データ
概要
初代から存在するポケモンの技。初代から20年の月日が経過しても未だにひこうタイプ最高威力の技である。
第6世代で軒並み高威力技の威力が下方修正された中でこの技の威力は据え置きで、第3世代から急所狙いとひるみの追加効果が加わって更に強化された(これにより、特性がちからずくのポケモンは更に高い威力を発揮でき、タイプ補正も加わって威力273になる)。
ちなみに第3世代の説明は「1ターン目で弱点を探し~」だったりする。……ライディーン?
初代はファイヤーのみが自力習得でき、わざマシンも存在していた。第2世代では『クリスタル』で一部ポケモンのタマゴ技になってわずかに使い手が増えた。しかし、第2世代の頃は「自力習得ポケモンがファイヤーのみ(第2世代では入手不可)」&「わざマシンが無かった」ため、この技と同じく初代から技を覚えているポケモンを連れてこなければ見れないレア技であった。
第3世代以降は教え技となって再び多くのポケモンに習得機会が与えられた。
威力140と確かに強力な技ではあるが、1ターンの溜めが必要であり、第3世代まではパワフルハーブも無かった為威力の割りに使いづらい技であった。
第4世代ではパワフルハーブが登場し少しだけ使いやすくなったが、同時にゴッドバードより使いやすい「ブレイブバード」が追加された為、やはり使用率は芳しくない。
事実、第5世代ではゴッドバードを持ちながら、ブレイブバードを持たないとある物理型のひこうタイプは肩身の狭い思いをする事に…。
第2世代では溜め技が「ねごと」で選ばれない仕様を活かしてファイヤーがねむねご型で使ったり、第6世代ではルチャブル+パワフルハーブでかるわざを発動させるために使ったり、コンボとして使われることが多い。
『LPLE』では何と威力が200になっている。同ゲームに「パワフルハーブ」「Zクリスタル」がないせいで溜め技が明らかにデメリットしかないため、その救済措置と思われる。
もちろん急所にも当たりやすく怯ませることがある。更に三鳥が全員自力で覚えられる。
なお、パワフルハーブ+「ゴッドバード」後は「アクロバット」の威力も倍化するので、高火力・無反動のひこう物理技を連続で繰り出せる。
余談だがこの技、光に包まれて突撃する物理技にもかかわらず非接触技扱いである。
ゲッタードラゴンのシャインスパークを連想した人もいるのではないだろうか。
ちなみに第2世代のエフェクトではオニドリルのシルエットを発射するものだった。
海外(特にアメリカ)では宗教上の問題からSky Attackという無難な名前になっている。
ゴッドガンダムが海外ではBurning Gundamと呼ばれているのと同じ事情である。
習得者
名前通り、三鳥、ルギア、ホウオウ、イベルタル、カプ・コケコといった鳥モチーフの伝説のポケモンは軒並み習得対象(ただし、ガラル三鳥はガラルファイヤーのみが対象)。
この他にも一般鳥ポケモンに習得者が多く、飛ぶことを放棄したガラルカモネギやどうやって飛んでいるのかはわからないドードー族、飛ぶのが下手な鳥ポケモンの祖先まで使える(流石に地に足を着けたバシャーモやエンペルトなどは使えないのはまだわかるとして、飛べる鳥なのに威厳の問題からかウッウは覚えない。ずんぐりしたペリカンでも神になれるというのに…)。
ちなみに、御三家で習得できるのは現在モクロー系(原種)のみとなっている。
名前が「バード」というぐらいなのだから習得者は鳥なんだろうと思いきや、鳥以外の奴等もなぜか習得できる。
コウモリ、翼竜、鳥型になる前の天使、飛び蠍、鳥もどき、鳥型レスラー、飛竜、蜂型ドラゴンともはやわけがわからない。ポケモンの始祖もこれを覚えるが、変身能力があるのだし気にしたら負け。
なお、第9世代以前の序盤鳥の最終進化系はヤヤコマ系を除き、全員習得対象に選出されている(レベルアップ・タマゴ技・教え技と習得方法の違いはあるが)。
殆どの序盤鳥はどのタイミングからでもゴッドバードを習得できるが、唯一、ムックルだけは最終進化を果たさないと習得を許されない(同じ猛禽類であるウォーグルとバルジーナも幼児期には習得できない)。
逆にアーマーガアはココガラ時代に遺伝させないと習得できない仕様だったが、第9世代でものまねハーブの登場でアーマーガア時でも習得が可能になった。
ちなみに、ヤヤコマ系が習得を許されなかった理由としてはこの特性が原因である可能性があるが、本当のところは不明。
関連タグ
ブレイブバード:ひこうタイプのメインウェポン。反動ダメージが痛い分、手軽に高火力を放てる点で差別化できている。
かまいたち:初代出身の溜め技。同様に急所に当たりやすい。