注意
投稿の際は当記事名での表記を強く推奨します。
pixivでは『Fateシリーズ』とは無関係な名画オマージュや北斎をネタにしたオリジナル作品等においても「葛飾北斎」がタグとして広く使われています。棲み分けにご協力ください。
プロフィール
真名 | 葛飾北斎(&葛飾応為) |
---|---|
クラス | フォーリナー |
性別 | 女性 |
身長 | 162cm |
体重 | 51kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・中庸・人 |
好きなもの | 美人、甘酒、大福(応為)、婀娜っぽい女、甘い物(北斎) |
嫌いなもの | ジメジメ辛気臭い物 |
設定担当 | 星空めてお |
ILLUST | 黒星紅白 |
CV | ゆかな |
面妖蛸の “とと様” とはいつも一緒。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するフォーリナークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
2018年元旦に体験クエストと共にピックアップガチャで実装された期間限定サーヴァント。非常に著名な浮世絵師だが、キャスター等ではなく最新クラスであるフォーリナーでの実装となった。
童顔と初期状態のピシッと着付けた着物でスレンダーなロリキャラに見えるが、その実、女性にしては高めの162cm(ダ・ヴィンチちゃんや沖田より上である)もの身長(※)に、第2再臨の着崩し(鈴鹿御前曰く花魁モード)で現れる結構なお餅など、騙し絵のような隠れグラマーである。
※ 彼女が生まれた江戸時代における平均身長では、男性が150cm中~後半、女性が140cm弱であった。また、史実における父親の北斎は180cmの巨漢であり、親子共に現代人並みの高身長である。
葛飾北斎と言えば非常に有名な浮世絵師として知られているが、今回は型月あるあるの女体化ではなく、彼女本人は北斎の三女であり愛弟子にして生涯の創作活動のパートナーとも言える「葛飾応為(本名:栄)」であり、北斎は横に浮かんでいるタコっぽい何か。娘からの通称は「とと様」。
要は父と娘で「葛飾北斎の霊基」を共有しての召喚で、某バカップルや魔獣伝説、海賊コンビの状態に近い形となっている。この状態は、親子の合作や娘の作品も「葛飾北斎」名義で、つまり「2人合わせて「葛飾北斎」という絵師だった」(要は合同ペンネーム)という史実を反映したもの。
第2再臨までの状態は「人格は応為本人で北斎はタコとして横に浮かんでいる」状態だが、第3再臨の毒々しいタコドレス姿は「タコが髪飾りを依代に応為と憑依合体している」という状態である。
このため、アビーと同じくフォーリナーとしての力を表に出す第三再臨段階で各種ボイスが一通り入れ替わるのだが、口調・性格があまり変わらないのでセリフとしては大して変わらない(セリフ自体は追加部分があったり言い回しが変わっていたりで、ほぼ全てきちんと入れ替わっている)。
2018年3月17日に開催の『水辺を彩る江戸祭』にて、北斎とのコラボによるウォータープロジェクションマッピングが開催された。また、2018年7月28日・29日に開催された『FGO Fes 2018』にて、私服姿の北斎が公開された。⇒英霊旅装服装は髪型がシニヨン、服が白色パーカーと黒のレギンス風ズボンとスケッチブックが入った肩掛けカバンを持っている、という服装をしている。
因みに、Fes後に開催された2018年水着イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』の限定概念礼装『ペインティング・サマー』においても、水着姿で髪型をシニヨンにしている。
真名
江戸時代後期に活躍した、同時代を代表する浮世絵師の1人、『葛飾北斎』。
本名は「川村鉄蔵」で、他にも「画狂老人卍」「宗理」など30もの雅号を持つ。
