概要
夕海氏による『艦隊これくしょん』漫画連載企画。Twitterでも不定期で連載中。
そのキャプションは「ごく普通の提督と気弱な電ちゃんらのお話です。」
出撃シーンもあるが主に鎮守府内部の様子が描かれている。
登場人物は皆非常に個性的。軍隊色が際立っており、所謂「艦これ二次創作」でよく見かける「子供扱いされる駆逐艦」等と言うのが一切無く、所属している全艦種が共にお互いを対等の立場として認め合っている。
また厳密な主役は決まっておらず、主人公を1人のキャラだけに絞らず「艦隊全体」に重点を置いた物語と言える。
現在シリーズ6年目突入中。(2020年02月現在)
2018年初頭より、作者の体調不良からの入院から「あの世一歩手前」の重態に陥り、更新や創作活動は休止していたが何とか一命を取り留め同年9月頃に退院し、S18「往事渺茫編」から本編再開中。
登場人物
提督
- 神尾提督
笑顔と思えぬ笑顔が特徴の横須賀鎮守府提督(叢雲曰く「酷い悪人面」。なお本人も内心ではちょっぴり気にしている模様)。
フルネームは神尾玲慈(カミオレイジ)で、鎮守府における様々なルールの創設者。
2015年7月30日掲載のシーズン8「温故知新編」内「艦隊ジャーナル 88」において少将に昇進した。
色んな意味でブラックな性格をしているが、新人はしっかりと訓練で鍛え(るついでにみっちり教育)、戦闘においても無茶な作戦は立てない(が戦闘不能までは想定内)等々、艦娘を大事に(酷使)する(スパルタ)提督の鑑。
…とここまで述べたが、上記の行動も根っからの軍人気質と"部下を無駄死にさせない"と言う強い信念からであり、電から「部下を見捨てられない人」と称される等、艦娘達からの信頼はとても厚い。
公私の区別はキッチリしており、プライベートの事情を仕事に持ち込む事は無い。
仕事の時間以外では、悩みを持つ艦娘の相談相手になるなど、積極的にコミュニケーションを取っている。
また、プライベートでは一転してガードが甘く、村雨の見え見えの誘惑に引っかかったり、また付き合いの長い古株の艦娘相手には嗜好を知りつくされている為か執務中であっても攻勢に出られることもあり、ケッコンカッコカリを求めて執務室に押し掛けてきた金剛に(元々練度上限組に名を連ねるケッコン候補の1人であったこともあるだろうが)「ジンのオールドボトル」をエサに一瞬釣られかかっている。
読書・釣り等の真っ当な趣味も持つが、それらが霞むほど性癖丸出しなオープンスケベを公言して憚らない。
なお、基本的に巨乳を好むと公言しているが絶壁以外なら普通に喰えるとも語っている。
電がナイスバディになった夢を見た際にはひどくガッカリしつつ、怒りを露わにした。
また、伊19のとあるスナップ写真には珍しく興奮したボヤき(ツイートと同義。詳しくは用語参照)を発信した。
読書に関しては、非番時に趣味を同じくする「加賀・叢雲・伊8・曙」と共に第一書庫(各人の私物の集積)に集う「本の虫ファミリー」として認知されている。
嗜好品として酒と煙草(ラッキーストライク)を非常に好む。(自称「酒屑」)
また横須賀鎮守府内では、他の艦娘達にも愛煙家が居る。
意外にも料理が得意であり、その腕は鎮守府トップ。
毎週の炊事当番にも参加し、他の艦娘達が当たり外れの落差の大きい料理を作るのに比べて安定の高クオリティを誇り、それ故に一部の艦娘からは「唯一のオアシス」とまで評されている。
こちらの番外編では片手間に作った付け合わせを味見した鈴谷にノータイムで求婚された(ちなみに提督が「嫁」)。
大胆かつ豪快な開発や建造が大好き。
非常に高いリアルラックから強い艦やレア艦を保有する反面、どうしても各種資源の消費(浪費?)が増えてしまっている。秘書艦娘達に隠れて豪快に資材を使う事もあるが、その事がバレて電にお仕置きされる事も多い。
なお、このため秘書艦組により当鎮守府では『大型建造』が実装されていない事になっている。
元は陸軍出身で、まだ艦娘が存在していなかった時期に、とある特殊な極秘歩兵小隊を率いて陸上にまで侵攻していた深海棲艦と戦っていた経験がある(後述)。
内地戦にて部隊は壊滅、その原因となった敵軽巡級を特に敵視している為、敵軽巡級は「見敵必殺」を信条にしている。
「敵軽巡級は見敵必殺だ!必ず殺せ!」
所属艦娘
以下の内容は第355.5話時点に準ずる。
所属 | 横須賀鎮守府 第一遊撃部隊(略称:「N/YND GT1」) |
---|---|
総数 | 32名(+元深海棲艦1名+ペット1匹) |
備考 | 全員ケッコン済み。改二等の追加改装が実装された場合は、随時改装している |
秘書艦達
日々の秘書艦業務を交代で担当している艦娘3人組。この3人は最古参組でもある。
そして、臨時に第4の秘書艦娘を拝命した響もここに記す。
初代秘書艦で裏のボス。お話の主軸的存在その1(日報軍書より)。
物語序盤ではロクに戦闘準備もされて無い状態でいきなり出撃させられたり、新しい海域の偵察に出たりして大破させられたり、現在では提督の資材浪費等に振り回され胃薬が手放せなかったりと、作中随一の苦労人。(その様を表すために作られたタグ(二つ名)が『胃泣妻』)
一方で、提督から「自分と電が結婚する夢を見た」と明かされた際には本気で照れる等、信頼を通り越して提督LOVEと取れる一面も少なくない。
また提督自身も、とある事件の最中に「もし自分が死んだら後の全てを電に託す」と語るなど、互いの心の繋がりは確かなもの。
戦力が揃ってきてからは他の駆逐艦娘達と遠征に参加する事も増えたが、その高い練度や豊富な戦闘経験から、決戦艦隊旗艦にしばしば起用される。
S11「アウトレイジ編」にて金剛・加賀と共に提督とケッコンカッコカリした(なお、神尾提督はケッコンカッコカリをLv上限キャップ解除としか見なしていない)。
物語序盤での体験が元で資源の減りには非常に敏感になっており、秘書艦で無い時まで提督の動向を監視している。提督の浪費癖には本気で怒っており碇をぶつける等の厳しいお仕置きをしている。
かなりの頻度でプラズマちゃんもしくはバーサーカーになるが、その殆どは常時火の車である鎮守府の財政をやり繰りする上でのことであり、普段は鎮守府全体(もちろん提督も)の様子を本気で心配する優しい娘。
実は、第1話以前に神尾提督と面識があり、その出会いこそが彼を「提督」にする切っ掛けであった(この件については総集編第1弾である『艦隊ジャーナル Sequence1』の書き下ろし漫画「艦隊ジャーナル0」を参照されたし)。
「じ れ” い” が あ” あ” ん”」
お話の主軸的存在その2。初建造でいきなり戦艦レシピを回したら出現した高速戦艦。
普段は明るくハイテンションな、皆の頼れるお姉さん。
今作の彼女もやはり提督バーニングラヴ。
原作での英語交じりの独特の喋り方も健在。
料理に様々なアレンジを加えるのが好きだが毎回惨憺たる結果になっており、キッチン担当になると皆が恐怖する。このアレンジ料理については逸話が多く、「神尾提督がぶっ倒れた」(第19話)・「鮭のムニエルを作ってたら爆発した」(第0話)・「完全オリジナルはガスマスク着用必須で懲罰用の道具扱い」(第58話)・「彼女が代打で厨房に立つと知った途端オリョクル嫌いの伊58が即オリョクル出発」(第114話)等々…ロクな描写が無い。
