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ハバタクカミの編集履歴

2023-10-03 23:58:25 バージョン

ハバタクカミ

はばたくかみ

『ポケットモンスター』シリーズに登場するパラドックスポケモンの一種。

基礎データ

全国図鑑No.0987
パルデア図鑑No.379
分類パラドックスポケモン
タイプゴースト/フェアリー
特性こだいかっせい
高さ1.4m
重さ4.0Kg
タマゴグループタマゴみはっけん

他言語版の名称

英語Flutter Mane
イタリア語Crinealato
スペイン語Melenaleteo
フランス語Flotte-Mèche
ドイツ語Flatterhaar
韓国語날개치는머리
中国語簡:振翼发 繁:振翼髮

概要

ムウマのこだいのすがたと思われるパラドックスポケモン

名称の由来はそのまま「羽ばたく髪」からで、ある意味仮称に近い。


従来の髪にあたる部分が肥大化してのようになっており、赤いトサカや足のようなものもあるなど、全体的に鳥っぽい要素を併せ持つ為、一説では「死した古代の翼竜の魂が転生した姿ではないか」とも云われている。


なお、下側の伸びた髪は腕のように扱う事もでき、笑う時や欠伸の際は先端を口元に持っていく様子が見られる。


長い体毛をくねらせ夜空をゆらゆらと飛びまわる点は我々の知るムウマと同じだが、他のパラドックス同様、生態についてはほとんど明らかになっておらず、ムウマージへの進化も確認できない。

気性はとても荒く好戦的とされるが、佇まいは優雅であり、作中では主人公を見かけても自発的に襲ってくるような描写は少ない。


ハバタクカミ

色違いはムウマ同様、緑と黄色をベースにしたカラーになる。


デザインはクエスパトラコジオ/ジオヅム/キョジオーンと並んでありがひとし氏が担当。

ありが氏は大のムウマ好きであり、Twitterでたびたびムウマの写真をあげていたりする。


性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
ハバタクカミ555555135135135570
ムウマ606060858585435
ムウマージ606060105105105495

タイプはフェアリーが追加され、あのミミッキュと同じ複合タイプに。

能力傾向はムウマ系統らしさは維持しつつも、特攻・特防・素早さを大幅に引き上げたものとなっている。

一方HPや物理方面はムウマ系統よりも下がっており、物理に関しては紙同然。

弱点2・1/4以下4と耐性は低くはないが、等倍でも相当吹き飛ぶので注意したい。ムウマと違いふゆうも持っていない為じめん技にも注意。


習得技もムウマ系統を踏襲しつつ、新たにムーンフォースを習得するなど範囲の広さに磨きがかかっており、カエンジシタギングルには基本的に不利だがそれぞれ対抗できる技も習得できる。

一方で何故かおにびを覚えられなくなってしまっており、補助面では原種に利がある。

エスパー技についてもサイコキネシスは覚えないがサイコショックが使えるため、どくタイプ相手でも通用する。

またムウマ系統のタマゴ技である先制技のかげうちももちろん覚えられない。


設定の割に飛行技やドラゴン技は全く習得しないが、相性補完としては微妙なのであまり気にする必要もない。


役割はシンプルに特殊アタッカーだが、S135はこだわりスカーフを持たせた準速ヘラクロスと同速、ブーストエナジーこだいかっせいの併用でなんとスカーフ最速サンダースよりも速くなる

こだいかっせい込みの最速よりも素早いポケモンも居るが、それらはいずれもスカーフや天候変更+特性が前提となるため技や交代を経由せずにこのポケモンを抜くのは困難と言える。


欠点は上記の技の威力が100に満たないことで、等倍時の火力はそこまで高くない。

テラバーストで弱点や一致技の威力を補う手もあるが、ある程度の耐久がある相手なら耐えられ、こちらが逆に沈められる可能性が高い。


また、こだいかっせいで素早さ上昇を狙う場合にブーストエナジーを使ってしまうと、特にサイクル戦の時に素早さ上昇は一度しか起こらず、もちものなしの状態で戦うことを強いられてしまう。