日本を代表する画家であり、ゴッホやドビュッシーなど海外の画家・音楽家に対しても多大な影響を与えた。大変な速筆で知られ、生涯に3万点もの作品を残す。内容は浮世絵の版画から肉筆画、漫画、春画など多岐にわたる。晩年は三女の葛飾応為(おうい)を助手として共に暮らしていた。
代表作は連作『富嶽三十六景』、『北斎漫画』、化け物絵『百物語』、春画『蛸と海女』ほか。
生涯に引っ越しを93回(内3回が一日)もしたり、外出する際は常に呪文を唱えていたり、金銭にまったく無頓着で赤貧であったりと、奇行の目立つ変人としても知られる。1つの流派にこだわらず様々な絵師たちの技法を熱心に学ぶ一方で、進取の気風にも富んでいた。例として西洋画の遠近法を取り込んだり、現代漫画の原点とも言える、動きの瞬間を切り取る表現を風景画に用いていた。
娘の応為も特に美人画は父を上回る一流の絵師であり、彼女の手掛けた作品は10点ほど現存している。なお、後年に手掛けた北斎の作品の中には合作も含まれているのではないかと言われている。
この現代に北斎が顕現し、厳しかった幕府の締め付けから自由となったなら、あらゆる技術を喜々として学び、精力的にチャレンジしていく事だろう。春画だろうが抽象絵画だろうがデジタルだろうがパフォーマンスアートだろうが。ただ、タブレットなどのデジタル機材は扱いなれておらず、2018年水着イベントでは手伝い中に誤ってデータクラッシュをやらかしてしまい平謝りした(データクラッシュも想定してマネージャーが15分おきにバックアップを取っていたので事なきを得た)。
代表作の1つとして、日本最古の異種姦エロ画像として知られている「蛸と海女」があるのだが、彼の描く河童などの日本妖怪の絵があまりリアルでないのに対して、タコがやたらとリアルだったのは、やたらめったらと取り寄せていた絵画の資料の中に海魔にまつわる魔導書が混じっていたらしく、それを読んだことで外なる世界の邪神について知ってしまったためだと設定されている。
そうして絵の更なる高みを目指したいという彼の「未練」に魔神柱「ラウム」が干渉したことによって、深淵から出てこようとした外の世界の邪神に魅入られてしまった。深淵を沈んでいく途中に扉を司る番人に警告を受けたが、北斎本人が無視したため邪神との接触が発生してしまった。
邪神は依り代を完成させて現世へ降臨しようと画策していたのだが、北斎は深淵に沈んで邪神の顔をじかに見たにもかかわらず「ありのままを描くのでなく描いた通りに世界を歪めるのは画工ではない」として、邪神に呑まれず人間としての人格を持ったまま帰ってくる。それでも邪神の影響は排し切れなかったようで、彼は「葛飾北斎」という霊基の主体を娘に移譲することでこの影響を撹乱・拡散させている。邪神の悪影響をすべて受け持った彼本人はタコの姿になってしまった。
邪神はダ・ヴィンチちゃんにも目を付けており、主人公に悪夢を見せ敗北感を与えることで現世のカルデアに進出する道筋を作ろうともしていたが、鈴鹿御前と北斎の前に敗北。悪夢は終わった。
邪神の影響を受けつつも、飲まれずに逆に我の強さで邪神の力の一端を支配するに至った北斎は、普段はタコだがいざと言う時には娘の体に憑依して邪神の力を振るうことができるようになった。
そして全てが終わった後、北斎は深淵において扉を司る番人に再会する。
この番人も、魔神が画策した地球への侵攻計画を止めるために裏で色々動いていたようだが、まさか能力者でも聖人でも何でもない人間が邪神の浸食を自力で食い止めるとは想定外だったらしい。
人物
一人称は応為が「おれ」、北斎が「俺」。
オリオンのように普段は親子で分離しているため、第1・2霊基では応為が、第3霊基の状態では北斎の人格が強く出ている。だが根っこの部分では、2人の人格が混ざったものになっている模様。二人共横文字が苦手であり、自由に創作活動できれば他はどうでもいいという生粋の芸術家気質。
応為は北斎と比べると態度が軽く柔らかく、女の子らしさを残している。
また気遣いが出来て世話焼きなところもあるが、基本はずぼらな性格である。