そのため彼女が炊事当番の際には食堂に胃薬が完備される(なお、「食べない」という選択肢は許されていない模様)。また、提督主催の料理教室の強制参加者枠でもある。
ただ、アレンジ無しでレシピに忠実に作ればそれなりのクオリティになるので料理下手と言う訳では無い。
紅茶好きが高じて非番時には紅茶専門ドリンクバー「和(なごみ)」を営んでおり、そこで使うためのハーブの栽培も行っている(後述)。
S11「アウトレイジ編」にて提督とケッコンカッコカリした1人。
「完全オリジナルだから気張ったヨー♪感想楽しみネー♪」
お話の主軸的存在その3。2回目の建造で出現したレア重巡(WEBでは描写されていない第2話と第3話の間の物語にて判明)。
ゲーム内では運の数値が低い彼女だが、今作においてはいきなり戦艦ル級を一撃で沈める強運の持主。新人研修は評価:A。
アウトレイジ編時点での練度上限組の1人であり、長門・時雨でさえ音をあげる新人研修の鬼教官でもある。
普段は社交性に富んだ明るい性格の持ち主。何だかんだで提督のことは気に入っている様子。
工廠での資材投入と宴会は大盤振る舞いで、との考えの持ち主で、提督と組ませると資材や運営資金が大ダメージを受ける為、現在では電が介入している。
詳しい時期は不明だが現在は改造によって航空巡洋艦娘となっている。しかし、宿舎は重巡共同私室を使用している。
料理は作るのも食べるのも大好きで、料理の腕前は全艦娘の中でトップクラス(それでも提督には及ばない模様)。
ちなみに彼女自身はかなりの辛党で、カレーを作らせるとかなりの激辛カレーが出来上がる。(意図的の可能性大)
「提督ぅー褒めて褒めてー」
2人目の新人研修適応者(評価:S)であり、アウトレイジ編時点での練度上限組の1人。
その実力の高さから、駆逐艦娘を要する海域に出撃する際には電と共に決戦艦隊に参加する事も。
戦闘での実力も然る事ながら、その性格から妹である電やその他艦娘からは「悪魔」と称されている。巨乳な艦娘達を羨む等、胸ネタを気にする意外な一面も。
その性格を見込まれて青葉に誘われ、鎮守府瓦版で「響の部屋」と言うお悩み相談コーナーを担当している(後述)。
総集編4巻書き下ろしのS16.5「23時48分31秒編」にて提督とめでたく(?)交際に至る。
その後も、本人は一夫多妻な環境も満更でもなく肯定している始末でフリーダムは変わらず健在。
S17「勇往邁進編」にて臨時に第4の秘書艦娘に就任。
有能ではあるが、本人は専門担当の訓練以外は書類仕事諸々が面倒と愚痴を零していたり。
「マラヂェッツ、当たりだよ。すっごい愉しい」
駆逐艦娘
暁型四姉妹
鎮守府の数少ない良心。新人研修トラウマ組の1人。
電の事は気に掛けており姉として彼女の力になりたいと考えているものの、彼女が担当している仕事量に脳が熱暴走を起こすのが常。
それでもいざという場面では肝も据わっており、訓練とはいえ加賀相手に涙目ながらも特攻を仕掛けられる程。
動物・珍獣好きでもあり、S22「不知の猫編」では、面倒見の良さを発揮する。
「うふふふ・・・れでぃーだもん・・・おねえちゃんだも~ん・・・」
- 響⇒ヴェールヌイ
筆頭酒クズ駆逐艦。詳しくは上記参照。
電が初建造で邂逅した姉。後述の白露、潮と共に物語序盤から居る。
心優しい性格で、今作での役割は妹である電のケアが多い印象。
電の最期のオアシスだが、黒くなった妹はさすがに止められない模様。
なお、他の鎮守府の雷がダメ提督製造機と呼ばれている事は知っているが、この鎮守府の雷は「司令官を甘やかすと鎮守府の運営が破綻するか妹の胃が破綻するかの二択」という理由で提督を甘やかす行動は取っていない模様。
鎮守府宿舎の寮長も兼任しており、私生活の場面では悠々とオカンっぷりを発揮している模様。
主要任務も遠征が多い事も含め戦闘には不向きかと思われるが、実際そんな事はなかった。
大規模訓練にて教官を務めていたガチ状態の提督相手に背後を取り、反撃を許さず金的への躊躇しない蹴り上げをかますなど、やはり彼女もれっきとした横須賀第一遊撃部隊の一員であった。
「司令官逃げてー!!」
- 電
詳細は前述の通り。裏のボス。
白露型
今作における初のドロップ艦(WEBでは描写されていない第2話と第3話の間の物語にて判明)。初期艦である電を除き、雷と同じく最古参の駆逐艦で、アウトレイジ編時点での練度上限組の一人。
所謂「アホの子」であり、本人曰く提督のアイアンクローを喰らった回数が1番多い。新人研修トラウマ組の1人でもある。
非番日には何と愛用のギターでデスメタルを爆音で奏でるという意外な趣味を持つ。その音色は提督をして「敵の意識を刈り取れる」と言わしめた。ライブも開催しており、当初は提督しか聞きに来ない有り様だったが、最近は足を運ぶ艦娘もいるらしい。しかし、バンドメンバーが集まらないのは相変わらず。ちなみに、第24話での瓦版の左上では青葉に軽音の方が似合うと評された。
島風とは紆余曲折の末に親友となったが、2人揃って提督を怒らせてブートキャンプ送りになる事もしばしば。
S11「アウトレイジ編」の途中で練度上限組に入った。
外見に似合わず身体能力が高く、被弾回避率、及び第257話からのパルクールを用いた鬼ごっこの成績は艦隊一位。
「あたしがいっちばーん!」
鎮守府の忠犬。
仲間想いで穏やかな性格。鎮守府内では比較的常識人枠。いつも微笑みを浮かべているが、それ故に考えが読めない所がある。
なお、「響2号」は地雷ワード。
「皆と一緒に…今度こそ、戦い抜きたい」
明るく小悪魔的な性格の持ち主。
女として生まれたならそれを謳歌したいと考えており、全艦娘の中でも特に人間味が強い1人。
駆逐艦娘にあるまじき肉体の持ち主であり(主に胸とか)、一部の艦娘から一方的に嫉妬されている。
提督を誘惑するような言動をする事もあるが、提督が買ったアダルト雑誌を見て赤面する等、ちゃんと羞恥心を持ち合わせている純情派。
飲酒も好きで、好きなお酒の種類はワイン。
S10「驟雨編」のメインキャラの1人。
「もっと村雨を…周りの皆を頼って信じてよ…」
鎮守府の狂犬。
人懐っこい性格の駆逐艦娘。思った事が直ぐに口から出る。
普段は明るく愛くるしい性格だが、戦闘においては"狂犬"、新人研修は評価:A。
提督主催の料理教室の強制参加者枠の1人。
着任当初は曙や叢雲共々提督を舐めていた態度であった(訓練を面倒臭いと評し遊びたいとボヤいていた)が新人研修の結果、狂犬と化した。
S19「グラウンド・ゼロ編」での大規模訓練において、ペアの龍驤との交流を経て仲が深まった様子。(飼い主と飼い犬、もしくは狂犬的な意味合いで)
「一番乗りっぽーい!」
綾波型
比較的初期から配属されている駆逐艦娘の1人。心優しい性格で戦闘は余り好まない。新人研修トラウマ組の1人。
非番日には金剛が担当しているハーブ園やドリンクバー「和」でバイトをしており、料理の腕前もそれなりに高い。
提督から常にある視線を向けられ、青葉からはグラビア写真のモデルに(結構強引に)薦められ、一部艦娘からは一方的に妬まれている。理由はもちろん言わずもがな。無論本人からしたら理不尽極まりない状況。更に、この容姿のせいで結構ナンパされるらしい。
