪魔の状態でも仮面ライダーリバイスと互角に渡り合える高い実力の持ち主。
さらに、実体化したついでに「誕生祝いのプレゼント」として赤石英雄からプロトバイスタンプを押印してもらったことでそれぞれのゲノムの力を使用可能。その際は該当するバイスタンプの能力を発現させる為の時間が必要のようだが、第36話から短いスパンで発現させられるようになった。
仕様はゲノムチェンジよりもゲノミクスに近く、彼が幽閉され、システムの中枢とされていたデモンズシステムを彷彿とさせる。
描写こそないものの多くのバイスタンプの能力を取り込んだことで「最強生物のキメラ」と呼ぶに相応しい強さと能力を得た彼だが、未吸収のスタンプの力には初見で対応できないという弱点も抱えている。
使用能力一覧
バイスタンプ/プロトバイスタンプ | 初使用 | 能力 |
---|---|---|
メガロドン | 第33話 | 両腕に「ディヴァインフィン」のようなヒレを武装。斬撃を繰り出し、口から鮫の歯状の光弾を放つ。 |
コング | // | 巨大なナックルを装備。飛び道具としても使用可能。 |
イーグル | // | 背中にコウモリのような翼を生やして飛行する |
ライオン | 第34話 | 腕から炎を生み出し、吹きつけたり球状に固めて投げつける。 |
カマキリ | // | 両腕が鎌状に変化。「カマキリックアロー」のような弓に変形させることもできる |
クジャク | 第36話 | クジャクの尾羽型のエネルギー弾を作り出す。描写的にはこれによく似ている |
ブラキオ | // | 強烈な衝撃波を伴うキックを繰り出す |
タートル | // | 口から砲弾をぶっ放す |
ハシビロコウ | // | 尻尾の先を鎌状に変化させて切り刻む |
バッファロー | // | バッファローような高速突進を繰り出す |
トリケラ | 第41話 | 土塊を鋭い弾丸のように飛ばしたり、地面からツノのような石柱を繰り出す |
余談
- 名前の由来は「災い」や「不幸」を意味する「bale」…と思われていたが、正しい綴りは「vail」。これは「相手に敬意を表して銃を下げる」事を意味する。元太の今を認め、突きつけていた銃を下ろすように復讐の幕を引いた顛末は、実にその名に相応しいものだったと言えよう。
- スーツは劇場版時のバイスの改造。アクション用として用意されたスーツだったが、あまり使われなかったので改造に回したという。(ちなみにテレビ本編のバイスのスーツは夏の撮影での熱中症対策に軽くて薄い生地の物が作り直されている。)
- 第33話での「シャバの空気はうまい」というその道の人じみたセリフと津田氏のドスの効いた声から中の人繋がりの某漫画アニメの主人公を思い出した視聴者もいる模様(彼は確かに外見こそあれだが、決して捕まって出てきた事はない)。
- 第36話でバッファローバイスタンプの力を取り込んだ際に「これでこのバイスタンプもただのおもちゃだ」とかなりのメタ発言をした。
- 人物像の項目通り、自身を「裏切った」元太に激しく固執し、挙げ句元太の大切な家族である一輝達を消そうとする一連の凶行から、視聴者からは「ヤンデレ悪魔」「メンヘラ彼女」などとさんざん揶揄されており、その上何度も一輝やさくらの前に現れて元太の居場所を尋ねると言った行動はもはやストーカーのそれである。もはや言い逃れのしようがない。
- 第25話でベイルに憑依され一輝たちの前に現れた際の元太は指輪をつけていなかったが、これはベイルが外したからだと思われる。
- 『リバイスレガシー』では、幸実の呼びかけでベイルの呪縛から解放されて理性を取り戻した元太に向かって、「お熱いねぇ、俺よりその女の方がいいって訳か…!」「お前は俺から逃げられない。一生な!」と、まるで嫉妬に狂う元カノのような発言をブチまけており、ヤンホモキャラ化を加速させてしまっている。
- 第36話では視聴者の意見を代弁するかのごとく、さくらに「しつこい!あんたパパのストーカーじゃん!」とはっきり言われてしまっている。(しかも当人はそれに反論すらしていない。自覚があるんだか自分の望む答え以外を受け付けないだけなんだか…)
- さらに彼の退場回で変身したクリムゾンベイルの頭部「クリムゾンスカル」の機能説明ではやたらと元太の事が強調されており、ご丁寧に「動きを監視」「一挙手一投足に過敏に反応」と言った説明まで入っていたため、清々しく退場を飾ったにもかかわらず最後までメンヘラキャラのイメージを払拭するには至らなかった。
- 演じる津田健次郎氏は、『仮面ライダー電王』ではオクトイマジン、『仮面ライダー鎧武/ガイム』ではレデュエ、『仮面ライダージオウ』でカッシーンを演じていたが、今作で晴れて仮面ライダーを演じることとなった。
- また、何の因果かレデュエも類似した精神構造を経て闇堕ちした弟と組んでいたりする。
- そんな津田氏は『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』にてサイクロトロンドライバーのシステムボイスを演じている。
- 上記「リバイスレガシーにて」の項目にもあるように、「狩崎真澄が身を挺してデモンズドライバーに封印されたはずのベイルがどういうわけか一度脱走し、旧しあわせ湯を火事に巻き込みつつ幼い一輝と契約したバイスに追い払われた」…という出来事が語られているが、実際のところなぜベイルはドライバーから脱走できたのか、具体的に誰がどうやって再封印を行ったのか、本編登場初期の知能低下はどのタイミングで原因はなんだったのか…など少なくない謎が未解決のままスルーされてしまっている。この「しあわせ湯の火事の原因」に関しては元々別の要因が用意されていたが変更となった旨がオーディオコメンタリーで語られており、ベイルが犯人と変更された結果スピンオフと本編の出来事に辻褄が合わなくなってしまったと思われる。
関連タグ
仮面ライダーリバイス 悪魔(仮面ライダーリバイス) 仮面ライダーベイル
ベイルドライバー:かつての器。
デモンズドライバー:その後の彼の仮の器(だったもの)。
デモンズさん:正体判明前のファンからの仮称。
ヤンデレ、メンヘラ、ジョーカーメモリ(T2ガイアメモリ):劇中の言動・行動からこのように受け取る視聴者もいた(→対象:五十嵐元太)。
関連・類似キャラクター
- カゲロウ(仮面ライダーリバイス):同じタイプの悪魔。
- スパイダーアンデッド:蜘蛛がモチーフの4号ライダーの変身ベルトに潜んでいた怪人、「変身ベルトの使用者に悪影響を与える」「サブライダーを支配した事がある」「弟分ライダーを支配下に置こうとした」「最終的には因縁の相手と激闘を繰り広げて、敗北・キーアイテムの中に封印される」「演者が別のライダー作品にも出演している」等の共通点が存在する。
- レデュエ:担当声優が同じ、冷酷無比な性格、人語を話す、闇堕ちした兄弟ライダーの弟を相棒に勧誘する等の共通点が存在する。
- デザスト:去年の同時期に似たような形で相棒のような人物との一騎討ちの決闘の末に退場した怪人、スーツアクターも同じ。こちらは自分の存在意義を探していた。
- キューン:次回作のサブライダー変身者に執着する人物。尤もこちらは相手が女性である為、更にファンからの心象が悪いが、後の展開で数少ない味方の一人としての評価も上げている。
- スルト(Fate):かつて津田氏が演じた、ストーカーとしてネタにされているキャラクター。