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日産の編集履歴

2021-02-17 12:17:12 バージョン

日産

にっさん

日本の大手自動車メーカーの一つ

概要

正式名称は日産自動車株式会社。

現在は神奈川県横浜市に本社を置き、三菱自動車ルノーと共に資本提携などの形でアライアンス(連合)を組む。


かつてはトヨタホンダと並ぶ、日本のビッグスリーと称された。


2020年現在の日本国内では、OEM供給も含めてステーションワゴンを除くほぼ全てのジャンルの乗用車を生産・販売をしている。


沿革

1911年『改進社自動車工場』として設立。

何度か改名と合併を繰り返しながら新興財閥『日産コンツェルン』傘下に入り、1934年に現在の日産自動車が誕生した。

戦後は高度経済成長がもたらしたモータリゼーションの波に乗ってトヨタと激しく覇権を争った。


1980年代に高級ブランド「インフィニティ」をもっての海外進出が不振に陥り、さらに国内でもバブル崩壊と被って採算が取れなくなって経営危機に陥った。

1999年にフランスのルノーと資本提携を結び、株は持ち合いではあるがフランス会社法上ではルノーの連結子会社となった。


※ルノーが日産の44%、日産がルノーの15%(フランス政府が第二次世界大戦後の「対ドイツ協力企業賠償」の名残で保有する15%を除くと実質17%の株式を保有。


ルノーがCEOとして送りこんだ役員によって大規模なリストラや伝統ある工場の閉鎖を断行。

数値目標を重視する「コミットメント」を徹底させることで驚異的な回復を見せ、2兆円あまりあった負債を完済して一時国内シェア第2位の座を奪還した。


しかしCEOが断行したリストラの代償は大きく、過度のコミットメント重視は「技術の日産」を空洞化させる結果をもたらした。

また成長性が頭打ちの国内を避けて伸び代のある海外市場に力を入れ、2010年代に入ってから開発されたものは海外専売の車種が多い。

2010年代は車種削減ばかりで国内での新車投入やフルモデルチェンジがあまりなく、結果国内シェアは5位にまで転落した。


これに対抗するため、スズキや三菱からのOEM供給を受けて軽自動車に進出。

さらに三菱自動車からスピンオフした軽自動車開発専門のジョイントベンチャーNMKVに出資し、三菱と共同開発した軽自動車を販売している。


2016年には三菱自動車の1/3超の株式を取得してルノー・日産・三菱アライアンスを結成。

しかし、2018年に長年トップに君臨したCEOが横領特別背任など複数の罪状で逮捕され、会長を解任された。

本件はフランス政財界との摩擦を生み、更に2019年末には保釈中の元CEOがレバノンに密出国・逃亡するという前代未聞の事件が発生した。

また残された日産側も代わった社長が同様の社費不正使用が発覚して辞任するなど未だ騒動の渦中にある。


こうしたお家騒動や日本国内での新型車投入ペースの遅さから、日産のニュースに暗い話題が多いと言わざるを得ない状況である。

しかしそれでも、日本国内においても依然としてクーペセダンスポーツカー商用車なども含んだ幅広いラインナップを堅持しており、数少なくなった総合自動車メーカーの一つではあり続けている。


近年は完全電気自動車や電動モーターの出力比を高めた新型ガソリン車の販促・普及化を推し進めている。

特に「新しい電気自動車のカタチ」と銘打ったシリーズ式ハイブリッドe-POWERは市場で高く評価されており、これを原動力にノートが2017年登録車販売台数1位を勝ち取った。


モータースポーツ活動

1960~80年代にはモータースポーツにも力を入れてきた。

「打倒ポルシェ」を目指して作られた「R-38X」シリーズやGT-Rサファリラリーでのブルーバードの活躍、グループCでのポルシェやトヨタとの激闘はファンの間で語り継がれている。

その中でも、グループA時代のR32スカイラインGT-RのJTCC49連勝は圧巻である。


また日本車メーカーで初めてWRCサファリラリー)、世界三大耐久の2つ(スパ24時間、デイトナ24時間)を制し、パリダカにもワークス参戦していた。


現在は日本最高峰のSUPERGTを中心に活動し、GT500クラスではトヨタとホンダとともに3強の一角を形成している。

最初はルノーからの看板の架替えという形ではあったが、フォーミュラEにも参戦する。


その他

1970~80年代にはテレビドラマ『大都会』シリーズ・『西部警察』シリーズ・『特捜最前線』・『あぶない刑事』シリーズなどに車輌提供をしている。



近年では『相棒シリーズ』などのドラマにも車輛提供を行っている。


また自動車据え置き型無線電話(自動車電話)から発展して携帯電話が登場したという経緯もあった事から、日産もかつては携帯電話事業に携わっていた。

三大都市圏では京セラなどとの共同出資でツーカー(現在のauの源流のひとつ)を、それ以外の地域では日本テレコムとの合弁でデジタルツーカー(現在のソフトバンク)」をそれぞれ立ち上げていた。


しかし前述の通り日産本体が1990年代に経営悪化した事もあり、1999年にはどちらからも資本を引き揚げている。


関連イラスト

センシティブな作品Be-1グループB仕様


記念日

毎年11月23日(イイニッサン)


関連項目

自動車 NISSAN

インフィニティ

 欧米メインで展開している高級車ブランド。

ダットサン

 1981年まで国内外で使用されていたブランド。2012年以降は新興市場向け専用ブランドとなっている。

プリンス自動車

 1965年に吸収合併し、スカイライングロリアの商標を引き継いでいる。


CM関連


著名な元在籍者

川越英隆 押本健彦 梵英心 青木高広 高崎健太郎 野上亮磨 熊代聖人

 日産自動車硬式野球部(2010年から休部)出身。

藤井将雄

 日産自動車九州硬式野球部(2010年から休部)出身。

長谷川健太

 日産自動車サッカー部(現横浜F・マリノス)出身。


その他

IMPUL

 アフターパーツを手掛ける。日産との直接のつながりこそないが、ここの商品は(原則)日産の販売店で取り扱っている


これまでに販売された主な車種

軽自動車

※元々専門でなかった事から、量産車はほぼ全てが他社工場での生産である。

スズキ工場製

ピノ

ルークス(初代)

NT100クリッパー(2代目)

NV100クリッパー(2代目)

モコ


三菱工場製

NV100クリッパー(初代)

オッティ

デイズ

デイズルークス→ルークス(2代目)

キックス(初代)(英語の綴りはKIX)

~1500cc

マーチ

パオ

Be-1

キューブ

エスカルゴ

フィガロ

チェリー

キックス(2代目、現行モデル)(英語の綴りはKICKS)


1500~2000cc

マイクラC+C

パルサー

ノート

サニー

ティーダ/ラティオ

バイオレット

クルー

ブルーバード/シルフィ

プリメーラ

シルビア/ガゼール/180SX/シルエイティ

ジューク

ウイングロード

デュアリス

ラシーン

ラフェスタ

セレナ

バネット/NV200


2000~3500cc

スカイライン/スカイラインGT-R

セフィーロ

ローレル

ティアナ

レパード

セドリック/グロリア

フェアレディZ

エクストレイル

テラノ

ムラーノ

フーガ/フーガハイブリッド

ステージア

ラルゴ

エルグランド

キャラバン/NV350

パトロール/サファリ


OVER 3500cc

GT-R

シーマ

プレジデント


電気自動車

ハイパーミニ(1999年~2002年 日産初の軽自動車でもあった)

リーフ

アリア

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