私服は落ち着いた配色で少し地味な物を好む。また、その胸部装甲を隠すためにゆったりした服を選ぶことが多いが、余り効果は無い模様。
ちなみに、心優しい性格や新人研修トラウマ組である事から戦闘には不向きと思われがちだが、彼女もれっきとした横須賀鎮守府の一員であり、少なくとも人間相手なら余裕で圧倒出来る。
と言うより、普段優しい分だけいざ怒りに身を任せた場合は手加減が出来ない分恐ろしい威力を叩き出す。「最強のランクD」。
S13「合縁奇縁編」ではメインキャラの1人として取り上げられており、「和」の臨時バイトとして共に行動する事になった球磨との絡みが多く描かれた。
「此処に来てくれるの初めてだよね?ようこそ~」
鎮守府の仔犬。
ご存じかなりの毒舌家で、新人研修にも懐疑的だった……のだが新人研修の際に容赦無く上下関係を(物理的に)刷り込まれたので、「クソ提督」呼びは劇中たった1回のみ。新人研修トラウマ組の1人。
趣味は神尾提督と同じく読書と釣りであり、時々一緒に楽しんでいるなど、ツンデレの片鱗が垣間見えるようになっている。
射撃技術は中々の物であり、中でも長距離狙撃能力は艦隊ではずば抜けている。普段の印象からは見受けられないが結構な努力家。
「レ級亜種」との戦いでは優れたスナイパーとしての実力を見せた。
「違うわよ!・・・違わないけど」
その他
同型該当艦娘が未所属の為、こちらへ記載
沖ノ島(2-4)攻略成功時にドロップで出現した駆逐艦娘。
新人研修トラウマ組の1人で、アウトレイジ編時点での練度上限組でもある。
史実で同型艦が無く1点ものを多く搭載していたせいか、孤立しがちなことを気にしていたが、当の本人も極めて強度のスピードジャンキーかつ非常に高いプライドの持ち主で、提督や電から「まずはその高すぎる自尊心を何とかしろ」と突っ込まれている。
S5「島風の夏休み編」を経て、無事に白露という親友を手に入れ仲間達とも打ち解けた模様。ただ、前述の通り2人揃って提督を怒らせてお仕置きを置ける事多々(2人合わせて暴走コンビ、簀巻き(しまつゆ)呼ばわりされる事も)。
提督主催の料理教室の強制参加者枠の1人。
S11「アウトレイジ編」の途中で練度上限組に入った。
「私が負ける筈ないのに。可愛いよねー!」
鎮守府の猟犬。
4人目の新人研修適応者(評価:S)であり。アウトレイジ編時点での練度上限組の1人。
元は佐世保鎮守府(後述)所属の艦娘であったが、そこの提督を半殺しにして病院送りにした事で特例的に異動配属となった駆逐艦。提督曰く「ぶっ飛んだ枠」。
着任当初は鎮守府の軽い雰囲気に難色を示していたものの、後のスパルタトレーニング(新人研修)を経て、神尾提督を自らの提督と認めた模様。
夕立が"狂犬"で時雨が"忠犬"なら、彼女は"猟犬"と言う言葉がふさわしく、普段は無表情だが戦闘時にはステキな笑顔になっている。
後述のスマホアプリで漢字変換が出来ない娘その1。鈴谷曰く「ネットだと可愛い」。
また、本人は『猟犬』という呼び名が不満で、カッコいいから『狼』と呼んで欲しいと内心思っている。
新人研修の経験と提督の影響で、ナイフ類の蒐集が趣味になったらしい。
「全員皆殺しです。慈悲は無い」
ボーイッシュなボクっ娘。
可愛い服が大好きだが、専ら元気っ娘系な自身の言動から「似合わない」と考えており、それを表に出すことを恥ずかしがっていたが、ある一時休暇の際に鈴谷と一緒に買い物に出かけて服を見立てて貰って以来仲良くなり、現在ではその方面の服装も楽しんでいる様子。
外見年齢通りの純情娘で、最近は響の新しい弄り対象に認定されてしまった模様。
怖がりな一面を持ち、鈴谷や響と共にホラー映画を見た際には震えていた。
なお、改二となったことで少し胸部装甲が成長したらしく、それが原因で島風の一方的な不興を買ってしまっている。
「旧式で悪かったね」
多少口が悪いが貴重な常識人枠。
本の虫組の一人で、休日は提督達と読書を楽しんでいる。
機械オンチを自称しているが、スマホで漢字変換が出来る為、不知火や加賀よりはマシな模様。
「き、急に声掛けて驚かすんじゃないわよっ!!」
軽巡洋艦娘
好戦的な性格だが新人研修トラウマ組。登場時は中二病の疑惑があった弄られ枠。
最前線での活躍を望んでいるが、殆ど遠征を担当する羽目に。愛煙家の一人で「アメリカンスピリット」を嗜む。
加賀程ではないが近接戦闘を得意としており、深海鋼(後述)を使った近接兵装のメインテスターを担当している。
レ級亜種との戦闘では、包囲殲滅を目的とする【強襲班】の前衛として戦い、事態打開の一端を担った。
艦隊ジャーナル 番外編~なぜなにアカシコ#04によると、本人待望の改二はようやく実装された模様。
「オレの改二はねーのかよーっ!ちくしょ~~っ!!」
3人目の新人研修適応者(評価:S)であり、アウトレイジ編時点での練度上限組の1人。
説明不要のクレイジー夜戦ジャンキー。第30話での初登場時から夜戦推し。
夜の決まった時間になると毎日騒ぎ出す為「夜戦時報」とも揶揄されている。
秘めたるポテンシャルはかなり高い。実際に2-4での夜戦時には大活躍した。
その反面、朝と昼は別人と見間違う程にテンションが低く、朝礼が大の苦手。響曰く「昼と夜のテンションの落差は二重人格を疑うレベル」。
たまに訓練教官も担当するが、厳しい夜戦訓練を課すため一部艦娘達から恐れられている。
基本的にマイペースで怖い物無しと思われがちだが、提督に「俺が食事当番から抜ける(=安全と高クオリティが保障された夕食が無くなり、下手すれば前述のトンデモ料理を食す羽目になる)」と脅された時は他の艦娘と同様に青ざめていた。一方で提督主催の料理教室の強制参加者枠の1人だったりもする。
ちなみに、改二になった事で上記の夜戦狂い振りが悪化した模様。
「ふふ~ん?夜の私から逃げられるわけないでしょー・・・」
3度の飯より機械いじりが大好き。工廠での作業と時々遠征を担当。
メカニックとしても活躍しており、主な業務は軽巡洋艦としての遠征等より明石と共に工廠で行う作業の方な縁の下の力持ち。普段の出で立ちも明石と同じ格好(後述)。
また、後述のスマホアプリの開発の件からコンピューター関係にも造詣が深い様子。
第183話の瓦版でコミケに興味を持っている事が判明したが、総集編第2弾『艦隊ジャーナル Sequence2』や設定資料集『艦隊ジャーナル日報軍書』によると実際に参加している模様で、夏と冬には毎年絶対に非番を確保して有明に外泊している。鎮守府の仲間から買い物を頼まれる事もあるので人手募集中。
鎮守府瓦版企画内の「なぜなにアカシコ」にて補佐も担当。
「あ、私もそれ聞いてみたーい!」
6人目の新人研修適応者(評価:S)
今作の彼女も語尾に「クマ」を付ける話し方をする。素知らぬ顔で物騒な事を言っちゃう娘。
基本的に彼女の表情に大きな変化は無いが、任務中は「怖い」「修羅の形相」らしい(第188話)。
適応者だけあって戦闘能力や任務の成功率の高さは勿論だが、優れた記憶力や体力の持ち主でもあり、普段から頼りがいのある人物と周囲から信頼されている。
実は、金剛のアレンジ料理を唯一問題無く食せると言う一面がある。
私服は着やすさと動きやすさ重視の男物を好み、髪も非番時にはポニーテールにする。
