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シータに会いたい。会って話をしたい。余はそれだけでいい。ただ、それだけで……


プロフィール編集

真名ラーマ
クラスセイバー
性別男性
身長168cm
体重65kg
出典ラーマーヤナ
地域インド
属性秩序・善・天
好きなもの楽しめること(舞踊、音楽、武術、瞑想)
嫌いなもの堕落、妻の不貞を疑った自分自身
設定担当東出祐一郎
ILLUST輪くすさが
CV沢城みゆき

聖杯への願望は「シータとの再会」。


概要編集

Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスサーヴァント。レアリティは☆4。


メインシナリオでは、第1部5章『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』にて初登場する。

人理側のサーヴァントとして召喚されたものの、メイヴに従うクー・フーリン・オルタ宝具に心臓を潰され、瀕死の重傷を負っていた所をジェロニモに助けられ、保護される。その後は主人公達とナイチンゲールと合流し、心臓の傷の治癒のために妻であるシータを探し求めることになる。


また、第2部4章『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』でも登場。カルデア側のサーヴァントとしてインド異聞帯現地で召喚され、要所要所でハツラツとした素やいぶし銀な活躍を見せてくれる。


真名編集

一目だけでも


インドにおける二大叙事詩の1つ『ラーマーヤナ』の主人公、ラーマ

大神(ブラフマー)を騙して獲得した力により、神々すら使役することが可能となった羅刹王ラーヴァナは、唯一人間にのみ倒す資格があると謳われる魔王であった。神々の訴えを聞き届けたヴィシュヌは全てを忘れたただの人間、コサラ国の皇子として転生した。それこそがラーマである。


生まれつき聡明であったラーマだが、親族の陰謀により王位後継者の地位を剥奪され、国を追われることになってしまう。共に旅立った愛する后シータを魔王ラーヴァナの手により奪われてしまったラーマは、敢然と戦いを決意した。聖人から様々な武器を授けられた彼は、高名なハヌマーンを始めとする猿の軍勢と共に十四年間、ラーヴァナと彼が率いる軍を相手に戦い続けたのである。


そんなラーマも唯一、致命的な失策を犯してしまったことがある。


猿同士の戦いに介入した際に、味方の猿スグリーバを救うために、敵対していた猿バーリを卑怯にも騙し討ちにしたのだ。そして、それを許せぬ、とバーリの妻はラーマにある呪いを掛けた。


その呪いは『貴方はたとえ后を取り戻すことができても、共に喜びを分かち合えることはない』というもの。所謂「私の夫を殺したんだから、同じ苦しみを味合わせてやる」という唯の逆恨み


この呪いは英霊の座に至った後も彼を縛り付け、両者がサーヴァントとして召喚される場合もシータとは「ラーマという英霊枠を共有する」という制約を受け、どちらかがラーマとして召喚される。また「同時に召喚できない」という制約も有るため、彼らが再会することはありえない。


人物編集

一人称は基本的に「余」

また、マテリアルの一人称設定項に記載は無いが、時折素の状態として「僕」ということがある。

基本的には王らしくやや尊大な振る舞いをするため、生意気な小僧、という印象を受けるかもしれない。知識は老年並みなのに精神がそれに追いつかない、というサーヴァント独特の事情が彼にそのような態度を取らせてしまうのだろう。部下や動物たちには優しいが、魔王のような暴君として名を馳せたサーヴァントに対しては、やや態度が頑なになるという正義漢としての側面もある。

自分のことを大きく見せたがるが、一方で偉大な王様だけあって、他人のも大きく評価できる。


もっとも変なタイミングで発した言葉が、変な意味に受け取られたことによって「天然タラシ」と評されたこともある(無論、ラーマ本人は奥さん一筋なため、慌ててその意図を否定していた)。


シータとの再会が全ての願いであり、召喚に応じる理由も「もしかしたら……」という一縷の望みを繰り返しているに過ぎない。少年の姿で現界している理由も「この世のどんなしがらみにも囚われず、全身全霊で妻を愛せた若造の時分以外に、己が全盛期などあるものか」というものである。


自身の「幕間の物語」では、王国を追われたこと自体はさほど苦ではなかったとしており、それもまたシータが傍らにいたからこそと述べている。だからこそ魔王にシータが誘拐されてからを真の苦行と捉えており「通常の聖杯戦争で呼ばれていたら『シータとの別れをやり直したい』と願ったに違いない」と述懐している。肉体的に成人した王として召喚されれば、これらの無念も年季を積んで諦観出来ただろうとしているが、やはりそれは彼の本意とするところではない様子である。