北斎のことは「とと様」と呼び慕う一方、たまに軽口を叩いては墨を吐かれる仲。
史実で北斎からは「アゴ」という渾名で呼ばれていた。これは、応為の顎が特徴的だったことに由来(『FGO』の応為の顎には特に変わった所はないが体験クエストのラストで北斎が呼んでいる)。
第3再臨で出てくる北斎は応為の時と比べて、生前通り漢っぽくよりぶっきらぼうになる。
魔導書の影響からか、気が緩むと「ふんぐるいふんぐるい」と無意識に呪文を口ずさむ癖がある。実の娘と一体になっていることについてはあまり抵抗はないようで、たまに女体であることを良いことに悪ふざけなどもしている。ちなみに自身と繋がった邪神に対しては、直に会ってその有り様に失望したこともあってか、力に関してだけは借り受けるが別に信心は無いとのことである。
体験クエストではタコ状態の北斎が絵を描いたり墨を吐く描写があるが、実は意外にも他のシナリオではタコ状態の北斎の描写が少なく、ほとんどお栄さん基準でシナリオが語られるため、普段何をしているかなどは詳しくわかっていない……と言っていたら、イベント『南溟弓張八犬伝』において曲亭馬琴が実装されたことで、劇中では因縁の相手同士のやり取りが繰り広げられていた。
能力
戦闘では、浮世絵師らしく筆を用いて戦う。とと様も応為の攻撃に加わるため、事実上のコンビサーヴァント。繋がった邪神の影響はあまり見られず、筆関係で水系の攻撃が目立つくらい。
モーション中では、大筆を槍の様に振るい(軌跡が大波になっている)、小筆を手裏剣や虎爪の様に扱い(軌跡が七色になっている)、鳳凰の絵を描いて嘴で攻撃する他、とと様が墨を吐きかける。エクストラアタックでは、見事な富士山の絵を描き上げた後に実体化させて物理的に攻撃している。
第3再臨では、ドレスの両手袖口から花のように広がった触手で筆を一本ずつ握って描き殴る八筆流を披露する(触手は合計10本あるが何故か片手に一本ずつ空きがある)。引き続き、とと様を分離攻撃させることも可能な他、描く絵が鳳凰から羽毛の生えた龍に変化し、富士山の絵も逆さになり頂上部分で押しつぶす形となる(富士山が赤色のため、凱風快晴をイメージしていると思しい)。
またオリオンとは逆に、サーヴァント「葛飾北斎」のベースは応為でオプション枠が父親のため、攻撃判定は見た目通りに女性である。自身で扱う際やエネミーとして敵対する際には注意する事。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | D | D | B | B | A | A |
保有スキル
領域外の生命(EX) | 外なる宇宙、虚空からの降臨者。邪神に魅入られ、その権能の片鱗を身に宿して揮うもの。 |
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道具作成(B) | 人心に強く働きかける魔力を帯びた絵画を作成する。 |
陣地作成(D) | 絵仕事に都合のよい陣地を作り上げる。だが、清掃は、しない。 |
神性(B) | 外宇宙に潜む高次生命の先駆となり、強い神性を帯びた。計り知れぬ脅威を、葛飾北斎はその身一つで封じ込めている。代償として、とと様は面妖蛸の姿となった。 |
森羅万象(A+) | 自然の有り様を研究し、その真髄を見抜く観察眼。 |
父娘の絆(A) | 晩年まで連れ添った北斎と応為の心の絆がスキルになったもの。その絆は邪神の狂気にも揺るがない。実質的にこのスキルが邪神の支配に対するリミッターになっており、これが無効化されると邪神の狂気に侵されてしまう。 |
雅号・異星蛸(B→A) | 深淵の邪神と混然となった境地で描かれる非ユークリッド幾何学的画風。 |
宝具
冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)
- ランク:A→A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜?
