解説
新マスタールールが改定されたマスタールールが施行。融合、シンクロ、エクシーズは9期以前と同じくメインモンスターゾーンに直接出せるようになった。
直接的な影響は無いが著作権の表記が変わり、テレビ東京が追加された。
またホロレアが銀色でなくなりイラストが見やすくなった。
主な出来事(加筆歓迎)
1年目(2020年度)
原作強化枠の第一弾としては暗黒騎士ガイアのリメイク・サポートカードが登場。
OCGオリジナルテーマでは星遺物に続く新規ストーリーが始まり、最初のテーマとしてドラグマ、アルバスの落胤が登場。(烙印世界)
ルール変更の影響により、同時にEXデッキから多数のモンスターを特殊召喚するZEXALのボステーマであるヌメロンがOCG化した。
また、『遊戯王ニューロン』のサービス開始。
公式裁定やカードプール、自身がコナミIDで登録したデッキの確認が容易になった。
年末箱は『PRISMATIC GOD BOX』。ブラック・マジシャンと青眼の白龍の数奇な運命を描いた海外先行カードと、プラズマティックシークレットレアの三幻神。レアコレ枠のパックは絵違いイラストを含んだ『PRISMATIC ART COLLECTION』で、どちらも騒動が起きるほどの人気弾となった。
21年度開始前の2月20日~3月31日の間だけ「疫病退散」の願いを込めた臨時適用リミットレギュレーションで疫病が禁止カード指定された。
2年目(2021年度)
年度最初の原作強化枠はスターダスト及び救世竜セイヴァー・ドラゴンを素材としたシンクロモンスター。
ストーリーカードではデスピアの登場で物語が大きく動き出す。
8月末のデッキビルドパックで登場した勇者トークンが汎用性の高さから大暴れし、約半年で制限カードを2枚も出してしまった。
年明けには新たなストーリーテーマとしてヴィサス=スタフロスト(新世壊)が登場した。
動きがシンプルなシンクロテーマの相剣、制約が緩いデッキ融合の烙印融合など、環境に顔を出すストーリーテーマも増えていた。
また、マスターデュエルの配信開始され、OCG出身カードを含めた遊戯王OCGの知名度が大きく広がった。
年末箱は閃刀姫などのOCG出身の美少女主体のテーマを再録した『SECRET SHINY BOX』。レアコレ枠パックは原作アニメの名シーンを想起させる新規カードが多数収録された『HISTORY ARCHIVE COLLECTION』。
どちらも前年度のほどの話題にはならず、特に後者はコレクター向けのカードが多い上に手札誘発の再録がなかったので、マスターデュエルからOCGに触れる際の参入ハードルの高さが改善されない問題が出ていた。
3年目(2022年度)
年度最初の原作強化枠はE・HEROネオス。この年は今までの常識を覆す強力な新規テーマが相次いで登場しては規制された為、一部では空白の2022年と称される年度となった。特にレベル2・ランク2・リンク2を主軸としたスプライトと墓地肥やしを行いながら墓地効果で融合召喚を行うティアラメンツとその墓地肥やしを強力にサポートする現世と冥界の逆転(通称イシズ)は群を抜いており、瞬く間に環境トップとなった。
この二つが突出して強力だったものの、凶悪な除去能力とフィールドゾーンの封鎖を有するクシャトリラや、光・闇属性に対して強烈なメタ能力を持ったビーステッドの存在もあり、これまでの環境テーマの多くが苦しい立場に立たされるほど強力なカードばかりで、年度が切り替わる23/4/1のリミットレギュレーションまでには22年度初出カードが禁止カード2枚、制限カード19枚というひどい有様となった。
これらの影響が重なり、春化精やピュアリィ、強力な新規カードが追加されたサイバース族、ナチュルなど評価が遅れてしまったカードも多かった。
また、登場当初から様々なデッキで活躍していた捕食植物ヴェルテ・アナコンダや水晶機巧-ハリファイバーなどといったLVP1~3のカードが相次いで禁止になったこともあり、一つの時代の節目となる年でもあった。
年末箱は11期中のホログラフィックレアで登場したカードとパック表紙のアニメ強化テーマを元とした新規カードが目玉となった『SECRET UTILITY BOX』。レアコレ枠は前年とは打って変わってプレイヤー目線の再録カードばかりが詰め込まれた『RARITY COLLECTION -QUARTER CENTURY EDITION-』。特に後者は実用性の塊のような再録内容に加え、高頻度で再販されたおかげで多くのプレイヤーに行き渡る配慮がされている。
対戦環境への問題こそあったものの、アルバスの落胤のカードストーリーは11期で一応の完結、22/1に出たばかりのヴィサス=スタフロストは12期以降も続く形となった。
11期中に強化されたマンガ/アニメテーマ
一般パック
ROTD
PHRA
BLVO
LIOV
DAMA
BODE
BACH
DIFO
POTE
DABL
PHHY
デュエリストパック
DP24
DP25
DP26
DP27
ストラクチャーデッキ
コレクターズパック
AC01
海外新規
WPP1
11期中に商品化された過去作テーマ
コレクターズパック
CP20
AC01
AC02
SELECTION 10
11期中に禁止指定されたカード
2020年4月1日
守護竜エルピィ
2020年7月1日
2020年10月1日
2021年1月1日
2021年2月20日
2021年4月1日
2021年10月1日
2022年1月1日
2022年4月1日
2022年7月1日
2022年10月1日
2023年1月1日
11期中に禁止解除されたカード
2020年4月1日
2021年1月1日
2021年4月1日
2022年4月1日
2022年10月1日
2023年1月1日