S13「合縁奇縁編」で潮との交流をキッカケに、仲が良くなった模様(球磨=姉、潮=妹的に)。
「海を奴らの血で染め上げるクマ」
重巡洋艦娘
- 鈴谷
詳細は前述の通り。現在は改造後なので正確には航空巡洋艦娘。
広報部署創設者にして鎮守府瓦版(後述)創案者。仲間との絆を深めるという名目で鎮守府内の取材を行なっている。
アウトレイジ編時点での練度上限組の1人であり、新人研修トラウマ組の1人。
写真を利用して協力を取り付けることも多く(買収や賄賂?)、その為の隠し撮りも頻繁に行なうが気付かれていることもしばしば。
パパラッチ染みた取材方針や記事でのゴシップネタのせいで提督や他の艦娘から追い回されることも少なくないが、一向に改めようとしないある意味一番タフな艦娘。
ただし取材以外でも、偵察目的で出撃して敵の写真を撮り情報を入手したり、通信担当として良好な送受信環境を確保したりと、彼女なりのやり方で艦隊に貢献している。
鈴谷の激辛カレーがトラウマな為、青葉に取材されたくなければ辛い物で脅すべし。後、白露にデザートで買収されている疑惑あり(第24話のライブ宣伝コーナー参照)。
青葉の資料ファイル編で当鎮守府の私服シリーズを纏めるなど、活動範囲は多岐に渡っている模様。
「今のお話もっと詳しく!!」
横須賀鎮守府初の外国艦としてドイツから転属してきた重巡洋艦娘。新人研修は評価:A。
S12「四海同胞編」のメインキャラクター。
日本語はかなり上手くコミュニケーションも問題無いが言葉の節々にドイツ語が混じっている。
表情豊かで明るい性格で、「とっつき易い娘」(蒼龍)・「周囲に人一倍気を回せる」(提督)・「たぶん鎮守府で1~2を争うレベルの純粋な娘かもしれない」(作者の夕海氏)等と評されている。
同時期に配属された蒼龍とは仲が良く、新人研修を経て親友となった。
同じゲルマン艦娘であるビスマルクの事を尊敬しており、彼女を始めとしたゲルマン艦娘に手紙を書いている(量はビスマルク宛が一番多い)。その為か、S12「四海同胞編」の一部エピソードは「拝啓、ビスマルク姉さま」で始まる一言メッセージで締めくくられている。
提督に対する第一印象は「根はいい人かもしれないけれど、すっごく怖い人」(あながち間違いではない模様)。後に日本でのデビュー戦であるサーモン海域での自分の行動について気に病んでいた所を彼に励まされて元気を取り戻すが、その時の言葉をやや勘違いして捉えてしまった(第181話。後に誤解は解けた模様)。
新人研修や金剛の料理、そして着任後に発行された瓦版での水着姿&大見出し記事の掲載と言った横須賀鎮守府の歓迎を一通り経験し、改めて「刺激的で暴力的で破滅的な」鎮守府の一員となった。その為か、無意識下で言動が横須賀鎮守府の雰囲気に影響されて来ている事が、彼女がゲストの回の響の部屋で判明した。
「今回は戦艦クラスを一網打尽にミンチにしちゃいました」
空母娘
初めて空母レシピを回したら出現した正規空母。航空戦力の主力であり、訓練教官長も務めている。
普段は無表情なクールビューティーだが、怒らせるとかなり怖いタイプ。公私の区別はきっちり付けるが、付けすぎた結果プライベートで後悔したりもする。また、無理して笑うと響が素で怖がる程恐ろしい表情になるらしい(響の部屋にて)。
笑ったときの表情がこちら。
最初の新人研修適応者(評価:S)であり、提督に一番最初に白兵戦で勝利した猛者(第102話の瓦版左側上から3段目のインタビュー)であり、S11「アウトレイジ編」では電・金剛と共に提督とケッコンカッコカリをした。
出撃時にはその高い実力で大活躍するが、その資材消費量の多さで電の顔色がいつも青くなる。
青葉はそれを指摘しようかと思ったが結局の所恐くて言えなかった(後に第24話の瓦版で当人も知ることとなった)。
第34話では五航戦いじめとも捉えられかねない行動をとっているが実は……?
なお、飲酒は好きだが酒には弱い様子。また、スマホの漢字変換が出来ない娘その2。
「そう・・・私は資材浪費No.1大賞なの・・・」
薄幸の空母娘。謙虚な性格でおっとりとした雰囲気の持ち主。ややドジっ子。
アウトレイジ編時点での練度上限組の1人。
2番目に着任した空母娘で、先輩にあたる加賀とバディを組んでいる。
第123話で1人だけ改二への改装が遅れたりと、実は結構不遇な娘。ネタバレ防止に詳細は記さないが、今作の設定資料集である『艦隊ジャーナル日報軍書』の彼女のページには、実に25個もの不遇エピソードが記されている。
なお、改二甲は運用資材経費過多との理由により、提督及び秘書艦娘らの指示で改二止まりになっている模様。
「か、加賀さんごめんなさい!!」
初の軽空母。関西弁。一人称は「ウチ」。
愚痴りながらも味方の面倒を見たり叱咤激励したりする姉御肌。新人研修は評価:A。愛煙家の一人で「セブンスター」を嗜む。
貧乳をかなり気にしている為、胸ネタが付いてまわる。その為、出撃時に他の面子が胸の大きめの艦娘ばかりだと機嫌が悪くなる。
S19「グラウンド・ゼロ編」での大規模訓練において、ペアの夕立との交流を経て仲は良くなった様子。(夕立から一方的に懐かれているとも言えるが)
「よっしゃ判った。キミ表出ろや」
プリンツ・オイゲンと同時期に配属された正規空母娘。新人研修は評価:A。
5-3こと「サブ島沖海戦」の作戦完了時に加入し、過酷な新人研修を得てプリンツと親友となった。
豊かな胸部装甲の持ち主である事から、作者である夕海氏からはしばしば「蒼乳」・響からは「九九艦爆乳」と呼ばれてしまっている。(最近は「合うブラが無くて困っている」らしい)
心優しくフレンドリーな性格だが、よく感情が表情に出てしまっている為に弄られキャラとしての一面があり、彼女がゲストの回の響の部屋では響によって散々な目にあっている。
「やだやだやだやだぁ!!」
戦艦娘
- 金剛
詳細は前述の通り。
2人目の高速戦艦。大和撫子な優等生。真面目な良い子で貴重な癒し枠。心労も多く、たまに枯れるらしい。新人研修ではトラウマを抱えかねない程こってり絞られた。
金剛の料理の試食を担当しているらしく、彼女の犠牲のおかげで他のメンバーへの被害が減っている。
S20「Past≠Current編」の1件で彼女の堪忍袋の緒が切れ、キレるととんでもなく怖い面もある事が発覚。なお、それでも金剛は懲りてはいないもよう。
訓練や任務に対する姿勢も真摯だが、その反面戦闘能力自体は他の艦娘と比べてやや劣っているらしく、第183話の瓦版にて白露・島風と共に「短期集中特別訓練」の参加枠に入れられてしまい、ビビりまくっていた。
「は・・・ははははるな・・・ががががががんばりまままま・・・」
己の火力に自信を抱く脳筋。辛い物が苦手な模様。新人研修は評価:A。
アウトレイジ編時点での練度上限組の1人。
実力自体は高いのだが脳筋思考のせいか度々海戦MVPを逃しており、その度に明石に主砲を6連装にしろと無茶な注文をしている。
また、提督と口論から殴り合いの喧嘩に発展する事があり(クロスカウンターの報告あり)、その際は電に2人纏めて折檻されるのが定番の模様。
ちなみに、実は小さく可愛い物を好む一面を持ち、時折駆逐艦娘達を見る目がヤバイと言う噂がある(本人曰く「小さくて愛らしいから愛でているだけ」らしいが…)。
