「春風や、なきあの人と、すれ違う……」
「私は生まれながらの変人……らしい。自覚は無いが周りからそう呼ばれる」
「要するに私が言いたいのは、“空想の力は例え金が無くても、日々の生活を豊かにしてくれる”と言う事だ」
演:別府由来
概要
サルブラザーに変身する青年。チームリーダーの桃井タロウと同い年の21歳。
マッシブな見た目のサルブラザーとは対照的な長身痩躯。服装は青色の作務衣に長いマフラー。外出時にはチューリップハットを被る場合もある。
ドン2話から登場し、ドン3話で本格参戦する。
博学な頭脳派であり、近隣の人々からは「教授」と呼ばれて頼りにされている一方、「風流人」とも呼ばれる程の変わり者(所謂「数寄者」)で、何かにつけては上記の様な俳句を詠んでいる。因みにドン2話予告で鬼頭はるかから「俳句」と紹介されていた。
ちなみに、本当に教授職にある人は「先生」と呼ばれるのが一般的であるが、ドンブラザーズのメンバーの1人である鬼頭はるかは、メンバーに選ばれた直後まで漫画家として「先生」と呼ばれていたりする。
また、この頭の切れのよさは下記のタロウとの勝負シミュレーションやドンブラスターの裏技(?)の「チェンジオフ」や「チェンジ拒否」の考案と別の意味でドンブラスターを使いこなすなど、若干変な方向に向くこともある(才能の無駄遣いとか言ってはいけない)。
メンマ大盛りのラーメンが大好物の様子。
概ね善人、しかし変人
「私は今まで一度も働いた事は無い。敢えて言えば生きる事が仕事だ」と何ら恥じずに公言して憚らない無職。はるかの様にサングラスを手に入れたのが切っ掛けで職を失った訳でも、社会人として挫折した訳でも無く、自らの意思で働かない、渾名が「教授」で頭脳明晰なだけの、堂々たる無職である。
暮らしぶりからすると現代的には○ートのそれだが……正確には明治から昭和初期に存在した「高等遊民」の生き方に近い。
「働いたら負けでござる」と開き直っている風では無く、取り敢えず衣食住には不自由していないので、世俗のしがらみに縛られないマイペースな生き方を選択している模様。後述の人物像から「金銭を得る行為を忌避している」可能性もある。
家は2階建ての古びた和風一軒家で、その衣食住については、相談に訪れる近隣の人からの大量のお裾分けや、下記にある“空想の食事”によって賄っている。服についても種類を持っている訳でも無く、貰い物か親族が残した物の可能性が高い。
前述の通り無職で、後述の様に貨幣経済に背を向ける様な生き様なのだが、家の電気は点いており、貰い物や物々交換ではどうにもならない光熱費や固定資産税をどう賄っているかは不明。……貰い物の自家発電機を使ったり、親族が物凄い資産家か利権の持ち主かも知れないが、典型的な井上キャラなので、細かいツッコミは野暮……なだけか。
ちなみに、真一自身もそこについて細かく聞かれるのは良しと思っていないのか、ドン7話で実際に日々の生活について質問されると、俳句を読んで誤魔化していた。
他にもドン2話の「金には人間の醜い欲望が詰まっている(要約)」発言に加え、ドン7話では幼少の頃に硬貨に触れて火傷(?)した記憶から「金銭……即ち我欲、或いは消費社会を毛嫌い」しており、厭世家の側面を持つ様にも見える。
その為か、近隣住民からの相談も金銭を受け取らないのに加え、一般的な売買行為を行う場合は自らの俳句を代価として支払おうと試みる等、変な所で非常識になる場面も。
ドン7話では、ガチで一日教師となった事で短期間ながらも職付きの身分になった。
尤も、肝心の教導内容は冒頭3段目の台詞の通り、有り体には「仕事が無くても、空想に走れば、それなりに充実した生活を送れる」と、学生向け且つ世間一般の授業には不適切極まりない内容であった……(まあ、今の時代思う様な仕事に就けなかったり、就職浪人になってしまう人も多い以上「世の中仕事が全てじゃない」とする考え方も、必要な人には必要なのだが。第4の壁を越えた我々が直面している事態での時間の使い方にもなるっちゃなるし。)
底しれぬ“空想”の力
実際に彼の持つ『空想の力』というものは様々な面において常人離れしたものであり、顔見知りの料理屋などで空想の料理(つまり中身のない空っぽの食器を提供されるだけ)をあたかも本物がそこにあるかのようにしっかり味わい、それでいて腹もしっかり満たしていたり(恐らくはプラシーボ効果によるものと思われるが、栄養面とかは大丈夫なのか?)、更には他人のツボを突く事でその人物を空想の中に引き込んでしまうという、最早「空想」の域を越えた一種の超能力、催眠術の様な技までも使用できる。
真一の謎
