曖昧さ回避
- 幸運。運がいいこと。
- 『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
- 阪神タイガースの球団マスコット。1994年デビュー。トラッキーのガールフレンド。
- 『どうぶつの森』の作中に登場する、黒い犬のキャラクター。包帯ぐるぐる巻き。
- 『白鯨伝説』の作中人物の名前(ラッキー・ラック)。
- 『KOF』の作中人物の名前(ラッキー・グローバー)。
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』に登場する戦隊ヒーロー。→ラッキー(キュウレンジャー)
- 『けものフレンズ』の作中の名前(ラッキービースト)
- 『妖怪ウォッチシャドウサイド』に登場する犬のキャラクター。→ラッキー(シャドウサイド)
本項では2について解説する。
基礎データ
進化
ピンプク→ ラッキー(「まんまるいし」を持たせて朝昼にレベルアップ)→ ハピナス(十分なついている状態でレベルアップ)
容姿
卵のような丸っこい外見をしており、耳のような物が3本ずつ左右に付いている。
お腹にはカンガルーのようなポケットがあり、いつもタマゴを入れては温めている。
その名のとおり、捕まえたポケモントレーナーに幸運をもたらすといわれているポケモンだが、
希少個体な上、逃げ足はかなり速い事から捕まりにくいとされている。
珍しく、図鑑の記述が現実と一致しているポケモンである。
性別は♀しか存在しないのだが、『赤・緑』当時は性別の概念がなかったので、
一部のアンソロジーなどで一人称が「ボク」のラッキーも存在した(ボクっ子であれば矛盾はないが)。
概要
『赤・緑』から登場しているポケモン。
図鑑の記述どおり、出現率、被捕獲率共に低い。
『赤・緑・青・ピカチュウ』ではサファリゾーンではめったに遭遇できない・すぐ逃げる・ボールが当たらないor捕まらないの三拍子でケンタロスやガルーラと共にその捕獲には至難の業を極めるポケモンであった。
野生の個体はハナダのどうくつで登場するが、レベルは56とかなり高い。
初代では進化形が存在せず、当時から高い特殊耐久を引っ提げ「かげぶんしん」「タマゴうみ」でPP切れを待つ戦法が中心だった。そのせいで『ポケモンスタジアム2』では回避率の上昇率が抑えられたほど。
……基本的にこの系統は端からやることがえぐい。
『金・銀』では普通に草むらで遭遇できるようになったので、少しはマシになった(それでも出現率は低く、捕まえにくいが)。
なお、『金・銀』以降ラッキーに持たせると急所に当たりやすくなるという道具「ラッキーパンチ」が登場。『金・銀』単体では入手不能で、前作から連れてきたラッキーが持っている。
また、同じ世代で野生のラッキーが2%の確率で持っている「持たせると1.5倍の経験値を貰える」というスーパーアイテム「しあわせタマゴ」が登場。しかし、そもそもラッキーが出にくいので、手に入った人は本当の意味で凄まじい幸運の持ち主である。
また、カントー地方のある場所でラッキーを交換条件にプッチー(プテラ)をくれる女性がいた(『HGSS』ではラッキーを連れてくとラッキーパンチをくれるイベントに変更されている)。
第3世代では『ファイアレッド・リーフグリーン』のサファリゾーンでしか捕れなくなり、再びプレイヤーをサファリ地獄へ陥れた。しかも「しあわせタマゴ」もご丁寧にも野生のラッキーが持っている設定のまま。
当時から特性「ふくがん」は存在していたが、『ファイアレッド・リーフグリーン』では「アイテムを持ったポケモンが出やすくなる効果はない」(次作『エメラルド』から)というおまけ付き。
マシになった所と言えばアイテム所持率が2%から5%になったことくらい。いや、そこを修正されても。
『ポケモンXD』があれば、シナリオを最後の方まで進めれば他のアイテムとの選択で手に入れること自体は可能。そこまでする手間が必要かどうかは考え物だが。
なお「ラッキーパンチ」は『ファイアレッド・リーフグリーン』にいるNPCに話しかければもらえる。
第4世代では再び草むらで遭遇できるようになったことと進化前のピンプクの卵をストーリー上で必ず入手できるようになりしかも「まんまるいし」を持っているため夜間以外ならレベルアップですぐにラッキーに進化とこれまでと比べて入手が格段と容易になった。また「しあわせタマゴ」を入手するためにラッキーを乱獲するプレイヤーが大勢いた事だろう。
しかし、同時にこの世代から「まんまるいし」も登場したため、ハズレ(「まんまるいし」)を何回も引いてしまい泣いたトレーナーも大勢いた事だろう……
ストーリー上ではモミのパートナーとしてもよく知られている。
「ラッキーパンチ」は進化前ピンプクが持つレアアイテムになった。何故お前が?