S11「アウトレイジ編」以降加賀に怯えているが、原因は本編参照。
「6連装に改造してくれとしか頼んでないぞ?」
工作艦娘
初登場は第66話からだが、電と同じ鎮守府の最古参艦娘(初期艦と同義)。
鎮守府の裏方存在であり、工廠のみならず救護室も担当するので、電が愛用している胃薬の配給元も彼女。購買部担当でもあるが、ほぼ開店休業状態。
普段の出で立ちはタンクトップにツナギで、ほぼ常時工廠に引き籠っている。
基本的に人格者であるが、オーバースペックな武器を開発しようとするマッドな一面も。
ハヤセの治療の過程で「艦娘」と「深海棲艦」の『相似点』に気付いている。色々な意味で「鎮守府の縁の下の力持ち」な立ち位置。
また、神尾提督と同じく酒好きで「マールボロ」を嗜む愛煙家。鈴谷と共に夜の「和」の常連。
「情報通り部下を見捨てられない人なら…私達を使い捨てにしないでくれる鎮守府なら、後悔はないですね」
潜水艦娘
全員がS9「鎮守府ボヤキ百景編」で大本営から横須賀鎮守府に配属になった。
主にオリョクル担当だが、第118話ではとある快挙を成し遂げている。
礼儀正しくかなりの読書家にして乱読家。
読む本のジャンルは色々な意味で多岐に渡る(第112話参照)。
実は4人の中で唯一提督と事前の面識がある。詳しくはこちらの番外編で。
「提督、またいずれお会いしたらお話しましょうね」
泳ぐR指定(第120.5話5ページ目より抜粋)。巨乳。
提督を懐柔する目的で彼を誘惑するも、公私のケジメがキッチリしている彼には通じず失敗。
(んふふー・・・最初に提督を懐柔しておけば鎮守府ライフは安泰なのね~♪)
オリョクル被害者筆頭。海自体は大好き。待遇改善を要求しているが望み薄。
ワーカーホリックの一面があり、非番を心から楽しめないことが悩み。
愛煙家の一人で「ホープ」を嗜む。
「その紹介やめろでち」
5人目の新人研修適応者(評価:S)。アウトレイジ編時点での練度上限組の1人。
普段は無表情だが、欲しかったゲームを手に入れた時や敵を追い詰めた時等は笑顔を見せている。
ネット廃人でゲーマーと言う一面を持ち、ボヤッター(後述)やスマホゲームを嗜む描写がある他、彼女がゲストの回の響の部屋での自己紹介では「1日28時間はネット弄っていたい」とコメントしている。
その他、生活が昼夜逆転気味だったり趣味をしている時以外の日常生活はやや無気力気味だったりしているが、その反面で他の潜水艦娘と自分の体型を比較して少し落ち込んだりと結構乙女な一面も持ち合わせている(本人曰く「これでも一応女は捨てたつもりはないわよ」とのこと)。
「これはこれでメタ〇ギアっぽくて愉しいわ」
その他
海軍大本営より『レ級亜種』として呼称され、神尾提督率いる横須賀鎮守府と彼女との交戦を経て鹵獲、上層部への隠匿という形で横須賀鎮守府へ参入した深海棲艦。
彼女の登場回はいずれも残酷表現が含まれる為、閲覧する際は注意されたし。
元は戦艦レ級であるが、既存の深海棲艦とは異なる法則で行動する「深海棲艦という種の畸形種」。内地戦時代、部隊が全滅した最後の戦闘で戦死した部下の女性「ハヤセルリコ」の自我と記憶を有しており、深海棲艦の身体でありながら人としての自我を有する稀有な存在。
料理が得意で、その味に関しては神尾提督のお墨付き。
明石や提督、響の尽力とそのスキルもあって鎮守府の面々とは馴染めた模様。
元は軍医もとい衛生兵でもある為、医学方面の知識や技術に秀でる。
戦力としてはおそらく鎮守府内で最強クラスではあるものの、彼女自身の成り立ちの関係上前線に配備はされず、現在は医務室勤務。
二つ名は「暗殺系衛生兵」、「メディック(最終兵器)」等々、酷い謂われ様。
本人の性格は至って温厚であり天然も入っている為、鎮守府内では珍しく純粋に優しい性格。
ただし、元々の部隊での経験から思考は完全に「あちら側」で「怪我しても死ななければ必ず治すから」という台詞からお察し。
カンが鋭く、相手の気持ちを察する力に優れる事から、響自身が自覚していなかった想いに気付いたり、電との初対面で神尾提督への想いに大いに共感して意気投合している。
「……はい、隊長がそう呼んでくれるなら」
戦艦レ級亜種の身体の、元々の主人格。総集編5の描き下ろしS21「表裏異体編」にて初出。
口調は基本カタコト。性格は非人間、善悪の区別無く、良くも悪くも純粋。
本人の弁曰く身体の主導権はハヤセとの事で、身体を使っていない時はレム睡眠状態で休眠、もしくはハヤセの視界を通して物事を眺めている。
元々の主人格らしく「深海棲艦、戦艦レ級」の身体の扱い方はハヤセ以上に熟知しており、非武装状態の艦娘なら殺そうと思えば即座に殺せるもよう。
知識欲豊富で、暇があれば読書なりテレビなりで情報収集するのが癖らしい。
目にしたものはおそらく瞬間記憶、盗聴等の電波や音の類を「視認」している節がある。
嫌いなものは退屈と金剛アレンジメシと球磨カクテル。これらは深海棲艦にも悪い意味で効果は抜群だった。
S22「不知の猫編」にて鈴谷発案の元に一般常識・情操教育等の学習として、ハヤセの手が空いている時、且つ条件付き鎮守府内限定で自由行動も一時的に許可を得る。その際、多く行動を共にした暁に懐く。
自由で猫のような性格諸々から取ったのか、暁から「タマ」との名を授かる。
また、一般常識の学習一環で鎮守府の面々と日々を過ごす中、横須賀第1遊撃部隊の全ての沼に飛び込んだ結果、色々な意味で鎮守府の色に染まった。その際、暁が元凶で甘味にハマりあればとりあえず口にするスタイルへ。
その結果、本人の意図せぬところで体重が激増してハヤセを悩ます悩みの種と化した。
「ファッキンホット」
その他の登場人物
横須賀鎮守府
- 大将
初出はジャーナル0での神尾提督着任エピソード。
出会った当時は中将で、電の保護官を務める。
海軍では数少ない「艦娘を『人』として扱う」人物であり、陸軍時代に「人として扱われなかった部隊」を率いていた神尾中尉を「この後、同じような境遇に遭う」であろう電達を守る為に海軍へ招聘した。
戦時の『軍』においてその志向は異端であるが、神尾提督率いる第一遊撃部隊が率先して困難な任務を攻略する事で実績を挙げ、大将に昇格している。
その他、未入手だった戦力の追加や特殊任務の報酬、ケッコン指輪の追加手配など度々援助を行っている。
また、下記の呉鎮守府の提督と神尾提督を引き合わせる等、大っぴらに出来ない活動も同時に行っている模様。
呉鎮守府
- 呉提督
呉鎮守府の提督を務める画像左側の人物。
温和そうな雰囲気の持ち主で、神尾提督曰く「昼行燈のモヤシ野郎」(第166話)。
出演作のネタバレ防止に詳細は避けるが、デリカシーに欠ける一面あり。
その後、本編開始前の内地戦の時代に、海軍の秘密特殊部隊「横須賀鎮守府 第111特別陸戦隊」所属の「太田紫乃」少尉と名乗っていたと、C93にて作者が発行したイラスト集で明かされた。
その職業柄か、陸軍特殊部隊時代の神尾提督の事も知っている。
当時から交流があった「横須賀の大将」を通じて神尾提督との裏の繋がりも持った模様。
拷問や尋問が得意分野のようで、裏に抱える闇も深そうに見える。
呉鎮守府の秘書艦を務める駆逐艦娘。
上記の横須賀鎮守府の「叢雲」とは別人。
提督を説教する様子が良く見られるらしいが…?
