概要
本項では、クマ科をモチーフに取り入れた仮面ライダー(クマ科以外のモチーフを組み合わせたものも含む)について記述する。
オーズの亜種形態やビルドのトライアルフォームについては、数が多すぎるため記載しない。
クマ系ライダーの軌跡
最初のクマ系ライダーは2005年の『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』に登場した「凍鬼」であったが、あくまでもデザインのモチーフに過ぎず、設定上の関連はなかった。
以降も主役ライダーの一形態として登場するばかりで、クマを基本形態とするライダーは全く現れなかった。
しかし、2022年の『ギーツ』にて転機が訪れる。
クマモチーフのサブライダー「シロー」「ダパーン」の登場が発表されたのだ。
これにより、歴代初の「クマを基本形態とするライダー」が誕生したのであった。
ただし、その扱いは「短期間で物語から離脱し、マスクを改造した別ライダー(スーツアクターはいずれも蔦宗正人)がすぐさま登場する」というとんでもないものとなった。
レギュラー枠を確保できるその日まで、頑張れクマ系ライダー。
モチーフの傾向
氷結能力と結びつけやすいホッキョクグマ(シロクマ)と、独特の外見を持ち人気も高いパンダが選ばれることが多い。
一覧
『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』
変身アイテム | 変身音叉 |
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蝦夷出身の仏僧にして音撃戦士である「トウキ」が、肉体を変化させた姿。
音撃鼓の使い手で、「音撃金棒・烈凍」という巨大な金棒を振るうほか、冷気を操る呪術を習得している。
『仮面ライダーオーズ/OOO』
変身アイテム | オーズドライバー |
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併用アイテム | タカメダル、パンダメダル、バッタメダル |
本編には登場しないガンバライド限定の仮面ライダーオーズの特殊形態。
オーラングサークル以外はタトバコンボの色違いである。
変身アイテム | オーズドライバー |
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併用アイテム | セイウチメダル、シロクマメダル、ペンギンメダル |
仮面ライダーオーズの寒冷地特化コンボ。
こちらも本編には登場せず、玩具の没音声によって存在が予見されていたが、後年に「未来のメダル」を用いた形態として登場した。
空間や水流の認識に優れた「セイウチヘッド」、氷結攻撃を行う「シロクマアーム」、高い遊泳能力を誇る「ペンギンレッグ」を併せ持つ。
『仮面ライダービルド』
変身アイテム | ビルドドライバー |
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併用アイテム | ロケットフルボトル、パンダフルボトル |
自称天才物理学者「桐生戦兎」が変身する、仮面ライダービルドのベストマッチフォームの一つ。
右肩のロケットパーツ「BLDロケットショルダー」で飛び回り、右拳の爪「ジャイアントスクラッチャー」で攻撃する。
変身アイテム | ビルドドライバー |
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併用アイテム | クマフルボトル、テレビフルボトル |
桐生戦兎が変身する、仮面ライダービルドのベストマッチフォームの一つ。
右腕の「ジャイアントハニーアーム」には料理にも使える蜂蜜のような液体が蓄えられ、左肩の「BLDハイビジョンショルダー」には独自の番組を放送し、困っている人をサポートする機能がある。
『仮面ライダーゼロワン』
変身アイテム | 飛電ゼロワンドライバー |
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併用アイテム | フリージングベアープログライズキー |
元お笑い芸人の若き社長「飛電或人」が変身する、仮面ライダーゼロワンのハイブリッドライズ形態の一つ。
モチーフはホッキョクグマ。
冷気で対象を凍結させ、打撃を加えて粉砕する戦法を得意とする。
冷気は戦闘だけでなく、装着者のボディケア(アイシングなど)にも生かされている。
変身アイテム | 飛電ゼロワンドライバー |
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併用アイテム | スカウティングパンダプログライズキー |
仮面ライダーゼロワンのハイブリッドライズ形態の一つ。
モチーフはパンダ。
本編未登場だが、設定画は存在する。
高い情報収集・分析能力を持ち、鹵獲した武器の使用方法を瞬時に把握することもできる。
『仮面ライダーギーツ』
変身アイテム | デザイアドライバー |
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併用アイテム | 仮面ライダーシローコアID |
正義感溢れる消防士「豪徳寺武」が変身した姿。
モチーフはシロクマ。
アローレイズバックルを用いてアームドアローへと強化変身し、クロスボウ「レイズアロー」を武器に戦う。
変身アイテム | デザイアドライバー |
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併用アイテム | 仮面ライダーダパーンコアID |
破滅願望を抱く高校生「墨田奏斗」が変身した姿。
モチーフはパンダ。
マグナムレイズバックルを用いてマグナムフォームへと強化変身し、マグナムシューター40X・ライフルモードによる狙撃を主軸に戦う。
変身アイテム | デザイアドライバー |
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併用アイテム | 仮面ライダーパンクジャックコアID |
「デザイアグランプリの運営スタッフ」とされる謎の人物が変身した姿。
ジャック・オ・ランタンを思わせるオレンジ色の頭部が特徴で、跳躍力を高める「パンクジャックマント」を身に纏っている。
「顔出し・声出しNG」とのことで、いかなる場面でも変身を解除せず、無言を貫いていたが... ?
クマと縁のあるライダー
『仮面ライダー剣』
シロクマの始祖であるボーラーアンデッドを封印したラウズカードを発動すること
で発生する冷気・ボーラーブリザードを武器にしている。
スクリューやバイト、ラッシュとポイズンと組み合わせたコンボなど多くの技を使用。
『仮面ライダー電王』
童話「金太郎」に登場するクマをモチーフとしたイマジン「キンタロス」が、デンオウベルトの装着者に憑依することで変身可能になる形態。後に実体化したキンタロスも単独での変身が可能になった。
『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』
モチーフである未確認生物イエティは、クマが正体であるという説がある。
『仮面ライダービルド』
クマフルボトルを必殺技の発動に用いたことがある。
『仮面ライダーリバイス』
仮面ライダーアギレラと対になるクマ系の量産型ライダーを出す予定だったが没設定になった。
蜂蜜を模したパーツがあるのはこの名残りである。