- 最大捕捉:46人
「さぁさ、絶景を御覧じろ!」
「オン・ソチリシュタ・ソワカ、オン・マカシリエイ・ヂリベイ・ソワカ……万象を見通す玄帝、北辰より八荒擁護せし、尊星の王よ!渾身の一筆を納め奉る!いざいざ御賢覧あれ!『冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)』!!神奈川沖浪裏すさび!」
「気合十分!」
「ふんぐるい・ふんぐるい、オン・ソチリシュタ・ソワカ、うがふなぐる・ふたぐん!万象を見通す玄帝、星海の館にて微睡む天帝よ!渾身の一筆を納め奉る!いざいざ御賢覧あれ!『冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)』!!神奈川異海裏すさび!」
連作浮世絵の二十一作目『神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)』。
自然の振る舞いを見極め、神懸かりの境地より繰り出される筆鋒は、神秘的な実態を備え、鑑賞者の身も心も衝き動かす。そして、深淵の邪心と交信し覚醒した北斎は、その狂気を取り込み、唯一無二の浮世絵を描き上げた。それが『神奈川異海裏すさび』。通常の浮世絵である「表富士」三十六景に加えた「裏富士」十景、さらにその先の境地にまで踏み込んでしまった禁断の筆を振るう。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
先に実装されていたフォーリナーのアビーと比較すると、ATKは同じでHPが僅かに劣る。
劣ると言ってもレベル90時で500程度の差のみなので、ほぼ同じと言って差し支えないだろう。
なお成長曲線はどちらも凸型であるのだが、北斎の方が凸型の山が高いため、レベル80くらいまでは北斎の方が強い。レベル90手前で追いつかれて並ぶ(HPについては追い越されている)。
北斎はNP獲得スキルを持つため初手宝具ぶっぱがやりやすい。それどころかカードの組み合わせが《Quick:1/Arts:2/Buster:2》と宝具カードがArtsになるためスキル全開でアーツチェインを狙えばもう一回宝具を撃つこともたやすいことになる。フォーリナークラスでは貴重な全体宝具であるが故にバーサーカーが混ざっている周回クエストに有利がかかり、人特攻の範囲が多いため活躍しやすい。しかし特攻とクラス有利がないと威力があまりないため、他のサーヴァントの補助と自身のスキルレベルを上げることが重要となる。2020年度にて、同じフォーリナークラスで全体宝具持ちのボイジャーと水着のアビゲイルが登場したが、あちらは前者がQuick属性かつ天の力特攻効果、後者はBuster属性かつスキルを含めデバフ特化となっているので棲み分けは可能となっている。
また、実はスキルや概念礼装に頼らない素のNP回収効率はやや悪い方である。
ArtsとQuickのHIT数は多いのだがそれに対して回収量がそれだけヒットしてようやく並程度と意外と振るわない。ただ、これがクリティカルすると途端に化け物じみた回収効率を見せることに。
つまり、ただArtsカードを並べるだけではカード配分如何によっては、中々NPが貯まらない代わりに、うまくArtsクリティカルを決められれば単発でもガッツリとNPを貯められる、というかなり異質な性質を持っている。宝具をより効率よく開放するためにはArtsカードを多く揃えるだけではなく、スターを供給してクリティカルを出しやすいように場を整えてやる必要があるであろう。
なお、2020年度にてArtsサポーターであるアルトリア・キャスターの登場により、クリティカル無しでも(エネミーのクラスや数にもよるが)ある程度NP効率を補えるようになっている。
関連人物
生前
北斎とほぼ同時代に活躍していた浮世絵師で、海外でも北斎同様にゴッホをはじめとする画家達に影響を与えている。北斎より35歳年下で、北斎から「小僧」と呼ばれているが、彼が37歳(北斎72歳)の頃に描いた『東海道五十三次』を見て「繊細な画風」として認め、その後も様々な絵で競い合っていた。生前ゴッホが小僧の画風を模していた事を知っており、イベント『虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル』にてゴッホの画風を見て、本当の意味でゴッホではないと看破していた。