プリンツとほぼ同時期に来日した戦艦娘。第166話で呉鎮守府に配属されたことが明かされた。
プリンツから送られて来る手紙を見ては彼女の事を心配している模様(当初はスパルタ気味な横須賀鎮守府での彼女の苦労を、現在は鎮守府の雰囲気に影響を受けてやや過激になって来ている彼女の言動を)。
その他の艦娘
第165話のプリンツの台詞で存在が仄めかされた。来日しているらしいが所属鎮守府等は不明。
その他のゲルマン艦娘も存在しているらしいが詳細不明。
各シナリオ一覧
概要
※新規着任の名前記載順は実際の着任順(総集編「日報軍書」より)
シーズン | 該当話数 | 着任艦 |
---|---|---|
S1「横須賀鎮守府着任編」 | 第1話・ 第2話 | 【着任】電・明石(初期艦)、金剛(初建造)、白露(1-1で初ドロップ)、雷(建造)、潮(1-2)、鈴谷(建造) |
S2「南西諸島防衛線編」 | 第3話~ 第11話 | 【着任】加賀(建造)、青葉(1-4) |
S3「鎮守府瓦版編」 | 第12話~第26話 | 【着任】暁・響(建造) |
S4「沖ノ島海域編」 | 第27話~第41話 | 【着任】天龍・翔鶴・川内(建造)、島風(2-4) |
S5「島風の夏休み編」 | 第42話~第58話 | 【着任】皐月(3-1) |
S6「カミオズブートキャンプ編」 | 第59話~第75話 | 【着任】叢雲・曙(4-1)、夕立・夕張(建造)、不知火(佐世保より異動) |
S7「キス島沖編」 | 第76話~第87話 | 【着任】時雨・村雨(3-2) |
S8「温故知新編」 | 第88話~第104話 | 【着任】龍驤(4-2)、長門・榛名(建造) |
S9「鎮守府ボヤキ百景編」 | 第105話~第120話 | 【着任】伊8・伊58・伊19・伊168(大本営からの配属) |
S10「驟雨編」 | 第121話~第140話 | 【着任】球磨(5-1)/【改二改装】金剛・榛名・龍驤・川内・時雨・夕立・響・暁・叢雲・潮・皐月 |
S11「アウトレイジ編」 | 第141話~第164話 | 【Lv99到達(タグNo順)】 金剛・電・鈴谷・加賀・翔鶴・響・長門・青葉・伊168・川内・不知火・白露・島風 |
S12「四海同胞編」 | 第165話~第184話 | 【着任】蒼龍(5-3)、プリンツ・オイゲン(ドイツから転属) |
S13「合縁奇縁編」 | 第186話~第205話 | |
S14「ES101編」 | 第206話~第215話 | |
S15「狂鬼絶唱編」 | 第216話~第226話 | |
S16「帰還編」 | 第227話~第246話 | 【鹵獲(後に秘匿、着任扱い?)】ハヤセ(ES101作戦終了時) |
S16.5「23時48分31秒編」 | 第247話~第252話 | |
S17「勇往邁進編」 | 第253話~第272話 | |
S18「往事渺茫編」 | 第273話~第292話 | |
S19「グラウンド・ゼロ編」 | 第293話~第355話 | |
S20「Past≠Current編」 | 第356話~第385話 | |
S21「表裏異体編」 | 第386話~第397話 | |
S22「不知の猫編」 | 第398話~第426話 | |
S23「OveredWeapon編」 | 第427話~第454話 | |
番外編 | 【本編との繋がりは無いと作者の明言、未着任】浜風・鹿島・大和・武蔵 |
詳細
S1「横須賀鎮守府着任編」
横須賀鎮守府に着任した神尾少佐と電。(主に神尾提督の行動に)不安を抱えながらも、鎮守府の戦いが始まる。
S2「南西諸島防衛線編」
電・雷・金剛・鈴谷・白露の5人となった艦隊。初の戦艦級との戦い、そして敵航空部隊との戦いを経て、提督が下した決断とは。
S3「鎮守府瓦版編」
南西諸島防衛戦にて新たに配属された重巡洋艦・青葉。鎮守府内での「交流を推し進める」ために「鎮守府瓦版」の発行許可を求めるが…
S4「沖ノ島海域編」
順調に戦線を拡大していた神尾鎮守府であったが、戦艦級4隻という大戦力(と、羅針盤)を有する沖ノ島海域を攻めあぐねていた。建造での新戦力導入の狙いは起死回生となるか。
S5「島風の夏休み編」
神尾提督待望(?)の「無自覚痴女枠」島風を新たに仲間に加えた神尾鎮守府。入渠・建造ドックと母港の拡張工事のために長期休暇となった鎮守府で、しかし孤立気味であることを自覚した島風は友達作りのために奔走する。
S6「カミオズブートキャンプ編」
神尾鎮守府に特別移籍することになった不知火を始め、ジャム島攻略作戦で新たに加わった艦娘達は一癖も二癖もある面子ばかり。攻めあぐねていたキス島を攻略する戦力として育てることも踏まえ、神尾提督は彼女らに地獄の新人研修を施すことにする。
S7「キス島沖編」
駆逐艦戦力が2艦隊分整ったことから、一時停止していたキス島沖攻略作戦が本格再始動する。白露を旗艦に斥候部隊、電を旗艦に決戦部隊が組まれ作戦が始動する中、決戦部隊に編入された曙は…
S8「温故知新編」
キス島に続きカレー洋制圧戦をも突破し、破竹の快進撃が続く神尾鎮守府。新人も増えたことから、青葉は瓦版最新号のテーマを「温故知新」に設定、鎮守府の今昔物語をレポートすることにする。
S9「鎮守府ボヤキ百景編」
新たに潜水艦娘達を迎えて更に賑やかさを増す新年の神尾鎮守府に、情報端末SPodが配備された。青葉と夕張が立ち上げた鎮守府内マイクロブログサービス「ボヤッター」のタイムラインから、鎮守府の日常を垣間見る。
S10「驟雨編」
「改二実装」が始まり、その目覚ましい成果に艦娘達は沸き立っていた。そんな中、どこか張り詰めた様子の時雨を気遣い、村雨は提督にも協力を仰いで一計を案じる。
S11「アウトレイジ編」
「ケッコンカッコカリ」。更なるパワーアップに加えてその甘美な名前に艦娘達は俄に浮き足立っていた。対象者を決めあぐねた神尾提督は、候補者同士のサバイバルバトルで決着を付けることを提案する…。
なお、ケッコンカッコカリの権利を勝ち取ったのは、上記13名によるサバイバル訓練での勝ち残り3名。
S12「四海同胞編」
遙々ドイツから転属してきた重巡洋艦・プリンツ・オイゲン。しかしながら慣れない外国の鎮守府に馴染めるかどうか思い悩んでいた。彼女の目線から神尾鎮守府を俯瞰する。
S13「合縁奇縁編」
鎮守府の癒し処である紅茶バー「和(なごみ)」は、しかしながらオーナーである金剛が体調不良で倒れるという最大の危機を迎えていた。彼女の復帰までの間「和」の切り盛りを任された潮は、任務で一緒になることが増えた球磨に援護を依頼する。
S14「ES101編」
他の個体と艦隊を組まない単独の存在でありながら各地の鎮守府に大打撃を与える脅威である「戦艦レ級」改め「戦艦レ級亜種」に対して、海軍大本営が「臨時警戒令」を発令。横須賀鎮守府もその話でもちきりになる。そんな中、神尾提督の元へ最悪の命令が下される……。
※注意!今シーズンは今迄で1番シリアスで残酷表現が多いです。苦手な方は退避するか覚悟決めてください。読んで気分を害した場合の一切の責任は負いませんのであしからず(第206話より抜粋)。
S15「狂鬼絶唱編」
海軍上層部が発令した内地空爆処理作戦が刻一刻と迫る中、遂に横須賀鎮守府へ到達したレ級亜種。レ級亜種に惹き付けられた深海棲艦の群れも入り乱れ、鎮守府近海上が地獄と化す。
レ級亜種殲滅を担当する強襲班との血戦も勃発し、背後では幾多様々な陰謀と思惑が交錯する。依然として詳細不明であったレ級亜種の正体の輪郭が見え隠れする中、過去の内地戦での生き残りである神尾提督に、過去からの残酷な再会が突き付けられる。
※注意!今シーズンは今迄で1番シリアスで残酷表現が多いです。苦手な方は退避するか覚悟決めてください。読んで気分を害した場合の一切の責任は負いませんのであしからず(第216話より抜粋)。
S16「帰還編」
当初の予定とはやや違う形になったがともあれES101作戦は成功。
横須賀鎮守府は辛くも大本営指示による緊急局地空爆指令F103による壊滅の危機を免れた。
そして死闘からはや半月。復旧が続く鎮守府の医務室で、「彼女」は静かに目を覚ます。それはかつて別れを告げた世界への帰還…
S16.5「23時48分31秒編」
鎮守府の復旧も進み、大波乱の年も暮れようとしていたある夜の「和」。
ES101作戦での出来事から胸に抱えていた違和感の正体に気がついた響(ヴェールヌイ)は、そのことを周囲に吐露する。これまで伏せられてきた神尾提督の過去と人間的な思い。ES101作戦とその結果もたらされた、それらに触れた艦娘達の想いが交錯する中、響は──
S17「勇往邁進編」
鎮守府も年を越して、ちょっと変化はあっても結局は良くも悪くもいつも通り。そんな中、新たな訓練として「パルクール」を用いた立体高速移動「鬼ごっこ」が実施されることとなった。上位3着までが合格、それ以外は「短期特別ブートキャンプ」強制参加という地獄の訓練に見事合格し、更なる地獄を回避できるのはだれか…!?