また、ドンブラザーズのメンバーに選ばれた者は「重要な物を失う」とされ、はるかが「漫画家としての名誉」、翼が「恋人」をそれぞれ冤罪によって奪われ、つよしが「他のメンバーと違って失う物が無い」とされている現状から、真一もまた、何か「大切な物」を失っているものと思われるが、今の所真一が何か「失った物」があると示唆させる描写は描かれていないと、本編では現時点であまり触れられていないが、結構彼もまた謎を含んだ一面も覗かせる。
人物像
俳句を愛する温厚な自由人
タロウやジロウと同年齢ながら実年齢以上に達観しており、常に泰然自若とした態度を貫く。
それでいて、些細な情報から目の前の人物の素性に勘付く等、驚異的な観察眼と推察力の持ち主である。
「空想の酒」と称して酒を飲む仕草をする等、少々エキセントリックな挙動(なおその挙動は地味に噺家レベルだったりする)を見せもするが、相談者への助言は突飛ながらも適切である為に、周囲からの信頼はとても篤い。
バイクに撥ねられそうになった親子を助けたり、果ては子供が橋下に落としたボールを取ってあげる為だけにアバターチェンジする(変身するとドア型のワープホールをくぐれる為それを利用した)等、人助けを進んで行う善性にも溢れる人物である。
ドン11話では犬塚翼の看病で適切な指示を出し、ドン12話では吉良きららの足の怪我を即座に嘘だと看破するなど戦隊ブルーらしく冷静な判断力を持っている。
また、サングラスを手に入れたのを切っ掛けに(何故か自宅だけが地震に見舞われる、家の照明を盗まれる等、少々奇怪な内容の)不幸な出来事が続き、図らずも戦いに身を投じる事態となっても、特に動じず不運を「運命」と称し、あるがままに目の前の現実を受け入れている。
自分なりに「手に入れた力を活かそう」と考えるだけの柔軟な思考や器量や、ドン3話及び4話においてドンモモタロウが見せた、一見「癇癪による八つ当たり」にしか見えない暴挙を、冷静な態度で「戦闘に関して素人である自分達を鍛えようとしているのではないか?」として、前向きな解釈をする(後にその推理が正解だと判明する)程の器の広さを持ち合わせている。
反面、時々自分に酔い痴れている一面を披露する場面もあり、ドン5話では指名手配犯の逮捕に躍起になる警察に率先して協力しようとするも、結局は「説得」とかこつけて自作の俳句を詠もうとしただけであり、その場に居合わせたタロウから「自分の言葉に酔い痴れているだけだ」と、ハッキリと突き付けられた。また、その他にも格言めいた言葉を芝居がかった素振りで語り聞かせるが、その実態は然程中身が無い言葉だったりするのも少なく無く、ドン7話でははるかからも「あくまで良い話風」と、半ば呆れられながら評されている。
これは上述の『欲』に対するネガティブさから地頭は良くても知的好奇心が薄く、聞いた一から察した十までで全てを判ったつもりになって百までを知ろうとしない結果、上っ面でしか物を語れていないとも推察できる。まさに猿知恵。
風流人の裏に秘めた正反対な性分
基本的に風流人らしく寛大さや自由奔放ながら温和な物腰を見せる一方で、ドン4話でタロウやはるかの素性を知り、彼等と本格的に交流し始めたのを皮切りに、タロウやジロウのような自分以上にマイペースな奇人変人に対して、同族嫌悪のような感情からか、(タロウに対してはドン5話での出来事を根に持っているのもあるのか)平時に見せる温厚な風流人としての振る舞いが崩れ、他者の地雷を踏み抜く発言を躊躇無く物申す風刺的な一面や、プライドが高く負けん気の強い一面を見せる等、風流さに反した短気且つ偏狭な性分や、俗っぽい一面を見せる
ドン5話ではその場に集った全員が「自分の事しか考えていない」と指摘するタロウに対して「そう言う君はどうなんだ?」と問い返したり、ドン6話で自分やはるかの質問に対して、目的意識に満ちるが曖昧な答えしか返さないタロウに対して「禅問答」と評した上で「君と違って、僕達は凡人なんだ」「君はもっと人間を理解した方が良い」等と、やや冷淡な態度で皮肉を投げ掛ける等、意外にも現時点ではドンブラザーズのメンバーの中で1番反抗的且つ、挑戦的な態度を示している。
上記の発言については前述した人物像にもある通り、実際は真一が言えた立場では無いと思われるかも知れないが、それについては2段目のセリフの通り、真一自身も自分が周囲から変人扱いされているのも(一応は)承知している。
また、温厚且つ達観的な物腰に反して、思いの外に煽り耐性が低く、根に持ち易いタイプでもある様で、ドン7話でタロウと津野角高校の特別授業に居合わせた際に、タロウの発言を聞く内、ドン5話で彼から受けた上述の指摘を思い出し、タロウが現れる前にはるか達に語っていた「私は、大空を漂う雲の様に生きて行きたい」発言を翻すかのように「君の傲慢さには許しがたい物がある」と、静かに怒りと対抗心を燃やし、生徒達に便乗する形で彼に勝負を挑もうとしたので、はるかから内心「おいおい、“大空を流れる雲”はどうした?」と呆れられていた。