第5世代では「しんかのきせき」によって進化形のハピナスを超える超耐久を引っ提げて第一線に復帰。
「ちいさくなる」の強化もあり、「攻撃当たらないし当たっても全然減らない」という初代以来の悪夢が再来し、対策も我慢も足りない人が多いランダムバトルのフリーではよく切断されて無効試合とされてしまう。
しかしほぼ必須と呼ばれている「ちきゅうなげ」を覚えさせる手段が2つ前の第3世代のエメラルドの教え技のみという酷い方法であり、新規参入者でなくとも対戦用個体の入手は非常に厳しいものがあった。
なおこの世代ではラッキー自体が出ず、進化前のピンプクが手に入るのみ。
本体そのものの入手が限定されている結果か、「しあわせタマゴ」に関してはストーリー中で貰う事ができるようになった。
一方「ラッキーパンチ」はトレジャーハンターからランダムでくれる外れアイテム扱いに……。
第6世代、『XY』では通常は野生では出現せず、クリア後のフレンドサファリでのみ出会うことが出来る。
ただしそもそもラッキーのサファリを持っている人が限られる為、まずそれを手に入れられるかどうかの壁がかなり厚かった。
手に入れられれば「しあわせタマゴ」が複数手に入る。1個だけでよければシナリオで手に入るので十分である。
なお外れアイテムはまさかの「ラッキーパンチ」という……。
『ORAS』ではピンプクしか出ず、そのピンプクも日替わり出現かつ「しあわせタマゴ」は持っていない。
だがまさかあのポケモンが持つことになろうとは誰が想像し得ただろうか。
なお、第5世代での影響からか、『ちきゅうなげ』が遺伝技に追加された(マンキー(又はドーブル)→クチートで遺伝可能)。
一方、残念ながらタマゴタイプ「ようせい」にも関わらずフェアリータイプはつかなかった。
とはいえタマゴタイプに「妖精」がないにも関わらずフェアリータイプに属するポケモンも存在するため、
実際タマゴタイプはフェアリータイプとはそれほど関係がなかったりする。
仮にラッキーがフェアリータイプになってしまったらそれこそ今の比じゃない程の硬さになっていただろう。
第7世代では何と乱入バトル限定種になっている。
そして何と「しあわせタマゴ」を持っていない。代わりに「ラッキーパンチ」を持っているという。
USUMではポニの原野の茂みで希に出現する場合がある。
ゲーム上の特徴
とにかくHPが飛びぬけて高く、未だに進化後のハピナスに次いで第2位の数値を誇っている。
特防の数値も高く特殊攻撃に関してはほぼ無敵の要塞と化す。
一方で攻撃・防御の数値はたったの5なので物理技には期待できない。
しかし「しんかのきせき」を持たせる事によりハピナス以上の防御&特防を手にする事となったため、生半可な攻撃ならば物理でも2耐えとやってのける超耐久になっている。
苦手な格闘や超火力の物理ドラゴンを相手にする為にグライオンやエアームドと組ませるのが良い。
もっとも特攻も35しかないので火力が無く、その間に相手を崩せないという欠点がある。
そこは「どくどく」や「ちきゅうなげ」に頼るのだが、前者はどくタイプ、はがねタイプに効かない上にそれでも速度はそれほど速くなく、後者は5世代までだと単純に入手が困難な上、ゴーストタイプに効果がなく、地球投げでみがわりが破壊できない相手だと極端に弱くなるという弱点もある。タイプだけ見ても、ゴーストどく複合のゲンガーは特に苦手な相手であるといえる。
第1世代では当時特殊の能力は分断されておらず特殊攻撃の火力はかなりあった。
また第6世代では特性「するどいめ」に回避率無視の効果が追加、「ちいさくなる」を使ったポケモンには必中確定となった「ふみつけ」や「ハードローラー」、「はたきおとす」の威力アップに伴う採用率の増加など完全にラッキーピンポイントの対策が施されたため勢いが止まる……
なんてことはなかった。
「はたきおとす」を除き採用率が低く、しんかのきせきを無効化した後もそれなりに固い為ほとんど弱体化になっていなかったからである。
しかし第7世代ではZワザの追加に強力な積み技の増加、「ちいさくなる」に対して必中確定となる技の使い手の増加などでこれらの型は大きく弱体化。現在は積んで居座ることは現実的ではなく、サイクルを回していく型が主流になっている。
ところがダブルバトルではとあるポケモン達のガードシェアで物理でも簡単に死なない最終鬼畜要塞が完成するという……。
加えてサポーターとして活動することの多かったダブルバトルだが最近になって「ちいさくなる」や「みがわり」持ちが急増している。要するに上記の居座り型は撲滅したのではなく、ダブルバトルへ活動の場を移動させただけであったのだ。