S18「往事渺茫編」
長門の命中率に苦言を呈する神尾提督。長門の反論にも「当たらないなら、確実に当たる距離まで接近しろ」と指導する。後日、宿舎デイルームでの長門の「提督の合理主義が判らん」という言葉に、加賀は同様に神尾提督と反目していた着任当時の頃を思い出す。それは「ランクS」誕生の瞬間・・・
S19「グラウンド・ゼロ編」
大本営から「1週間の作戦行動停止命令」が予告され、神尾提督は予てから考えていた「全員参加の大規模実戦訓練」を計画する。ペア毎に配布されたタグを奪われるか、戦闘不能になった時点で脱落。そして訓練時間内にタグ2つを奪えなければ不合格、しかも「鬼役」として神尾提督とハヤセが参戦するという。生還しなければ『超短期特別訓練』が待つ「最後の訓練」をクリアするのはどのペアか?
S20「Past≠Current編」
作戦任務が続く年末の鎮守府。神尾提督と雷はある日の雑談から、日頃の慰労も兼ねて、材料を持ち寄っての鍋会を開催することを思いつく。久々の宴会とあって俄に盛り上がる艦娘達の中で、ハヤセも陸軍時代に仲間と行った同様の鍋会のことを思い出していた。──何故か闇鍋会と化した忌まわしい思い出として、そしてそれを再現しかねない一部艦娘の存在を懸念して。
S21「表裏異体編」
※艦隊ジャーナル総集編 Sequence5の描き下ろし漫画として半分程まで公開。
とある夜の日に経験した謎に頭を悩ますハヤセ。
結局解決しないまま日時が流れ、慢性的な人手不足と度重なる資材不足でもなんとか耐えていた横須賀鎮守府。しかし、横須賀第4警備部隊との合同任務にて生じた「後ろ弾」事件が発生、歯車に軋みが目に見えて生じた。生前の記憶と重なって更に苦しむハヤセに、追い討ちの如く「ソレ」が耳元へ語り掛ける──
S22「不知の猫編」
公式の任務が激減し、代わりに「鎮守府の急所」ともいえる「悩みの種」――「本来の戦艦レ級亜種」に頭を抱える鎮守府一同。
その悩みを解消し、急所を「鎮守府の強み」に変えるべく鈴谷ら発案の元で始まった「教育一環」。
紆余曲折あったものの教育は一応問題なく進む中、レ級亜種の恐怖を拭い切れずにいる暁らの担当日、「猛獣飼育」が幕を開ける。
S23「OveredWeapon編」
暁命名のレ級亜種――「タマ」も横須賀第一遊撃部隊に馴染み始めてきた折、海軍大本営には秘密裏に進行している作戦の1つ、第4特殊倉庫――「地下、隔離工廠」が完成する。
工廠組の夕張・明石が中心となって発案していた「タマ専用兵装」開発に趣味全開で着手開始し、比例して電の胃が悲鳴をあげる阿鼻叫喚の日々が再来する。
番外編
※本編の流れと繋がってない(作者談)あくまで作者内での鎮守府の模様。なお、作品内では大型建造が封印されている。
用語解説
今作オリジナル用語
- 横須賀鎮守府
神尾提督とその指揮下にいる艦娘達が所属している鎮守府であり、この物語の舞台。
ちなみに登場人物たちの所属は「横須賀第一遊撃部隊」と呼ばれている。
鎮守府におけるルールとして非番制度があり、毎日交代で誰かに休みを取らせている。
また食堂係が存在し、基本夕食のみ毎日誰かが交代で務めている。殆どは艦娘の中から1名選出されるが、その腕前故に提督自身もローテーションに組み込まれている。
新人研修演習(後述)に代表される厳しい訓練や個性豊かな登場人物が引き起こすドタバタ劇等から作中では『ブラック鎮守府』と揶揄される事も多いが、どちらかと言えば『スパルタ鎮守府』と評した方が正確。実際、提督の内に秘めた優しさや艦娘達皆が対等の立場で認め合っている事等から、なんやかんやで皆はこの鎮守府での暮らしを気に入っている様子。
諸々の事情で陸軍および海軍上層部から目を付けられている為、秘密保持という名目で鎮守府に居る人間は神尾提督のみ。
このため、この鎮守府の艦娘達は主に「神尾提督の行動・思考・感情」を参考にして成長している。
鎮守府外部へ出かける事もあるが、主に「趣味・嗜好」の範囲に留まり、外部の人間と関わりがある描写は無い。(年2回、『有明』に参加している夕張については不明)
特に「響」は積極的に「観察・参考にした」結果、「狂乱自由主義者」となったと述懐している。
「命知らずでド阿呆の集まりか、本当にお前等好きだわ」
- ランク制
後述する「新人研修訓練(カミオズブートキャンプ)」修了時に決定される「部隊運用時に使用される技量の目安」。
「射撃」・「格闘」・「精神」・「胆力」・「狂度」の五要素で判断され、ランクAが「大体の技量が高水準。且つ、非凡性を一つでも発揮」、ランクBが「大体の技量が高水準」、ランクCが「大体の技量は問題なし」、ランクDが「必要最低限の技量は問題なし」という位置づけ。
ランクSは本来「全ての技量が高水準。且つ、非凡性を一つでも発揮」という位置づけだが、ランク所持者の面子から「ネジがぶっ飛んでいる枠」扱い。
- 鎮守府瓦版
月イチで青葉が個人で発行している広報新聞。
その週の給仕当番のお知らせや提督から艦娘達への連絡事項、金剛の紅茶ミニバー(下記参照)や白露のライブの広告の他に、「響の部屋」(下記参照)やグラビアコーナーの「艦娘剥いちゃいました」等の多種多様なコーナーも充実。
作者曰く、「作るのすげー時間喰って手間だし想像以上にめんどい。いやまあ作れば何だかんだ愉しいんだけど」との事。
- 響の部屋
鎮守府瓦版で連載されている、響とゲストの対談形式で行われるお悩み相談コーナー。
対談者は掲載順に、叢雲・暁・川内・村雨・榛名・龍驤・時雨・伊58・天龍・長門・電・神尾提督・加賀・伊168・蒼龍・プリンツ・金剛・潮・球磨・鈴谷・明石・雷・皐月・夕張・ハヤセ・白露・島風・夕立・翔鶴・曙・不知火・伊8・伊19・青葉。
なお、現在響は改二改装によって一応ヴェールヌイに改名したはずだが、このコーナーのタイトルを変更するつもりはないらしい。
2019年12月29日のC97・2日目にて作者のサークルで頒布された当番外編のまとめで、このシリーズは完結との事。
「皆の悩みを一刀両断だよ」
- 青葉の資料ファイル編
青葉視点での鎮守府観察資料。
主に鎮守府面子の私服や非番での観察レポートのようなもの。
- なぜなにアカシコ
鎮守府瓦版内コーナーの一環で、上記の「響の部屋」同様の不定期配信企画。
艦隊ジャーナル内を踏まえての考察関係や関係ないネタでの解説番組という形で展開されている。
進行役の響おねいさん、進行補佐の夕張うさぎ、解説役の明石の計3人で構成。
一見真面目な艦これ考察と思いきや、例題が酷かったりマッドなネタに振り切ったりと、雰囲気は「響の部屋」とどっこい。
- 紅茶ミニバー『和(なごみ)』