王ではなく男として、愛する一人の女へ――

ただ一筋に妻を想い合うがゆえ、その愛と無念が彼を英雄として突き動かし続ける。


能力編集

一英雄譚の主人公だけあり、セイバーのクラスの名に恥じない高いステータスを誇り、それも全ステータスがB以上と結構高水準。その戦闘力は、カルナが相手でも五分にやり合えるとされる。


を率いて戦った伝説からか、若さ故にか、敏捷が若干高め。下記にもあるが、宝具のブラフマーストラはあらゆる魔性を退治する「矢」であるため、本来はアーチャーで召喚される方が正しい。

それでいながらセイバークラスで召喚されているのは、探し求めているシータの適性クラスがアーチャークラスであることから同時召喚に一縷の望みをかけていること、そして何より最優のクラスであるセイバーで現界することによって、シータに見栄を張りたいという少年心に由来している。


ただし、本来とは違うセイバーでの現界でありながら、スキルと宝具によって剣以外の武器をも自在に操るという反則級の特性を持つ。セイバーでもアーチャーでもそんな変わらないんじゃ……


ラーマ本人にも剣に関する逸話はあり、シータとの離別を描いた『ラーマーヤナ』第7巻「ウッタラ・カーンダ」においてシュードラ出身の苦行者シャンブーカを剣で斬首している。これについては、剣を携えた処刑人であるサンソンがセイバークラスでないのと同じ理屈なのかもしれない。


一方、転生元のヴィシュヌ神は「ナンダカ」という刀を持っていたりする(「何だか分からない」という意味ではなく本当にこういう名前)ので、これが無理矢理セイバークラスになれた一因なのかもしれない。また、あまりにも高い騎乗スキルは転生元のヴィシュヌ神がガルダを乗り物としていた事に由来していると思われる。当のガルダは本作にも『ユガ・クシェートラ』にて登場しているが、あくまで異聞帯のシステムとして作られた為か、他の聖獣同様に量産されており、汎人類史のような絶大的な強さは有しておらず、コツさえ掴めば人間でも倒せるという形で登場している。


第1部5章では、クー・フーリン・オルタが放った『ゲイ・ボルク』の「放てば心臓を破壊する」という現象を起こす一撃を喰らって奇跡的に生還している。これは『ラーマーヤナ』の英雄たるラーマだからこそ起こせた奇跡とされており、本来死んでいる筈の状態を無理矢理逆転させている。


モーション中では、主要武器の『羅刹を穿つ不滅』による雷撃を纏った剣撃の他にも、宝具『偉大なる者の腕』による投槍、鉄球付き棍棒、大鎚、チャクラム、ムチを用いた攻撃を見せている。

エクストラアタックでは、敵の上空から宝具『偉大なる者の腕』の一斉掃射を披露している。


ステータス編集

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香ABA+BBA

保有スキル編集

対魔力(A)セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。聖仙に受けた教えにより、あらゆる魔術を跳ね返す。Aランクともなると、魔法陣や儀式礼法による大魔術も完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で彼に傷を付ける事は不可能。
騎乗(A+)ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。これは「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルである為、生物・非生物を問わない。A+ランクでは、ほぼ全ての乗り物を乗りこなす事が可能となる。ただし、竜種は対象外。
神性(A)神霊適性を持つかどうか。ランクが高ければ高い程、より物質的な神霊との混血とされる。神としての記憶を全て捨てているとはいえ、最高神の1柱「ヴィシュヌ」の転生体にして化身である彼は、Aランクという高い『神性』を有する。
武の祝福(A)剣術のみならず武芸全てに秀でている事を示すスキル。これによってセイバークラスでありながら、宝具に近い威力を持つ槍、弓などを持ち込む事が出来る。
カリスマ(B)軍団の指揮能力、及びカリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。Bランクであれば国を率いるに十分な度量である。
離別の呪い(A)敵対していた猿・バーリの妻に掛けられた呪いがスキルとなったもの。この呪いによって、彼は半身とも言える最愛の妻・シータと永遠に会う事が出来ない。
再縁の夢(EX)「離別の呪い(A)」が変化したスキル。詳細不明。

宝具編集

羅刹を穿つ不滅(ブラフマーストラ)編集

  • ランク:A+→EX
  • 種別:対魔宝具
  • レンジ:1~10
  • 最大捕捉:1人


「我が力に刮目せよ!」

「魔人ラーヴァナを討ったこの一撃。耐えれば名誉、屈服には破滅。汝は何方に立つ身だ?行くぞ!『羅刹を穿つ不滅(ブラフマーストラ)』!!」


魔王ラーヴァナを倒すために、生まれたときから身につけていた「不滅の刃」。

魔性の存在を相手に絶大な威力を誇る。なお本来は矢であり、当然ながら弓に番えて射つものであるがセイバークラスになりたかったラーマが無理矢理剣に改造した。ただし、投擲武器としての性能は捨てておらず、この剣もブン投げる。「結局投げるんじゃねえか」と指摘してはいけない。