場所を変えてより凶悪になった居座り型だが、一応ダブルバトルかつ世代が進んだということで対策はそれなりに豊富。と言っても「どくどく」や「ちょうはつ」等は場が複数戦なこともあり、対策として機能しにくいというのも事実。地道に2体で殴るにしても回避率を上げ切られると厄介なこと他にない。
だがラッキーのダメージソースはほとんどの型が「ちきゅうなげ」か「どくどく」に頼り切っているということもあり、他のポケモンを倒した後両者を無効化出来るポケモン(或いはどく無効かつ高速回復技があるポケモン)が残っていればとりあえず(PP勝負以外で)負けることはほとんどない。無論この場合かなり時間がかかる為それに耐性のない人にはお勧めできないが。
どうしても時間がかかるのが嫌なら「かげふみ」+「ほろびのうた」のコンボがおすすめ。相方となるポケモン含め攻撃面がほぼ皆無な状態になりがちなので何もできずに倒れていく。
当然ラッキー使いもこれを警戒するため、ゲンガーやゴチルゼル+「ほろびのうた」持ち等がパーティにいると見せ合いの時点で出されないことも多いので相手の選出を大きく縛ることができる。
アニメのラッキー
アニメでは長らくジョーイさんのアシスタントという立場で登場。(進化系のハピナスである場合もある。)。「ラッキー看護学校」というラッキー専門の学校もある。しかし、BW編ではタブンネ、XY編ではプクリンにその立場を譲っている。
また、タケシのポケモンとしても登場。
スマブラのラッキー
初代とDXでアイテムのモンスターボールから登場する。「タマゴうみ」でタマゴを産み出す。このタマゴはアイテムのカプセルとほとんど同じ扱いで、中からアイテムが出てくることが多い。中には食べてダメージ回復できるものや、爆発する「タマゴばくだん」も混ざっている。
ポケモンGOのラッキー
野生での出現率が非常に低く、ポリゴン、ラプラス、プテラ等と並び、本作で最も入手の難しいポケモンの1つに数えられている。しかもカビゴンと同様、ある程度出現場所の傾向のある上記と違い、その傾向が見つからない。
もし入手することができたのなら、文字通り非常にラッキーということである。
HPが非常に高いという点は本作でも継承されており、HPの数値だけなら、同作に登場するポケモンの中ではぶっちぎりのトップであった。
その反面、CP(戦闘力は)は当初最高でも670程度までしか上がらず、攻撃面は前キャラ中最下位、防御も下から2番目と戦闘面はとことん苦手。
お世辞にもジムの防衛に役立つとはいえず、典型的なコレクション専用のキャラクターという感じであった。
……が、そんなラッキーに汚名返上のチャンスが訪れる。
2016年11月のアップデートでの調整により、CPが1000を超すこともできるようになったのだ。
当然固さも増すため、ジムの新守護神としての活躍が期待された。
2017年2月9日~15日にかけて行われるバレンタインイベントでは、フェアリータイプのポケモン共々、出現率に上方補正がかけられた。
……が実際は駅前で少し出現する程度で、周りを見渡せばタマタマだらけというイベントで、ラッキーをわんさか手に入れるというものではなかった(それでもだいぶ出現していたが)。
だがこれが布石だったのか、直後金・銀ポケモンが実装された。
これにより進化が可能となったが、当然ラッキーのあめが50個必要で、先のイベントで必要数を手に入れられなかった人は苦汁をなめる結果となった。
そして奇しくもハピナスがカビゴンもビックリの超耐久ポケモンになっているという……。
現在はジムの仕様変更により同じポケモンが配置できなくなったため、既にハピナスが配置されている場合の2番手といった感覚で運用されている。もちろん戦闘ではあらゆる点でハピナスに劣るのだが、硬いことに変わりはないため防衛役としてはそれなりに優秀。ちなみに最大CPが低いポケモンほど時間経過でやる気ゲージが減少しづらいという仕様があるため、配置されてから数時間でCP3000越えのハピナスがやる気をなくしている隣でCP1000程度のラッキーがやる気満々という光景もよく見かける。酷いときはハピナス以外にもカイリュー、カビゴン、バンギラス、ギャラドス等の高CP組が軒並みやる気をなくしている中、ラッキーだけはやる気を維持してるなんてことも。この仕様のため、低CPにもかかわらずジムに長時間居座りやすいという利点がある。
ラッキーで詰む・・・なんてことは流石に少ないが進化後のハピナスと合わせると退場させるのに少なくとも4~5分は必ずかかるといってもいいため、この2匹がいると他のかくとうタイプに弱いポケモンはなるべく入れない方が良いほどになってしまっている。特に二重弱点のバンギラスやボスゴドラ、仕様上ケッキングも事実上風評被害に遭っているだろう。
pixivでの注意
ささいなことだがpixivでは単に「ラッキー+ポケモン」で検索するとブラッキーがひっかかりまくってしまう。「-ブラッキー」を入れた方がよい。