その反面いざタロウと対決しようとした際には、上記の観察眼を自身にも用いた結果、フィジカル的な勝負では到底勝ち目が無い(何故か、その想定はつよしと同様に相撲→腕相撲→指相撲と規模が縮小している)と絶望していた。因みに、その想定の中の三勝負においてはねこだましや引っかけ等、やたらとセコい戦法を使っていた。
また、ドン9話においてタロウが弱体化していると知ると、上述の3勝負において、ドン7話の時とは反対にタロウを一方的に負かすイメージを思い浮かべながら悦に入り、はるかから窘められている(この時は流石に真一自身も、風流人らしからぬ卑小な思考を抱いた己を恥じていた)。
一方で、同話においてタロウの体調を回復させる為に、はるかと共に大量の黍団子を作って食べさせる様に尽力するなど、『お供』としての務めは、きちんと果たそうとする。
こうした俗物ぶりに加え、ドン10話では前田真利菜から「真一さんは1人では何も出来ない」と称される程の生活能力の底辺ぶり等も見せており、真一もまた本質的には(当人が自称する通り)“1人の凡人”たる未熟さも顕にしつつある。
他にも本物の幽霊や(実際は違っていたが)道を極める人達を見た際には人並みに慄くなど、平均的な感性を披露する事も偶にある。
また、上述したように金銭に対しては無頓着であるものの、名誉欲や承認欲求に関してははるかやつよし達と同じくらいに持ち合わせている様で、ドン20話では、賞を授与されるまでに名が上がった自分達にすっかり慢心しきって、(フィジカル的に)鼻を伸ばしまくっていた。
ドンブラザーズの一員として…
登場当初は良くも悪くも世間ズレした一面はともかく、未熟な面が目立つはるかやつよし、他者に共感することのできないタロウ、自分本位な態度が散見される翼等の他のメンバーに比べ、その善性や人間として成熟した言動・性格・行動から、ドンブラザーズのメンバーの内誰よりも「ヒーローに相応しい人物」とも評価する声が多く上がっていた(ドン10話以降は、自身の〝愛すべき器量のなさ〟(※東映公式談)が露呈した事もあってか、はるかが「猿原と同等かそれ以上にヒーローの素質がある」と評される事が増えている)。
ドン11話では、はるかと共に雉野の家で犬塚翼の看病をすることになるが、翼の看病をしながら戦いの為に雉野の家を離れては看病に戻ることを繰り返しており、そのやり取りの中で雉野の頭の上に山盛りの盛り塩を載せていたことでキジブラザーの正体を知る事になる。
ドン12話では、犬塚の快復祝いを兼ねて雉野、はるか、と共に喫茶どんふらに集まるも、そこを訪れた刑事たちにタロウが犬塚のことを正直に話してしまった事で、タロウが嘘をつくと一時的に死んでしまう体質である事を知る。
ドン13話では、キジブラザーの正体が分かった事で、喫茶どんぶらにはるか、つよしを集めて、ドンブラザーズとして初めて四人が集まり、タロウの嘘を付けない性格を改善させようと、メンバーを褒める様に勧めるも、 メンバーを褒めようとした事でぶっ倒れたタロウを見て憤慨。タロウの体質が改善するまではドンブラザーズとしての活動をはるかとつよしとともにボイコットする。
目の前にドンブラスターが現れてもチェンジ拒否をした後に、ソノニ、ソノザ、そして獣電鬼を相手に劣勢に追いやられるドンモモタロウを遠巻きに眺めていたが、追い詰められるタロウを目の前にして、遂に自分が真っ先にボイコットを止めて、戦線に参加。その後、全ての敵を倒したかに思えたが……。
ドン14話ではタロウ消滅の一因は、自分がはるかやつよしを巻き込んでボイコットして、参戦が遅れた事も一因であったのではという自責の念もあって、はるかと共にタロウを復活させるために奔走する一方、突然戦いに乱入して『新しいリーダー』を名乗るジロウに対し、はるかと共に猛反発。
続くドン15話ではまたも戦いに乱入して、結果的に足手纏いになるような事しかしなかった(その上、自分の顔面に岩をぶつけてきた)ジロウに対して、「いい加減にしろぉ!」とマジギレしながら彼の襟首を掴んで乱暴に引き立てるという柄にもない行動に及び、尚も悪びれずに自分を「真のヒーロー」であるといけしゃあしゃあと宣い続けるジロウに対して「私の内なる声は『君が偽物(のヒーロー)だ』と言っている!」と怒鳴りつける程に激昂した。
そして、タロウが異空間からの帰還を果たした際には、素直に喜びの句を詠んでおり、その俳句の中には「友」という言葉も入っていた。