江戸時代後期に活躍した日本初の専業作家にして『南総里見八犬伝』『椿説弓張月』の著者。
娘の土岐村路と共同で活動していた影響で、霊基を共有したサーヴァントとなっている。生前一緒に仕事をするなど家族ぐるみで交流があったが、父同士は犬猿の仲で娘同士は仲良しだった。
川村猶
北斎にとっては末の娘で、応為にとっては妹。自身の幕間の物語に登場した。
生まれつき盲目だった上に夭折してしまい、2人の心残りの1つとなっていた。
川村鉄
北斎にとっては2番目の娘で、応為にとっては異母姉。
画才があり龍の絵が得意だったが、夭折してしまった。
堤等明
町絵師である堤等琳(※ 三代目)の門下生の一人である絵師で、またの名を南沢等明。
北斎との絵師としての付き合い等は不明であるが、娘の応為の嫁ぎ先(つまり娘婿)。結婚後の応為は父親の北斎と同じく家事は全くと言っていい程に手を付けなかった上に、等明の絵に対して容赦の無い辛口批評を繰り返したために程なくして離縁になったそうな……まあ、しょうがないね。
北斎の作品を買おうとしたが、後になって半額で購入しようとしたため盛大にキレた。
その為か名前も聞きたくない模様であり、生前の応為は耳にしただけで激昂していた。
Fate/Grand Order
契約したマスター。正月の夢の中で彼/彼女と鈴鹿に助けられてサーヴァントとして確立した。
控えめに言って社会不適合者の類いである自分達を尊重・信頼してくれることに感謝している。
上記のマスター共々、自身の体験クエストにおいて親交を深めた(主に応為視点)天女。
北斎父娘は、絵の資料として古今の物語や御伽草子の蒐集についても余念がなく、烏帽子などの特徴から鈴鹿の正体を言い当てており、伝説に名高い存在に対して直接出会えたことを感動していた。因みに、北斎漫画では彼女の夫を題材として『坂ノ上田村麿鈴鹿山賊徒討』を描いている。
邪神とリンクした彼に助言や忠告、助力などをした人物。
しかし、北斎は無視して邪神と交信してしまったのだった。
フォーリナー仲間の1人。カルデアと縁を結んだのは彼女が先だが、霊基が成立した時系列的にフォーリナーとしては北斎が先輩になるらしい。北斎は霊基状態によってアビーの人格が豹変するのに戸惑っているが、マスターのお願いで一応仲良くやっている様子である(本来ならば邪神と溶け合って尚、本来の人格を保っている方がおかしいのだが)。マテリアルによると絵仕事を見せる代わりに部屋の片づけをしてもらってるらしいが「それはWin-Winではない」とマシュに叱られた。
異界の邪神に由来している、吸盤触手使い繋がり。マイルームでは「おおお素晴らしい、神絵師ならぬ邪神絵師ですとおおおお!」とか絶叫しながら菓子折り付きで挨拶に来たのだが、すげなく拒絶されてしまう。ただ、おんおん泣く姿が不憫だったのか、その額に落書きとサインをし「雅号・紫色雁高」を適当に送った。因みに「紫色雁高」とは、かつて北斎が名乗った隠号(作者、絵師、版元を分からないようにするため作中に記した偽名、所謂ペンネームのようなもの)である。
飲み仲間の1人。北斎は彼女の容姿は可愛いが中身は化物と評している。
応為は彼女の童姿に夭折した妹のお猶を思い出して、少し涙ぐんでいた。
生前は彼女の叔父である為朝をよく描いていたが、まさか牛若丸があんな痴女(曰く「随分と傾いた、すっぽんぽんの若武者」)だったとはと驚嘆している。ただ、これは意外と好みらしい。
生前に関羽を描いた関係で彼にも話しかけたらしいが、意思疎通はできなかった様子である。
なお関羽とは赤兎馬に乗っていた者繋がりだが、あのUMAに対しては何を思うのだろうか……
応為は一見でタマモの正体を見抜き、その姿を見られたことに感動している。
北斎の方は荼枳尼天か妲己だと評しているようで、そのことでやや揉めている。
化け物退治のプロフェッショナルである源氏武者達。金時のことは幼名である「怪童丸」と呼んでいる。感銘を受ける一方で、自身がその化物寄りであることから少し複雑な気分になっている。