先制技がないためきあいのタスキを持たせてもでんこうせっかしんそく以外には無力なので、逆に耐久の低さに泣きを見るピーキーな性能と言える。特にハッサムには特性テクニシャンから繰り出されるバレットパンチでいとも簡単に倒されてしまうので天敵と言える(ほのおテラスタルを切ればハッサムのはがねテラスタルバレットパンチ一回には耐えられるので、タイプ一致マジカルフレイムやテラバーストで反撃すれば返り討ちに出来るが)。


シリーズ2で解禁されると、早速ドラゴンやあくに強い枠として活躍。シリーズ1で先手で出されることの多かったマスカーニャが軒並み姿を消したのはだいたいこいつのせい。特に「こだわりメガネ」を持ってひたすら「ムーンフォース」を放つ型が安定しており強力である。HBに努力値をぶっ放してもこだいかっせいで特攻及び素早さを上げられる為、耐久振りベースのカミも多く、低い物理耐久の割に案外場持ちしやすいというのもある。


程無くして「でんじは」+「たたりめ」型も開発されている。大きいのはカイリューの「げきりん」や「しんそく」、ドラパルトの「ドラゴンアロー」を無効にできる「でんじは」使いという点であろう。カイリューに関しては、こちらが最速なら相手が準速「りゅうのまい」1積みでも抜かせない上に、ドラパルトも相手が準速なら抜かれずに済む。


シーズン3の真ん中頃になると、「とつげきチョッキ」セグレイブで特殊を受け、ヘイラッシャで物理を受け、ハバタクカミをアタッカーやスイーパーとして運用する「セグカミラッシャ」が流行。あのカイリューさえも抜いてシングル・ダブル共に使用率1位の座に鎮座した。ちなみにシングル、ダブルの双方で使用率1位を達成したのはポケモンシリーズ全体を通しても第7世代と第8世代のランドロス(れいじゅうフォルム)と禁止級解禁時のザシアン、シーズン1のサーフゴー程度であり、凄まじい記録である。


シーズン4になると相手を残り1匹まで追い詰めてから「ほろびのうた」を放って適当に受け回して手堅く勝つ型が比較的流行。

シリーズ2の最終上位構築にはミミッキュとハバタクカミのゴースト/フェアリー複合2匹体制パーティが少なからず残り、その複合タイプの優秀さを知らしめた。

ハバタクカミの「ムーンフォース」は多くのプレイヤーにはがねテラスタルなどで徹底的に包囲され、シーズン4最終2桁にはコノヨザルに「ロゼルのみ」まで持たせて対策したプレイヤーが残っていたことからもその警戒ぶりが分かるだろう。


シリーズ3になると「あまえる」と「みがわり」を使ったクッション型も。「あまえる」を「いたみわけ」と組み合わせて耐久型のような動きを取る方も散見されるように。

シーズン7にははがね打点で露骨にハバタクカミを包囲したプレイヤーに強いほのおやみずのテラスタルを搭載した型が目立った。


レギュレーションDのシーズン8では使用率が2位に浮上した。復活勢の一角ウーラオスが環境トップに君臨した為、対策出来るポケモンとして評価された事が大きい。また、ヒードランガラルヤドキングといった本来ハバタクカミに有利な特殊受けに強い、じめん「テラバースト」「めいそう」崩し型も台頭し始めた。ただしじめんテラスタルはパオジアンテツノツツミ、連撃ウーラオスに対して弱点をさらけ出すことになってしまうというデメリットも存在するのだが。

この頃になるとそこら中で露骨な対策となる「ヘビーボンバー」を撃たれるようになった。


しかしながらシーズン8の終盤では、ウーラオスの対策も進み、かつカイリューが台頭することに。そのため結局の所、汎用性が高いフェアリーテラスが使われるようになり、いままでのオーソドックスな方に収まることに。そしてそのまま使用率1位で終わることになった。