横須賀鎮守府内で金剛が営業している紅茶専門店で、潮がバイト中。提督の許可は貰っている。
夜の部ではお酒もメニューに並ぶ模様。
ちなみに鎮守府の敷地内には金剛が紅茶用のハーブを育てているハーブ園があり、そこを荒らす事は金剛の逆鱗に触れる事と同義。
- 新人研修訓練
別名は「カミオズブートキャンプ」「新人研修」等。
この作品のある意味名物。
新しい艦娘が配属になった1週間後に行われる陸戦訓練(※不知火ら4名の時は、総じて舐めきった態度が提督の我慢の限界を超え予定より早まり、さらに潜水艦娘達の時は伊19が提督を懐柔しようとして逆に彼の怒りを買い、着任当日に実施された)。
期間は3週間で所属艦娘全員が経験済み。
身体能力強化と艦娘の最大の弱点である「白兵戦能力の欠如」を補う事(+一部艦娘の着任当初の反抗的な態度の教育)が目的で、この訓練過程をクリアしない限り戦力としてカウントされない。
何と言っても特筆すべきはその過酷さであり、一部艦娘にとってはトラウマそのもの(例:天龍・白露・潮・暁・島風etc)。
その一方で、この訓練に適応出来た艦娘は「適応組」と呼ばれる実力者揃い。第127話時点で該当者は6名(加賀・響・川内・不知火・伊168・球磨)。
実際の訓練風景はS6「カミオズブートキャンプ編」を参照されたし。
なお、物語初期はもっと厳しかったらしく(第102話の瓦版左側上から2段目の鈴谷の証言)、その詳細はS18「往事渺茫編」を参照されたし。
現在でも訓練補佐官に誰が就くかで訓練内容に若干の違いが出る模様。
「仕事の時間だ」
- 佐世保鎮守府
不知火が以前所属していた鎮守府。
明確な描写は無いが、彼女曰く「艦娘をただの女子供扱いする非戦闘主義の提督とそれに迎合した艦娘ばかり」らしく、その雰囲気がストイックな彼女の思想と相いれず、前述の事件が起こる事になった。
提督が入院中以外の現状は不明。
- 呉鎮守府
演習相手として第0話で存在が示唆された別の鎮守府。
夕海氏が参加したアンソロジーコミック横須賀鎮守府編14巻(amazonの商品ページへの外部リンク注意)にて、この鎮守府が舞台のエピソードが収録されており、その関係のイラスト作品も2件投稿されている(コレとコレ)。
上記の面子以外にも所属艦娘はいるが、それは実際に本編を参照されたし。
- 深海鋼
深海棲艦の装甲に使われている金属?の名称。
劇中では駆逐級等の死骸から回収した物を明石と夕張が近接兵装に加工して、深海棲艦の装甲も貫けるコンバットナイフ等を開発している。
ちなみに大本営には近接兵装開発の件は秘密。
- ハエ叩き
上記の深海鋼で作成された、電専用の「お仕置き道具」。
並みのダメージでは全く怯まない神尾提督に対し、怒りカンストを突破した電による「びんた50回」で反省を促す最終兵器。
月末の「瓦版」発行時などに度々登場する。
- spod
響の部屋等でその存在が示唆され、第109話にて横須賀鎮守府で導入されたスマートフォン型携帯情報端末の通称。
名目上の配布目的は"命令伝達速度の向上と緊急連絡時の対策"らしい。
衝撃耐性と完全防水の特殊仕様以外は普通のスマホと同じ。
新人は新人研修の完了で一人前と認められて初めて入手可能。
- ボヤッター
青葉と夕張が共同開発したspod用アプリ。第110話より登場。
その仕様はtwitterそのもので、画像投稿も可能。
なお、第111話、第114話~第119話では通常の漫画に加えて登場人物達のボヤッターでのやり取りが収録されている。
第117話によると、一部艦娘がボヤッター廃人になりかけている模様。
- 第140師団所属機械化特殊歩兵小隊
嘗て神尾提督が陸軍に所属していた頃に部隊長を務めていた、所謂「使い捨ての部隊」。
艦娘達が実戦投入される以前、当時は巨大な駆逐級の姿で陸でも猛威を振るっていた深海棲艦相手に戦っていた。
深海棲艦に対抗する為に、人工骨格や生体筋繊維の移植、薬物投与等の人体改造で肉体を強化されている。
その為に通常の人間より高い戦闘能力と耐久力を有しているが、深海棲艦相手では効果は薄かった模様。
当時の戦術の詳細は不明だが、S15で久しぶりの実戦に出た神尾提督は、戦闘開始前に感覚麻痺と増強剤を注射した上に、一発撃つ毎に筋繊維がズタズタになるパイルバンガーを近接で撃ち込む戦法を採っており、後話のキャプションでは「動体視力や判断力を養うために猛スピードの2tトラックを回避or破壊する」など、1割程度の事故死が優しいレベルの訓練をしていたことが語られており、死を厭わない(というか必死な)危険な戦い方をしていたことが伺われる。
少しずつ摩耗しながら各地を転戦していたが、より進化した敵艦である敵軽巡級が出現した事により神尾提督を残して全滅。
この事から神尾提督は敵軽巡級を強く憎んでいる。
- 認識票/タグ/部隊標
神尾提督が陸軍にいた時に身に着けていた上記の小隊の認識票。
神尾提督曰く「昔の俺等の唯一の存在証明」。
「アウトレイジ編」で渡されたケッコンカッコカリの指輪に「意味は無い」と語る神尾提督に対し、電が「横須賀第一遊撃部隊の存在証明」として部隊標を作る事を提案し、全員に配布された。
新人は新人研修の完了で一人前と認められて初めて入手可能。
電の認識票には「INADUMA N/YND GT1 20XX.XX.XX RANK.--」と刻印されている。
なお、提督は陸軍時代の物と横須賀鎮守府所属を示す物の2枚を所有している。
「皆が今此処に居る証を」
艦これ関係用語
今作におけるケッコンカッコカリ。原作ゲーム内での用語の解説は個別記事参照。
練度上限(レベル99)に達した艦娘の練度上限を解放し、更に強くなる為のシステム。
なお、横須賀第一遊撃隊では、全員がケッコンカッコカリ済み。
ちなみに、本作で艦娘が身に着ける指輪に特別な力は無く、単なる階級章や目印程度の物でしか無い。このため装着の義務も無いので、貰わない艦娘さえ居る。
艦娘達を強化するのは、あくまで艦装の機関部コアに組み込まれる新システムであり、キチンと艦装を改造する必要がある。
なお、S11「アウトレイジ編」における物語の主軸は、(最初の)3人分しかないケッコンカッコカリの権利を巡っての艦娘同士のバトルロワイヤルであり、艦娘同士の過激且つ暴力的なシーンが含まれる為、そういった描写を嫌う人向けの注意喚起を作者が行っている(第146話・第147話)。
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外部リンク
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