宝具演出で円盤状の光になるため、プレイヤーの間では気円斬と呼ばれている。

何故円盤になるのかと言えば、転生元であるヴィシュヌの象徴的な武器であるチャクラムに由来しているのかもしれない。また、カルナも同名の宝具を所持しているが、同一の武器ではない。「ブラフマーストラ」はブラフマー神の力を宿した武器という意味で、ブラフマーの力を宿した武器は全てブラフマーストラであり、実際、敵味方ともに結構な頻度でブラフマーストラを使っている。


ゲーム内では、種類はBusterで【敵単体に超強力な〔魔性〕特攻攻撃〈オーバーチャージで特攻威力アップ〉】の効果を持つ。単体宝具なので基本威力が高く、特攻の倍率も高め。特攻対象である魔性には、ソウルイーターやバイコーンといった第五特異点初出のボスクラスエネミーが多い。サーヴァントでは、酒呑童子茨木童子巴御前虞美人謎のアルターエゴ・Λが該当している。


偉大なる者の腕(ヴィシュヌ・バージュー)編集

  • ランク:A
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:1~50(武器により変化)
  • 最大捕捉:500人

偉大なる者の腕


あらゆる神魔に対抗するため、聖人ヴィシュヴァーミトラにより授けられた数々の武器。

種別は様々であり、投擲武器のチャクラ、投槍シューラヴァタ、棍棒であるモーダギーとシカリー、シヴァ神の持つ三叉槍ピナーカなど圧倒的な数を誇る。何このラーマーヤナ版『王の財宝』。


神性が高ければ高いほどヴィシュヌに近いものとみなされ、持ち込む数が増え、セイバーにもかかわらず、アーチャーやランサーとしても活躍できる……流石インドはやること成すこと馬鹿でかい。


この宝具、当初は自身の幕間の物語『ヴィシュヌ神の試練』において封印が施されて使えなくなっているという衝撃の事情が発覚したため、ゲーム内では終ぞ見られる事は無いのかと思われたその矢先、第2部4章実装によるモーションリニューアルにて採用されている。良かったねラーマ君。


なお、この内訳に関して原典においては以下のようになっている。

  • チャクラアシュヴァッターマンの宝具、スダルシャナチャクラムと同一
  • モーダギーとシカリー:本来はカウモダキー(喜びを与えるもの)という名のヴィシュヌの棍棒。前者は恐らく脱字でモダキー(喜び)だけが残ってしまっており、後者は狩人の意味
  • ピナーカ:日本では誤訳のためかメガテンをはじめとして槍として広まっているが、シータの宝具として出ているシヴァの弓(ハラダヌ、ダヌーシュとも)のことであり、シヴァの槍として授かっているのはパールヴァティーの宝具であるトリシューラ
  • シューラバタ:不明。恐らくシューラ・バラ(ヴァラ)が正しい形ではある。直訳すると大槍

このほかに、剣のナンダカ、メイン武装であるヴィシュヌの黄金弓シャランガ(コダンダ、ブラフマダッタとも)、アルジュナ同様の各種アストラ(矢、弓を媒介にした攻撃魔術)を授かっている。


ゲーム上での性能編集

HPにやや傾いた耐久型。ATKはギリギリ10,000に届かないが、☆3フォウくん数枚注ぎ込めば余裕で突破できるため、そこまで攻撃力には困窮しない。カード配分は《Quick:1/Arts:2/Buster:2》とセイバークラスの定形となっている。NP効率も並程度であるため、クセの少ない性能をしている。


スキルは、スター集中率UP&クリティカル威力UPの「武の祝福(A)」、味方全体の攻撃力UPの「カリスマ(B)」、自身のHPを回復しつつ1回分のガッツ状態(HP0から復活)を3ターン付与する「離別の呪い(A)」と、綺麗にまとまっている。基本的に「カリスマ(B)」で味方をサポートしつつ「武の祝福(A)」で自身の攻撃性も底上げするというわかりやすい戦闘スタイル。特に「武の祝福(A)」は効果こそ1ターンのみだがクリティカル威力が100%up 更にCTも最短で4ターンと非常に優秀なスキルである。「離別の呪い(A)」のHP回復とガッツも保険として考えるとそれなりに優秀。これが2024年9月に実装されたスキル強化クエストによって「再縁の夢(EX)」に変化すると、CTが1短縮されるうえに即時的なスターとNPの獲得効果が追加されて、自身の強みがますます冴えるようになる。