続くシーズン9ではカイリューとトップメタを張り続けている。


シーズン10最終1桁には、岩テラスタル「パワージェム」ワンウエポン「くろいまなざし」「ほろびのうた」「いたみわけ」型なるユニークな型も残っていた。炎オーガポンへの崩しになる他、「レッドカードドヒドイデへの対策にもなった。



ダブルバトルでもその俊足と高火力を活かして大活躍。上位帯では「まもる」「みがわり」を同時搭載して相手の攻撃を捌くプレイヤーもちらほら。

PJCS2023第1回オンライン予選期には、特化「こだわりメガネ」ハバタクカミの「マジカルシャイン」を耐える調整が指標となるなど、大いに警戒された。

PWCS2023世界大会Day1では使用率1位(71.7%)を記録。優勝パーティにも投入されていた。



学校最強大会で戦わせると金策に役立つ。スカーレット版限定で尚且つゲーム開始時に御三家としてニャオハ以外を選ぶという条件付きだが、入手が簡単な上にフェアリー技の通りで言うとニンフィアに負けず劣らずなので、金策用のニンフィアを持っていないという場合は、育てておいて損はない。またおきみやげでいつでも金策を止められるという利点がある。


関連イラスト

ハバタクカミVSハバタクカミ

ハバタクカミお散歩


余談

  • 翼竜の幽霊という説があるハバタクカミだが、現実に存在する翼竜の中には超常的な存在に関連付けられた学名をもつものが存在している。(例:現地先住民の言葉で『使い魔(精霊)』や『年老いた悪魔(古き悪霊)』、神話の神の名にちなんだものなど)そのため『ハバタク神』という“もじり”もあながち間違いではないのかもしれない。
  • スペインではエウロペジャラやイベロダクティルス、ランフォリンクスなど複数の翼竜が産出しておりそれらとの関連も考えられる。
  • また、こうした学名をもつ種の多くは南米で発掘されており、この地はかつてはパルデアのモデルとなったスペインの植民地が多数あったことでも知られている。……が、その全てがスペイン領だったというわけではなく、有名な化石産地のひとつであるブラジルのセアラ州アラリッペ盆地などはポルトガル領だったりする。
  • ほとんどのパラドックスポケモンはザ・ホームウェイをクリアした後から野生出現するようになるが、ハバタクカミはサケブシッポと並んで最初に訪れた時から野生で出現する。夜の時間帯かつ洞窟判定のエリアでしか出会えないが、実は第一観測ユニットと第二観測ユニットの中間にある長い坂道の途中に小さな横穴(じしんのわざマシンが落ちている)があり、ここにも出現判定があるため、運次第ではサケブシッポと最初に出会うイベントよりも前に戦うことができる。普通に進めてもこの後深部で出会えるので大きなメリットはないが、既にワイルドさ満点の怪しいポケモンと主人公が目の前で戦って(あまつさえ捕まえて)いるのにサケブシッポ戦で仲間たちが改めて驚くという少々シュールな光景を見ることができる。バイオレットでもテツノコウベで同じことが可能で、あちらは昼夜問わず出現するため自然遭遇する可能性がこちらより高くなっている。

関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンSV

ポケモン一覧 パラドックスポケモン

ゴーストタイプ フェアリータイプ

ムウマ ムウマージ


0986.アラブルタケ0987.ハバタクカミ→0988.チヲハウハネ


同複合タイプ

ミミッキュ


ポケモン関連

  • ドラメシヤ:古代の両生類が幽霊として復活したポケモン。
  • プテラ:翼竜の古代ポケモンだが、関係があるかは定かでない。


パラドックスポケモン


その他

ロックマン7吸血鬼型ボス恐竜型ボスが同時に出たロックマンシリーズ。






























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