自身から分離した水着霊基であり、剣豪に憧れていた少女期の側面。
精神年齢が思春期真っ盛りの頃であるために、歩く黒歴史となっている。
そのため怖い顔で睨むこともあるが、大人の余裕を持って一歩譲ることが多い。
因みに父親のほうは、娘が増えたことに対して奇妙な喜びを覚えている様子である。
フォーリナー仲間の1人で、イベント『虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル』にて共演。
ゴッホの画風を見て、ゴッホが生前に自身と同じくらいに影響を受けた「小僧」のような繊細な画風でないと、彼女の内に秘めた狂気を看破することになった。物語終了後はゴッホから尊敬視されている事に照れつつも、同じ画家として、また友達として絵画について親交を深める仲となる。
上記の牛若丸の叔父で、生前よく浮世絵の題材として描いていた武者。
正体が絡繰武者だったことに仰天しているが、頼もしいと高評価である。
2018年バレンタインイベントにおける北斎からチョコを貰った際のトークにて、刑部姫からゲスト原稿を依頼されていることが判明した。締切が一番ヤバイため、いの一番に終えようとしている。
西洋の童話作家で、彼から執筆した新作の絵本用の挿絵を依頼されている。
また、馬琴を紹介してくれとも言われたが、後に実装されたので叶っている。
バレンタインイベントでは両名からの春画本依頼を受けているらしい……校閲仕事しろ。
前者はまだ純粋に愛でているのかもしれないが、後者はまず絶対にナニに使う気である。
フォーリナー仲間の1人で、イベント『イマジナリ・スクランブル』で共演。世界三大美女たる彼女を見て美人画描きとしての血が騒ぐのか、絵を描くために四六時中追い回し困らせているとか。
フランスの印象派作曲家であり「夜想曲」などの代表作を持っている。
ゴッホと同じく、北斎の浮世絵を見てインスピレーションを受けた1人。
余談
実は葛飾北斎をクトゥルフと絡めたのは型月が初めてではない。というか日本人に見つかった結果の逆パターンを逆輸入してこのようなキャラ付けになったとも言える。例をあげるならば、googleで「北斎 クトゥルフ」と画像検索を行うと数は少ないながらも富嶽三十六景の1つ神奈川沖浪裏とクトゥルフをコラージュした海外産の画像やグッズが出て来たり、ファミ通コミッククリアで連載していたクトゥルー漫画『伴天連XX』でも葛飾北斎が女性として登場していたりもしている。
因みに他にも日本を代表するあの超有名人もクトゥルフ化の被害にあっており、ニャルラトホテプの化身の1つが彼の姿を借りて現れる。そして北斎の体験クエストや2018年水着イベントでは……
まあ史実の北斎父娘も十分にアレというか真のラヴクラフト最大の誤算である。それは彼が生まれる遥か以前に、極東の島国に天才と何とかは紙一重というかむしろ完全に向こう岸な画家がいたことであろう。事実、晩年に「男波図」「女波図」の二面によって構成した「怒涛図」を残しているが、これは「宇宙を描いた」とも評されている作品であり、さらに「女波図」の左端にはキリスト教における天使と思われる、背中に翼を持つ子供まで描かれている。なので「北斎が宇宙を覗いて……」というのは決して創作上の強引な解釈、無理な設定だと一概に言えないところである。
また、名前ネタでホクサイというブキが存在するゲームのパロディイラストが投稿されている。
NHKの歴史番組『歴史探偵』4/21放送分にて「葛飾北斎」特集が組まれ、ゴーストライター説という見出しでお栄(応為)の実績も紹介される。その中でサプライズ的に『FGO』の葛飾北斎を担当したゆかな氏の朗読が披露され、トレンド入りする事態が起こった。なおNHKは前番組の「歴史秘話ヒストリア」でも狙ったような間宮や刀特集を組んでいたため、ある意味では通常運転か。
関連イラスト
お栄さんがメイン(第一~第二再臨)のイラストが多い。
旅装や水着で披露したお団子ヘアを描いているものもある。
関連タグ
Fate/GrandOrder フォーリナー(Fate) サーヴァント