そして、自身が主役となったドン21話では、「やはり、縁があるな」とタロウのお決まりの挨拶文句を流用したり、力の誘惑に負けて、戦士になれなかった先代から「何故、戦える? 怖くないのか?」と尋ねられた際に、「何故、答えを求める?」と自身がかつてタロウから返された言葉を受け売りで返す等、少なからず彼の影響を受けている一面も垣間見せていた。
反発する事もあれど、何度もドンブラザーズとしての活動や素面での交流を重ねる中で、心の中ではタロウがリーダーであることを認め、彼との確かな”絆”を築いているようだ。
余談
- ドン2話の次回予告にて「私は生まれながらの変人 狂人 風流人」と一気に紹介を並べ立てている。何処の超テンション社長のそっくりの精霊の迷台詞だ。
- 演じる別府氏はメンバー内唯一の90年代生まれであり、平成生まれのキャストに限れば最年長である。
- 別府氏とその他4人の初期キャストがドンオニタイジンの開封する動画の際に、当の本人がうっかり『ゴリラ』と呼んでしまった。
- 脚本担当の井上敏樹氏によれば、当初、真一の趣味は『骨董品の収集』という設定だったが、そうなると井上氏の趣味である骨董コレクションを撮影用に貸し出さなくてはならなくなり、「万一に撮影の際に壊されるような事があったら嫌だから」という理由から、最終的に『俳句が趣味』という設定に変更したのだという。
- ドン2話で登場してからドン6話までの間、真一が名前を名乗ったり、他者から名前で呼ばれる場面が見られなかった為、「何か重要な伏線か?」と期待する視聴者もいたが、ドン7話冒頭において、はるかからアッサリと名前で呼ばれた上に、自身も普通に自己紹介した様から、別に大きな意味はなかった実態が判明した。
- 例の働いてない件については、ドン7話の公式のあとがきでも、 無職ヒモ風流先生と弄られている。
- また、上述のドン7話苦で生徒に説いたことだが、極々一部視聴者からは「第4の壁を越えた我々が直面している事態での時間の使い方にもなるっちゃなるのでは?」といった声もあったりする。
関連タグ
ブルーン←猿原真一
他作品の類似キャラクター
スーパー戦隊シリーズ
結城凱/ブラックコンドル:メインライターが同じ戦隊に登場した、定職を持たない戦隊メンバー。メンバーの中で一番レッドに対して反抗的なのも共通。
剣将ブドー:敵組織の幹部だが和風テイスト&俳句を詠む点が共通。
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ゴセイナイト:人外故に定職に就こうにも就けられない戦隊ヒーロー。
ドン・ドッゴイヤー/ゴーカイグリーン:こっちは周囲からの通称が「ハカセ」。真一とは変身後の演者が同一の共通点もある。
トッキュウジャーの初期メンバー5人:想像力で戦う先輩戦士達。彼等も職に就いている描写がなかったが……(ネタバレ注意!)
ラッキー/シシレッド:戦隊メンバーの1人と相対する時に限り、同族嫌悪な感情から元来の性格を喪失し、苛立ち紛れに反発していた点が共通している。
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紅音也/仮面ライダーイクサ/仮面ライダーダークキバ:メインライターが同じ特撮作品に登場した風来坊気質なヒーロー。猿原同様に「自身の特技を代価に支払いを踏み倒す」シーンがある。尚、演者は後に猿で始まる姓の人物を演じている。
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芙羽ここね/キュアスパイシー:ニチアサ同期のブルーの戦士。ともに頭が良いキャラだが、少し難点があるのが共通点。また、金銭を持たない真一に対してこちらはお嬢様と対局的である。
一之瀬みのり/キュアパパイア:昨年のプリキュアの黄キュア。頭が良いが変わり者の共通点がある。まあ、珈琲の対価を俳句で支払った彼と比べると彼女は可愛い方だろう。
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キョウジュ:この愛称で定着している人物。本名は「才媛マナブ」。
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橘右京:俳句を嗜む風流人にして、髪や袴が青色である等の共通点が見出だせるキャラクター。こちらは病弱ながら居合いの達人である。
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さくら友蔵:有名な国民的アニメの俳句を嗜む風流人的なキャラ故、真っ先に思い浮かべた視聴者も少なくないだろう。
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