宝具の効果は上述の通りである。チャージ100%時点で倍率1.5という強力な攻撃補正がかかるため、〔魔性特攻〕にハマった瞬間に相手の胴を輪切りに出来る。サーヴァント戦では該当者の少なさから活きる場面が少ないため、基本的にボス型エネミーとの戦闘で真価を発揮する。特にバイコーンやマハーナーガは、ランサークラスである事が多い事から有力なターゲットであり、一撃で真っ二つにしてしまえる。強化済みの単体宝具なので〔魔性特攻〕が入らなくともそこそこの威力は出る上に、自前で攻撃バフがかけれるので、ランサーやバーサーカーを落とすぐらいは容易だろう。


弱点は魔人アーチャー……またお前か。宝具とスキルの「神性」「騎乗」「セイバー」の三重特攻が効いてしまうため、蜂の巣にされてしまう。またアヴェンジャーの方には、神性は防御強化解除されてしまうのでマーリンなどで無敵回避をつけてもお構いなしにやられてしまうのでこちらにも注意(ガッツは剥がされないので追撃がなければ生き残れるかもしれないが)。こちらがセイバーを出す仮想敵のランサーで言えば、スカサハヴリトラがスキルで神性特攻をかけるため要注意だ。


最大限にラーマの性能を生かすには、やはり「武の祝福(A)」を活かすスター生産の手段を持つことがポイントになる。宝具解放にこだわりがないならば「2030年の欠片」等のスター発生系概念礼装、宝具も狙っていくなら初期NP獲得系がベターだろう。主力に据えるならスター生産力に秀でたサーヴァントが相方として有効である。また面白い運用としてシェイクスピアナイチンゲールマーリンなど、Buster性能UPのスキルを持つサーヴァントと組ませて攻撃性を高めるのも良い。


第2部4章実装時には、インド兄弟と共に戦闘グラフィックが刷新されている。

上記する第二宝具が追加された他、バトルモーションなどにも磨きがかかっている。


関連人物編集

生前編集

シータ

最愛の妻。攫われた彼女を取り戻すために戦いを繰り広げた。生前、そうでもしなければ民が納得しなかったとはいえ彼女を追放したことを酷く悔いており、その後生涯独身を貫いた。そしてサーヴァント化してなお、生前猿から受けた呪いが引き継がれているせいで同時に現界することができない身となっており、仮に同時に現界したとしてもどちらか一方しか相手を見ることができない。

なお『ちびちゅき!』においては呪い設定はどこへやら、終始2人でイチャイチャしまくっている


ヴィシュヌ

ヒンドゥー教における最高神と崇められる神。ラーマはこの神の化身とされている。

ただし、ラーマは単純にその転生体というのではなく、ヴィシュヌ神の分霊として放たれたものらしく、いわば上司と部下のような間柄の様子である(シータも幸福の女神・ラクシュミーの分霊)。


あくまでラーマが思い描くイメージを多分に反映しているらしく、枕元に神託を告げに来るたびにキャラも性格もブレブレだとか。ただ「すみやかにすこやかに」ある事を好むのは共通する。なお、ヴァールミーキ版『ラーマーヤナ』第七巻「ウッタラ・カーンダ」の結末において、ラーマは死後にヴィシュヌ本体と一体化する事によってシータとの再会を果たす。逆に言えば、ヴィシュヌと一つの存在に戻っていない本作でのラーマはこの方法ではシータと再会できない事になる。


ラクシュマナ

異母弟にして従者。国を追放された時にも着いてきてくれた。

彼もヴィシュヌの化身であり、その他2人の弟達も同様である。


ハヌマーン

ラーヴァナとの戦いでラーマに協力した、の神にして勇者。日本では某赤い通り魔の劣化品兼パチモンとして有名だが実際は物凄い神様である。因みに、ラーマの個別バレンタインイベントで貰えるお返しは「ハヌマーン印のバナナ(シータが描かれたシール付き)」……美味そうである。


ラーヴァナ

生前討伐した魔王(羅刹の王とも)。また、シータを誘拐した張本人でもある。

神々をも使役する強大な力を持っており、元々彼を倒すためにラーマは産まれた。


バーリ

生前敵対した猿の王。彼を騙し討ちにしたことで、妻から離別の呪いをかけられた。

インドラと猿の妃との間に産まれた息子であるため、アルジュナとは異母兄弟である。


Fate/Grand Order編集

藤丸立香

契約したマスター。自身の幕間では、マシュ共々試練の見届け役と助力を頼んだ。

正しく優しい心を持つ彼/彼女を友と認めており、会話の中で時折素が出ることも。


カルナ

同郷の英雄であり、メタ的に言えばカルナが死ぬことになった原因の1人と言えなくもない。彼のブラフマーストラは目からビームを放つ。揃いも揃って、インド人サーヴァントはなんなんだアンタら。第2部4章では、汎人類史側のサーヴァントとして共闘を果たしている。また、カルデアのラーマは、異聞帯においてカルナが得たとある形態の話を聞いた際には、ちょっと羨ましがっている。


アルジュナ

同郷の英雄で、本来ラーマは彼と同じアーチャークラス。英雄としての武勲は認めているが「妻を共有していた」という逸話についてはあまり快く思っていない。彼を導いた英雄クリシュナもヴィシュヌ神の化身であることからか、ラーマの幕間では試練の一人として立ち塞がることになる。


パールヴァティー

同郷の女神。インド神話におけるヴィシュヌと並ぶ最高神・シヴァの夫人でもある。

擬似サーヴァントとして現界しているため、人間の体に慣れるよう気を遣っている。


ガネーシャ

同郷の神で、第2部4章において共闘したサーヴァント同士。

カルデアでは「象」にして「像」でもあるあり方に困惑した。


アルジュナ・オルタ

同郷の英雄にして全ての神性を吸収した神であり、第2部4章において敵対した。

絶対神の域に達した彼を見て、あれと戦うなど無茶もいいところと驚愕している。


セタンタティアマト

シータが召喚されている異なる世界線におけるカルデアからやってきたサーヴァント達。

逆に自分が召喚されてないことを薄々察しつつ、彼女なら元気でやっていけると信じている。


アシュヴァッターマン

同郷の英雄で、第2部4章において敵対した。本来ラーマは彼と同じアーチャークラス。

彼の高い戦術眼を知るため、戦闘指揮を執ってもらっても面白いかもしれない、と語る。


ビーマ

同郷の英雄でアルジュナの次兄。自身と同じくハヌマーンと深い関わり合いがあることから、向こうからは親近感を感じられている。因みに名前&モチーフネタから、ビーマ実装時にはこちらを連想したマスターが多発したとか。そして2024年CBCにおいて公式がパロディ礼装を出している


シグルド

ラーマ同様に宝具の剣をぶん投げる系セイバー繋がり。宝具効果が単体特攻攻撃なのも共通。

また生真面目な性格、愛する女性に対して篤実だがその女性がいろいろと問題を抱えているなど、共通点が散見される。また、ラーマの強化クエストにおいて、オジマンディアスと共に登場した。


ペンテシレイア

同じく「未成熟な自分=全盛期」と定義している英霊同士。ただし「愛しい者を愛せたから」というラーマに対して、こちらは「男に色目を使われずに済むから」というのがある意味で対極的。


Fate/EXTRA編集

釈迦如来

ラーマと同じコサラ国(厳密にはコサラに属している小国)出身の王族にして、某巨大宗教の最重要人物。ヒンドゥー教では、彼もヴィシュヌの化身の1つとされており同じ化身繋がりでもある。


余談編集

見た目が子供っぽいのは当人も気にしていることなのだが、一部のマスター達からは「『Fateシリーズ』でも貴重なショタ枠サーヴァントぉぉッ!!」と言わんばかりに熱心なファンが付いていたりする。特にラーマについては、デザイン担当の輪くすさが氏の画風もあって秀麗な中性的美少年のため、一部で女装男の娘にされてしまうという想定外の被害も発生している(ちなみにヴィシュヌは男でありながらアイヤッパンと言う神様を身ごもってしまったことがある)。マシュ役の高橋李依氏からは、限定礼装「マッスルキャバリエ」で描かれた際にものすごい熱弁を奮われている


ラーマを演じる沢城みゆき氏は、これ以前に『Fate/Apocrypha』のモードレッド、更に『FGO』においてアルテミスナイチンゲール、アーケード版では妻のシータも演じているが、この中で男性キャラは今のところラーマのみとなっている。また、何の因果かアーチャークラスに縁が深い。


関連イラスト編集

バナナ好きラマシタFATE II

FGOログ薔薇色の瞳の英雄


関連タグ編集

Fate/GrandOrder セイバー(Fate) サーヴァント

インド インド神話 ラーマーヤナ  少年 勇者 


ラマシタ:愛する妻とのカップリングタグ。

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